劉慈欣のレビュー一覧

  • 三体

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    冒頭、文化大革命より物語は始まる・・・
    主人公の一人でもある葉文傑の波乱に満ちた前半生が語られる。

    一方で、正真正銘の主人公の汪森はナノマテリアルの開発を行っている主人公!
    謎の会議に招集されるが、ノーヒントの状態で警告をされるたと思いきや謎のファイナルカウントダウンが始まる???

    そして、VRゲームの三体には周の文王、伏羲、墨子や始皇帝等の中国の古代人達が登場しては・・・


    久々に圧倒的なボリュームで読めるSF作品!

    中国は三国志と水滸伝だけじゃ無い!と思わせるSF小説!


    圧倒的な科学には屈服なのか?

    次巻が楽しみです!!!

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    2024年10月19日
  • 三体

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    壮大なスケール感。文系人間には序盤は読み進めるのが厳しかったが、中盤からは少し読みやすくなる。万人受けしないかも知れないが、ラストは圧巻。

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    2024年10月17日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    なんとスケールの大きな話しなんだ。
    人類が生き延びるために選ばれた4人、想像できないプレッシャーを感じる。

    そして舞台は徐々に宇宙空間へ。

    面白い!!

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    2024年10月16日
  • 三体3 死神永生 上

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    Netflixのドラマにようやく追いつき追い越した。ドラマでは、汪森、ルオジー、雲天明、程心が友だちという設定なんだよなー。本読んだ後だと、とんでもないなー。◇程心が執剣者として活躍するのを見たかったのに、あまりにもお粗末で残念。さて、何だかんだで明るい兆しが見えたところで、下巻へ突入

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    2024年10月13日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    ネタバレ

    いや、物語は面白いんだけど、羅輯の理想の女性観なんなん。笑
    荘顔と出会う前(羅輯の妄想段階)と出会った後で何のギャップもなく、それゆえ実在しているはずの荘顔の主体性があまりにもなさすぎて、、ずっと妄想だったのでは?とすら思える。2人の子の名前も出てこないし…ただの2人の愛の証としての概念?おまけ?付帯物?

    「理想の恋人を探してみては?」と言って自分がそれにならんとするところとか、荘顔のことを子どもみたいだと思っているのに妻にするところとか、なんか…光源氏?笑

    あと、2人を失って急に面壁者として頭角を現すところも、少年マンガ展開ぽかったなー。女子供を男性が強くなるための装置として扱う感じー。

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    2024年10月09日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    三体Ⅲ 死神永生 読み終わり。
    めちゃくちゃ壮大な話じゃないか!
    2次元化のとことか、小宇宙の話とか1と2に比べてSFレベルがバクアゲでした。俺には少しムズかったー。
    でもこれだけ壮大な話であっても、芯にある優しさと愛についてしっかりと感じられたし、なによりも未だかかつてない攻撃方法を体感できて満足です!あの攻撃方法を描き切るって凄い!ただ、そのおかげで特に下巻の読書難易度は急上昇したので、かなり読むのに苦労しました。(京極堂シリーズ並み)

    人類という種がいかに愚かで浅ましく、そして優しく愛に溢れているのかをこれほどのスケールで読むことができて本当に幸せでした。

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    2024年10月08日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    三体が面白かったので、劉慈欣さんの他の作品も読んでみたいと思いこの本を手に取りました。
    収録されている作品はどれも短く読みやすかったです。

    収録された作品はどれも面白かったですが、鯨歌、円円のシャボン玉が特にお気に入りです。
    鯨歌はオチが面白くて印象に残りました。
    円円のシャボン玉は、すごく優しくて幻想的な作品だと感じました。

    作品の幅が広くて飽きずに楽しめたので、劉慈欣さんの他の作品も読んでみたいと思います。

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    2024年10月06日
  • 三体

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    この分厚さで、ほぼプロローグって・・・
    物理学は難解だったけど、かなり気持ちよくなる難しさ。

    たくさん映像化されているのが良くわかる。とてもおもしろいSFだった。

    3部作の1なので、今後かなり期待。

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    2024年10月03日
  • 白亜紀往事

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    蟻と恐竜の2種類の文明が織りなす栄枯盛衰を、現代では通説になっている恐竜滅亡の過程に上手く繋がるように描かれていたのが良かった。最後の蟻たちの会話が、何千年後の私たち人類に繋がると思うと胸が少し熱くなったりもした。短編だけど読み応えもあってかなりよかった!三体読んでほしいけど、いきなりヘビーすぎかも…って時に、劉慈欣作品の入口としても勧めやすいかも。

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    2024年09月29日
  • 三体

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    外国小説であるあるだが、外国人の名前が頭に残りずらく、キャラクターも多いので読むテンポは少し遅くなった。SFであるために想像が難しい場面も多々あった。しかし、そんな弱みは全く気にならない物語の面白さ。最後まで読んだら、次作に手が伸びないわけがない。

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    2024年09月29日
  • 白亜紀往事

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    白亜紀時代、蟻と恐竜が互いには協力し合って文明を築いていたら...
    そんな訳あるか!と言うビックリ設定だけどそこがSFの良い所。想像するだけで楽しい。そして恐竜のように大きすぎず蟻のように小さすぎず、大きな脳みそを持ち手先が器用な我々人類は凄い生き物なんだなと改めて思う。戦争は文明を滅ぼすということも。

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    2024年09月29日
  • 老神介護

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    『流浪地球』に続けて読んだ劉慈欣の短編集。
    『流浪地球』も面白かったが、個人的にはこちらの『老神介護』の短編集のほうが好みだった。
    表題作の『老神介護』、その続編とも言える『扶養人類』は全然違った作風で後者はノワール風な雰囲気なのも良かった。
    そして白亜紀の蟻と恐竜の共存と争いを描いた『白亜紀往時』も面白い。劉慈欣は恐竜や蟻を描いた作品がいくつかあるのだが、突飛さも含めて面白い。
    蟻に知能があるというと『フェイズⅣ 戦慄昆虫パニック』なんかを思い出す。ある事件から突然変異した蟻たちに知能があることがわかるが、なすすべもなく次第に侵略されていくというパニックホラー映画だ。バカバカしさもあるが、何

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    2024年09月23日
  • 三体3 死神永生 上

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    4世紀かけて三体艦隊がいよいよ地球に迫ってくる。

    地球に送り込まれた智子(ソフォン)という三体側のスパイ量子が智子(ともこ)というアンドロイド型日本女性になって登場する。彼女を通して日本の茶道について説明する場面があり、伝統芸能への真面目な調査のあとが伝わってくる。これ程の長編で日本や日本文化のことが話題になるのは初めてであり、日本や日本人の存在感は相当薄い。主潮をなす宇宙科学や軍事・物理学・生命化学など技術的な話も作者はこの描写と同じく真面目に正確に描いていることが想像できる。
    この分野に疎い身には、これは本当なのかと思うほど新しい技術や社会・ルールそして奇抜な発想がいろいろ飛び出し、その

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    2024年09月23日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    話題の「三体」が読みたく、この作家の本は初読みでもあり、三体の長さを考えると・・・。
    まずは、こっちの短編からと思った。

    SFですが、宇宙戦艦もでてきません、異星人がちょこっと、でもいいですね。静かな感動があります。
    特に好きなのが「郷村教師」「栄光と夢」。
    「栄光と夢」はドラマ化してほしい、全世界に作家のメッセージを伝えたらいいと思う。

    肝心の「三体」の作中エピソードである「円」、これもおもしろかった。「三体」を読むのがとても楽しみになった。

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    2024年09月21日
  • 流浪地球

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    こちらが想定する遥か上の物語が展開することと、そのスケールのデカさに驚く。
    そもそも表題作からして笑っちゃうくらいのスケールだ。
    地球がヤバいから地球から脱出しよう! ではなくて、地球ごと移動させちゃえなのだ。
    正直バカバカしいとも思える。だが、そこはさすが劉慈欣だ。こちらをねじ伏せる筆力で乗せられてしまう。
    どれも面白く読んだが、個人的には『呑食者』『中国太陽』『山』が気に入った。

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    2024年09月20日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    球電の理論はあまり理解できなくてもグイグイ惹きつけられる面白さ。犠牲になった羊や林雲は量子化されて存在しているのか。続きが気になる。

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    2024年09月15日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    やっとやっとやっと読み終わったー
    三体Iよりスケールはさらに大きくなりIIの下巻は特に面白かった!ラストはいい感じで終わったのでIII読まずに終わりかな。

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    2024年09月10日
  • 三体3 死神永生 上

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    ルオジーが地球の変わり者代表としてセレクトされた世界を振り回す存在だとしたら、程心は一般民衆の擬人化みたいなもんなので最初から最後まで宇宙や世界情勢に振り回される役割なのだと思う。
    ウェイドが近寄りたくないけどずっとかっこいい。
    何となく頭の中で村田蓮爾の作画してる。

    物語のスケールがどこまでも広がり続け下巻後半からは途方もない物語にシフトしていくが、宇宙という誰にも全貌が把握できていないものをわざわざ相手にするならこれくらい徹底的にやってやっと「宇宙SF」足り得るのかもしれない…
    比較できる作品が自分の狭い範囲の中では思いつかない程、とにかく壮大な物語で面白かった。
    でもこれ映像化どうすん

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    2024年09月09日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    第2作佳境、最後の決戦に向けて、人類の叡智が総動員される。
    これまでのジェットコースター的展開は少しも留まることなく、ラストまで読者を引っ張っていく。SFの奥深さ・可能性がよくわかります。
    当初はあまりに壮大な物語に挫けるかな、と思っていましたが、何のその。引き続き次巻にチャレンジします。
    これまであまりSFを読んでこなかったことを少し後悔するほど、面白い。

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    2024年08月29日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    第1作から追加されるSF要素が比較的少なめ?で、観念的な描写が減り、前回に広げた大風呂敷をもう少し広げつつ突き進むストーリーに引き込まれました。
    SFに詳しくないのですが、少しハード?な感じがします。結末が全く予測できない!

    相変わらず、智子(ソフォン)だけはさっぱりわからないですが、わからない点はそれなりに、ノリで読んでます。

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    2024年08月25日