劉慈欣のレビュー一覧

  • 三体II 黒暗森林(下)
     人類世界の大逆転劇にスカッとした。
     前作同様幅広い理系知識を必要としているが、終盤にはそれが気にならなくなる怒涛の展開に手が止まらなかった。なにより逻辑の作戦がうまくいってよかった。
  • 超新星紀元
    『三体』の劉慈欣の第一作目の長編が翻訳されるということで、以前から楽しみにしていた。

    地球に超新星爆発による放射線が降り注ぎ、14歳以上の「大人」がすべていなくなり、子どもだけの「超新星紀元」の時代を迎える、と、設定を見ると少し「十五少年漂流記」を思いだした。

    大人たちが全滅するとわかってから子...続きを読む
  • 火守
    不思議な童話。毎日太陽を昇らせる火守、愛する女の子ヒオリの病を治したいサシャ。火守のお陰でヒオリの病気は良くなったけど、サシャは再会しない。火守にも止められなかったんだから、自分の村に戻ればよかったのに。そこが不可解。
  • 超新星紀元
    風呂敷ではなく魔法の絨毯だ

     こどもたちだけの世界になる。潤沢な生活が送れる日常からゲームへ、戦争へ。ここまでは多少の眉唾を感じながらも、「こども」の理解が深いことに驚きながら読み進めることができた。「エンダーのゲーム」を思い起こしながら。

     そこからの展開が、まさに風雲急だった。少しダレてきた...続きを読む
  • 超新星紀元
    ようやく読めました、劉慈欣の長編一作目!やはり一作目なので荒削りで、最初の盛り上がりから、途中でお?となり、おお?となって、なんか終わった笑という感じでした。
    14歳未満の子供たち以外が死滅するという設定は超面白いし、それまでに大人たちが必死に子どもたちに何かを残そうとした最初のパートはお涙頂戴のエ...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(上)
    audibleで聞きました。こんなこと言うと怒られそうだけれど、本って全部読まなくても良いんだなと気付かせてくれた作品です。多分「読んで」いたら途中で断念してたと思います。だってわかんねぇもん、物理とか。難しすぎて冒頭の蟻でもやめてる可能性あります。
    ただ、「聞いて」進めることで自分の意思に関係なく...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(上)
    人類の頭で考えていることはすべて見透かされる状況にある中、四世紀後に到達する異星人の侵略に立ち向かうため、選ばれた4人の面壁者たち。

    日本のカミカゼの話も出てくるなど、作者の博学ぶりが伺える。

    そして、個人的には史強が要所要所で活躍してて好きなキャラ。Ⅰの時と違って、性格も大分落ち着き、頼れる人...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    たった1人の人間が文字だけでここまで壮大な物語を語ることができる、その事実に何より感動した。勝ったのは劉慈欣。
  • 三体II 黒暗森林(下)
    いよいよ面壁者である羅輯が185年間の冬眠からめざめ、未来が舞台になっている本作。
    SFらしさが顕著にあらわれ、前作より面白く読めた。
    もちろん、まだまだ難しい内容が多くて、映像で見たい!と思わせる部分が沢山あった。

    地球は羅輯が眠りについた時とは全く違い、三体に対して楽観的な考えに至っていて、安...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(上)
    「面壁計画」という発想が凄まじい。そういうアイデアを閃く時点で著者の発想力に驚かされるが、その発想を取り入れる=「面壁者が何を計画するのか」まで説得力のある形で具体的に表現しきる責務が生じる訳で、SF書くの大変過ぎだろと根っから文系の私は心底呆れてしまう。
  • 三体II 黒暗森林(上)
    壮大過ぎるスケールに圧倒される。
    1巻から時が経ち、三体人が少しずつ地球へと忍び寄ってくる展開にゾクゾクする。
    今回はルオ・ジーを中心に物語が展開する。
    当たり前の日常が、宇宙から少しづつ迫り来る敵によって激変してしまう。
    ルオ・ジーが地球内での選ばれしもの「面壁者」になり、どんな要望も計画のためと...続きを読む
  • 三体
    前評判がすごく良くて、やっと読みました。
    難しい!けどスケールのデカさが伝わってきてワクワクします。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    ・8月21日に読み始め、26日に読み終えました。
    ※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※

    ・思ったより前日譚感がなかった! 前編通してこんなに球電についてやってるのに、本編に全然出てこないのはなんでだろうとずっと思っていたけど、なるほどの結末。でも元はタイラーがマクロ核融合を使おうとして...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    面白かった!!
    まだ上なのに小説二冊分ぐらいのボリュームを感じる。強いていうなら前半部分が冗長な感じはしたけど普通に面白いしまあ全然許容範囲。オーストラリアに〈大移動〉するあたりから表現がリアルで少し怖い感じもするけど面白みが増してくる。そして何よりも著者の劉慈欣の恐ろしいほどの想像力にビビった。続...続きを読む
  • 超新星紀元
    子どもと大人の違いとは?遊びとはなんだろうか?というテーマがSFの大きなスケールで展開される。親になる自分にとっても楽しめた。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    物語のテーマは絞られていて、三部作の三体とのつながりは少なかったが、量子物理をSFに展開する構成は変わらない
    戦争や兵器など現実に沿った諸問題を取り入れているともいえる
    巻末に翻訳に関する解説があって、当作のシリーズ中の構成が理解がてきた
    翻訳の関係で三部作よりも後に出版されたということなので、三部...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    ・7月31日に読み始め、8月6日に読み終えました。
    ※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※

    ・登場人物が一気に変わって視点も時代も新鮮だった! どの巻もそうなんだけど、今回特に脳内映像が楽しかった。文章を情景を映画とかアニメみたいに想像しながら読むタイプなんだけど、今回非常にはかどりまし...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    三体IIからは少し勢いが落ち、残りの物語をどう展開させるのだろうという疑問から、気がつけばまた予想外の展開続きとなった。
    最終巻を残しているが、この三体という作品は「智子」というスーパーテクノロジーをどう乗り越えるのかというところが一番の面白さのポイントにあるように思う。この上巻もまた、その面白さを...続きを読む
  • 超新星紀元
    三体シリーズ並みの期待値で読むべからず。デビュー作ということで粗削り感は否めないですが劉慈欣パワーやこの後の作品への進化は感じ取れるので読んで良かった。
  • 三体II 黒暗森林(上)
    ・7月15日に読み始め、20日に読み終えました。

    ※※※かしこい感想はありません!!!!!!※※※

    ・おもしろかった!1もそうだったけど最初やっぱむずいな~これと思っても最終的にしっかりおもしろくなるのすごい。相変わらず科学的なことはわかってないけど今回はあんまり科学科学してなかった…… と思う...続きを読む