劉慈欣のレビュー一覧

  • 三体3 死神永生 上

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    前作2で話が終わったように感じて、どうなるかと思ったら、言ったん過去に戻る。そこからどんどん時代を経ていく。人類というか太陽系はどうなってしまうのか。全てにおいてスケールが大きくて圧倒される。下巻も楽しみ。

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    2025年06月29日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    ネタバレ

     1部に引き続いて読んだが、第1部とは話の主人公が変わっており最初は戸惑った。
    また、話の進め方も「面壁者」というモノが出てきて着いていくのが難しかったが、
    羅輯以外の面壁者のやり方はある意味想像しやすく、だからこそどのように話を持っていくかが見えず、予測できない状態で上巻が終了した。

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    2025年06月22日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    マクロ世界もワクワクするな

    三体シリーズの流れで、途中までは「丁儀が出てくるキャラもの」として読んでいた部分もあったけれど、最初から独立のSF小説の気持ちで読めば良かったと少し後悔。
    それにしても、観察者効果で地球外文明の存在を匂わせる流れは期待したとおりでニヤニヤしてしまった。

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    2025年06月13日
  • 白亜紀往事

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    ★3.7
    遥か白亜紀に、未来の孤独が滲んでいた。
    恐竜とアリによる、文明発展の寓話的パロディ。
    未来でも過去でもない、「今」の私たちがどう映るのか。


    本書は、発明や哲学を司る”恐竜”と技術と組織を担う”アリ”が、小さな協力を経て巨大な文明共存を描く。そしてやがて「宗教」や「政治的・資源的対立」に突入し、文明は戦争へと向かっていく。

    まさに人類史の縮図とも言える構図で、「蒸気・情報・核」といった技術史にも言及しつつ、最後は核のような大量破壊兵器まで登場する。
    終盤は“Dr. Strangelove”を思わせる冷戦風の仕掛けをユーモアと風刺の色彩で魅せる。

    蒸気→情報→核というように、古

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    2025年06月10日
  • 老神介護

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    劉慈欣が紡ぐ物語には、想像を超えるスケールと、壮大な設定を物語の終わりまで力強く貫き通す筆力があり、その圧倒的な構想力にはただ驚嘆するばかりだ。

    中国SFがこれほどまでにスケールの大きな作品を生み出す背景については、単に中国人が壮大な妄想を好むからという説明だけでは不十分だという興味深い指摘がある。政府や国家体制への直接的な批判が許されにくい中国の環境下では、現実世界の崩壊やそれに対応できない政治の姿をリアルに描くことは難しい。結果として、作家たちは現実から一歩引いた視点を取り、自然と物語の舞台を地球規模、さらには宇宙規模へと広げるようになるという。この見方には深く頷かされるものがあった。

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    2025年05月27日
  • 火守

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    作者が電車の中で書き上げた本らしい
    そんな中で書かれたとは思えないくらい、静かなそして力強い内容だった
    挿絵も素晴らしく引き込まれた
    主人公のサシャがヒオリの元に帰らず火守との約束を守り、太陽を上げる仕事をやり遂げた
    凪の中で漂っている時の気持ちが何となく読み取れそうだった
    薄い本ではあるが内容は濃いと思った

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    2025年05月31日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    上下まとめての感想。昔はもっと高次元で光速も速かったって分かる下りはぞくっとしたし面白かったけど、中盤辺りは描写が多くて読むのにちょっと疲れちゃう。Ⅱが一番好きだったな。童話に伏線があるという構成はすごく面白かったから、そこをもっとたくさん読みたかったとも思う。

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    2025年08月16日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    ネタバレ

    やはり面白かった。『三体』三部作のスピンアウト作品、と位置付けされているが、先にこちらを読んでから、三部作を読む順番の方が良い気がする。
    というのは、本作品では、球電の謎が解き明かされていくに従って、量子状態やマクロ電子など取っ付きにくい言葉で説明される超(?)自然現象が、あたかも我々のいる世界で起きているかのようにすっとイメージを抱けるのではないかと思ったから。
    ある程度の現代物理学の基礎知識があった方が楽しめるシリーズだと思うので、三部作の壮大×100倍位のスケールで、いきなり馴染のない言葉を追っかけるよりも、まず我々の世界と地続きにある本作品の世界で馴化しておくと、より楽しめるのではない

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    2025年05月16日
  • 流浪地球

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    「三体」で知られる劉慈欣の短編集。どの作品も壮大でスケール感あふれるアイデアが詰まっていて非常に読み応えがあった。

    宇宙人の襲来や太陽の爆発といった多様なシナリオで地球が滅亡の危機に瀕し、登場人物たちが極限状況の中で揺れ動く心理がリアルに描かれている。

    全体を通して外れのない充実した内容だが、中でも作者自身が登場する異色のコメディSF「呪い5.0」は、独特のユーモアが際立っており、印象深かった。

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    2025年05月14日
  • 火守

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    とてもよかったです。
    科学的な話をファンタジーに落とし込んだような、これがリアルだったら素敵だよなーと思うSF童話でした。
    池澤さんの訳も素晴らしく、ヒオリという名前の翻訳も素敵だと思いました。

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    2025年05月04日
  • 火守

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     SFでもファンタジーでもない。『三体』シリーズで知られる劉慈欣の唯一の「童話」。童話と言っても、(日本では?)子ども向けではないだろう。それなりに漢字を使って書かれており、特に難しいと思われる漢字以外にはルビは振られていない。

     世界の果ての島に住む火守の老人のもとへ、サシャが訪れる。少女ヒオリの病を治すためだ。世界に生きるすべての人は、空にその人だけの星があるという。サシャは天に上り、ヒオリの星の輝きを取り戻すのだ。

     なにか切ない気持ちにさせる物語だ。やはり子ども向けではない。

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    2025年04月29日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    ネタバレ

    やっぱしスケール、規模感よな

    扱う内容がどれも自身の生活の範疇を超えすぎていて、ニヤけてしまう。
    最強の武器とは?球電とは?

    そんなスケールを扱いつつ、叙情的でいちこましい描写が並び、そちら側でない人間の心にも寄り添ってくれたりしてにっこり。

    男と女の関係性に関しては今作もほぼノータッチ、一方通行な恋慕があるだけ。まあこの作品はそれでいいんですよ。男女の関係はここに求めていないから。

    シュレディンガーの猫やシェイクスピアを引用した人間存在が描かれているのは興味深いし、様々な武器を紹介するところは驚きとともに恐怖でもある。液体地雷とかね。

    SFが強みだけどサイエンスフィクションの先端に

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    2025年04月12日
  • 火守

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    不思議な本だった。
    西村ツチカさんの絵とともに。
    本の中に入っていくというより、本のページがぶわっと自分の方までひろがって、本の世界が拡張して、現実の世界との境目が海辺のようにゆらゆらしている、不思議な本だった。

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    2025年03月14日
  • 流浪地球

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    『三体」の作者劉慈欣氏の短編集。読み応えありました。
    「山」という作品が私は一番好きです。続いて「呑食者」「呪い5・0」も好きだなぁ。
    思考の枠を外してくれるようなお話が好きな人はぜひ一読を。

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    2025年02月20日
  • 白亜紀往事

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    老神介護の短編を読んだ後に読みました。短編のときと大きく異なるのは文明の勃興期がより詳しく描写されていること。人類の大航海時代よろしく蟻文明にも恐竜の体内を探索する時代があったとかいう発想も面白い。第一次竜蟻戦争の顛末も面白く、短編に書かれていない部分は楽しく読むことかできたけれど、後編以降はすべからく短編と同じです。

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    2025年02月02日
  • 流浪地球

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    面白い。ロマンを追い求める作品が多かった。特に山なんかは知的生命体が知的生命体である所以として知的好奇心を華々しく描いており、なかなかに胸に来るものかある。また、中国太陽は農村出身の窓ガラス清掃員があろうことか宇宙空間にまで行くという壮大なストーリーであり、夢を忘れないことの大切さを教えてくれる。おおむねこのような評価ができる良い作品軍。呪い5.0は微妙。

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    2025年01月31日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    爽やかな読後感のものもあるが、後味の悪い終わり方のもののほうが多い印象。

    個人的には「詩雲」「栄光と夢」が好み。

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    2025年01月18日
  • 老神介護

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    流浪地球と同時発売だった短編集
    流浪地球より気が重くなる話が多め
    私の好みは流浪地球の方かな
    地球大砲のエピローグは良かった

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    2025年01月15日
  • 白亜紀往事

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    三体が好きなので同じ作者の本も読んでみたいと思い、こちらを読んでみた。発想は面白く、展開もなるほどという感じだったが、明確な主人公がいるような話というよりは、もしこうならこうなるだろうの連続で情景を俯瞰し続ける感じの進行なので、三体ほどのめり込むような感覚はなかった。話の長さ的にも大変コンパクトな寓話という印象。

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    2025年01月14日
  • 流浪地球

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    稀代のハードSF作家の短編集。呪い5.0が断トツに良かった。筒井康隆っぽいシニカルとドタバタあり、阿部和重っぽい視点のミクロにもマクロにも動ける機動力があり、めちゃくちゃ好きだった。他のも普通に作者の作者たる部分が出ててよかった。

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    2024年11月10日