みうらじゅんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(01)
仏像を見る際に,どのように既存の文脈から切り離して自分の目の前にあるものを見るか.この難問に著者の二人は取り組んでいる.寺院からのアプローチ,由来や縁起などの創作,フェノロサ,和辻,亀井といった近代の批評,他の観光客や観光産業関係者など,著名な仏像を取り巻く言説を華麗にいなし,かわしつつ,自らのポップやサブカルの文脈に近づけつつも,仏師や仏像そのものの想いや方法をダイレクト(*02)に見る方法に挑戦している.
(02)
そのとき,眼は興奮し,恋愛やエロスなどに類似したフェティシズムの視線によって仏像が捕らえられる.みうら氏は吉祥天に向かい,いとう氏は文殊菩薩に向かったその視線(*0 -
Posted by ブクログ
前に読んだ「自分なくしの旅」では美大に入るまでの話で今回は美大に入ってからの話なので勝手に続編だと思ってましたがこのセックスドリンクロックンロールの乾純くんは別人です。
二浪して美大に合格しましたがここでの乾純くんは現役で合格してます。
そしてまたまた童貞です。笑
美大に入学してすぐ知り合った玉手がいいキャラクターしてます。
実際にみうらじゅんが本当に美大でああいう人物と知り合ったのかどうかはわかりませんがそのような人からインスピレーションを受けたのは間違いないのかなと…。
ロックンロールとは何か。ジョンレノンがオノヨーコに対して歌っていた気持ちを乾純が解釈してる最後のシーンが印象的でした。
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Posted by ブクログ
みうらじゅんの世界でした。笑
自伝的小説なのでどこまで本当なのかはわかりませんが面白かったです。
あらすじは京都から上京し美大を目指し浪人生活を送る乾純(みうらじゅん)。美術予備校で知り合った美奈と恋に落ち、童貞を捨て、覚えたてのセックスにのめり込む間に美術の勉強も家族とも地元の友達とも距離が広がり混乱していく話です。笑
登場する女性。美奈はいわゆるお嬢様の女子大生でそんな感じの子が乾純(みうらじゅん)のどこになぜ惚れていたのかなと…。
っていうぐらいこの乾純(みうらじゅん)はなよなよしてます。
まぁ自分のどこが好きなのかなんて相手にしかわからないことですが。
ただ、みうらじゅんが急に彼女に対 -
Posted by ブクログ
人生の3分の2はエロいことを考えて来た、という文面で全編が始まるエッセイです。エロとはいっても哀愁を帯びた懐かしい気持ちになるエロで、ある意味郷愁系エロです。若い頃は常に頭の片隅にエロがこびり付いていて、片時も頭を離れる事は有りませんでした。ところが今はどうでしょう。一日の中でエロい事を考えるなんてそうそう無くなりました。これは憂うべきことでありましょう。エロは命のバロメーターなのかと思う位エロジジイが長生きするイメージがあります。このままでは長生き出来ないのでは!!と危惧を覚えました。何しろすごいのは最近等身大のダッチワイフ絵里加さんを購入し、一緒に取材の場に同伴している事です。ネタとはいえ
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