みうらじゅんのレビュー一覧
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みうらじゅんさんの『いやげ物』
いやげ物=誰がこんなお土産を買うんだという常識を疑っちゃうようなお土産のこと。
懐かしいものから、こんなお土産あったの?まで変なお土産のオンパレードで、電車の中、笑いをこらえながら読みました。
約20年前にでた本だけど、みうらじゅんさんの独特の世界観、錆びないなぁ。
"へんぬき"と"二穴おじさん"が好き。
この本を読んだ後は、
旅行に行ったら、「いやげ物、まだ売ってるのかなぁ」って絶対探しちゃう。
笑いもあるけれど、下ネタもあちこちにあり。
意味不明の下ネタがあり、その言葉がどうして下ネタになるのか不思議に思い、思わず調べてしまった。
ちょっと懐かしくて変わってるけれど笑っちゃう、脱力系世界に連れて行ってくれる本。 -
Posted by ブクログ
著者が考える「それまで世の中に存在しなかった仕事の作り方」について説明した本。
(1)それまで個別に認知されてきたモノに共通の特性を見つけ、グルーピングし、新しい概念を世に売り出す(ゆるキャラ等)。
(2)昔からあったカテゴリーに新たな魅力を見つけて世に売り出す(仏像等)。
著者がやっていることは、大まかに言うと上記に大別されると思う。興味深かったのは、そのプロセスで「即好きになる様なモノでなくとも、何故かそれが心に引っ掛かるのであれば、徹底的に向き合う」というところだ。
どの分野であれ、超一流の人と言うのは、努力を努力と感じておらず、ひたすら夢中に自分の道を追求していると感じることがある。私のような凡人からすると、「まずそんな夢中になるものが見つからないよ」と言いたくなるが、もしかすると初見で何かに夢中になるのではなく、心に引っかかったものに腰を据えて付き合っていくうちに、徐々に夢中になっていくものなのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、みうらじゅん氏とリリー・フランキー氏による雑談集。
人は必ず死ぬという絶対的な真理を出発点にして、人生・人間関係・仕事生死に関するトピックについて、思い思いの考えを述べていく二人語り。
なお、みうら氏の肩書は「イラストレーター」(公式サイトより)。リリー氏は「マルチタレント」(wikipediaより)。
読後の印象は、二人ともただのアホなおっさん笑(いい意味で)。
・・・
あまりお二方のことはご存じなかったのですが、おちゃらけた、テキトーな感じは常々感じておりました。
ただ、今回はスタートポイントが死ですから、ひょっとしたら深遠な何かが語られるのでは、と期待して読んでみました。
むう。
結論は、おじさんの居酒屋でのとりとめもない話、のような内容でした笑。
一瞬、話の切り出しは真面目なのですが、最終的にエロに収まるというか笑。まあ素敵なおっさんたちだと思いました。
・・・
とは言え、かように振り切った人生を送っている方なので、節々に光るものがあります。
例えば、彼らの世間のしがらみからの自由さ。自由業の看板にまごうことがない。むしろ、その看板に忠実たろうと「俺たち自由でないとダメじゃん」と、うっかり仕事しすぎて焦っていることもあるそうで、微笑ましいです。
本人たちも、自分たちの仕事内容から、良くこれで生きてこれた・食えて来たと驚くわけですが、彼らの強味は、今でいうところの「マインドフルネス」であるかもしれません。
生とか死とかはたまに考えるけど、そういう事柄にかかずらわず、「今に没頭する」ということを続けてきたと。その「今」というのは、エロだったのかもしれませんし、絵だったり、飲酒だったりするのかもしれません。ただそれらは、何か他からの逃走ではなく、それ自体として選び取られたものであったこと。これが大きいのだと思います。
もう一つ。
自分探しと適材適所について書かれた箇所がありました。
「自分を探すんじゃなくて、自分の居場所を探せばいいんだけど」(P.212)
これはいわゆる「本当の自分」っていう話。実は、そういうのはないとお二方とも仰っています。また、他人との比較もなくならないと仰る。というか他者があっての自分なんだと。だから、唯一の自分の個性みたいないのを探すんじゃなくて、自分のテイストや好みを自分自身認知して(時々人と比べつつ)、自分にフィットした場所(会社、組織、コミュニティ)を探そう、といっているように感じました。
本人たちはもう少しふんわり喋っているので、そこまで意図していたのか分かりませんが。でも鋭いなあ、と感じ入ったものです。
・・・
ということで、みうら氏とリリー氏の雑談集でした。
ある意味で理想ですよね。そこそこ年がいっても飄々と仕事し、時に酔っ払い、キれつつ、何しろ楽しそうに生きる。大成功でもなくても、まずまず食べられる。いいですよね。
とにもかくにも、この精神的自由さは学びたいと思いました。
好きなことをしてみる。したいですよ。
…まあでも嫁さんの意向を聞かずにそんな好き勝手、できないですよねー。そのあたりのテクニックは、語られませんでした笑(「嫁を抱いてりゃあ、分かるよ」みたいな話はあったかもしれませんが…) -
Posted by ブクログ
みうらじゅんさんの清張愛が炸裂。
ただし、本書の半分はみうらさん以外の清張ファンの方々の文章やインタビューになる。
もう孫のいる私の世代でさえ清張の描く風俗は、懐かしさや古くささを感じるので、今の若い人が清張を読んでどう感じるのかは分からないが、案外新鮮な感じなのかもしれない。
もっとも人間の本質的なものはそう変わってないので、三浦さんが指摘している清張スイッチは今でも十分生きていて、若い人も共感するのかもしれない。
清張の本はそれなりに待っているが、本書でも多くのページを割いている映像作品については、ほとんど見てないので、機会があったら見てみたい。
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