みうらじゅんのレビュー一覧

  • さよなら私

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    坊主の説話さながらの話が展開される。先般読んだアドラー心理学との共通点も多く、様々な教えは究極的に執着を無くすことに行き着く・・のだろう。ゆるキャラ、いやげもの、勝手に観光協会・・この人の起こすムーブメントが刹那を生きる為の修行のように思えてきた。

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    2014年02月05日
  • 自分なくしの旅

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    自伝的な青春小説てのは多くの人が書いており、自分としては割と好んで読むけれども、どれも結構似たような内容だったりする。本作もその意味では似たような内容ではあるけれど、さすがにそこはみうらじゅんなのであり、ひと味違う雰囲気を出している、とにかく、主人公が格好悪いのだ。それは見栄っ張りであり、甘ったれであり、それだけだと他の青春小説と変わりないのだが、違うのは、若者としての矜持もない、というところだろうか。よって青春小説に共通するさわやかに欠けるのだが、その分リアリティは高いと思う。

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    2013年11月29日
  • 見仏記

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    親孝行編に続き2回目の見・見仏記。
    いつの間にかBook Offで仏像写真集を見て癒されてる自分を発見しました。
    2人とも見た目と違う「ちょっといい奴」がときたま顔を出してて好感度良し。
    2人は仏友(ぶつゆう)。
    しかしこの頃いとうさん32歳。今の自分より年下とは・・・。
    いいなぁぁぁっ、こういう仕事。
    小学生時代にみうらさんが作った仏像記事のスクラップは小学生でこれだけのものを!と感心する一方、純少年の熱気が伝わってきて思わず微笑ましいです。

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    2013年11月15日
  • 郷土LOVE

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    この人の「無駄なことを考える能力」を尊敬している。「岩手県はわんこそばもある。湾文化なんですよ」「ブランド服の上はブランド牛」「京都の人ははんなりサービスを演じてる」「ビートルズなんて「ヘルプ!」なんて逃げる始末」こんなことを考える余裕が欲しい。

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    2013年11月06日
  • 見仏記6 ぶらり旅篇

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    お二人とも年を重ねて、丸くなったなぁ。あんなにバカにしていたお庭を観賞したり、ねこの写真を撮ったり、でも、そんな自分達を笑いに転化してしまうところが、やっぱり、かっこいい。仏像への愛だけは変わらない。それもまた、かっこいい。憧れの人生の先輩たちです。

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    2013年08月06日
  • 見仏記

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    古本で購入。
    以前からで読んでみたかった本。

    小学生の頃から仏〈ブツ〉に強い思い入れを持つみうらじゅんと、同行する仏像素人のいとうせいこう。
    この妙に濃い2人組の道中記となれば、ちょいと興味が湧きます。

    みうらじゅんの仏像の見方がとにかく変わってる。
    (仏に対して)「この人」
    「九州に仏像制作文化が根付かなかったのは来日したミュージシャンが成田でライブやらないようなもん」
    「この人ジーパン似合うよ」
    独特な見方を持った人間は、変だけどおもしろいね。

    一方のいとうせいこうは分析とか思索に走る人らしく、そこここで独自の理論を展開する。
    「観光としての見仏はいつから始まったのか」なんてのは、確

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    2013年07月22日
  • 見仏記

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    過去に奈良・京都旅行したときは仏(ブツ)の何を見てきたんだろうか。
    寝転がって仏を見上げる。「流行ってるかな~」「グッと来るかねえ」「世界的国宝」「かなり信仰されたね、この人は。だって、黒いもん」「フェノロサいかせていただきます。」

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    2013年03月18日
  • 女体の森

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    みうらじゅん、リリーフランキー良すぎる。
    下手に写真など使わず、二人の対談を再構成することでこの二人のグラビアに対する熱い想いを上手く読ませている。

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    2013年02月13日
  • 郷土LOVE

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    地元への知識は負けない、と思っていましたが見事に敗れました・・・。
    温かくも笑える、大好きな1冊です。

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    2013年01月30日
  • 親孝行プレイ

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    にじみ出るみうらじゅんの優しさが良いと思います。

    世の中嫌な事もすべてプレイだと思えば、こんな素敵な世界はないぜ

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    2012年11月04日
  • さよなら私

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    『さよなら私』って「どういうこと?」って読んでみた。

    はぁ、これは仏教の本なんだ。
    「自分探し」じゃなくて「自分なくし」のススメ。

    こういう切り口の「色即是空」の解釈があるとはね。

    オカンに負けっぱなしのみうらさんがいじらしい。

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    2012年10月19日
  • 見仏記

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    両氏の視点が強烈におもろい。仏像ってこう観るのか・・・。
    「人生とは死ぬまでの暇つぶし」
    心のアソビは大切ですね。

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    2012年10月07日
  • 見仏記6 ぶらり旅篇

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    見仏記を本屋で平積みしてあるのを初めてみた。みうらじゅんの大仏好きは筋金入りだと聞いていたが本を読んだことはなく初めて買ってみてあれれ?帯がかかっていて「見仏記」までしか見えなかったが、表紙をめくったら「見仏記6」って書いてあるよ。もう6巻目だったのですね‥
    このシリーズはじめて読んだがみうらさんの並々ならぬ仏への愛を感じる。見仏とか仏友とか仏性とか普段聞かない言葉が乱れ飛ぶ。いとうせいこうとはあうんの呼吸の仏友らしく、みうらさんのご発言に敢えて突っ込まないとか、結構いいコンビらしい。
    しかもその仏閣方面ではかなりのVIPポジションになっているらしい。
    文章だけだとなかなかわかりにくいが、みう

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    2012年09月23日
  • 見仏記

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    ネタバレ

    京都に旅行に行く前にとふと読む。
    これはなかなか興味深く面白い世界だ。
    「この人たちはさー」という切り込み方が面白い。

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    2014年01月04日
  • 見仏記

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    いとうせいこうとみうらじゅん。仏像を愛してやまないふたりの見仏記。

    何冊か仏像の本を読んだけれどこれはまた距離感が絶妙。
    まるで友達と一緒に見仏しているような心地よさ。
    みうらじゅんの着眼点や言動。せいこうさんの暴走。
    専門書では味わえない感覚が楽しくよい読書時間が過ごせました。

    「三十三年後の三月三日、三時三十三分、三十三間堂でまた会いましょう。」
    というロマン溢れすぎた別れにも大興奮。
    でも続いてるからあっさり再会したんでしょうね(笑)
    その辺も含め続編が楽しみです。

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    2013年02月15日
  • いやげ物

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    大爆笑!こんなに笑えるとは思わなかったわ。甘えた坊主のバリエーションの少なさと採集地の多さには感動した(笑)個人的には掛け軸の変なん、ヘンジクが一番ツボ。

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    2012年04月08日
  • 色即(しきそく)ぜねれいしょん

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    ばかばかしくてそしてちょっとだけ切ない。
    青春ってそれに尽きる!と思わさせられる本。やっぱり高校時代に変な文系男子だった人が書いた本はおもしろい。
    きっとこれから暇な時にたま~に読みかえすと思う。

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    2012年01月24日
  • 色即(しきそく)ぜねれいしょん

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    何てすがすがしい青春小説なのだろう。著者に対しては『プロの変態』としてリスペクトしていたが、このような良書を出されているとは知らなかった。ボブ・ディラン聴き直してみる。

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    2011年09月21日
  • 色即(しきそく)ぜねれいしょん

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    男子高校生っておバカ!
    でもそこが愛おしい!

    自分の青春時代とは違いますが
    共感ができる作品でした。

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    2011年06月21日
  • いやげ物

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    いやなみやげ物っ!いやげ物。この人は変な収集癖があって、誰もこんなの買わんだろってものを、ついつい買いたくなってしまうらしい。そんなプリティーたちを集めた、へんな土産の紹介本。凝るっていうのはステキなことね。

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    2011年05月17日