劉慈欣のレビュー一覧

  • 白亜紀往事
    中学生くらいでも理解できそうな、単純で王道的なSF。ドラえもんの映画とかにありそうな世界観。
    設定はおもしろいが、蟻はまだしも恐竜があそこまでの文明を築く姿は、実在していたからこそ想像するのが難しかった。
  • 三体III 死神永生(下)
    あまりにスケールの大きな内容に拡大。
    宇宙そのものの存在意義、時空を超えたストーリー。
    一体この作者に限界はあるのか?
  • 白亜紀往事
    恐竜と蟻がもし思考力を持っていたら

    面白かった!

    恐竜と蟻が思考力を持っていたら、白亜紀はどうなっていた?
    というIFのお話。

    思考力がある恐竜と蟻は、
    お互いの特性を活かして高度な文明を築き、
    話したり、書いたり、お互いがコミュニケーションをとって、共存を図る。

    作者の劉慈欣さんの想像力が...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    これまでの三体シリーズの中で一番読みやすかった!
    細いところはよく分からんけど。
    それにしても良くこんなSFを思いつくなと感心。
  • 三体III 死神永生(下)
    やっと全部読み終わった。長かった。
    長いが、引き伸ばしや無駄な箇所がなく内容の濃さ、密度は圧巻だった。
    また、第三部については、
    太陽系の危機をどう乗り越えるか・光速をどう超えるか・宇宙はどうなるのか
    というスケールの大きな問題に対し、想像力が凄すぎて感動した。
    少し難しかったが、最後まで読んで欲し...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    黒暗森林で綺麗に終わり、抑止の後どうなるのかと思っていたら、
    執剣者、智子と展開は止まらず面白かった。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    殆ど量子物理学の話でした
    前日譚と言っても、三体の日本語訳では意図的に外されていたそうなので、どうりでピンと来なかった訳で…

    救いのあるような無いような結末に、哀愁を感じました 涙
  • 三体III 死神永生(下)
    スケールがでかい。創造力がすごい。後半やや駆け足に感じたけれど、宇宙を想像するのにとても良い本。もちろんあくまでこれはフィクションですが、それでもこんな想像はしたこともない世界観でした。圧巻。

    しかし、この感動は1から読んでこそ。そして、読み終わってがっかりしない大作。

    それでも生命への友愛を貫...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    暗黒森林による抑止状態の地球以降が主な場面だが、その先に続くエピソードが面壁計画時代に一月盛り込まれる。

    抑止力が機能するための条件についてはかんがえさせられる。これは三体社会による地球侵略で描かれるが、核による抑止と理屈は変わらない。

    なんにせよ、最後の対談からの続きが気になる。とても面白いし...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    前巻でストーリーは一段落してしまった様な気がしていて、III死神永生は外伝なのかと勝手に想像していましたが、そんなことはなかったです。
    よくもまぁ、中弛みさせずに次から次へと物語をたたみかけてこられるものです。

    ややハードな感触のSF&バイオレンス描写と、甘酸っぱいラブストーリーのエンターテインメ...続きを読む
  • 白亜紀往事
    2023-11-27
    いやあ面白かった。210ページと短めとはいえ、一気に読んでしまいました。
    ぶっ飛んだ発想でありつつ、割とオーソドックスな展開。恐竜も蟻も人間的すぎると思わなくもないけど、そういう類のSFだからこれで良いのです。
  • 三体II 黒暗森林(下)
    大風呂敷を広げまくり、伏線を張りまくり、見事に回収してみせた!大したものだ。面白かった。

    艦隊壊滅のシーンでは、核融合を動力とした航宙艦が撃ち抜かれて核融合の暴走で爆発するシーンがあるけど、核融合を維持できなくなってシステムが停止するのではないのか?と思わないでもないけど。トカマク炉ではない未来の...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    三体三部作を読んだときにも感じたが、物理学的なハードSFの面白さ(文系でも何とかついていける)もあるが、ヒューマンドラマの要素もしっかりしている。全ての登場人物が熱く、語る言葉に揺さぶられる。嫌なキャラクタはほぼいなくて、それがこの小説の清々しさなのかもしれない。
  • 三体II 黒暗森林(下)
    まさにスケールが壮大。高校とかの時にこれとガリレオ読んで物理学に興味持てばよかった(笑)
    とはいえ、当たり外れを除き未来を想像する一助になるという意味でも多くの人に読んでもらいたい。
  • 三体III 死神永生(上)
    序盤で雲天明に感情移入してしまったので程心がその後全然思い出してあげないのを見て(聖母のような扱いされてるけど)悪い女だなと思ってしまった笑 暗黒森林抑止のスイッチがルオジーから程心に渡された直後に三体文明が侵略を開始。大移住の苦難の中、宇宙で生き残っていた艦隊が三体文明と地球の位置を公開することで...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    終わってなかった

    大団円だと思った自分が情けない。

    今回の主役は若く美しい女性だ。意味深な冒頭に続く、その導入となる第一部は誠につまらなく感じる。だらだら惰性で流し読み。
    ✳︎この冒頭の回収に大いに期待!

    しかし、第二部から一気に加速。第三の知性、再度の敗北と絶望、ウルトラ大逆転とその代償。ラ...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    殲滅知性

    あらゆる知性は、他を殲滅する。

    とにかくストーリー展開の激しさは、並のどんでん返しミステリーを束にしてもかなわない境地に至る。

    ベージの関係かな?上巻に入れたほうが良かったと思う短い第二部で二人目の守護神が脱落するが、それが最後に活きるとは想像すらしなかった!

    怒涛の第三部「暗黒森...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    大ヒットSF大作の前日譚。球電(Ball lightning)に取りつかれた研究者の陳が主人公である。既存の常識ではあり得ないと考えられた現象を発想の転換で明らかにしていく中盤は読んでいて高揚する。

    量子力学の不確定性原理は不思議な気持ちにさせられる。現実に接する物理法則に反しているためである。ミ...続きを読む
  • 円 劉慈欣短篇集
    ご存知「三体」の劉慈欣さんの短編集。
    どれも面白いけど、僕は「地火」と表題作「円」が好き。
    円はキングダム好きにも読んでほしい!
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    三体死神永生から3年振りの劉慈欣さん。今回もやってくれましたねー!私の素人物理の知識でやっとついていった、というかイメージできました。量子力学、難しくてよく分かりませんか、文系的超基礎だけ知ってれば何となくイメージできます。それと原子の世界のイメージ。慌てて原子の構造のサイトを見て再確認しました。ま...続きを読む