劉慈欣のレビュー一覧

  • 三体III 死神永生(下)
    とても素晴らしい作品でした。地球と三体世界の争いだけでは終わらず、宇宙そのものが小さく感じるほどの大きすぎるスケールにただ圧倒されました。ただ、所々難解な箇所があり理解が及ばないまま読み進めていた為、今でも分からないところが沢山あります。ですが、そんな状態でも世界観を十分楽しめたので星5評価としてい...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    丁儀の恋人?ダンサーって?最後、ダンサーが気になって終わった。ダンサー?

    丁儀ってその後、冬眠もするよね。三体0は、丁儀のキャラクターが面白い。

    また三体を読み始めなければ。
    三体の登場人物が把握しきれなくて、永遠に三体を読み続けてしまう。
    三体のリピートが止まらない。
  • 三体III 死神永生(上)
    第二部で未来へ物語が移ったことだけでも衝撃的だったが、それを上回る怒涛の展開だった。暗黒森林抑止について更なる考察が加わり、それに人類が翻弄されていく様は恐ろしかった。上巻だけでも綺麗にまとまってはいるが、最重要人物である雲天明についてはほとんど明らかになっていないので下巻を読み進めたい。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    面白い
    三体のタイトルは付いているがほぼ関係ない。独立したストーリーとして読んだほうが楽しめると思う。下手に三体に関連があると思って、読むと肩透かしを食らうのでつまらなくなってしまう。

    相変わらず物理学、科学を内容にしたSFとして非常に面白い。
    予備知識などなくても面白いけども、量子物理学、不確定...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    めちゃくちゃ面白かった。
    まず、球電を見て、これはマクロ原子の中のマクロ電子なのでは?と思う想像力とその内容を説明する力がとんでもないし、そこからのストーリーの展開が目まぐるしく、丁儀が出てきてからは飽きることなく読み切ってしまった。 
    三体3部作もそうだけど、劉慈欣の作品に出てくる女性は極端な性格...続きを読む
  • 老神介護

    面白かった。
    三体から劉さんの作品読み始めたけど、滅茶苦茶面白かったです。
    短編の集まりだったけど、微妙に話が絡んでいたりするところがとても楽しかった。
  • 円 劉慈欣短篇集
    「三体」の劉慈欣の短編集。
    以前「折りたたみ北京」で「円」を読んでどっひゃー!と思った記憶があるがそれをタイトル作とした短編集。
    「郷村」「円円のシャボン玉」「人生」が好き。でも他の作品も甲乙つけがたい。まさにセンス・オブ・ワンダーな作品ばかり。
  • 三体II 黒暗森林(上)
    何冊かでシリーズになってる本ってだんだん内容が薄くなっていくことが多いけど、この本は1に比べて10倍ぐらい面白い!!
    もちろん1を読んでないと全く理解できないけど、1を読んでる人は絶対に読んだほうがいい!
  • 火守
    中国のSF作家である劉慈欣による童話です。
    ヒオリの命を救うために、サシャは世界の果てで隠遁生活を営む火守を訪ねます。
    夜空に輝く星は人の数あり、各々の星を磨き直せば体も回復すると火守は語ります。
    三日月へロケットを飛ばしロープを引っ掛けるシーンは、幻想的かつ科学的で素敵な雰囲気でした。
    火守にヒオ...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(上)
    圧倒的に強い敵。唯一の秘密領域。途方もないスケールの中の群像劇。
    続きが気になるので感想は手短にする。
    おもしろい。
  • 三体III 死神永生(下)
    「あらゆる力の中で、時間こそがいちばん無慈悲な力だ」

    ついに読み終える事ができました三体3部作!

    読破後の余韻がヤバい
    実はSF小説をシリーズ通して読破出来たのは今回が初めて
    難解でとても長い作品なのでSFは満腹気味ですが、三体0と三体Xもいずれ読みます
  • 三体II 黒暗森林(上)
    面白かった。
    壮大な物語。
    ルオジー、序盤はなんじゃこりゃと思いながら聴いてたが、なぜ、オールフェイサーに選ばれたのか!! なるほど。
    そして、呪文って! その後冬眠に!!
    気になるやん。
  • 三体III 死神永生(上)
    ドラえもんの世界観が出てきて、ワクワク。
    日本人には、馴染みのある4次元の世界。

    三体Ⅲ上まで、読んでしまった。もうすぐ、読み終えてしまう。嬉しいような、寂しいような。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    祖国を思い家族を思い、そして球電にすべてを懸けようとした人たちの話。
    後半から物語は加速し、終盤の畳み掛けで泣いてしまった。林雲はその子どものように、絶対曲げられないものを押し通したが、その自分勝手さで結果的に戦争を止めたんだと思ったら涙が出てきてしまう。
    ただ攻撃するだけが戦争ではないのかもしれな...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(上)
    宇宙戦争の必要に迫られた人類の技術面はもちろん精神面についても考察されていて、かつその対処法を議論し克服しようとする様に人間讃歌を感じた。
    ストーリーの大枠とは外れるが、中共とロシアが国連の中で善玉に描かれ、日本が悪玉に描かれていることに中国の作品だということを強く感じさせた。
  • 円 劉慈欣短篇集
    【印象に残った一文】
    「李白の目に映っていた自然とは、あなたがいまごらんになっている川辺の少女です。しかし、同じ自然でも、テクノロジーという目を通して見たそれは、結局のところ、白い布の上に整然と並べられた血の滴る人体の各パーツなのです。ですから、テクノロジーとは反詩情的なものです。」( p.286,...続きを読む
  • 円 劉慈欣短篇集
    理系の友人が、エンジニアは世界を変えていけると言っていた。 この短編集は、劉慈欣が、エンジニアとしての知識をフルに活かして、さまざまな世界を、そこにあるかのように生み出してくれる。一緒に旅する世界は、過去から未来、宇宙、そこに住む人々、ありとあらゆる世界だ。私たちの想像力は、羽を持っているように、導...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    両親を一瞬で灰に変えたのに二人が座っていた椅子に変化はない。「球電」と呼ばれる不可思議な現象を体験した陳は、気象学から球電についての研究に没頭していく。ある日共に研究を進めていく運命の女性、林雲と出会うが彼女は雷を使った新兵器の開発に邁進している軍人だった。研究が何度も頓挫する前半はしんどいが、その...続きを読む
  • 円 劉慈欣短篇集
    短編集なのに一気読みしてしまいました!最高傑作揃い!劉慈欣氏の作品は『三体』を最初の1冊だけ読んだことがあるのですが、いろんなアイデアをひとつのストーリーに押し込むより、短いストーリーでサクッ、サクッと読める短編集の方が私は良いと思いました。世界観もひとつひとつのアイデアに合わせているので、壮絶だっ...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    量子力学をマクロ的に観るなんて想像が膨らみすぎる。

    量子力学において、粒子と波動の二重性という特性を球電というものから考えさせられるのが楽しい。

    観測(知ること)が影響を与えるっていう特性。これを後の三体を仄めかすのにうまく使われているあたり見事。

    球電っぽいものは本当に観測事実があるものなの...続きを読む