坂本眞一のレビュー一覧
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マリー ジョセフ サンソンの独壇場です。自由を求めたマリー、現実で繰り広げられていた恐怖政治は、マリーの求める自由だったのか?ゼロと共に何を考えていたのか…。本音がまだ見えてこない。
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「最悪」この言葉の果てに見える世界はどんなものなのか。狂った世界の果てに見えるものは何なのか。サンソン一家の苦しみを世界は理解できたのか。正義とは何か。考えさせられる物語であった。
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今まで思い描いていた史実とは異なり、なんとも美しいルイ16世の潔さ。その気持ちに応えるシャルルアンリサンソン。その心の苦しみを真に理解していたのがマリーサンソン。そして、ゼロが良い味、出してる…
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今までよりもエログロの要素が強くなってきました。当時のフランスも、このような乱痴気が社交界で繰り広げられていたかと思うと、背筋が寒くなります。画の美しさでエロさが増してます。
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しりあすな描写かと思えば、コミカルな部分も出てきて、今までとは少し毛色の違う巻でした。ルイ16世とシャルル アンリ サンソンは今後どのように心を通わせることが出来るのか…。次が気になる。
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ルージュの題名のごとく、マリーが紅をさした姿は本当に美しいものだっただろう…。カラーで読みたかった…。フランスの大きな変革の流れに身を任せず、我が道を進もうとする、マリーは美しい!
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フランス革命、ルイ16世とマリーアントワネットを巡るストーリーが進んできて、華やかさが出てきました。華やかさの裏にある、暗く、黒い世界とのギャップがえげつない。
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ルイ16世が最後に家族と過ごす団欒シーン。ルイ16世の息子のルイ・シャルル(ルイ17世)がこの後、どんな扱いを受けるか歴史の本やwikiなどで知っているので読んでて悲しかったです。
ロベスピエールとサンジュストが馬車で移動していると、パン屋の夫婦が惨殺される場面に遭遇するところは特に印象に残りまし...続きを読む -
お気に入りの3代目サンソンが隠居し、その後、3代目がどのような余生を送ったのか気になってましたが、たまたま何かで「隠居した3代目が旧友を処刑…」みたいなエピソードを見てしまい、とはいえネタバレを知ってガッカリではなく退場したと思っていた3代目の見せ場がまだあることを知り喜んでしまいました。グリファン...続きを読む