劉慈欣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1999年末、超新星爆発によって発生した放射線バーストが地球に降り注ぎ、人類に壊滅的な被害をもたらす。一年後に十三歳以上の大人すべてが死にいたることが判明したのだ。超新星紀元の地球は子どもたちに託された……! 『三体』劉慈欣の長篇デビュー作
普段から、息子3人がだらけていたりすると
「もー!母がいなくなったらどーすんの?!自分でやりなさい!」
と叱る事が多いので、これ読んでる時も母目線になっちゃって。
大人みんないなくなるんやで?しっかりせーよ!
と、心の中で発破をかける事しきり。
約1年で、あれもこれもと教え込む大人サイドの気持ちも痛いほどわかるから、その辺り感情移入激しかったかも。
しかし、残された子どもたちよ…。
大人たちとの別れを乗り越えて、最初は頑張ってたんだけどね〜。
暇がありすぎると、ろくでもないこと考え出すの何なん?
そんなにゲームが好きか?!もう知らんわ!
と、この辺りも母目線。
でも突っ込みつつ、なんだかんだで楽しめたSF。
『三体』長すぎてまだ手つかずなんだけど、デビュー作でこれだけ面白いんだからそれ以上だよね。
そろそろ手を付けてみようかなぁ。 -
Posted by ブクログ
ずっと読みたいと思っていたシリーズの1巻!
読む前から、冒頭は中国の歴史的背景が深く関係するがそこを乗り越えれば面白いので諦めないで!、とどこかで読んだか見たかしていたので心して読み始めたけれど、冒頭からずっと面白かったです!
私は本当に無知で、中国の文化大革命についてよく知らなかったので、読みながら気になる単語はジェミニに聞いてました。
また、私自身がゴリゴリの文系なので、物理学や量子力学についても知識が本当になく、そこもジェミニに聞きながら理解を深めて読んでいきました。なので読み終わるまでにかなり時間がかかったけれど、私としては満足な読み方でした。
私は調べながら読みましたが、本書の優れた点の1つは、SF小説でありながらすごく文学的なところだと思うので、科学的な描写部分の意味が分からなくても情景の描写の仕方や登場人物の気持ちなどから「あぁ、これは良くない出来事なんだな。」というような雰囲気が分かります。
これまでに私が読んだSF小説では文学的な文章で書かれることがあまり無かったように感じたので新鮮でしたし、この表現の仕方だからこそ難解な部分も読み進めていけるのだと思いました。
また、もう1点感動したことがあります!読む前から登場人物の名前を覚えられるか不安だったのですが、見開き1ページのなかで人物名が1番最初に登場した部分に必ずルビがふってありました。毎回です。これは本当に読者に優しい配慮だなぁ、と感動しました!見開きページのたびに人物名を再認識していくので読み終わる頃には完全に覚えられています。
本当に無知なので原子や電子、陽子、中性子などの知識がなく、ジェミニを質問攻めにしていたら本当に物質としてとても面白いものなんだな、ということがほんの一部ですが理解できました。本書とは関係ないことですが、これらの知識を少し得ると、人体錬成を行えるのでは?と考えたひとの気持ちが少しだけ分かりました笑
600ページ超えのボリュームですが、これ1冊まるまるプロローグなんだなぁ…と読み終わるころに理解し、この先の物語の拡がり方に興味津々です!続けて読んでいくことが楽しみです!
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Posted by ブクログ
この作家さんは、いろいろな説明が冗長過ぎて退屈してくる事が多い。
軌道エレベーターから宇宙ステーションの説明。各宇宙都市の説明など本編からすると、もっと簡素に説明してくれる方がテンポ良く読みやすくなると思うのは僕だけかな?
それにラストの話は宇宙の馴れ初めや起源に関わる話は興味深く面白かったけど、もう少し手前で終わっても良かったかと思う
。
トマス・ウェイドがチェン・シンとの約束を守ったのは彼らしく納得出来るけど、部下の兵士達の中には反旗を振りかざす奴が現れても良かったと思うし、あれだけの理想と決意を持って入れば、ウェイドのチェン・シンに対する従順な対応に、不満を持ってしかりだよ。
ましてや、個々の持っている武器だけで徒党を組まずに地球連邦政府に脅かしを掛けて十分に屈服させる事が出来るのにね。
宇宙都市に潜伏している兵士が自爆覚悟で武器を一度使えば、それだけで勝てたのに、実際、研究に従事していた星環グループの人達は光速宇宙船を完成させたかったのだからね。
この辺の人間心理とかが僕には納得出来ない。
他にも全体を通して不満な点も多く有ったけど、読みやすく比較的分かり易い部分も多く有ったので、SFに興味が無い人でも読めると思う小説かな。
僕が思う本当に面白い小説って多少の矛盾や安直な設定などツッコミ処が有っても、テンポよくグイグイと読者を引っ張って行く作品だと思うんだよね。
その点で言うと若干この小説は弱いかな。