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シリーズ第3巻目。今度は韓国、タイ、中国、インドと日本への仏教伝来ルートを辿って見仏コンビがアジアに進出し、今まで国内で展開していた地域性分析をそのまま各国で披露したりしています。宗教の「信者」っていうものは教えなどをありのままとして妄信的に受け入れるのに対して、彼らのような「ファン」は良い所と悪い所を吟味しながらも、やはり「好きだから」ということで対象を受け入れる。そんな意味で彼らは最高の「仏」ファンかもしれないなと確信しました。最後のみうらじゅんのおじいちゃんの話は、なぜかじーんときましたね。
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見仏記が、とうとう海を越えた。韓国、タイ、中国、インドを巡る旅に出る。韓国では、海を渡った弥勒のルーツに感動。タイでは、サンダーバードさながらの秘密基地的出動ミサイル仏を発見。中国では、ご機嫌な電子念仏機を入手。サイケデリックな旅の途中で、二人は何を見たのだろうか。見仏記シリーズ、第三弾。
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とにかく仏像だけを愛する文系ヲタクっぽい2人がひたすら仏像を見るエッセイ第3弾。
今回は韓国、中国、タイ、インド編だったので、タイしか行っていない自分としてはイマイチかも…と思っていたけれど、リアルなグダグダ感が良かったです。一緒に旅をしているような気分になりました。
この本を読んで、中国の寺院にはかなり行ってみたくなりました。入滅の地とか見たくなった。
まぁ、四半世紀前のエッセイだし、今は情勢が微妙なところではありますが…。
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海外の仏像はスケールが大きい!最初にまず圧倒されそうですね(1枚だけ掲載されていたタイの巨大仏像の写真もすごかった)。
道中の様子も、海外篇らしくて(旅感が強くて)とても面白かったです。いとうさんの文章を通して、現地の空気に少しだけ触れられたような気がしました。
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面白く読んできて3冊目。ついに2人は海外へ。
韓国、中国、インドと仏教伝来を逆コースで行く。
2人の視点はあくまで仏像へと注がれているわけだけど、韓国で豊臣秀吉のことで嫌みを言われたり、インドの少年に心を痛めたり、仏像愛だけでないものも感じさせてくれる。最後の友情を告白するみうらさんに感動すらする。
でも、やっぱり独特の感覚でインドの仏像から日本の仏像のルーツを見いだしてくれる。それは教科書的なものでは全然ない。だけど、体験からくるものからなのか妙にしっくりと心に入ってくる。
次はどこに行くのだろう。楽しみだ。
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仏像を見るためだけに、地の果てまでも出かける、いとう&みうら両氏。さすがに外国まで見仏に行くのは、並みの見仏人にはできないです…。見仏記シリーズは実は、別宅に置いてあるので、内容もちょっとうろ覚え。個人的にはタイの人気坊主雑誌がツボ…。
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『見仏記3 海外篇』を読む。
相変わらずの珍道中だけど
みうらじゅんといとうせいこう。
今回は海外
いつもよりも大変な旅になっている。
やっぱ海外はいろいろ起こるね。
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「見仏記3」
著者 いとうせいこう、みうらじゅん
出版 角川文庫
p111より引用
“どうやら事は仏と人との距離なのだった。”
仏像マニアの二人組みによる仏像探訪紀行。
韓国・中国を経て、
仏教発祥の地インドへと旅する一冊。
上記の引用は、
タイで地元の方が仏像に金箔を貼っている所を見ての一文。
言われて見れば確かに、
生まれてこの方仏像に直接触った事がありません。
身の回りに触れるほど気軽においてある仏像を、
見た事もないです。
まぁ私の身の回りに無いだけなのかもしれませんが。
表紙を開いてすぐの写真の仏像はすごい迫力なので、
必見です。
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