みうらじゅんのレビュー一覧

  • 清張地獄八景

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    とにかくみうらじゅん氏のパートが面白い。分かりやすい。かみ砕きすぎて身もふたもない。
    松本清張はホラー作家とか、既婚者じゃないと本当の面白さは分からないとか、卑近な例えが腹落ちしてしまうところがまた楽しい。
    高尚な社会派作家だとばかり思っていたが、実は「男のどうしようもなさ」を描いていたのだなあ。みうらじゅんの説明の後に松本清張を読むと、たしかに下半身に引きずられて弱みを作ってしまった男が、保身のために罪を犯してドツボに嵌る話ばかりなのである。
    本書を読むと松本清張を身近に感じるはずだ。

    ちなみに個人的にはみうらじゅんパート以外は特に面白いと感じなかった。

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    2022年06月14日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    ☆「死ぬんじゃねーぞ!」中川翔子
    ☆一つの言葉には、決して一つではないたくさんの意味があるし、その意味を自分で作り出すこともできる、過去に何があったかではなく、今の状態とどう向き合うか、せっかく自由に使える一日があるんだからこの時間を何にいかそうか ヨシタケシンスケ
    ☆こんな自分になりたいという理想像 りゅうちぇる
    ☆あなたのために、はあなたのせい、になる、いろんな人に生きていて欲しい、いつか僕と出会うかもしれないから 春名風花
    ☆何もできないと思われているうちに失敗しておく、若いうちはなんでも首を突っ込んでおく あずまきよひこ
    ☆繰り返しはは人間の実存の基本、毎日平凡な日常を繰り返す事を受け

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    2022年05月04日
  • さよなら私

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    シニカルでコミカル。恋愛の話題は、現代のSNSで書いたら即炎上しそうな内容もあって中々刺激的だった。

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    2022年02月13日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    笑えてしょうがない。下品でお下劣的な会話が続くが、内容はとても納得がいく。でも高校生や中学生には読ませていけないアダルト本である。

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    2022年02月13日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    不登校をワーワー言うのは大人。 虐める側は、自分の中の不快感吐き出してるだけ。だから、加害を自覚できるわけない。そんな加害者側のケアがちゃんと出来る学校であれば、いじめも不登校も随分減りそう。
    学校が加害してるケースもあるから、大人もストレスケア必要だよね。

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    2025年12月02日
  • マイ仏教

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    おもしろい!さすがみうらじゅんさん!
    身近なようでよくわかっていない仏教についてこんなにわかりやすく語ってくれる本、なかなか無い。(いや、仏教は結構あるかも?笑)
    みうらじゅんさんの言葉のセンス爆裂な本。
    一見アホなことをやっていそうでそこには上品な教養の下敷きがある。
    みうらじゅんさんみたいになりたい。

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    2021年12月28日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    素晴らしい内容だった。
    我が子が不登校のため、なんらかの糸口がないかと読んでみたが、不登校反対論はまるでなく、容認が当たり前の考えに変わった、が、勉強は間違いなく必要という考えは変わらない。
    息子を信じて待とう!

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    2021年12月24日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    『リリー・フランキー : そうですねえ。オレ昔、ピエール瀧とかと海に遊びにいくと、写真をよく撮ってたんですよ。で、後日それを家の中でスライド映写機で壁に映して、BGMにル・クプルの『ひだまりの詩』とかかけると、波打ち際で大ハシャギしてる瀧が、なぜか故人っぽく見えるんですよね(笑)。おどけてる人間って、そういうとき、ほんと哀しく見える(笑)。』

    ここで笑いが止まらなくなった

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    2021年12月10日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    全国不登校新聞の記者たち(元不登校経験者)達が、著名人にインタビューする。

    インタビューする側もされる側も真剣に受け答えしているのがわかる。
    また説教的ではなく、いろいろな考え方を尊重している記事なのが良いところ。

    気になったフレーズ

    ・ヨシタケシンスケ
    一番きつかった時期に考えていたのは、「現実の世界と空想の世界を完全に分けてしまえば、自分は楽になるはずだ」ということ。その思いを達成するために自分の頭の中だけの世界を創造しようとしたんです。だから僕はヒマさえあれば、手の平をじーっと見つめていたんです。何をしていたかというと、手の上に「自分しか見えない小人」が見えるようになるための訓練な

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    2021年10月23日
  • カスハガの世界

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    ネタバレ

    2021/9/5 ジュンク堂三宮店にて購入。
    2023/4/28

    みうらじゅんさん独特の視点が、今度は絵葉書セットに混じる「なんでこんなシーンが?」というカスハガキ(カスハガ)に向かう。昔のコンプライアンスが緩い頃なので、平気で下ネタ系や女性の裸の写真などが使われている。しかし、ホントに何でこんなシーンを商品化したんだろうなぁ。

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    2023年04月28日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    不登校新聞からのいくつかの記事の抜粋である。これをもとに不登校新聞を気軽に手に取れるようにすることがいいのかもしれない。不登校になってから、不登校になる前に、大人になり不登校でなくなってから、いつでもどこでも読める新聞になってくれるといいと思う。

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    2021年08月04日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    長く生きてきたからこそわかる人間関係のあれこれと、60前後のおじさんが真面目に何言ってんだ(笑)みたいな下ネタと
    私が男だったら、こんな大人になりたいな
    リリーフランキーの借金の話が1番好き

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    2021年06月13日
  • 清張地獄八景

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    昭和を代表する作家でありながら、令和になっても映像化は引きも切らず、また文庫本で大半の著作を読めてしまうグレートすぎる作家 松本清張。

    本書は松本清張生誕110年を記念して一昨年刊行されたムック本の文庫化。<作品><人となり><映像>の紹介はもちろんのこと、なんと言っても白眉はみうらじゅんが敬愛してやまない松本清張を、随筆と対談を通して深くて鋭い考察を開陳。これが秀逸。500頁の大部なのに充実の内容でグイグイと一気読み。

    本の帯の惹句に<押したら最後、底なしの『生き地獄』へ転落してしまう『清張ボタン』><人間の業や深い闇を暴き出す清張はホラー作家だ!>とある。確かに言える。

    清張の小説に

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    2021年03月01日
  • 見仏記

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    懐かしの「見仏記」、角川文庫で、再購入しました。
    読みかけ本が、たまっているので、読書感想は、またのちほど……。( うふふ、ページをめくるたびに、嬉しさのあまり 笑みがこぼれる ♡ )



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    2021年01月20日
  • いやげ物

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    これ、実家に単行本があるんですが、文庫本持ってなかったんで入手。まあ、百円(からの2割引)。久しぶりに見ましたが、やっぱりめちゃおもろいわ。このチョイス、ドツボです。ヘンヌキとかヘンジクとか集めたくなりますねぇ(あははは)。去年はなかなか出かけられませなんだが、ここ数年あちこちの観光地でこの手の”いやげ物”をつい探すともなく探してしまっていたんですが、現在でも結構絶滅してないんですよねぇ。さすがにヘンザラは激減していますが。未読の方、もしそこらへんで見かけたら、是非めくってみてください。なんというか、コレクター魂に火がつきます(つくんかっ!?)

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    2021年01月04日
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。

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    ネタバレ

    「続」も、前編に劣らず非常によかった。前編と同じ編集方針となっており、全国不登校新聞社に在籍する、不登校・ひきこもりの当事者・経験者である子ども若者編集部員が、「私が話を聞きたい人に話を聞きにいく」という方針で取材を行うことにより作られている。「世のため」「人のため」ではなく、「私」が話を聞きたいというのが大原則となっている。

    そのインタビュアーに答えた17名の著名人がこちら。
    目次には、対談者のキーとなる一言が次のように紹介されている。確かにこれらのセンテンスがキーとなるものであるが、それ以外にも一人の読者として感動した言葉や生き方があった。

    ■中川翔子:ちょっとの「好き」を集めて、積み

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    2020年09月14日
  • 見仏記

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    ずっと馬鹿にしながら、しかし何となくリスペクトしていた、仏像を見る二人。単行本が出たのが93年だから、27年前の記述を読む。興福寺、法隆寺、立石寺などなど。

    小学生の時に仏像をスクラップブックにしていたみうらじゅんの天才。

    「私はみうらさんの正直さに嫉妬していた。彼はいつでも現在に生きていて、瞬間瞬間に集中することが出来る。観念に逃げ込むことなく、事実を感じとることが出来る」

    というようないとうせいこうの言葉による描写とみうらじゅんのイラストで二人の仏像を見る旅を知る。面白かった。ただ寺に行って何となく仏像を見たような気になっていたけれど、それだと単に行っただけであって、何も感じた事には

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    2020年08月18日
  • 人生エロエロ

    購入済み

    大爆笑

    「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」って、起きているときずっとっていうことですか???
    という具合にツッコミどころ満載!
    声に出して読んでみると、面白さ倍増です。

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    2020年08月17日
  • 人生エロエロ

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    振り切ってくだらなく、面白いツボにはまると、声を出して笑ってしまう。電車の中では読めない本!女性が黒い下着をつけるのは鉄腕アトムの影響なんて発想はみうらじゅんしかできない(笑)

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    2020年07月03日
  • 見仏記

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    「仏像は ピースな人の 味方でしょ」

    「釈迦も仏像見たかったろうね。見たら驚いたと思うよ。これ、俺かよ?って」

    いとうせいこう と みうらじゅん の仏友(ブツユウ)による仏浴(仏を浴びる)の旅の記録。
    小学校の時から仏像ノートを作っていたくらいに仏像好きの みうらじゅん が絵を描き、いとううせいこう が文章を書いて仏像から色々考えを巡らせている。

    二人の仏像を見ての思考は自由自在。
    物を見て何かを考える、違う方から見てみる、当時の人の気持ちになって考えてみる。
    そのため仏像そのものの作りから、寺と観光の歴史、仏像の大きさによる感じ方の違い、仏像を伝来か由来かで分けてみたり、仏像に本気で恋

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    2020年05月04日