劉慈欣のレビュー一覧
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三体の中に含まれる要素が以前から散りばめられていたというのが分かる作品集。あとがきにある通り、三体が分厚すぎて中々手を出せない人にオススメ。作者の描く壮大な宇宙SF×個人レベルの手触り感のある問題の掛け合わせを体験できる。
個人的に好きなのは、メッセンジャー、詩雲、円円のシャボン玉かなー。Posted by ブクログ -
どれだけかかったか、かなり長時間で読み終えた。前巻でひと段落と思いきや、というのが今巻、一巻だけで随分といろいろなことがあった。もはや宇宙だけに収まらない凄まじいスケールの話になり、どう締め括るかと思っていればなかなか気になる展開で下巻へ。細部まで読み深めるのはとても困難だけど、なんとかついていけた...続きを読むPosted by ブクログ
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4世紀に渡る、1組の男女の、そして、人類と地球との、ラブストーリー…。
面白く読み出すと止まらないのだけれども、読み終えたあとが、たまらなく、疲れる……。Posted by ブクログ -
SFの人の作品だからSFかと思って読んだら、童話だった。SFと思ってた影響で、月やロケットのつくりが気になってしまった。最初から童話と思って読んでいればもっと違ったかもしれない。挿絵が好み。火守のタイトルに最後は納得。Posted by ブクログ
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『三体』の著者による童話だそうで、SFとファンタジーによる素晴らしい物語でした。
月を舟にして星の海を漕いでいく場面は幻想的でとてもよかったです。
子どもの頃、アニメのエンディングで、月でブランコする場面があったと思うのですが、あれは何てアニメだったっけ…
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ここで終わりかーってところで終わられてしまった。電子書籍だと残りページがわかりづらいせいもあって、もっと続くと思ってたからなんだか拍子抜け。
物語に隠されたメタファーを読み解く過程が推理小説っぽくて面白い。そして紙切れの発想が秀逸。
スケールの大きな話だった。 -
大人向け絵本という感じ。
美しい絵と、独自の世界観。海と陸、宇宙に繋がる空のシンプルな舞台。
個人に対応する星があって、星に埃がかぶると病気になってしまう。火守は毎朝太陽に火を焚べる。
ストーリーは少し物足りない。
だが、現実と異なる仕組みで成り立つ世界への入口を提供してくれる本だと思う。Posted by ブクログ -
あの「三体」の著者がこんなに叙情的なファンタジーも書くのねぇ…と新鮮に感じたけれど、内容的には何処かで見たことがあるような感じだった。装丁はきれいで、イラストも素敵だったけど、もっと中国っぽい感じにしても面白かったのではないかと思った。Posted by ブクログ