みうらじゅんのレビュー一覧

  • 見仏記 三十三年後の約束

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    楽しめました、ボリュームたっぷりデラックス版!

    「三十三年後の約束」の件、JAF会報誌のみうらさんエッセイで知りました。行きたい!行こうと思ったのですが、既に仕事の予定が入っておりなくなく断念。

    その当日、想像以上の盛り上がりで仕事を調整してでも行くべきだったと後悔しきり。

    その残念さをこの本が埋めてくれました。

    仏像には全く知識がないもののいとうさんの語り口とみうらさんのイラストで違和感なく受け入れられます。
    そして、みうらさんの天然さが最高!それをうまく文章化できるいとうさんも!

    上陸大師像、これは是非実物を見に行きたいと思っています~

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    2025年10月30日
  • 「ない仕事」の作り方

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    みうらじゅん氏の「一人電通」の仕事の来歴。誰にも役に立たない仕事術。みうら流造語のコツ「矛盾する言葉を結びつける」「ネガティブとされているものにあえてスポットライトをあてる」が具体例とともに紹介されて納得感がある。世間的にブームになった頃には自分はすっかり冷めており、誤解も生まれている、という悲哀もおもしろかった。世間に流されない「マイブーム」を作ろうと思える。

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    2025年10月23日
  • 「ない仕事」の作り方

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    ピーター・ティールが言いたいこと

    世界に関する命題のうち多くの人が真でないときているが君が真だと考えているものは何か?

    競合とは大きく違うどころか、競合がいないので圧倒的に独占できるような全く違うコンセプトを事前に計画し、それに全てを賭けろ

    この本はスタートアップの全てが書かれている本である

    現在

    アメリカで生まれたビジネスを

    パクってタイムマシン経営してる奴らしかいない

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    テクノロジーとは垂直的進歩でゼロイチ

    グローバリゼーションとは水平的進歩で1→10

    経済は頭打ちを食らって1960年頃から特に進化していない

    独占企業は独占していないというが独占しているから気を

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    2025年09月09日
  • アウト老のすすめ

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    週刊文春連載のエッセイ『 人生エロエロ』を加筆修正したもの。「アウト老」という造語も秀逸だが、くだらないものへの執着が素晴らしい。下ネタも多いがほぼ同世代としては懐かしいネタも満載で楽しめる。エロスクラップブック800冊というのもすごいし、くだらないものを大人買いするのや映画のパンフレットを必ず買う習慣など学生のころから続けるとすごいコレクションになっている。著者も書いていたが、本当に将来貴重な資料になるのではないかと思う。

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    2025年08月31日
  • アレの名前大百科

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    へぇ、ふーん、そーなんだ、ふふふっ
    ってものばかり。
    そんなものにまで名前がついてるとは!
    しかしみうらじゅんの回答がまたおもしろい。
    不正解なんだけど、その名前でもいーじゃん
    ってのばかり。

    これ知ってたら物知りになれる?
    小学一年生の孫と読みたい、たぶんすぐ覚えそう。

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    2025年08月14日
  • 通常は死ぬ前に処分したいと思うであろう100のモノ

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    通常は死ぬ前に処分したいと思うであろう100のモノって、まずこの本がその筆頭じゃ?
    本屋に行って、ストレス発散の爆買いをすると、こういう、なんで買ったのか分からない本が混ざってきます。

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    2025年08月13日
  • マイ仏教

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    自分なりのゆるい仏教の解釈と自らが仏教にはまったきっかけを記したエッセイ。
    専門家ではなく一好事家だからこそのとっかかりやすい語り口がよかった。
    ついメインではなく端の方にいるヤツに愛着が湧いてしまう独特な着眼点の源泉は仏像好きの生い立ちからきて、それはある種の大乗思想なのだとわかる。
    諸行無常、諸法無我といった仏教の概念を「後ろメタファー」「自分なくし」「比較三原則」というキャッチーな造語で日常生活に落とし込むみうら流説法が満載。
    最後の辛いときも「そこがいいんじゃない」と修行として乗り越えるという発想が特にみうら氏らしくてこれからは心の片隅に「そこがいいんじゃない」と言ってくれる小さいみう

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    2025年08月12日
  • 大人に質問!「大人ってどのくらい大変なんですか?」

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    子どもに質問されるとできるだけ丁寧に
    わかりやすい言葉で間違いが少ないように
    教えようと努力するけれど
    みうらさんぐらい、ふわっと本当のことと
    テキトーなことをまぜまぜにして教えても
    悪いことじゃないかもしれない。
    そんなゆるーい考え方を受け入れられる
    器ができるかも。

    そんな子供とみうらさんの問答集でした

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    2025年05月28日
  • さよなら私

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    みうらじゅんさんの二冊目を読み終わりました。
    「さよなら私」は「ない仕事」の作り方とは違い非常に精神的なものでした。ある意味、虚無に対していかに対応するかを記した本かと思いました。
    4章構成でした。
    好きなのは、不安からの逃避法で、不安ダスティックと大声で叫ぶことです。
    第4章「モテないが正しい」は最初はしょーもないことばかりだと思いましたが、最後の方は、色々語りかけています。次の言葉も好きです。
    …無理は本当に無理だということを学習しましょう。そこから始める。大したことない自分と向き合えることが自信につながるのです。

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    2025年05月18日
  • 色即(しきそく)ぜねれいしょん

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    4.5/5.0

    馬鹿馬鹿しくてアホらしくて、自意識過剰で、セックスに憧れて、一方通行の恋に奔走して、小っ恥ずかしい自作曲を作って…
    男子の青春ってこんなもんなんです。
    清潔さのかけらもない、泥臭い、臭すぎて可愛らしい青春譚に涙!

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    2025年05月16日
  • 清張地獄八景

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    清張がこんなに茶目っ気のあるおじさんだとは思わなかった。
    だって、自分が原作のドラマや映画にちゃっかり脇役として出演しているんだもの。本書では、みうらじゅんが色鉛筆でそのうち12脇役を描いている。しっかり笑える。
    佐野洋×山村正夫の清張対談が読ませる。パチンコ好きだったとか、風呂嫌いだったとか、英会話の個人レッスンも受けていたとかいった裏話も出てくる。清張は経済的事情で上の学校へは行けなかった。もし行っていたら、学者にでもなって、清張ワールドはなかったかも、と佐野は推測している。さもありなん。
    写真の一枚。ユニフォーム姿で、真剣にバットを振る清張の姿がなんとも可愛い。

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    2025年05月03日
  • 「ない仕事」の作り方

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    みうらじゅんのこれまでの生き方が書いてある本としても読める。そうか、一皮むける契機になったのは、自分を描いた漫画『アイデン&ティティ』だったのか。
    文庫版には、ボーナスとして、単行本発売時の糸井重里とのトークイベントが収録されている。ふたりの掛け合いは抱腹絶倒ものだが、横尾忠則の話題になると、それが超絶ものになる。
    横尾がみうらに放ったことばがいい。「君、崖ブームとか言ってるらしいね。あれってぼくの滝ブームから水を取っただけじゃない?」

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    2025年05月03日
  • マイ仏教

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    なにごともモノやかたちから入るタイプの人がいる。みうらじゅんもそう。憧れの住職になるため、マイお寺を得るために、まずは仏像から入った。仏像の写真を撮って整理しまくった。寺巡りもした。あげくは仏教系中高一貫校にまで入ってしまった。すごい。
    マイ仏教がすべてを包摂する。ウルトラマンも、ジョン・レノンも、吉田拓郎も、ボブ・ディランも、すべてがマイ仏教のなかで解釈できてしまう。逆に、これら現世のものを通してマイ仏教を見つめなおすこともできる。
    200ページ足らずのスカスカの本なのに、なんかとてつもなく遠く・心静かなところにたどり着いたような気がする。もしかしてこれって涅槃寂静の境地?

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    2025年05月03日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    究極の対談。至言、名言や金言が、なにげなく、さりげなく、ふつうの会話のなかで、ウサギのフンみたいにポトリポトリ落とされてゆく。ものごとの本質がこんなに簡単で単純なものだったとは! それに、みうらじゅんがこれだけフランキーチックで、フランキーがこれだけみうらじゅんチックだったとは!

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    2025年05月03日
  • 「ない仕事」の作り方

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    みうらじゅんさんは、マイブームやゆるキャラという言葉を作った人です。
    この本では、「ない仕事」の作り方を伝授してくださいました。
    とても面白かった。と同時にためになりました。
    重い言葉をポップにする、良い方法です。言葉の後ろに、プレイやブームをつけてしまうのです。親孝行プレイ、のように。
    キープオン ロケンロール。言うは易いですが、やり続けることが大切なのです。
    まだまだ楽しくためになることが、たくさんありました。時々見返して、ぜひヒントにしたいと思いました。
    新刊のアウト老のすすめも読みたいです。

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    2025年04月30日
  • マイ仏教

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    すっごくいい本だった。

    まず「自分なくしの旅」ね。自分はサークルでコピーバンドをやっているんだけど、先輩に「もっと自分らしさを出した方がいいよ」って言われたんです。確かに「モノマネだけじゃ自分がやる意味なんてないか」「モノマネならもっと上手い人いるしな」って思うけど、そもそも「自分」なんてものもなければ、「自分がやる意味」なんてものがあると考えていること自体が煩悩まみれというわけですね。じゃあ、かえってみうらじゅんの言うようにその人に「憧れて」、自分を「なくし」てしまう方がいいのかもしれない。そんなことできっこないんですが。だって褒められたいし。煩悩煩悩。

    そしてポジティブなあきらめ。これ

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    2025年05月01日
  • マイ仏教

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    このひとサイコーだな。小学生で般若心経誦じてたとか、ひとりで寺に行って餓鬼目線で観音様を見上げていたとか、仏教の学校に行ってお坊さんになろうとしていたとか。空の解釈もユニーク。駐車場に空きあります、空きなしとか。考えに考えて、無心で般若心経を撮っていく。まさに写経の心。ふざけているようで、核心をついているように思う。この人からもっと学びたい。

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    2025年04月28日
  • マイ仏教

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    今更だけど、みうらじゅんのワードセンスのすばらしさ。電車で読んでいて思わず笑い声が出そうで困ったけど、読み終わった後はなんか心がシーンとした。
    読み終わってしばらく経つけれど「そこがいいんじゃない」と思ってみると日常生活のイライラすることが少し違う見方で見えることに、ビックリしている。

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    2025年04月03日
  • マイ仏教

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    好きな本と言われたらまず頭に浮かぶ
    人生変わったとまでは言わないけど、当時の自分の状況もあり、考え方に大きな影響を与えてくれた
    本に救われる経験ができたのはこの本が初めてだったかも

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    2025年02月09日
  • どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか(新潮文庫)

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    重いテーマに対してゆるく語るという構成が好き。ゆるいけど芯のある2人の考え方がとても素敵。人生ちょっと楽になるような価値観、大事にしていきたい。

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    2024年10月27日