あらすじ
噂の犯罪者御用達ホテル、それがアミュレット・ホテルだ。2つのルールさえ守れば、どんな違法なサービスも受けられるし、警察の介入も一切ない。しかし、そのルールが破られたときはホテル探偵が犯人を追い詰める! ホテルの部屋で生配信中に殺されたSinTuber、バーの落とし物を巡る奪い合い、バトル・ロワイヤルが開催される殺し屋コンペ、爆弾魔ボマーとの対決……前作より大きくスケールアップしたエンタメ度MAX本格ミステリ。
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Posted by ブクログ
アミュレットホテルシリーズ2作目。
1作目よりこちらの方が面白い!よりキャラが活かされている感じがした。
「落とし物合戦」が特に好き。犯罪者専用ホテルとなると争奪戦になるのかぁ。落とし物を届けた理由もいい!
犯罪者御用達のホテル、守るルールは2つだけ「ホテルに損害を与えない」「ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない」
守られているのは誰?
「殺し屋コンペ」、「ボマーの殺人」を読むと、外は弱肉強食の世界だと改めて思い知らされる。
今回の装画も挿絵も可愛い。
特に最後のページの桐生さん。パフェ気になるよね(笑)
Posted by ブクログ
個人的には前作よりも謎解き具合がパワーアップしたように感じました!
特に面白かったのは夜来三兄弟のおはなし。
なんとなく双子じゃなくてもう1人いる…?とは思いましたが、どんな経緯で事件が引き起こされてどういうトリックなのか全然予想ができなくてとても楽しませていただきました!
次はこのホテルにどんなお客様がいらっしゃるのでしょうか…。
いろんな職種のスタッフさんが出てきましたが、まだ他にも登場するのかなと期待してしまいます。
Posted by ブクログ
【収録作品】
ドゥ・ノット・ディスターブ
落とし物合戦
ようこそ殺し屋コンペへ
ボマーの殺人
息つく暇もなさそうな過酷な職場で、関係したいとは全く思えない。でも、ホテル探偵の桐生の優秀さには安心できる。
面白いのだけれども、ホテルやオーナーをターゲットにするような派手なものよりも、客の問題のほうが読みたい。
Posted by ブクログ
2025年。犯罪者御用達ホテルの続編。
「ドゥ・ノット・ディスターブ」
「落とし物合戦」落とし物。高価ならば自分のものだと列をなす。なのでホテル側は特徴を言わせる。
「ようこそ殺し屋コンペへ」ホテルで殺し屋コンペが開かれた。それはホテル的には違法。ホテル的にも合法でコンペで優勝した男の話。
「ボマーの殺人」イタリアマフィアの息子と日本犯罪者の娘の結婚式が行われているホテルに爆弾がしかけられた。
Posted by ブクログ
アミュレット・ホテルの続編。前作が小ヒットしたのもあり、売れ路線を狙ったか?本格度は前作より下がり、その代わりにエンタメ度がアップ。
竜泉家シリーズはあまりキャラクターに愛着はないが、こちらのハードボイルド風なのに理知的なホテル探偵が格好良くて好きだ
ドゥノット・ディスターブ
生配信中に背後から刺された双子の片割れ。衆人環視の密室と鉄壁のアリバイだが実は〜のネタでズッコケ。ポイントは袖の内側に隠した両手から紐解かれるロジック。
落とし物合戦
遺失物管理を担当しているラウンジ&バー『ブラック・カイザー』には高価なブレスレットと靴下の中に入ったぬいぐるみが届けられた。申し出た3人の中の誰が真の落とし主なのかを当てるフーダニット。その裏には正体不明の大泥棒・ニコラウスの影。舞台設定と謎のアンバランスさが愛らしく、著者らしく実にロジカルに解決されていく。犯罪者の楽園なのに従業員はほのぼのしてていいな。
ようこそ殺し屋コンペへ
イタリアのマフィアの開催する殺し屋コンペにより、5人の刺客がアミュレット・ホテルの従業員・水田に襲いかかる。著者初のガン・アクション。方丈先生の端正な本格マインドを評価している身としては、あまりそっちには行ってほしくはないなと思いながら読んでいたが、推理を武器にするホテル探偵によるフーダニットに落ち着き安心。これは法月綸太郎へのオマージュ的なやつですか??
"ホテルのルールに守られているのは、宿泊客のほうなのだ"
なるほどねぇ…
ボマーの殺人
アミュレット・ホテルを乗っ取ろうとする爆弾魔が最上階に出現。無数の容疑者から犯人を特定する鮮やかなロジックはいつも通りながら、49個の爆弾の中にたった一つ紛れ込んだ解除コードを探す力技とやや強引な10桁コードの推理もおまけつき。ホテル探偵による容赦ない拷問シーンがぜひ見たかったなあ(笑)
以上4編。『落とし物合戦』と『ようこそ殺し屋コンペへ』が特に面白かった。短編なので、事件の動機となるドラマや人間背景が薄っぺらく見えるのは仕方がない。ので続編は長編でどうですか(^^)
Posted by ブクログ
Do not disturb
「よきこときく」といえば犬神家の一族
落とし物合戦
意外な人がニコラウス(サンタクロースみたいな仕事をする)
ようこそ殺し屋コンペへ
水田さんの過去が明らかに
そして久々のかつての仕事に向かう
ボマーの殺人
今度は諸岡オーナーの因縁の女性が登場。
54桁目って言われても普通わからないよね
Posted by ブクログ
落とし物合戦が1番面白かったかなぁ。
最初のお話は双子が三つ子トリックですか…。
少し好きじゃないトリックでした。
小説というよりか、ラノベ寄りな読みやすい本だと思います。