方丈貴恵のレビュー一覧

  • アミュレット・ワンダーランド

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    危険で恐ろしくも、どこか愛嬌のある不思議な場所だ。(p.153)
    【アミュレット・ホテル】犯罪者御用達ホテル。事件発生時には被害者も加害者も証人も関係者全員犯罪者というあやふやさ。【桐生】ホテル専属探偵。元殺し屋。女性。【SinTube】犯罪者御用達の動画サイト。【ブラック・カイザー】ラウンジ&バー。ホテルの遺失物係も兼ねる。「落とし物合戦」が始まることも。【ユピテル】日本の犯罪組織と敵対しているイタリア系犯罪組織。アミュレットホテルで「殺し屋コンペ」を開催。ターゲットはフロント係の水田?【ボマー】敵対する組織の若者たちの結婚披露宴を利用してホテル乗っ取りを画策。【荒巻法香】特別な権限を持つ公証人。夫はDV用心棒。【千葉爺】今回のお気に入りキャラ。錠前破りのレジェンド。【パフェ】桐生が食べ損ねた。

    ■アミュレット・ホテルについての簡単な単語集

    【相羽】賭博王。ザ・セヴンの一員。50代男性。タキシードがデフォルト。
    【明石】犯罪業界でも評判が悪い。他の犯罪組織を襲撃して強奪することを繰り返している。金払いはとてもいい、というか、金にあかせて無理を通そうとする。本人は自宅核シェルターに引きこもっている。
    【アミュレット・ホテル】犯罪者御用達のホテル。別館は犯罪者である登録会員専用。全てスイートで全室に寝室以外にリビングルームや浴室が備えられている。その中でも10階以上は高層フロアと呼ばれグレードが高い。9階は女性フロアでエステティックサロンもある。会員は2つのルールさえ守ればどんなサービスも提供される。その2つとは「ホテルに損害を与えないこと」と「ホテル内で傷害・殺人事件を起こさないこと」。でも、守られないことも多く、そのときはホテル探偵が秘密裡に処理する。なんでも燃やせる超高温の焼却炉があり事件はなかったことになる。本館は一般客にも開放されており、ロビーにあるカフェの名前は「平穏無事」。
    【天羽】殺し屋。粗暴。細マッチョで馬鹿力。どんな窮地も筋力だけで切り抜ける。
    【荒巻】法香の夫。DV男で息子の条を傷だらけにした。条が救い出された後も法香は荒巻とともに暮らすことを選んだ。
    【荒巻法香:あらまきのりか】諸岡の元妻と再婚相手の間にできた娘。業界ナンバーワンの爆発物処理の腕前を持つ時本の実の娘。ルックスは若い頃の母とそっくり。「闇の公証人」と呼ばれ、犯罪界でも特別な権限を持つ。でも夫はDV用心棒で息子の条が被害を受けている。
    【アリア】瀬戸博貴の幼馴染。
    【和泉】ラウンジ&バー〈ブラック・カイザー〉のバーテン。関西弁。ピンクの髪。通称「イズミン」。落とし物からあれこれ推理するのが楽しみ。ホテル探偵に憧れている。らしい。
    【伊田】有名な殺し屋。記述では女性。東欧系の犯罪組織を1人で壊滅させたことがある。
    【ウーティス】覆面詐欺師。クライム・オブ・ザ・イヤー受賞者。鳥の形をしたペストマスクを被った犯罪業界のゆるキャラ。声は出さずスケッチブックに丸文字で筆談する。
    【海老名】用心棒。殺し屋。整った顔立ちに襲撃者も見惚れ、危機察知能力に優れており確実に依頼人を守り通す。狙撃手としての腕も一流。
    【エレボス】凄腕の殺し屋。
    【エンマ】〈ユピテル〉幹部の娘。組織が敵対しているアミュレットホテルで詐欺王陸奥の息子と結婚式を挙げる。ロミジュリ。
    【落とし物合戦】このホテルでは価値の高い落とし物も多く、小耳に挟んで自分が落としたと〈ブラック・カイザー〉の遺失物係に取りに来る連中が列をなす。
    【音丸】契約しているピアニスト。黒いこうもり傘のような雰囲気の老人。ショパンコンクール入賞者だが違法薬物に溺れていたことがある。専門の犯罪者ではない。〈ブラック・カイザー〉のグランドピアノを弾く。超絶技巧はますます冴えてきている。
    【笠居】武器密輸王。ザ・セヴンの一員。元は諸岡の組織の後継者だった。
    【樫野】〈ブラック・カイザー〉パティシエ。ドタキャンに弱い。
    【桂】道家と対立する国内最大級窃盗グループのトップ。年をとった女のようだ。
    【桐生】アミュレット・ホテルの探偵。語り手で主人公。道家に拾われドジな秘書をしていた。声優当てるなら緒方恵美さん?
    【日下部】殺し屋。45歳。毎回違う自作の武器を使う。左腕は義手。毒物も使う。
    【クライム・オブ・ザ・イヤー】その年の一番優秀な結果を残した犯罪者に贈られる賞。
    【ケルベロス】犯罪組織。ただし、末端の組織で窃盗などがメイン。
    【古都】ある事件の後、アミュレットホテルの広報担当職員になる。
    【五堂】大阪の宝石商。ストレンジラヴと取引するつもりの宝石を盗まれた。
    【殺し屋コンペ】
    【佐々木】自称情報屋の強請屋。ホテルの客だが信濃の部屋で絞殺されていた。
    【ザ・セヴン】犯罪業界の大物7人からなる。アミュレット・ホテルの出資者たちでもある。現在2人欠け5人しかいない。欠けた2人は肺がんで死んだ道家と強盗王米本。米本の組織は現在詐欺王が継いでいる。ザ・セヴンが集まる会議を「タイタン会議」と呼ぶ。
    【佐東】道家を裏切りエレボスに殺される。
    【真田】業界トップシェアの用心棒・戦闘員派遣組織「スキュラ」のボス。高級ブランドによるひと昔前のチンピラみたいなファッションが特徴。ジュニアは犯罪業界に向かなさそうな好青年っぽい。と見えてるだけの大物かもしれないけど。
    【信濃】詐欺グループ「エリス」のボス。ホテルのお得意様。
    【四ノ宮】闇の会計士。ザ・セヴンの一員。35歳と最年少。どの組織からも中立を保っている。裏の世界の銀行と言える。
    【神川:しんかわ】日本を代表する犯罪実業家。長身痩躯。犯罪者向け動画配信サービスやSNSを提供している。武闘派。
    【SinTube】犯罪者御用達の動画サイト。
    【杉川奇久:すぎかわきく】人気シンチューバー。生霊が出るとか泊まると必ず逮捕されるとかいわく付きの813号室で配信中に殺された。双子の兄の夜来(やらい)とともにいわゆる「怪盗」でもある。
    【ストレンジラヴ】国際的女優。宝石好き。それも「ルース」と呼ばれる天然非加熱もののみ。
    【瀬戸博貴】アリアの幼馴染。すごく童顔。スリなんかの組織「ケルベロス」の一員。腕はたいしたものではない。ある意味アミュレットホテルに挑戦することになった。
    【ソフィア・トゥオーノ】イタリア系犯罪組織〈ユピテル〉のボス。30歳くらいの女性。アミュレットホテルで殺し屋コンペを開催する。
    【田中と鈴木】本館警備員。元自衛官と元ネイビーシールズ。何か事件が発生したとき駆り出されることが多い優秀な人材だがサボリ癖あり。
    【谷】麻薬密売人。
    【千葉】錠前破りのレジェンド達人。老人でショーン・コネリーっぽい渋さ。いつも角部屋の812号室に泊まる。今は隠居して悠々自適。小説を書いたりもしているらしい。隣の部屋で動画配信していた杉川奇久が殺されたとき第1発見者になった。諸岡の命の恩人であり頭が上がらないらしい。声優当てるなら若山弦蔵さんはもういないので千葉繁さん?
    【出川】仕立屋。〈ババガヤ〉の常連。犯罪に使う衣装などを仕立てる。アミュレットホテルの制服などをデザインした奥さんを亡くしてから半年ほど酒浸りになっていた時期がある。
    【道家:どうけ】安楽椅子犯罪者。芸術的な犯行プランを立案するプランナー。依頼されて立案することも多い。金払いの悪いシブチンだった。
    【遠谷:とおや】アミュレット・ホテル従業員。ハウスキーパーを担当することが多い。30歳くらい。男性の可能性が高い。
    【時本:ときもと】諸岡の古くからの友人であり荒巻法香の父でもある。爆弾処理の専門家。
    【ドク】アミュレット・ホテルが専属契約している医師。金髪ボサボサ頭。不気味なくらいオールマイティで法医学にも造詣が深い。スタッフも本名は知らない。
    【土門】殺し屋。仕事中も音楽を聴いている。鋼鉄のワイヤーを忍ばせた黄色いイヤホンを使う。
    【成田】「ケルベロス」幹部。服部は「ウォンバット」とニックネームを付けた。泥棒だが根こそぎ持っていくのが特徴。
    【ニコラウス】泥棒。E・D・ホックの登場人物のように価値のないものでも依頼があれば盗み出すのだとか。正体不明。
    【野村】英国紳士風なのに態度が軽い。闇の人材派遣会社業界2位の〈カリブ〉社長。一番手は真田の〈スキュラ〉。
    【薄荷】ハッカー。
    【服部】本館(一般人向け)副支配人。三十代なかば。記憶力が優れており、特に人の顔は1度すれ違っただけでも記憶する。そのとき自分なりのあだ名を付ける。変装していても彼女を騙すことはできない。
    【ババヤガ】別館13階のバー。
    【秘密道具見本市】毎年9月に横浜で開かれるそうだ。
    【深川】窃盗グループ「プロメテウス」のナンバー・ツー。記述では女性。持ち主の知らないうちに美術品を偽物にすり替えてしまう手口を考案した。そのほとんどは気づかれない。
    【ブラック・カイザー】ラウンジ&バー。1階のいちばん奥になるので遺失物係も兼ねることになった。オリジナルメニューのほとんどに海外ミステリ由来の名前が付いている。ギムレット風味のスフレケーキ「マーロウ」とか、チョコレートケーキ「ルパン」とか、カクテルの「ホームズ」や「ポワロ」とか、サンドイッチの「エラリー」など。
    【平穏無事】本館のカフェ。
    【ホーソン】本館15階のフレンチレストラン。シェフや料理人たちのダイナミックかつ精緻な技術を間近で見られる。
    【ボマー】爆弾による脅しを諸岡にかけてきた。要求は「諸岡のすべてを奪う」こと。要するにホテルを奪うこと。
    【水田】アミュレット・ホテル従業員。銀縁眼鏡。フロント業務を担当することが多い。30代半ば。油断ならない危険な感じ。どうやら犯罪組織〈ユピテル〉で妹とともに「追跡者」という仕事に就いていたが妊娠を期に辞めようとした妹が当時のユピテルのボスだったエツィオ・トゥオーノと配下の2人に殺されたのでエツィオともう1人は殺した。そのせいでソフィアには恨まれていると思われる。
    【陸奥】詐欺王。ザ・セヴンの一員。穏健派。強盗王米本の組織の後継者。非暴力・無血でのミッション達成を旨とする。情報収集能力が高い。
    【陸奥の一人息子】父親が敵対しているイタリア系犯罪組織〈ユピテル〉幹部の娘エンマと、やはり〈ユピテル〉と敵対しているアミュレットホテルで結婚式を挙げる。ロミジュリ。
    【杜:もり】麻薬王。ザ・セヴンの一員。女性。絹のような白髪のショートヘア。60代。
    【諸岡】アミュレット・ホテルのオーナー。無駄なことが嫌い。カーネル・サンダースっぽい髭ということなので男性なのだろう。若い頃は国内全ての密輸取引に関わっていた犯罪実業家。
    【薬師寺】道家の弁護士。30代半ばくらい。金髪で見た目ホストっぽい。らしいので男性だろう。他の顔も持っている。
    【矢崎】〈ブラック・カイザー〉の配膳係&遺失物係の新人。でも本人的にはハウスキーパーが転職。
    【大和:やまと】地面師。抜群のプロポーションで見た目は深窓のお嬢様。詐欺王の地位と権力を狙っている。
    【山吹】犯罪組織「エキドナ」のトップである土井を傀儡にしている実質的なトップ。ファッション突然変異体。瀬戸博貴の属する「ケルベロス」は「エキドナ」の下部組織。
    【ユピテル】イタリア系犯罪組織。諸岡たちとは敵対関係にある。ボスはソフィア・トゥオーノ。
    【レッド】殺し屋。イギリス出身。小柄。
    【ワン】東南アジア系マフィアのボス。49歳。美食家で丸々としている。引退する前は殺し屋でナイフが得意。〈ユピテル〉のボスとは義姉弟。

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    2026年10月02日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    5人の人気作家が描く警察小説アンソロジー。

    短編集だが、「メゾン・イニシェの怪」と「コールバック」は、少し長めだった。

    本格的な推理小説の味わいがあったのは、芦沢央の「コールバック」
    息子のいじめで悩む夫婦から相談を受けた元警察官の探偵が調査に乗り出すが、不審な男の登場で意外な方向へ物語が展開していく。
    男は、過去に子どもを失い、妻は自死していたが、その要因となったいたずら電話の相手に恨みを持っていた。
    この男と相談者の息子との接点が見えてくる過程、クライマックスとなる結末は読み応えがあった。

    「メゾン・イニシェの怪」は、心霊ルポライターと警察官の二足のわらじを履いた生駒と専門知識を持つ特別捜査官の八条が古いマンションで起きたオカルトめいた事件を解明していく。  

    「家につく猫」では、捜査資料を隣県の署に届けた二人の刑事が帰りに立ち寄ったコンビニで挙動不審な老人を見かけたことに端を発し、車のパンク修理で、老人宅でジャッキを借りることになる。刑事の一人は、その老人宅の家族の様子がおかしいことに気付く。

    「プライドの隙間」では、警察署内で若い警察官が拳銃自殺、その拳銃が盗まれる。事実が明らかになるにつれ、署内でのパワハラや隠蔽体質など闇の部分が炙り出されてくる。

    奇をてらうあまり、あり得ないような展開になり、かえって、興味が失せる作品もあった。

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    2026年09月27日
  • 盾と矛

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    うーん、急いで読みすぎたか。なんだか誰が語り手なのか途中混乱してしまい楽しめず。
    草津と霧島はまぁいいコンビなんだけど、天敵の氷見が最後にねー、なんでこうなるんだか。
    ミステリーにハッピーな結末を求めすぎるのがダメなんだ、とは思うけど、あきらかに大切な情報を隠して書いてるでしょう、と読者に思わせたら負けなんじゃないの?村の設定が無理すぎて、田舎を馬鹿にしてないか?とか。私には合わなかったな。

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    2026年09月25日
  • これが最後の仕事になる

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    「これが最後の仕事になる」
    共通の一文からいろんな作品が読めるとは!
    短編集は初めてで、いろんな作家さんの作品が読めるのは新鮮だった。
    初めて読む作家さんで気になる方もいて、読書の幅が広がるなと思った。

    個人的に面白かった作品
    『電子の赤紙』/三上幸四郎
    『声』/岸田奈美
    『まだ間に合うよ』/金子玲介
    『時効』/米澤穂信
    『あの人は誰』/麻見和史

    衝撃的だった作品
    『【従業員が告発!】ペットショップという名の地獄』/真梨幸子

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    2026年09月23日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説は「教場」等に代表される様にページ数を使ってこその醍醐味と思うが、本企画は短編それぞれにそのエッセンスが上手く発揮されていて楽しめた。
    収録5編の内、一番ページ数多い「コールバック」はストーリー発端のいじめ問題が曖昧のまま終了なのがどうにもスッキリしない。

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    2026年09月22日
  • 盾と矛

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    安楽椅子探偵草津と助手霧島。密室だったり割とオーソドックスな殺人事件を二人で解決、というそれだけだと普通の本格ミステリなんですが、二人の旧友ヒミコが「必ず無罪にする仕事人」として立ちはだかる。お互いに証拠品の捏造とかありありで戦うのがちょっと面白い。
    けど、話数からしてしょうがないんだけど「必ず無罪にする」ところが見られないからヒミコの凄さがそんなには伝わらないのが残念なところではある。ページ数的にはなかなかのボリュームのある一冊なんだけど、二人のそれまでとか背景を描き切るにはそれでも足りなかった印象。だから最終話の彼女の選択とかがどれだけの凄さなのか頭ではわかっていても感覚的にもう一つピンとこない。
    面白いんだけどもっと伸びしろがあったようにも思いました。

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    2026年09月20日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    警察官や元警察官を主人公にしたアンソロジー。

    米澤穂信「お見通し」
    安楽椅子探偵物のエッセンスが効いたとても短い小説。

    方丈貴恵「メゾン・イニシエの怪」
    著者の小説はアミュレットホテル以来になるが、都度、特殊な場面設定を作っての謎解きが特徴。

    荒木あかね「プライドの隙間」
    得意のクローズドサークル。今回は警察署内。
    警察官の拳銃自殺の原因と拳銃の捜索が並行して進んでゆく。

    松嶋智左「家につく猫」
    初読の作家さん。
    面白そうな出だしだったが失速してしまった。
    長編を読んでみたい。

    芦沢 央「コールバック」
    こちらも初読の作家さん。
    5作の中では最も面白かった。謎の人物の登場から一気にラストまで突き進むスピード感がいい。読後に余韻を残す秀作だと思う。
    ぜひほかの小説も読んでみたい。

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    2026年09月20日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    テーマが決まっており、短編なので読みやすかったです。個人的には米澤さんの内容が一緒に考察できた感じがして好きでした。

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    2026年09月20日
  • アミュレット・ワンダーランド

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    ネタバレ

    犯罪者専門ホテル・アミュレットホテル再び。
    エピソード1:ドゥ・ノット・ディスターブ
    本館で起きた宝石の盗難事件を解決したホテル探偵・桐生が別館に戻ると殺人事件が発生していた。ホテルの客室内で動画を配信中の青年が殺されたという…。
    エピソード2:落とし物合戦
    遺失物として届けられた紙袋。落とし物の特徴を正しく言い当てられた者のみが落とし主として認められるが、次々と名乗りを上げる者が現れて…。
    エピソード3:ようこそ殺し屋コンペへ
    アミュレットホテルが殺し屋コンペの会場にされ、フロントスタッフの水田がターゲットにされたと情報が入る。ホテルで行われる殺人を防ぐことはできるのか…。
    エピソード4:ボマーの殺人
    「詐欺王」の息子と敵対組織の幹部の娘との結婚式の最中に爆発物を仕掛けたとオーナーに電話が入る。犯人が要求したのは「アミュレットホテル」だった…。

    ホテル内での殺人は御法度の犯罪者専門ホテルと、ホテル専属探偵のシリーズ第二弾。今回もホテル探偵・桐生の推理が冴える。
    落とし物合戦が平和で好き。唯一誰も死なないし、コミカルな感じで読後感もいい。

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    2026年09月08日
  • 盾と矛

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    「絶対に逃さない探偵」と「必ず無罪にする仕事人」の対決…という小説。でも、想像したよりもこの仕事人である、ヒミコの存在は主ではなかったな。もちろん大事な要素だったけれど、ちょっと想像とは違いました。

    3つの事件のエピソードが書かれた短編集。いつもの方丈作品らしい、二転三転する展開が今回は控えめだったかな、という印象。読みやすかったです。
    主人公の1人である、霧島のフィリピンでのエピソードも気になります。これは続編があるのか、無いのか??

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    2026年09月07日
  • アミュレット・ホテル

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    犯罪者御用達ホテルというとても面白そうな設定に、期待をしすぎてしまったかもしれない。
    面白いんだけど、途中から、ホテル利用者へどんなサービスでも提供するという設定が活かされた話ではなくなっている。そしてみんなあまり犯罪者っぽくない。

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    2026年09月06日
  • 盾と矛

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    ネタバレ

    ※
    知担当、車椅子の探偵と暴担当の実働助手。
    さらには、二人に深い影響を刻んだかつての
    同級生が絡んで、事件と推理が行き来する。

    見せられていた事件と探偵活動の全てを、
    彼らの始まりに繋げていく流れは読みごたえ
    ありました。

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    2026年09月05日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    SL 2026.8.30-2026.9.1
    5人の作家による警察ミステリのアンソロジー。
    米澤穂信「お見通し」は、葛警部のシリーズ。とても短いけどよくできてる。
    荒木あかね「プライドの隙間」もよかった。
    芦沢央「コールバック」真相が分かってもやるせなさしか残らない。なんとも辛い。

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    2026年09月01日
  • 盾と矛

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    安楽椅子探偵の草津は、「絶対に逃さない探偵」であり、その助手の霧島は現場調査をする。
    彼らは旧友であり、事件を隠蔽・捏造して犯人を逃す「必ず無罪にする仕事人」氷見朱鳥(ヒミコ)もかつての旧友であった。

    名探偵と仕事人のバトルが、第一章から繋がっていることに気づくのは終盤であり、そのときにはヒミコの最悪の結末を知った時だった。

    望まぬ犯罪に手を染めてしまった人を一人でも多く救いたかったのは、その村の古いしきたりのせいでヒミコ自身が理不尽な経験をしたからかもしれない。

    中盤までの頭脳バトルと後半からの流れに上手く気持ちがついていかなかった。



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    2026年08月31日
  • 盾と矛

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    最初、盾と鉾は、幼なじみの霧島と草津の事かと思ったら、すぐにもう一人の幼なじみの氷見と草津のことだと書かれていた。
    が、やっぱり読み終わって、霧島と草津の方がしっくりきた。

    設定も面白いが、ちょっと事件が強引だったり、なんとなく集中できない推理小説で、正直うーん。と思ったが、最後、これ1冊を総じて見た時に成る程と思った。

    でも、やっぱり物足りないかな。
    草津が氷見に執着する理由として、まだ足りない気がする。

    そして、そんな終わり方は、彼女からすれば爪が甘いような。

    続きがあったら、まぁ、読んでもいいかなーってところでした。

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    2026年08月31日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    ミステリー小説が好きだが、犯人を追う警察視点の話しは読んだことがなかった。書店で警察小説アンソロジーの副題を見つけてすぐに購入。誰か犯人なのかを推理しながら読み進めるのが楽しかった。

    方丈貴恵さんのオカルト大好き刑事のキャラクターは好きだけど、15年前の事件現場に戻れる怪異を簡単に信じてしまう殺人犯はさすがにいないだろうと思ってしまった。

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    2026年08月27日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    それぞれの話は面白いけど、
    結構殺人が多いから、一気読みはしんどい。
    それぞれの刑事のキャラを掴むのも
    気力がいるかも

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    2026年08月25日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    それぞれ面白さが違って、個人的には米澤穂信さんと荒木あかねさんの話が好みだった。他にも警察小説アンソロジーがあるので、知らない作家さんの話を読んでみたい。荒木さんは初めてなので彼女の小説を探します。

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    2026年08月18日
  • 裏切りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察ミステリーといっても、切り口を変えるだけで全然違う物語になる。
    行きつけの店で事件を推理する二人の刑事、オカルト好きの警視、巡査長の拳銃自殺、帰署中のトラブル、元警官の探偵…などストーリーは多岐にわたる。
    どれも面白いけど『プライドの隙間』のテーマと真相がわりと好きだった。

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    2026年08月17日
  • 盾と矛

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    ミステリーの新たなジャンルを楽しめる小説。

    「絶対に罪を逃さない探偵」VS「必ず無罪にする仕事人」の旧友との推理合戦が繰り広がられる小説。

    3つの事件を通して二人が色々な仕掛けを用意し犯人を追い詰めたり、無罪に導いたりと忙しい感じがありますが、いつもと違う推理合戦にハマってしまう要素があります。

    人は何か追う目標などがあると強いのかとも感じました。
    今までにない推理合戦を楽しみたい人にはおすすめです。

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    2026年08月16日