劉慈欣のレビュー一覧

  • 老神介護

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    目次
    ・老神介護
    ・扶養人類
    ・白亜紀往事
    ・彼女の眼を連れて
    ・地球大砲

    劉慈欣の書くSFのテーマって、どことなく懐かしさを感じるのはなぜだろう。

    『老神介護』は、最初こそ神様のみすぼらしさと情けなさに、にやにやしながら読んでいたのだけど、最後まで読むと『三体』と地続きのテーマであることが分かった。
    続編と言える『扶養人類』に至っては、まんま『黒暗森林』なのである。

    ところで、以前から私は、中国における神様の存在について知りたいと思っていた。
    日本だと、日本古来の神様のほかに外国からやってきた神様も、えらい人間または恐ろしいことをしそうな人間も亡くなると神様になる。
    たまには生き神様ま

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    2024年07月30日
  • 流浪地球

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    ネタバレ

    目次
    ・流浪地球
    ・ミクロ紀元
    ・呑食者
    ・呪い5・0
    ・中国太陽
    ・山

    『三体』シリーズで壮大な世界を見せてくれた劉慈欣の短編集。
    『三体』のなかでも、歴史小説風、ゲームの世界風、恋愛小説風等、様々なテイストがありましたが、短篇集はそれをもっと純度を高くしたような感じでした。

    『流浪地球』は、ぜひ萩尾望都のマンガでも読みたい。繊細な心理描写と、茫漠たる世界。
    断片的だけど萩尾望都の絵が脳内に浮かんでくるの。

    『ミクロ紀元』は、フレドリック・ブラウンをマンガ化した波津彰子かなあ、坂田靖子かなあ。
    現実を淡々と受け入れるか、飄々と受け入れるかで、読者の受け取り方も変わってきそう。

    『呑食

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    2024年06月20日
  • 老神介護

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    やはり、劉慈欣の本は面白い。白亜紀往事が、とても面白かった。蟻と恐竜の共存世界。想像だけでもわくわくする。

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    2024年05月25日
  • 火守

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    大切な人の病を治すために、世界の果ての火守のもとを訪れる。
    鯨の体から油を採り、骨や歯を用いてロケットを作る。月へと登り、星を磨く。毎日欠かさず決められた時間に火をつける。
    幻想的な物語が、西村ツチカによるイラストと共に世界を構築する。

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    2024年05月24日
  • 白亜紀往事

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    恐竜と蟻のSF。恐竜好きなので表紙に惹かれた。『三体』は勇気がいるので、その前にこの本が読みたかった。

    白亜紀末期、恐竜と蟻が互いに協力し、高度な文明を発達させていたとしたら…。
    ティラノサウルスの歯に詰まった肉をたまたま蟻たちが掃除したことからはじまる。

    こういうとんでもない発想大好きだー。
    竜蟻サミットの様子を想像すると可愛い。

    次第に両者に亀裂が生じていく。
    読み進めていくうちに、「あれ?これってもしかして⁉」となる。

    エピローグも良かった。
    これからは蟻を見る目が変わるかも笑
    やっぱりSF好きだー。
    次は『三体』にもチャレンジしたい!
    Audibleにて。

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    2024年05月03日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ネタバレ

    ずっと気にしていた『三体』の作者の短編集ということで、一目見るなり購入し、家で順番待ちしている本をかなり飛ばして読みはじめた。

    訳者のあとがきによると、本書は原著となる短編集は存在しないものの、収録作品は著者側で選考したものだそうだ。
    そのため、訳者や日本の編集者の意向は含まれておらず著者の趣向に近い作品集になっているようだ。
    1999年掲載の処女作から2014年発表の表題作『円』まで13篇を掲載年代順に載せている。

    1つ目の作品は「ぼちぼちだな」と思った程度だったが、
    2つ目の短編を読み終えた時点で「あぁ、これ只者ではないわ」と感嘆した。
    SFだけでなく、作家としての文章が優れている。翻

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    2024年05月01日
  • 老神介護

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    三体作者による短編SF集。
    5つの短編が入っていたけどどれも面白かったし、要素要素に三体と通ずるものがあった。
    特に好きだったのが扶養人類と彼女の眼を連れて、の二篇。

    老神介護→地球文明を作った20億柱の神が宇宙船に乗って地球にやってきた。目的は地球人とともに地球で老後を過ごすこと。全世界で神を扶養するための法律が制定され各家庭で1柱の神と同居することになるが、両者の関係は徐々に悪化していく。

    扶養人類→老神介護の続編。神がいなくなって三年。神が作った地球型文明の兄、第一地球の人類が地球へ移住にやってきた。
    そんな中滑空という殺し屋は社会的資産液化委員会という世界の大富豪で構成

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    2024年04月23日
  • 三体

    購入済み

    すごい

    圧倒的なスケール。SF初心者でもグイグイ。翻訳も良く、とても読みやすい。おすすめです。今からもう一度読みます。

    #ダーク #怖い #アガる

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    2024年04月10日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ネタバレ

    『三体』で著名な劉慈欣のSF短編集。
    風刺とユーモアに溢れた作品群で、作品によっては辛辣なところもあるけれど、それらの底には、人間の営みや知性、芸術への憧れが流れていると感じさせる。
    『郷村教師』『詩雲』などは特に、良い意味でロマンティックな作品だとさえ思う。

    『三体』は未読なので、そちらも今後読んでみたい。

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    2024年03月19日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ネタバレ

    地火
    業務用スーパーの社長が地熱発電やってるけど大丈夫??

    郷村教師
    最後の最後で救われた。
    「今は理解出来なくても暗記しとけ」

    詩雲
    太陽系を潰してまで作った詠詞データベース。取り出し方がわからないってそんなの作る前から予想つくでしょ!? 呑食帝国が気の毒。

    栄光と夢
    泣けた…

    人生
    記憶の遺伝


    「三体」で1番好きなエピソード。
    荊軻のラスト、「チ。」を思い出した。

    こういう短編集、もっと読みたい。

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    2024年03月08日
  • 火守

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    病気の恋人を治すため、サシャは火守の元へ赴く。

    なんとあの「三体」の劉慈欣の児童書・絵物語です。日本版では西村ツチカさんが絵を描いているので、原書ではどのような雰囲気なのかちょっと興味がありますね。
    ストーリーは月や星を行くとてもメルヘンな仕上がりで最後はふっと切なくて、他の作品で読み慣れた劉の印象はあまり感じられません。それでもところどころSF作家だなあ、と思わせる描写があったりして面白かったです。
    この世界観を支えるのはなんと言っても西村ツチカさんの絵で、静謐な世界観を美しい、独特のタッチで描き出しています。西村さんといえば映画化もされた「極北百貨店のコンシェルジュさん」などの著作があり

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    2024年02月17日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ネタバレ

    『地火』
    なんとか映像化してほしい作品。
    中盤からもう絶対大変なことになるんだろうな…と思ったら想像以上に大変なことになって興奮した。地火が爆発した時の表現がおそろしくて良かった。
    劉慈欣作品はやらかしたキャラクターが必要以上にしっかり報いを受ける傾向にある。三体の程心をのぞいて。

    『郷村教師』
    解説にもあったが、藤子・F・不二雄のSF短編集を彷彿とさせた。なんか終盤やけに宇宙人が地球の美しさに感動してて地球ホルホルか?と思った。

    『カオスの蝶』
    カオス理論はSFの切り口としてはかなりベタなんだろうけど、目まぐるしく変わる舞台とスリリングな会話の緊張感で楽しく読めた。“著者付記”が誠実で良

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    2024年01月14日
  • 白亜紀往事

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    最高に面白かった!読んでいる最中も続きが気になり一気に読んでしまったが、読み終わった後にもしみじみと面白い本を読んだなと余韻に浸ることができる。大森さんもあとがきに書かれている通り、今の時代と重なるところも多く、物語として面白いが恐ろしくもある。劉慈欣ファンの人なら間違いなく、絶対に楽しめる作品。

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    2023年12月28日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    三体より面白いという帯に惹かれて購入。
    短編集だが読み応えがある。
    SFのすごさにも驚くが、ノンフィクションとも思える中国の田舎の現状に胸が痛くなる。
    来年の文庫化新刊が楽しみ。

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    2023年12月13日
  • 白亜紀往事

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    劉慈欣先生の最新邦訳。
    『三体』シリーズや『超新星紀元』のような厚みはなく(いい意味で!)、スラスラと読める。ただ、ストーリーや筆致に劉慈欣先生の良さを感じられて楽しい読書体験だった。
    エピローグが好き!

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    2023年12月05日
  • 超新星紀元

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    前半はエンダーの知能ゲーム
    後半は楳図かずおの狂気世界
    のようなイメージ

    もちろん 至福の

    ただ 「三体」と比較し ところどころ 冗長な部分も
    例えば 戦争ゲームのルール決めの部分
    長い....

    ーー

    2回目
    1回目よりも面白かった
    後半の戦争ゲームの部分がちょっと長かったのかも

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    2023年11月15日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    買ってはみたものの、SFが苦手な自分を省みると
    『もしかしたら読む事はないかも』と思って積んどいた本。
    DUNE*3冊+DUNE MESSIAH*2冊を読み終わった時
    『円を読むなら今しかないんじゃね?』と読み始め、
    想像を遥かにこえて楽しく読めた。
    短編集にありがちな『何故か入ってる面白くない作品』がひとつもない。

    『メッセンジャー』は唯一ほのぼのとしてる作品だった。
    未来の彼からの言葉は、創造だとわかっていても胸を撫で下ろす。

    どの作品もドキドキしながら読み進められる。
    SFと言えば未来を思いがち、最後の円で『秦の始皇帝』の時代に遡られたのはやられた感。
    やってる事はめちゃ現代。

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    2023年10月21日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    「三体」の劉慈欣の短編集。
    以前「折りたたみ北京」で「円」を読んでどっひゃー!と思った記憶があるがそれをタイトル作とした短編集。
    「郷村」「円円のシャボン玉」「人生」が好き。でも他の作品も甲乙つけがたい。まさにセンス・オブ・ワンダーな作品ばかり。

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    2023年08月13日
  • 火守

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    中国のSF作家である劉慈欣による童話です。
    ヒオリの命を救うために、サシャは世界の果てで隠遁生活を営む火守を訪ねます。
    夜空に輝く星は人の数あり、各々の星を磨き直せば体も回復すると火守は語ります。
    三日月へロケットを飛ばしロープを引っ掛けるシーンは、幻想的かつ科学的で素敵な雰囲気でした。
    火守にヒオリを救ってもらう見返りにサシャは仕事を引き継ぐ約束をしますが、ヒオリが回復した後に心変わりはしないでしょうか…。
    世界観、文章、絵、全てが温かい一冊です。

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    2023年08月06日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    ネタバレ

    【印象に残った一文】
    「李白の目に映っていた自然とは、あなたがいまごらんになっている川辺の少女です。しかし、同じ自然でも、テクノロジーという目を通して見たそれは、結局のところ、白い布の上に整然と並べられた血の滴る人体の各パーツなのです。ですから、テクノロジーとは反詩情的なものです。」( p.286, 『詩雲』)

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    2023年06月24日