あらすじ
噂の犯罪者御用達ホテル、それがアミュレット・ホテルだ。2つのルールさえ守れば、どんな違法なサービスも受けられるし、警察の介入も一切ない。しかし、そのルールが破られたときはホテル探偵が犯人を追い詰める! ホテルの部屋で生配信中に殺されたSinTuber、バーの落とし物を巡る奪い合い、バトル・ロワイヤルが開催される殺し屋コンペ、爆弾魔ボマーとの対決……前作より大きくスケールアップしたエンタメ度MAX本格ミステリ。
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Posted by ブクログ
前回よりもホテル探偵の推理力上がってませんか⁈と感じた本作。
謎が提示されるとすぐに解いてしまうところがすごい。
新しい仲間も増えて、次作も楽しみ。
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「犯罪者達の楽園」と称されるアミュレットホテルはホテルで起きる四つの事件を専属のホテル探偵が解決する本格ミステリーで、ライブ配信の最中の殺人、落とし物争奪戦、殺し屋コンペ、爆弾魔との心理戦というどれも一筋縄では行かないものばかりで読み応え抜群で、間違いなく前作よりグレードアップしていた。
Posted by ブクログ
プロローグ
その時は突然やってきた!
すれ違いざま、とてつもない恍惚感に包まれた
それと同時に既視感が押し寄せてくる
とても心地よい既視感だ
そう、彼女が戻ってきてくれた
しかもとびっきりのキュートになって
本章
『アミュレット・ワンダーランド』★5
やっぱりミステリー小説は、肌に合うなと
再認識させてるれる本書
しかも特殊設定という点も魅力的だ
“必ず”事件は、アミュレットホテル別館で
起きるからだ
そして、ホテル探偵である、桐生の推理は
圧巻でもあり魅力的だ
ホテル内、閉ざされた空間
ダイハード的な設定は大歓迎
これからも追い続けよう
そう誓った!
エピローグ
摩天楼に沈みゆく夕日は、2人の影を
そっと並べていた
2度目のたまゆらの恋も終幕に近づこうとしている
三たびのお付き合いもあるのかなと
想いを馳せていると
夕日はビルの影にすっかり隠れてしまった
それと同時に彼女は私の元から去ってしまった
そこに残されたものは、僅かな彼女の残り香と
右手に残された本の重みだった
完
Posted by ブクログ
アミュレットホテルの続編。
犯罪者御用達という一風変わったホテルで次々と起こる事件を、ホテル探偵が鮮やかな推理で解き明かしていく展開は見事。その洞察力の鋭さと、わずかな違和感を逃さない観察眼がすごい。
Posted by ブクログ
前作に引き続き、今作もとても面白かったです。犯罪者御用達のアミュレットホテル。
前作は、叙述トリックであっと驚く内容が多かったのですが、今回は息つく暇のない展開の速さや、先の読めない展開でとても面白かったです。
新しい登場人物も出てきて、個人的には矢崎君と遠谷君を応援してました笑
プロフェッショナル達ばかりの中に、彼らのような巻き込まれ組がいることで、ちょっと笑えたり身近に感じたりできてほっこりしました。
前作から気になっていた水田さんの悲しい過去とハイスペックな能力が知れて、よりファンになりました!
願わくば、定期的に新作が読みたいな〜
Posted by ブクログ
今回も文句なしに面白かった!
犯罪者専用ホテルという設定がブレなく面白く、新しい登場人物が出てきてもスルスル読み進められる。
相変わらず桐生さんカッコいい!
◯◯フリックスで、韓国でぜひ映像化して欲しい〜
Posted by ブクログ
アミュレットホテルシリーズ2作目。
1作目よりこちらの方が面白い!よりキャラが活かされている感じがした。
「落とし物合戦」が特に好き。犯罪者専用ホテルとなると争奪戦になるのかぁ。落とし物を届けた理由もいい!
犯罪者御用達のホテル、守るルールは2つだけ「ホテルに損害を与えない」「ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない」
守られているのは誰?
「殺し屋コンペ」、「ボマーの殺人」を読むと、外は弱肉強食の世界だと改めて思い知らされる。
今回の装画も挿絵も可愛い。
特に最後のページの桐生さん。パフェ気になるよね(笑)
Posted by ブクログ
どの話も捻りが効いていて面白かった。
犯罪者専用ホテルで巻き起こる事件は、一筋縄ではいかないものばかり。
だけど、ホテル探偵の桐生やフロント係の水田、変人医師のドクなど、精鋭達の手腕によって今日もホテルの治安は守られる。
個人的にEpisode3が好きだな。
オチも完璧だった。
Posted by ブクログ
犯罪者御用達〈アミュレット・ホテル〉ホテルの掟を破った犯罪者は誰だ #アミュレット・ワンダーランド
■あらすじ
犯罪者にとって天国な〈アミュレット・ホテル〉、ここは警察が一切介入せず必要な銃や情報も手に入れられる。ただし鉄の掟があり、ホテルへの迷惑行為やホテル内での傷害や殺人はご法度。しかし度々この規律が侵されてしまうのだ…
■きっと読みたくなるレビュー
待ってました! 犯罪者御用達の〈アミュレット・ホテル〉の第二弾。
まず装画が大好きなんですよね~、キュートさと狂気さが混在しているイラストが素敵すぎる。ワニ町シリーズのイラストも描いてる松島由林さんですね、前作と一緒に並べて本棚に飾らせてもらっています。
方丈先生は本格モノ書かせたらいまや日本のトップレベル。緻密な謎解きだけでなく、トリック自体の発想が豊潤だし、謎の切り口もバラエティーに富んでてスゴイ。
さらに本シリーズは外連味たっぷりなキャラ、ストーリーだから、本格ミステリーにも関わらず誰でも気軽に読めるんですよ。内容自体は相変わらずの狂いっぷり抜群で楽しいし、前作よりも犯罪もスケールアップ、新しくもなってるってのがイイ!
プロットとトリックの密度の濃さがとにかくすごいのよ、まるで濃厚チーズケーキをいただいてるみたいな満足感。〈アミュレット・ホテル〉シリーズ、ミステリーファンは読み逃せませんよ!
■各短編の簡単レビュー
〇ドゥ・ノット・ディスターブ
ホテルの部屋で配信中の犯罪ユーチューバーが殺される、双子の兄弟に容疑がかかり…
本作以外もそうなんですが、短編にも関わらずギミックを複数いれてくる。謎解きの密度が濃いよなー。終盤、思った以上に派手なるところが好き。
〇落とし物合戦
ホテルのバーで落とし物が発見される、中身はぬいぐるみと宝石という奇妙な組み合わせだった。誰が落としたものなのか、そして中身の理由は…
画変わりせず、議論が多い作品ですが、これがなかなか面白い。なんたって謎が魅力あり過ぎ。中身の意味が全くわからないし、落とし物を取りに来る人達のやり取りも不思議でならないという。ずっーと頭に???が付いて回るんですが、解法のくだりは唸りましたね。なるほどなー
〇ようこそ殺し屋コンペへ
ホテルで殺し屋を雇うためのコンペが開催されてしまう! 敷地内で掟は破られ、殺し屋同士の争いに発展し…
読み口がライトだから忘れがちなんですが、〈アミュレット・ホテル〉シリーズは犯罪者たちが主人公だったりもする。良く考えると怖いよね、うんうん。
謎解きは目から鱗だなー、先生は数学的な思考力の強みがエグイすよね。『孤島の来訪者』の謎解き部分が大好きなんだけど、本作でも同じような魅力を感じました。
〇ボマーの殺人
ホテルでの結婚披露宴の最中、爆弾を仕掛けたとの脅迫があった。犯人の要求はとんでもないもので…
ラストは派手な作品、犯罪者たちの躍動っぷりがハンパねぇ。サスペンスフルで一気読みですね。解除コードのくだり、これ分かったらさすがに変態だと思った。
■ぜっさん推しポイント
登場人物がキャラ強めな奴ばっかりでキュートなんです。探偵、オーナー、ホテルの従業員をはじめ、出てくる犯罪者たちすらも。
本作は連作短編ですし、ぜひ連続ドラマで見てみたい! 立派なホテルも画になるし、きっと俳優さんも芝居のやりがいがあると思うの! 勝手に楽しみにしてますっ
Posted by ブクログ
このシリーズ安定して面白いし、ミステリとしては短編集ながらその中で面白さを描いてなかなかいいよね。特に最初の「ドゥノットディスプター」における双子に関するロジックなんかめっちゃ好き。
2986冊
今年214冊目
Posted by ブクログ
久しぶりのミステリ
謎を鮮やかに解いいく桐生はカッコいいが、事件が発生すのも解決するのもジェットコースターのようなスピードで小説として読むには慌ただしく感じた
Posted by ブクログ
個人的には前作よりも謎解き具合がパワーアップしたように感じました!
特に面白かったのは夜来三兄弟のおはなし。
なんとなく双子じゃなくてもう1人いる…?とは思いましたが、どんな経緯で事件が引き起こされてどういうトリックなのか全然予想ができなくてとても楽しませていただきました!
次はこのホテルにどんなお客様がいらっしゃるのでしょうか…。
いろんな職種のスタッフさんが出てきましたが、まだ他にも登場するのかなと期待してしまいます。
Posted by ブクログ
前作『アミュレット・ホテル』と比して更に進化したように思われ、非常に面白かった。
ぜひまた続編を読みたいところ。
方丈貴恵の他の作品もそうだが、読みながら最後まで推理を楽しませてくれる。
最後は10桁の暗証番号まで推理で的中させてしまうとは。
本格ミステリ好きには、満足いく作品だと思う。
Posted by ブクログ
犯罪者専用のホテル「アミュレットホテル」を舞台にした謎解き第2弾!
犯罪者達が集まるからには秩序を保つのも一苦労なわけで、、、守らなきゃいけないルールが二つ。
一.ホテルに損害を与えない。
二.ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない。
たとえルールを犯す凄腕の犯罪者がいたとしても専属のホテル探偵桐生が事件の真相を解き明かす。
今回は前回ほどおぉー!っと思う事件ではなかったが、水田や諸岡の過去が垣間見れたのがよかった。
事件を作るために仕方ないのかもしれないが、アミュレットホテルの盤石っぷりが薄れてきている気がする。
そして、1部の犯罪者たちと仲間みたいな関係ができているのも気になる。
三冊目はどんな流れになるのやら。これ以上だとドクや主要メンバーの裏切りや、ホテルの崩壊にならないか心配だ。
Posted by ブクログ
アミュレットホテルシリーズの中編集。今回もお馴染みの桐生さんが大活躍する。前回よりかなり大掛かりで内容も込み入ってて面白いが、私は前回のこじんまりした感じが好きかも。
Posted by ブクログ
【収録作品】
ドゥ・ノット・ディスターブ
落とし物合戦
ようこそ殺し屋コンペへ
ボマーの殺人
息つく暇もなさそうな過酷な職場で、関係したいとは全く思えない。でも、ホテル探偵の桐生の優秀さには安心できる。
面白いのだけれども、ホテルやオーナーをターゲットにするような派手なものよりも、客の問題のほうが読みたい。
Posted by ブクログ
2025年。犯罪者御用達ホテルの続編。
「ドゥ・ノット・ディスターブ」
「落とし物合戦」落とし物。高価ならば自分のものだと列をなす。なのでホテル側は特徴を言わせる。
「ようこそ殺し屋コンペへ」ホテルで殺し屋コンペが開かれた。それはホテル的には違法。ホテル的にも合法でコンペで優勝した男の話。
「ボマーの殺人」イタリアマフィアの息子と日本犯罪者の娘の結婚式が行われているホテルに爆弾がしかけられた。
Posted by ブクログ
会員資格を有する犯罪者しか立ち入れないアミュレット•ホテル別館。そこは司直の手が及ばない犯罪者たちの楽園だ。利用客は対価さえ支払えばどんなサービスでも受けられる。ただし守らなければならないルールは2つ。1.ホテルに損害を与えない。2.ホテルの敷地内で傷害•殺人事件を起こさない。
ホテル内で事件が起きた際は、ホテル探偵•桐生に調査が一任される。
〈アミュレット・ホテル〉シリーズ第二弾。探偵の桐生、オーナーの諸岡、フロントの水田が前作に引き続き登場。単なる殺人事件に終始せず、趣向を凝らした事件にハードボイルドでロジカルなホテル探偵が対峙する。ひねりの効いたプロットなので読みやすくはないが、前作が気に入った方にはオススメ。緊張を緩和する松島由林さんの装画が、ノワールでコミカルな作品世界にマッチしていて良い感じ。
◆ドゥ•ノット•ディスターブ
ホテルの部屋でライブ配信中に殺された動画配信者。部屋には「DO NOT DISTURB」の札がかけられていた…
かなり入り組んだ構造で、ついていくのに必死。
◆落とし物合戦
落とし物が届けられたという噂が広まると、落とし主以外の人物が次々と「自分のもの」と主張して引き取りに来る“落とし物合戦”。犯罪者が集うホテルという特殊性を活した設定が面白い。靴下に入ったカモノハシのぬいぐるみとブレスレットという珍妙な組み合わせの落とし物にもそそられる。自称「落とし主」対「遺失物係」の駆け引きが読みどころ。
◆ようこそ殺し屋コンペへ
犯罪組織から暗殺指令が下され、誰が一番乗りでターゲットを仕留めるかを競う殺し屋コンペ。コンペの舞台に巻き込まれたアミュレット•ホテル。
多くの殺し屋が登場してバトロワの様相を呈するが、謎解きは至ってシンプル。ラストひと捻りが、らしくて良い。
◆ボマーの殺人
結婚式の最中、爆弾魔ボマーに時限爆弾を仕掛けられたホテル。タイムリミットが迫る中、解除コードを見つけられるか…
1〜3話で出てきたキーパーソンが総動員で、トリを飾るに相応しい内容。10桁コードの真相には、開いた口が塞がらなかったけど(°▽°)
〈アミュレット・ホテル〉シリーズ
1.アミュレット•ホテル
2.アミュレット•ワンダーランド
Posted by ブクログ
アミュレット・ホテルの続編。前作が小ヒットしたのもあり、売れ路線を狙ったか?本格度は前作より下がり、その代わりにエンタメ度がアップ。
竜泉家シリーズはあまりキャラクターに愛着はないが、こちらのハードボイルド風なのに理知的なホテル探偵が格好良くて好きだ
ドゥノット・ディスターブ
生配信中に背後から刺された双子の片割れ。衆人環視の密室と鉄壁のアリバイだが実は〜のネタでズッコケ。ポイントは袖の内側に隠した両手から紐解かれるロジック。
落とし物合戦
遺失物管理を担当しているラウンジ&バー『ブラック・カイザー』には高価なブレスレットと靴下の中に入ったぬいぐるみが届けられた。申し出た3人の中の誰が真の落とし主なのかを当てるフーダニット。その裏には正体不明の大泥棒・ニコラウスの影。舞台設定と謎のアンバランスさが愛らしく、著者らしく実にロジカルに解決されていく。犯罪者の楽園なのに従業員はほのぼのしてていいな。
ようこそ殺し屋コンペへ
イタリアのマフィアの開催する殺し屋コンペにより、5人の刺客がアミュレット・ホテルの従業員・水田に襲いかかる。著者初のガン・アクション。方丈先生の端正な本格マインドを評価している身としては、あまりそっちには行ってほしくはないなと思いながら読んでいたが、推理を武器にするホテル探偵によるフーダニットに落ち着き安心。これは法月綸太郎へのオマージュ的なやつですか??
"ホテルのルールに守られているのは、宿泊客のほうなのだ"
なるほどねぇ…
ボマーの殺人
アミュレット・ホテルを乗っ取ろうとする爆弾魔が最上階に出現。無数の容疑者から犯人を特定する鮮やかなロジックはいつも通りながら、49個の爆弾の中にたった一つ紛れ込んだ解除コードを探す力技とやや強引な10桁コードの推理もおまけつき。ホテル探偵による容赦ない拷問シーンがぜひ見たかったなあ(笑)
以上4編。『落とし物合戦』と『ようこそ殺し屋コンペへ』が特に面白かった。短編なので、事件の動機となるドラマや人間背景が薄っぺらく見えるのは仕方がない。ので続編は長編でどうですか(^^)
Posted by ブクログ
Do not disturb
「よきこときく」といえば犬神家の一族
落とし物合戦
意外な人がニコラウス(サンタクロースみたいな仕事をする)
ようこそ殺し屋コンペへ
水田さんの過去が明らかに
そして久々のかつての仕事に向かう
ボマーの殺人
今度は諸岡オーナーの因縁の女性が登場。
54桁目って言われても普通わからないよね
Posted by ブクログ
落とし物合戦が1番面白かったかなぁ。
最初のお話は双子が三つ子トリックですか…。
少し好きじゃないトリックでした。
小説というよりか、ラノベ寄りな読みやすい本だと思います。
Posted by ブクログ
前回作に引き続き犯罪者御用達のホテル内で起こる事件をホテル探偵である桐生が解決に導く話。
前作と比べて謎解きの難易度は若干上がってるように感じた。
どのお話も面白かったけど個人的には落とし物合戦が1番好き。ド派手な殺人事件とかじゃなくて日常の中にある謎、といった雰囲気で好み。和泉さんと矢崎君とで一生懸命推理してるところが微笑ましかった。
方丈さんの次の作品が楽しみ。