劉慈欣のレビュー一覧

  • 三体III 死神永生(上)
    前作の「三体Ⅱ」で、もう終わりだろうと思ったら、次から次へと面白い話が出てくるからすごいです。2024年3月からドラマが放映されるそうですね。
  • 三体
    クソ面白かったの一言に尽きる。SFが当たり外れ大きいのは個人的には「現実感とのバランス」だと思っているが、本作は実際に物理の未解決問題としてある三体問題をベースに展開していて、これはあり得るな…的な現実感がちゃんとあるため世界に没頭できた。
    その点、智子については訳分からくてSF色が濃いが、もしろよ...続きを読む
  • 三体
    劉慈欣の三体シリーズ第一作。待ちに待った文庫化。

    文化大革命で父親と妹を虐殺された理論物理学者の葉文潔。彼女が連れられた研究所での出来事。
    一方現代では、科学者たちの連続自殺が噂される中で、ナノマテリアル分野の権威ワンミャオは、自分にしか見えないカウントダウンがあることに気づく。過去と現在、そして...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    (ネタばれあり)

    上巻から下巻のクライマックスにかけての絶望感が続く描写から、どうやって話の展開を回収するか最後までワクワクが止まりませんでした。

    フェルミのパラドックスに対する一つのアンサー。
    暗黒森林仮説については以前どこかで目にしたことがあったが、三体が元になっていたのは読んでから知りまし...続きを読む
  • 三体
    待望の文庫化!期待以上に面白かったし、何よりこの先の続編がどう考えても今作以上に面白い予感しか無いので、次が楽しみすぎ!
    (一応理系だけど。。)正直理解しきれていない部分もありながらも、そこに描かれる世界の壮大さ、斬新さが凄まじすぎてページを捲る手が止まらない。
    "脱水で巻き巻き保管"は一番衝撃だっ...続きを読む
  • 円 劉慈欣短篇集
    地火
    業務用スーパーの社長が地熱発電やってるけど大丈夫??

    郷村教師
    最後の最後で救われた。
    「今は理解出来なくても暗記しとけ」

    詩雲
    太陽系を潰してまで作った詠詞データベース。取り出し方がわからないってそんなの作る前から予想つくでしょ!? 呑食帝国が気の毒。

    栄光と夢
    泣けた…

    人生
    記憶...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    ・あらすじ
    三体人襲来まであと450年。人類は選ばれた4名の面壁者自身の脳内で秘密裏に対抗策を編み出していく。
    そして宇宙艦隊に所属する軍人の苦悩と信念。

    ・感想
    主人公は面壁者のルオジーで裏の主人公?はジャンベイハイだと思う。

    SFミステリーサスペンス恋愛(?)全部盛りエンタメ作品
    上巻は種ま...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    スケールがとにかくすごい。

    基礎物理学の発展が封じられてるのに、二世紀後に目覚めたら今では考えられないような豊かな生活になってて、三体文明なんか屁でもないわ、みたいな雰囲気から水滴に人類のほぼ全戦力である数千の艦隊を一瞬で破壊され尽くされてしまったときは恐怖と絶望でしかなかった…
    最後のルオジーと...続きを読む
  • 三体III 死神永生(下)
    ここまで圧倒的にワクワクさせられた作品に出会えて幸せ。異星人の発見と接触、異星人との知恵比べや戦闘、宇宙を取り巻く課題とのその先。テイストの異なるストーリー展開とバカバカしいくらい壮大なスケール。「そんなあほな」の発想の連続。いやはやすごい。ぺらぺらの2次元人に会ってみたいなあ。
  • 三体II 黒暗森林(下)
    ヒューゴー賞を受賞した大ベストセラーなので、今更って話だけど、あアイデア、スケール感、世界観等々、超絶面白いSF。黒暗森林仮説は、どうもしっくり来なかったし、量子通信も然り。しかし、そんなのを差し引いても読む価値のある小説。
    なお、量子通信につては、自分が浅学であるゆえかもしれないので悪しからず。
  • 火守
    病気の恋人を治すため、サシャは火守の元へ赴く。

    なんとあの「三体」の劉慈欣の児童書・絵物語です。日本版では西村ツチカさんが絵を描いているので、原書ではどのような雰囲気なのかちょっと興味がありますね。
    ストーリーは月や星を行くとてもメルヘンな仕上がりで最後はふっと切なくて、他の作品で読み慣れた劉の印...続きを読む
  • 三体III 死神永生(下)
    艾AAってなんか名前もキャラもジョジョのFFみたいで好きだなーと思ってたら最後ジョジョ6部みたいな終わり方した。面白かった。
  • 三体III 死神永生(下)
    面白かった!難解な理論が並ぶハードSFとエンタメ性の両立が秀逸な上に、最も感嘆させられたのがI、II、IIIそれぞれに新奇な世界観(宇宙観、あるいは次元観)と劇的でエモーショナルな展開があること。連続した大きな作品内で、一切の中弛みを感じさせない創造性が素晴らしかった。巨大なスケールの物語が痛快で、...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    三体の始まり以前の話。球状の閃電、球電に両親を殺された陳は球電の秘密を追い求めた。そしてそれを手にしたと思った時、それを知らなかったら良かったと絶望した。ところで、微かに異星人の存在が伺われる。あの観察者は智子だったのか?
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

     

    滅茶苦茶面白かった。
    三体とのつながりは薄いと思ってたけど、あとがき読んで結構色々絡んでたことに気づく。
    三体読みなおしたくなりました。
  • 円 劉慈欣短篇集
    『地火』
    なんとか映像化してほしい作品。
    中盤からもう絶対大変なことになるんだろうな…と思ったら想像以上に大変なことになって興奮した。地火が爆発した時の表現がおそろしくて良かった。
    劉慈欣作品はやらかしたキャラクターが必要以上にしっかり報いを受ける傾向にある。三体の程心をのぞいて。

    『郷村教師』
    ...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    葉文潔の聡明な預言を受け止めた羅輯の孤独な思索が何だったのか、この下巻で明らかになる所は読み応えあった。何だか分からないまま読み進めて来たところがあったけど、あー、そう言うことかと、急に話が見えてくる所は凄いと思った。
  • 三体II 黒暗森林(上)
    羅輯と大史のコンビネーションが読んでいて楽しい。
    大史はすぐ目の前で起こる近い未来の危険予知の能力が半端ない。一方の羅輯ははるか数百年先に宇宙スケールで起こる未来を見据えている。最強コンビ
  • 白亜紀往事
    最高に面白かった!読んでいる最中も続きが気になり一気に読んでしまったが、読み終わった後にもしみじみと面白い本を読んだなと余韻に浸ることができる。大森さんもあとがきに書かれている通り、今の時代と重なるところも多く、物語として面白いが恐ろしくもある。劉慈欣ファンの人なら間違いなく、絶対に楽しめる作品。
  • 三体II 黒暗森林(下)
    すごい....
    重厚なので読んでる側も長い道のりの果てに結末を迎えるという感じが良かった.
    理解が難しいなど言われていたが、全く感じなかった.自分が理系畑だからかな..
    「それ」の元ネタがSAWというのが面白い(?)

    追: 間違いなく今まで読んだ小説でTOP3には入る...ストーリーを思い出そうと...続きを読む