【感想・ネタバレ】見仏記6 ぶらり旅篇のレビュー

あらすじ

仏像ブームを牽引してきた2人がまたもや出かけた見仏の旅。平城遷都1300年祭にわく奈良ではあまりの暑さに摩訶不思議な体験をする。法然上人800回忌で盛り上がる京都では、法然にすっかり心奪われる。見仏初の愛知では思いがけないところで素晴らしい仏像に出会う。人間は現れては消え、仏像は長い時間をかけて生き永らえる。消えゆくものの拠り所としてあるのが仏像――そんなことを思いながら、ぶらりぶらりと2人旅。

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Posted by ブクログ

気が付けば出ていた6巻、ぶらり旅編。お二人だからこそ出来るゆる~い感じのぶらり旅がなんとなく羨ましい(笑)見たことのあるお寺もあってニヤニヤしたり、頷いたりして読んでいました。

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2013年04月17日

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ネタバレ

個人的に非常に思入れのあるこのシリーズ。私の仏像趣味もそうですが、オビの「仏像ブームはここから始まった!」というのもあながち大げさではないですね。この巻は前半は平城遷都1300年の奈良、後半は法然上人800回忌の京都と円空仏の東海地方。上人像の良さが今一つわからず、読む楽しみの後半減速。

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2013年03月03日

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出張の飛行機の中で読もうと急遽空港で購入した。(実は「城」を読んでいる最中なのではあるが、ぐったりと疲れそうなので一時「置いといて」をするために買ったのだ。)

見仏記は海外編まで読んでそこから未読だったのだが、改めて面白い。いとう・みうら両氏と仏像を見て回っているような気分になる。そして自分の目でも見てみたくなる。ただ、私には両氏のような知識もなければ見る目もないので、やはり見仏記経由で楽しむのが一番なのかも知れない。

本書にいたって、両氏はついに「仏像関係者」的なポジションを得てしまっており、普段非公開の仏像を拝観できるに至っている。それはとても羨ましいことでもあり、また見仏記経由で仏像を拝観する私達読者にもそのありがたさが分け与えられていることになる。

続きも是非読みたい。それこそ死ぬまで続けていただきたい。そして私も願わくばそのおこぼれを頂戴したい。

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2012年09月01日

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今回は半分くらいが奈良で、それ以外は京都と愛知でした。
愛知県は日本で一番お寺の数が多い県らしいし、自分も今度は見仏をメインに愛知へ行ってみようかな…。

だんだんと年齢を重ねていくにつれて、いとうさんとみうらさんの仏や宗教へ対する考え方が変わっていくのも通しで読んでいて面白いところ。
無機物にすら仏性を感じるようになるって感覚、よくわかるなぁ!

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2022年04月30日

Posted by ブクログ

ついに現在ある見仏記の最終版まで読破。
ぶらり旅だけど、仏に導かれるように進む2人。
今回は鉄地蔵や法然上人、円空仏を求めての拡大版の旅でした。我が庭のように進むみうらさん。そして、お寺関係者にも知れ渡る2人の旅。認知度が上がってきたことも、読んでいて嬉しくなりました。

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2014年06月30日

Posted by ブクログ

お二人とも年を重ねて、丸くなったなぁ。あんなにバカにしていたお庭を観賞したり、ねこの写真を撮ったり、でも、そんな自分達を笑いに転化してしまうところが、やっぱり、かっこいい。仏像への愛だけは変わらない。それもまた、かっこいい。憧れの人生の先輩たちです。

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2013年08月06日

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見仏記を本屋で平積みしてあるのを初めてみた。みうらじゅんの大仏好きは筋金入りだと聞いていたが本を読んだことはなく初めて買ってみてあれれ?帯がかかっていて「見仏記」までしか見えなかったが、表紙をめくったら「見仏記6」って書いてあるよ。もう6巻目だったのですね‥
このシリーズはじめて読んだがみうらさんの並々ならぬ仏への愛を感じる。見仏とか仏友とか仏性とか普段聞かない言葉が乱れ飛ぶ。いとうせいこうとはあうんの呼吸の仏友らしく、みうらさんのご発言に敢えて突っ込まないとか、結構いいコンビらしい。
しかもその仏閣方面ではかなりのVIPポジションになっているらしい。
文章だけだとなかなかわかりにくいが、みうらさんの絵により、かなりわかりやすくなっている。
特に名古屋周辺の存在は全く知らなかったが、この本を読むと一緒に見仏紀行に行った気分に浸れて楽しい。
過去の見仏記も読んでみたくなった。

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2012年09月23日

Posted by ブクログ

ますます自由度が増したお二人の旅。確かに「ぶらり旅」ではありますが、行動範囲は広い!並々ならぬ仏像愛を感じます。
それにしても、「ゆるキャラ」を広めたみうらじゅんさんが、売店でゆるキャラグッズの豊富さに翻弄されるのは面白いですね(笑)。
色々な所で買い込んだ沢山のゆるキャラグッズ、それに仏グッズ(誕生仏のレプリカとか)は、みうら家でどんな風に飾られているんだろう・・・。

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2018年04月18日

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この本をもとに見仏の旅をしてみたくなります。
初期の頃よりいとうさんが仏像に詳しくなりすぎて、説明っぽくなっているところが気になりましたが相変わらずの面白さがあります。

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2012年10月01日

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海外篇以来、久しぶりに見仏記を読んだ。このシリーズが始まって十数年たつそうで、ふたりの関心も当然深く、広くなっている。今回も、神仏習合、慶派、上人像、円空仏等のディープなテーマで奈良、愛知、京都を駆け巡る。珍道中的な部分と紀行の部分のバランスがとれており読み易く、ガイドとしても使えそうだ。見尽くしたと思った京都、奈良の寺をこの本をガイドにもう一度巡って見たい。

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2012年09月11日

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ネタバレ

≪目次≫
奈良  秋篠寺・薬師寺・唐招提寺
奈良  安倍文殊院・聖林寺・長岳寺・元興寺
奈良  不空院・新薬師寺・璉城寺・十輪院・興福寺
奈良  壺坂寺・談山神社
奈良  帯解寺・春日大社・東大寺
奈良  史跡頭塔・東大寺・なら仏像館
京都  知恩院・長楽寺・誓願寺
京都  大報恩寺・石像寺・長講堂・福田寺
京都  西光寺・禅林寺・金戒光明寺
愛知  龍泉寺・観聴寺・金山神社・青大悲寺・熱田神宮
愛知  荒子観音寺・普門寺・瀧山寺
愛知・京都  鉈薬師・鹿王院・東寺

≪内容≫
ご存じ、みうらじゅん、いとうせいこうコンビの「見仏記」第6弾。行き先はいたって普通で、中の記述もいたって普通(みうらじゅんの行動も発言もいたって普通)。なので、あまり面白くはないが、いとうせいこうの文章がそそるので、読んだ瞬間にその寺に行きたくなる、その仏像に会いたくなるのである。
今回は、薬師寺・唐招提寺・興福寺・東大寺と奈良の大御所を隈なく回っているのだが、何度行ったことのある寺でも行きたくなるし、新薬師寺や聖林寺は、久しぶりにあの個性的な仏像に会いたくなった。

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2012年08月28日

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