劉慈欣のレビュー一覧

  • 老神介護

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    ・劉慈欣「老神介護」(角川文庫)は「流浪地球」と同時に刊行された短編集である。5編を収め、「老神介護」と「扶養人類」、「彼女の眼を連れて」と「地球大砲」が関係あるらしき物語である。3編目の「白亜紀往時」だけは別の物語である。「彼女の眼」が1999年、他は2000年代の作である。習某下ではないからか、政治的な問題はなささうに見える。といふより、さういふことは気にせずに書いたのか もしれない。
    ・「白亜紀往時」は白亜紀の昔のこととでもいふ意味であらうか。竜蟻戦争の物語である。白亜紀はパンゲア大陸の分裂が進み、恐竜の闊歩した時代である。その代表がティラノザウル スであつた。ここで竜とは恐竜のティラノ

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    2025年06月28日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    第3部も第2部とは主人公が変わり、三体の脅威に最初にさらされた時代の人物(程心)である。
    細かい章に分かれていて、それぞれどういった目線で書いているのかが不明であったが、それぞれの人物のことを書いているため、特に気にせず読むことができた。
    「執剣者」という新しい考えが出て、それを巡る駆け引き、その結果起こる災難、それを開放した宇宙艦隊のやり取り、それぞれ面白く読むことが出来た。
    ただ、主人公程心の考え方があまり納得感がなく、その部分は合わないなと感じた。
    また、物語にして伝える、というのもよくわからなかった。

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    2025年06月22日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    ハードあり戦争ありロマンスあり

    なんでもありも硬派SF短編集を楽しめた。これで作者さんの短編はすべて訳されたらしい。

    全体的に三体の空気つまり圧倒的なスケール感が漂う世界観が魅力で、読み手のイマジネーションが試される作品群だな。

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    2025年06月15日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    三体三部作のスケールには及ばないものの、素粒子をベースにした読みごたえのあるSFとして楽しめます。
    少しだけ現実社会に近い分、分かりやすくなってます。かな?

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    2025年06月09日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    2作目として読み始めた。出てくる人物はほとんど新しく、この三体という作品内の時代の経過を感じる。
    全体として、前作の方が理解しやすい場面が多い印象を受けた。
    しかし、下巻も読んでみないとわからないことも多いので、とりあえず読み進めてみる。

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    2025年06月08日
  • 超新星紀元

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    ネタバレ

    超新星紀元を読んだ。これは劉慈欣の最初の長編ということで内容が初々しい感じがした。
    だいぶ多くの劉慈欣の作品を読んできたので、その1つとして楽しむことが出来た。

    この本の内容としては、大人が一度に死滅して、子どもたちが中心の世界になるとどのような社会になるのかを思考実験するという本だった。
    最初の大人たちが子どもたちの将来のためにいろいろなことを教えて準備していくパートは、文化祭の準備のように一つ一つ課題を進めていくという点で、ワクワクして面白かった。
    また、この準備がそのまま子どもたちのためにはならないという点が、作者の皮肉が効いていて良かったと思う。

    中盤以降は子どもたちの

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    2025年05月06日
  • 三体3 死神永生 上

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    三体文明の地球侵略に対抗する面壁計画の裏で、女性エンジニア程心が発案した極秘の「階梯計画」が進行していました。
    目的は、三体艦隊に人類のスパイを送り込むこと。
    そしてこの程心の決断が、人類の命運を揺るがすことになっていきます。
    新たな展開を見せる物語。
    益々面白くなっていきます。

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    2025年05月05日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    天体物理学者葉文潔が宇宙に向け発信したメッセージが、異星文明の三体世界に到達。
    新天地を求める三体文明は侵略艦隊を地球へと送り出します。
    太陽系到達は四百数十年後。
    人類のあらゆる活動は、三体文明が送り込んだ極微スーパーコンピュータ智子に監視され、しかも、科学の発展を邪魔していました。
    絶体絶命の危機に直面した人類は、面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)を発動。
    人類の命運は、四人の面壁者に託されました。

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    2025年05月05日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    三体シリーズの前日譚。驚愕展開が矢継早に放たれるシリーズとは打って変わり、ひとつの現象に生涯をかけて向き合う科学者や軍人たちの姿が描かれる。SF的エンタメ要素が盛り沢山だが、同時に人類の叡智への賛歌であり、警告でもある。科学技術の発展と軍事利用の切れない関係性。やや冗長かつ感傷的過ぎる気もしたが、充分に楽しめた。

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    2025年05月04日
  • 白亜紀往事

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    こういったSF小説は、初めて読んだかも。
    恐竜と蟻が文明を築く話。

    作者は、たぶん、今の人間にも通ずることを言いたかったのかね。環境とか、各国の協調とか。
    知らんけど。

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    2025年04月20日
  • 白亜紀往事

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    なんというか、ライト(軽)な読み物でした笑 ラストはまぁご愛嬌ということで。軽く疲れた時や、旅に行く途中の電車で読んだりするのにちょうどいいかも。

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    2025年02月01日
  • 超新星紀元

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    面白くはあった…が、あまりにも現実味がない。
    少なくとも、西暦時代の大人が、子どもに対してあんなに純粋な幻想を抱き、性善説に基いた政治的な判断をするはずがないと思う。
    前提があまりにおかしいので、全てにリアリティを欠く。SFではなく、純粋なファンタジーとしては、可もなく不可もなく。

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    2024年11月13日
  • 白亜紀往事

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    蟻と恐竜が文明の作り出す栄枯盛衰
    蟻と恐竜という生物で表現しているが、
    人間同士の文化や人種、宗教の違いなどを感じることが出来るSF

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    2024年10月12日
  • 流浪地球

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    ネタバレ

    ・感想
    読み終わるのに時間がかかってしまって既に若干内容を忘れてしまっているものもあるけど、特に面白かったのはミクロ起源、呑食者、呪い5.0、中国太陽。
    山が設定の羅列みたいな感じでイマイチノリきれず読み終わるのに時間かかってしまった…。

    どの作品もやっぱり作者らしい寂寞の感?というか失いつつ諦めつつ無くしつつも続いていく、そして終わって、また始まっていく…という作風。
    特にラストでいうと呑食者と中国太陽が最高だった。こういうの好き。

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    2024年07月29日
  • 流浪地球

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    「三体」のような奇想天外なハードSFの様相を見せながら(飛躍しすぎて、文章を頭の中で映像化できなかった泣)も、筒井康隆を思い出させるような、ばかばかしさとユーモアがあった。
    硬軟どちらもいけるのが劉慈欣なんですね。
    「中国太陽」のアメリカンドリームなストーリーが一番良かった(中国製アメリカンドリーム)

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    2024年07月28日
  • 超新星紀元

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    超新星爆発の放射線の影響により子供は細胞の再生力が高いから助かるが、大人は一年後位に全員死亡する。大人がいなくなるまでに子供に国家運営の全てを託す...。

    最初の方は面白くて大人との別れに切なさも感じたけど、大人達いなくなってからの子供特有の残酷さと刹那的な振る舞いにストレスを感じてしまった。
    また、前半にキャラクターと伏線を出してたので、どう畳むのかと思いながら読み進めてたら何も触れられずに終わってました。

    中々に大味だし粗も多々あるが憎めない作品です。
    三体読もうか凄く悩む。長いのよ...。

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    2024年06月19日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    全体的にけっこうおもしろかった。「メッセンジャー」「月の光」「鯨歌」「カオスの蝶」がこのみ。
    「郷村教師」の特異点爆弾はスタートレックの赤色物質が思い浮かんだ。

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    2024年06月01日
  • 老神介護

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    こちらも『流浪地球』と似た味わい。

    地球人類を創生したらしい「神様」が現れ
    侵略じゃなくて扶養を要求してくるのが
    なんだかユニーク。
    しかも人類の普通の家庭で普通に生活。
    ただ飯喰いとまで言われる始末だけど
    さて、どうなるか?

    『彼女の眼を連れて』が好き。
    じんわり胸にせまる。
    バリバリ王道っぽいSFから
    こういうタイプの物語まで楽しめるのが
    短編集のいいところ。

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    2024年05月17日
  • 流浪地球

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    なんというか、懐かしい読後感。
    SFにちょっとはまりはじめた頃に
    読んでワクワクした「非日常」な感じの。

    普通に考えてありえないもんね。
    地球に推進装置つけて太陽系脱出するとか。
    それが出来てしまえるように思える
    この押し切り方!
    いいわ。
    でもポイントはガジェットじゃなくて
    それに関わる「人類史」のウェットさ。
    わかっているのに涙腺を刺激する。

    という表題短編『流浪地球』の他
    地球が家畜牧場化されそうになる『呑食者』や
    宇宙開拓物語『中国太陽』のノスタルジー
    『ミクロ紀元』は、ちょっとピ○ミン想像し(笑)

    『三体』読む前の助走として良かったかも。

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    2024年05月12日
  • 流浪地球

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    ・劉慈欣「流浪地球」(角川文庫)を読んだ。その解説の加藤徹 「SFと『科幻』ー劉慈欣文学の魅力」に次のやうな文章があつた。中国は科幻系の国である。「『科幻』系の国々で は、たとえ虚構でも、そんな空想を発表した作家は、たたではすまない。」(301頁)そんなとは、例へばゴジラの東京襲撃である。これだけで恐ろしくなるのだが、中国の作家はそれでも書いてきた。どのやうに書いたか。「劉氏の出世作『三体』の物語は『文化大革命』から始まる。(中略)米ソをさしおいて、社会を恨む中国人が最初に宇宙人と交信する、というあの物語の冒頭は、科学的には不自然だが、科幻としては正しい。『文革』は、中国共産党があやまちであっ

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    2024年04月21日