みうらじゅんのレビュー一覧

  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    みうらじゅんとリリーフランキーのゆるーい対談集。というか、二人でお喋りしているだけ。
    ほぼ雑談なのだが、時折禅哲学的な深いコメントが飛び出てくるので油断できない。
    くだらないことで飯を食い続けることも高スキルが必要。長くクリエイティブで生き残っている二人だけに学びも多い。

    <アンダーライン>
    ★★★★★ひとりでずーっと引きこもってて、「オレ、いまタイミング的にいいんじゃね?」って誰も思わないですよね?何か他人との接触があって初めて出る言葉ですよね。
    ★★★★調子悪くてあたりまえ。あるかわからない自分の「絶好調」を目指すからストレスになる。
    ★★★★★完璧に治らないという前提で生きているのと、

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    2024年01月11日
  • マイ仏教

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    “仏教って優しいな“って思った。

    不安を感じたり、悩んだり、落ち込んだり、暴走したり。全ての上手くいかない事は、当たり前なんだ、そんなものなんだと教えてくれる。

    人が“悪”に染まらず、なんとか歩んでいけるように導こうとしてくれているようだ。

    著者は、堅苦しい仏教の形式にとらわれずに、でも教えの基本からはそんなにブレる事なく“生き方”を教えてくれた。

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    2023年11月26日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    古本屋さんで見つけた時に、スナックラジオでリリーさんが言ってそうなタイトル名に思わずレジダッシュしていました。

    エロくてユルいけど、身も蓋もない程の真理を語るお二人の話が心地良い。
    教養と知識の話や、「げ」がついてしまうと・・・の話など、「人生」や「人間関係」、「仕事」、「生と死」にまつわることをいろいろと気付かせて貰いました。
    ときどき読み返したくなる1冊です。

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    2023年10月31日
  • 「ない仕事」の作り方

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    みうらじゅんの今までの変遷を知れながら、クリエイティブで生きていく上での極意を実例を交えて知ることができる。好きかどうかではなく、やり抜くかどうか、というポイントが個人的に刺さった。

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    2023年09月21日
  • 見仏記 道草篇

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    ふらっと立ち寄った書店で、この本と出会いました。最初の見仏記から30年ぶりに見仏記シリーズを読みましたが、お二人ともまだまだ見仏続けられているんだな、と感慨深かったです。

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    2023年07月15日
  • マイ仏教

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    みうらじゅん氏のことはおぼろげに知っていたが、正直なところ何が本業なのかわからなかった。と思ったら、本人も何が本業か分からない、と書いてあった。
    勝手な彼の印象としては、マニアックでこだわりが強い人なのではないかと感じていたが、割と当たっていたようだ。そうはいっても、多かれ少なかれだれにでもそういう一面はあるものだと思うし、特別というわけではないだろう。彼は少年時代に仏像に魅せられ、お寺の住職になりたいという渋い将来の夢を抱いた。
    実は私も中学生の時に仏像に魅せられたひとりであり、もちろん当時は仏像ブームのずっと前であったため、参考資料も少なかったし、仏教の知識も少なかった。
    みうら氏はその後

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    2023年06月19日
  • メランコリック・サマー

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    文章のリズム、言葉選びのセンスに関心。
    内容はともかくテンポが良いので読みやすい。
    保育園へお迎えに行く際の出来事を書いた「スクラッパー人生」と
    おかんが四畳半布団一組の下宿に来る「蒲団のにおい」が良かった。
    子供とかおかんとか家族の登場は珍しいのでほっこりした。
    よくまあこんなにネタがあるものだなぁと感心する。
    みうらさんみたいに生きられたら人生楽しいだろうなぁ
    偉ぶったり、人を見下したり、弱いものいじめをしたり、絶対しない人って感じがする。自分に正直なとこがこの人の魅力。

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    2023年06月10日
  • ハリネズミのジレンマ

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    還暦も過ぎてオイルショックを日々感じてるらしいにもかかわわらず、相変わらず”人生の3分の2はいやらしいことを考えて”きてる著者が笑える。
    多分、米寿になってもいやらしいことを考えているんだろうな(^^)
    でも、それが元気の秘訣かもね!

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    2023年05月30日
  • 「ない仕事」の作り方

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    読みながら笑った
    みうらじゅんさんの着眼点は凄い
    自分のアイディアの売り込み方とか面白く書いてるけど、ビジネス本と言っていい

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    2023年05月30日
  • マイ仏教

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    友人のプレゼントで初めてこの方を知った。
    思考の断片を見ていると、この方(良くも悪くも)かなりずるいんじゃないかと思う。
    宗教の大きな誤謬は、死や死後を「在る」と言ってしまったことだと思う。無いものを在ると言ってしまうという大いなる嘘。逆に嘘だから信じることができてしまう。ユダヤ教ならはじめに光あれ、キリスト教なら信ずるものは救われる、仏教なら四苦八苦に色即是空。
    プラトンはそれをイデアだと言ったが、ソクラテスなら「さぁ僕はよく知らないね。ところで君、それはなんだと定義するのかね?」と白を切るところか。ヴィトゲンシュタインは沈黙する。
    仏教家ではなく、この方はそこから一度離れて眺めているひとだ

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    2023年04月15日
  • アレの名前大百科

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    いいねぇ~。知らんやつばっかりだけど仕事の都合で知ってるやつもある。
    普通は知らんでも良いやつの名前を知るのは俺的には面白いので覚えようとするけど来年聞かれたら忘れてる!ヤバー!

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    2023年02月28日
  • マイ遺品セレクション

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    いやー、くだらなくて面白かった!「好きになるのが好き」なみうらさんが集めNEVERならないと、集めに集めた遺品の数々。電車で読むと笑っちゃう遺品もあるのでご注意を。「マイ遺品展」でリアルに見たい!

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    2023年01月15日
  • 「ない仕事」の作り方

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    自分が好きなこと、気になったことに素直になる。
    周りの目を気にせず、ただ全力で。
    それだけで、力を抜いて楽しく生きられるような気持ちになる。

    ★映画は面白いことを自分で見付ける
     つまんなかったねの一言は、自分に才能、経験不足から
     たしかに自分が子供の頃はコレで終わっていたことが多い

    ★母親に向けて仕事をする
     知らない大人数は無理。伝えたい事がぼやける。
     「喜ばせたい人」の最高峰はだれ?

    ★自分なくし
     徐々に煩悩を消す。
     自分を消して、初めて何かが見つかる。自分探しをしても何にもならない。

    ★空あり
     バラけると意味がないが、合うとそう見える。
     コレが「ない仕事」の真髄

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    2023年01月05日
  • マイ遺品セレクション

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    ネタバレ

    思っていたよりもずっと面白くて口惜しい。マイ遺品展行けばよかったなぁ…。

    (250329再読)
    好きなものを好きと気づいて集め続けられるのは才能だよなぁと。
    金も時間もかかるだろうけど、それが楽しそうなんだから羨ましい。

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    2025年03月29日
  • マイ仏教

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    仏教オタクの小学生、そして、仏教にあこがれて入学した仏教系の高校(永観堂の隣というとあの高校でしょうか)で目撃した荒行に励む若者たち。仏教愛を語りながら、青春を語っているような本であります。般若心経を求めての荒行、なかなかやりますね。作者の仏教愛に★四つであります。

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    2022年12月08日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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     人生を逆算すれば「不安」よりも「すべきこと」が見えてくるはず。
     しなくていい予想で不安になることが一番のムダ。
     何に対して怒るかということで、その人が大切にしているものがわかる。
     今が一番大切。死ぬことは変えられないし、老いることもかえられないけど、どんな年寄りになるかということは、ある程度自分で決められる。

     みうらじゅんさん、リリー・フランキーさんが、人生にまつわるさまざまなことについて語り合う。不安とは?満足とは?親子とは?友情とは?やりがいとは?場所は都内の居酒屋だったり、箱根の旅館だったり…。なるほどなぁと考えていると、いきなり下ネタやダジャレ。(番外編として収録されている

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    2022年11月26日
  • マイ仏教

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    『「ない仕事」の作り方」が面白かったので、みうらじゅんをもう一冊と思い、2011年刊行、2018年著者の仏教伝道文化賞沼田奨励賞受賞のきっかけともなった「マイ仏教」を手に取る。

    自らの仏像ブーム、地獄ブームはもちろんのこと、青春の苦悩やヤンキー連中を人生の荒行と見たり、Bob Dylan の "How does it feel?" や、アントニオ猪木の「元気ですかー!」に「羯諦羯諦波羅羯諦」(般若心経末尾にある、唱えると楽になると言われる経文」を重ねたり、駐車場の「空あります」に開眼したり、今そこにある仏教をカジュアルに紹介する。凡百な自己啓発書を100冊読むよりも、みう

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    2022年11月13日
  • 「ない仕事」の作り方

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    本書はビジネス書としてもいろいろなところで取り上げられており、何かのヒントにならないかなーと思って手に取りました。

    結局、ない仕事の作り方、というのは「名前のない現象やものごとに名前を付けて売り込む」といった身も蓋もない方法、とはなりますが、実際に著者の足跡を振り返ってみたエピソードが面白い。

    やはり、人と違う視点を持ち、人と違った考え方を持つ、といった個性はビジネスの上でもそうでなくても大事だな、とは思います。

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    2022年11月04日
  • マイ修行映画

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    みうらじゅん的映画解説。
    彼にとって映画館は日常からの逃避であり道場でもある。己の常識を疑う修行。
    代金を払った以上はしっかり学習すべし。と言っている。なるほど。わかる。
    己の常識の狭さから、つい「つまらない」と言いたくなる映画も、「つまらない」とはっきり言ってしまえば、代金をドブに捨てるようなもの。自ら首を絞めている。
    映画は面白いところを見つけるのであって、向こうから飛び込んでくるものではない。
    つま…くらいで、そこがいいんじゃない!とつぶやきながら映画を観ると、自分はつまらないことが好きだったんだと特した気分になる。
    あぁ、映画は修行なり。
    世間一般の映画評とはひと味もふた味も違うみうら

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    2022年09月30日
  • さよなら私

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    欲や見栄、煩悩が翻弄して悩む私は一体何者だろうか。そもそも私は存在するのか、という哲学的観点を煩悩へと差し戻していくサイクルが心地良い。平等とは何か。それは人それぞれ違うということを認めることが平等です。と言ってのける筆者の多様性肯定に感嘆する。全ては無にかえるのだから些事に悩むな、珠玉の人生訓となる。

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    2022年08月01日