【感想・ネタバレ】「ない仕事」の作り方のレビュー

あらすじ

「仏像ブーム」を牽引してきた第一人者であり、「マイブーム」や「ゆるキャラ」の名付け親としても知られるみうらじゅん。とはいえ、「テレビや雑誌で、そのサングラス&長髪姿を見かけるけれど、何が本業なのかわからない」「どうやって食っているんだろう?」と不思議に思っている人も多いのでは?

本書では、それまで世の中に「なかった仕事」を、企画、営業、接待も全部自分でやる「一人電通」という手法で作ってきた「みうらじゅんの仕事術」を、アイデアのひらめき方から印象に残るネーミングのコツ、世の中に広める方法まで、過去の作品を例にあげながら丁寧に解説していきます。

「好きなことを仕事にしたい」、「会社という組織の中にいながらも、新しい何かを作り出したい」と願っている人たちに贈る、これまでに「ない」ビジネス書として話題となり、ロングセラーを続ける本書がいよいよ文庫に。

文庫版オリジナル企画として、「スペシャル対談 糸井重里×みうらじゅん」も掲載。

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感情タグBEST3

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みうらじゅん氏の「一人電通」の仕事の来歴。誰にも役に立たない仕事術。みうら流造語のコツ「矛盾する言葉を結びつける」「ネガティブとされているものにあえてスポットライトをあてる」が具体例とともに紹介されて納得感がある。世間的にブームになった頃には自分はすっかり冷めており、誤解も生まれている、という悲哀もおもしろかった。世間に流されない「マイブーム」を作ろうと思える。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

ピーター・ティールが言いたいこと

世界に関する命題のうち多くの人が真でないときているが君が真だと考えているものは何か?

競合とは大きく違うどころか、競合がいないので圧倒的に独占できるような全く違うコンセプトを事前に計画し、それに全てを賭けろ

この本はスタートアップの全てが書かれている本である

現在

アメリカで生まれたビジネスを

パクってタイムマシン経営してる奴らしかいない

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テクノロジーとは垂直的進歩でゼロイチ

グローバリゼーションとは水平的進歩で1→10

経済は頭打ちを食らって1960年頃から特に進化していない

独占企業は独占していないというが独占しているから気をつけろ

競争企業はないと言うが見誤る可能性があるから気を付けろ

セットアップでの競合は身近にいないけど服で捉えたらどうだろう?わざわざそれを切る必要があるのか?

独占を目指せ

競争するな、誰も得しない

ただ俺たちは競争するような教育を受けてきた、テストから偏差値から給料から

人間はイデオロギーとして競争してしまう欲望があるが無駄なので

競った段階で合併、吸収して

独占企業を作り直せ

ただその独占企業も急成長させるだけでは意味がない

大事なのは存続である

独占企業の特徴

①機能面などで10倍くらい二位と突き放す

②ネットワーク効果(facebookはハーバードの学生を登録させるところから始めた)

③規模の経済

規模拡大の可能性を最初のデザインに組み込む

④ブランディング

あいまいな悲観主義

ヨーロッパ

バケーション多く取りがち

あいまいな楽観主義

=現在

指針が決まってないまま世界が動いてる

明確な悲観主義

=中国

先進国のひたすらな模倣

明確な楽観主義

=昔のアメリカ

空を飛ぶ

3c

宇宙開発など

やりたいことどんどんできてた

隠れた真実を追い続けろ

税理士などは別にして基本的にスタートアップに関わる全ての人間はフルタイムでなければならない

ストックオプションを持たない人や固定給をもらう人とは基本的に利害が一致するわけがない

社長自身いくらもらおうとしてる?

CEOの給料が少ないほど会社はうまくいく

株式のフェアな配分は不可能なので開示してはいけない

コンテンツメーカーと営業・広告には理解できない乖離があるから経験させろ

コンテンツメーカーは営業・広告を不正直と思っている

セールスは簡単だと思わせてないといけないので簡単なように見えるということをコンテンツメーカーは知らない

①エンジニアリング

段階的な改善では無く、ブレークスルーとなる技術を開発できるだろうか?

完全に完成されたプロダクト

②タイミング

③独占

④人材

⑤販売

マーケティングは大丈夫か?

⑥永続性

⑦隠れた真実

他社が気付いてない独自のチャンスを見つけているか

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2025年09月09日

Posted by ブクログ

みうらじゅんのこれまでの生き方が書いてある本としても読める。そうか、一皮むける契機になったのは、自分を描いた漫画『アイデン&ティティ』だったのか。
文庫版には、ボーナスとして、単行本発売時の糸井重里とのトークイベントが収録されている。ふたりの掛け合いは抱腹絶倒ものだが、横尾忠則の話題になると、それが超絶ものになる。
横尾がみうらに放ったことばがいい。「君、崖ブームとか言ってるらしいね。あれってぼくの滝ブームから水を取っただけじゃない?」

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2025年05月03日

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みうらじゅんさんは、マイブームやゆるキャラという言葉を作った人です。
この本では、「ない仕事」の作り方を伝授してくださいました。
とても面白かった。と同時にためになりました。
重い言葉をポップにする、良い方法です。言葉の後ろに、プレイやブームをつけてしまうのです。親孝行プレイ、のように。
キープオン ロケンロール。言うは易いですが、やり続けることが大切なのです。
まだまだ楽しくためになることが、たくさんありました。時々見返して、ぜひヒントにしたいと思いました。
新刊のアウト老のすすめも読みたいです。

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2025年04月30日

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めちゃくちゃ面白かったです。
「そこがいいんじゃない!」を原動力に、自分で出版社に電話して連載をとってくるまさに“ひとり電通”をやってのける才能。

「自分探し”をしても何もならない。そんなことより徐々に自分のボンノウを消していき、「自分なくし」をするほうが大切。自分をなくして初めて何かがみつかる。

笑いありのビジネス書です。

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2024年08月16日

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ビジネス本と言っても差し支えない。
「ない仕事」ニッチよりも狭いジャンルかもしれない。
しかも、興味を引かせるところはみうらさんの凄さです。
なにせ、自分を洗脳して好きであり続けるんだから。
マニアック側の流行を作らせたら、この人の右に出る人はいないのではないだろうか。

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2024年01月18日

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本を読む人はうまくいくという本でオススメされていたので読んでみました。

ニッチなところや、誰もやってない、気づいてない、言語化されていない、そういうところを見つけて自分で発信すれば、競争相手もいなくて第一人者になれる。
逆にメジャーなところや既にみんなが気づいているところは競争率も高いし、第一人者になるにも大変。
唯一無二なところを見つけられれば、誰もいないからナンバーワンになれる。

みたいな内容かなと思いました。

エッセイの様な感じで楽しく読めました。
そういう視点で考える人もいるのだなぁと気づきもあり面白かったです。

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2025年11月12日

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好きだから買うのではなく、買って圧倒的な量が集まってきたから好きになる。
ってゆう「無駄な努力」が狂ってて好き。
グッとくる瞬間を大事にして、よく分からんものがあっても「そこがいいやん!」って全肯定してみて、自分の感性を広げていきたい。

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2025年10月22日

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ネタバレ

人が目をとめないものに目をつけ、面白がることにより新たなブームを作る天才・みうらじゅん。
そしてそれが、小学生の頃から変わっていないというのが驚き。
仏像のスクラップを始めたのは小学4年の時というのだから、かなり執念深いと言ってもいい。

まあ、小学生の頃はブームを作ることはできなかったようだが。
それはそうだ。
子どもは、そして最近は大人も、流行っているものが好きなのだから。
でも、みうらじゅんは思っている。
流行っているものはいつか流行らなくなる。

一応、離れた位相の概念を組み合わせて新しいものを作る、組み合わせたもののうち片方はネガティブな語感のものにする、などのテクニックもあるが、肝心なのはまず自分が面白いと信じることと、それを続けることなのだ。
だからこそ仏像好きの子どもが仏像大使にまで上り詰めることができたのだ。

就活時に面接官を接待するつもりで面接を受けた、というのは大切な心構えだと思う。
心にもない「よいしょ」ではなく、相手を少し持ち上げながらこちらの要求をのませるわけだから。
ともにいい仕事をしましょう!と。
まあ、彼は二社受けて二社とも落ちたらしいけど、方向性は間違っていないと思う。

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2025年10月15日

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今では当たり前すぎて忘れてたけど、最初から《マイブーム》や《ゆるキャラ》という名前があったわけじゃない。
何にでも創始者っているもんね。
それにしてもこの方、発想がユニーク?というか変態的で凄い。
一人電通という自称を裏切らない企画力と広報力など“マイブーム”を広げる手法が面白かった。

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2025年09月21日

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ネタバレ

面白かったー!
ゆるキャラ、童貞、since、、、この方が流行らせたのかー!面白くてやりがいがあってワクワクが止まらない職業だと思った。知らない世界を知れて編集や雑誌、企画にすごく興味を持つと同時に、今の仕事にも使えそうな仕事を少し楽しむ考え方を学べた気がした。癖の強い人だ、、、

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2025年09月13日

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マイブームもゆるキャラもDTも浸透しすぎて、そうか造語だったのかと気付かされた。ネーミングが全般的にとても上手い。

小学生の頃から突き詰めているのが面白い。でも好きすぎてやっているのかと思いきや、自分を洗脳しているところが凄いなと思った。

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造語が浸透するのは、マイナスから入っているかどうかが良い。顔負けしない。友達同士でつけたあだ名のように。
部分を取り上げたもの。

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2025年01月05日

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みうら節が随所にきいていて、面白く読めた(不安な時は不安タスティック!と明るく叫んで己をなだめているなど)ふつうのサラリーマンが真似をできるのは多くはないが、参考になったこともあった

仕事に活かせそうなこと
・自分は対象物が好きだと自分を洗脳して好きでい続ける
・プロデューサーは自分が〜感を出さない。どうすれば対象物が世に出るかを考えれば、我はでない。
・みうらさんはひたすら自分から企画を持ち込んでPDCAをまわしている。少し好き…程度の段階では大々的に出さずに、読者の反応を見たりしている

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2024年11月22日

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2018年初版。相変わらずのみうらじゅんさん。面白い笑わせてくれる。しかし、今まで読んだ本と少し色合いが違うのは、ビジネス書の要素もあることでしょう。ひとり電通、なるほどねえ。新しい分野を開拓する方のものの考え方が学べる。やっぱり、ただものではないですねえ。

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2024年06月30日

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ネタバレ

この本のここがオススメ

「私がナチュラル素材の服がいいとかオーガニックな食べ物がおすすめと言ったところで、誰が話を聞きにくるのでしょうか?ゴムヘビを集めている、シベ超が面白い、と言うから、なんですかそれ?と、ようやく興味を持ってもらえるのです」

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2024年06月04日

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みうらじゅんの今までの変遷を知れながら、クリエイティブで生きていく上での極意を実例を交えて知ることができる。好きかどうかではなく、やり抜くかどうか、というポイントが個人的に刺さった。

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2023年09月21日

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読みながら笑った
みうらじゅんさんの着眼点は凄い
自分のアイディアの売り込み方とか面白く書いてるけど、ビジネス本と言っていい

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2023年05月30日

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自分が好きなこと、気になったことに素直になる。
周りの目を気にせず、ただ全力で。
それだけで、力を抜いて楽しく生きられるような気持ちになる。

★映画は面白いことを自分で見付ける
 つまんなかったねの一言は、自分に才能、経験不足から
 たしかに自分が子供の頃はコレで終わっていたことが多い

★母親に向けて仕事をする
 知らない大人数は無理。伝えたい事がぼやける。
 「喜ばせたい人」の最高峰はだれ?

★自分なくし
 徐々に煩悩を消す。
 自分を消して、初めて何かが見つかる。自分探しをしても何にもならない。

★空あり
 バラけると意味がないが、合うとそう見える。
 コレが「ない仕事」の真髄


ほんと、主観なんていらないんだろうな。
すべてを捨てて空になれば見えてくるものがある。
人生を積み減らす。特にモノがあふれる時代には必要か。

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

本書はビジネス書としてもいろいろなところで取り上げられており、何かのヒントにならないかなーと思って手に取りました。

結局、ない仕事の作り方、というのは「名前のない現象やものごとに名前を付けて売り込む」といった身も蓋もない方法、とはなりますが、実際に著者の足跡を振り返ってみたエピソードが面白い。

やはり、人と違う視点を持ち、人と違った考え方を持つ、といった個性はビジネスの上でもそうでなくても大事だな、とは思います。

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2022年11月04日

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エッセイとして見るならみうらじゅんの好きなこと、興味を持っている独特の視点が知れてとても面白い。

逆にビジネス書として見ると仕事の発掘という視点では大変参考になると思う。気になるの発掘、センス磨き、自分の洗脳、折り合いそしてそれを表現する力、コミュニケーションなどの人脈、そして持ち続ける粘り強さ。どれをとってもアイデア、閃きを必要とする仕事に就いている人なら得られるものは多いはず。

私はエッセイ感覚で読みました、、、

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

著者が考える「それまで世の中に存在しなかった仕事の作り方」について説明した本。

(1)それまで個別に認知されてきたモノに共通の特性を見つけ、グルーピングし、新しい概念を世に売り出す(ゆるキャラ等)。
(2)昔からあったカテゴリーに新たな魅力を見つけて世に売り出す(仏像等)。

著者がやっていることは、大まかに言うと上記に大別されると思う。興味深かったのは、そのプロセスで「即好きになる様なモノでなくとも、何故かそれが心に引っ掛かるのであれば、徹底的に向き合う」というところだ。

どの分野であれ、超一流の人と言うのは、努力を努力と感じておらず、ひたすら夢中に自分の道を追求していると感じることがある。私のような凡人からすると、「まずそんな夢中になるものが見つからないよ」と言いたくなるが、もしかすると初見で何かに夢中になるのではなく、心に引っかかったものに腰を据えて付き合っていくうちに、徐々に夢中になっていくものなのかもしれない。

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2025年06月11日

Posted by ブクログ

2025.5.22再読
みうらじゅんにとっては普通かもしれないが、真似しようと思ってもきっとそう簡単ではないことがほとんど。どれも「こうあらねば」「こうありたい」という、とんでもなく強い気持ちあってこそ成り立っていることだと思った。
しんどい時に「〜ブーム」「〜プレイ」にしてポジティブ変換するのはやってみたい。笑

-----メモ
★×1 好きじゃない
★×2 あまり好きじゃない
★×3 まあまあ
★×4 結構好き
★×5 大好き

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2025年05月22日

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みうらじゅんさんが名付けた「ゆるキャラ」や「マイブーム」、「アウトドア般若心経」や「いやげもの」等の話が書かれてます。誰もが真似できるかというと難しい点もありますが、発想の仕方が面白く、あ、みうらじゅんさん好き!となりました!

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

発想としては面白いのですが,真似はできないかな。経営学っぽく言えば顧客(マーケット)の創造ということです。そこには熱量が必要ですが,それを自分洗脳で作り上げるという。あと,やっぱり継続は力なりですかね。

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2024年12月17日

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イラストレーター?のみうらじゅんさんの著書。先に読んだ『頭のいい人が話す前に考えていること』からの孫引きで読み始める。以前からいろいろなことをしている方だとは認識していたが、そのモチベーションや考え方、取り組み方が面白かった。「ない仕事」を作る労力と好き、やり続けることの大切さを感じた。いつか「ない仕事」から生まれた本も読んでみたい。

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2023年11月17日

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途中で断念。
好きなことを自分を洗脳するつもりで突き詰める、それを新しい分野にするってのはすごく響いた。
でもなんか真似するイメージがつかなすぎて読むのやめた。

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2023年10月02日

Posted by ブクログ

肩の力を抜いて読めた。
自分を信じ、自分を洗脳し、自分が楽しむ。
好きな事を突き抜けるまでやり続け振り返った時、誰も追随していない未知の領域へ到達、結果的にそれが「ない仕事」となっている。

今あるものを違う角度から見たり、まったく関係ないものとくっつけたりする事が「ない仕事」とするならば、それは正にイノベーション。

「ない仕事」とは自分をフロー状態にするためのピンポイントのイノベーションだ。

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2023年08月12日

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「ゆるキャラ」「マイブーム」「DT」といった言葉がみうらじゅん氏考案だとは知らなかった。「一人電通」を自称し、ジャンルに縛られず仕事をこなす。

流行りや常識に流されず、自分の「好き」を突き詰めるのはかっこいいですね。こんな仕事の仕方もあるのかと刺激になった一冊です。

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2023年01月22日

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ない仕事を作れば、そこに競争相手はいない。
生みの苦労というよりは、スタートにはいつも好きがあり、それが発展して、人の興味を惹く事柄になる。

みうらじゅん=変わったことしてるおじさん、という印象だったが、常に自分と向き合い、企画を提示し、甘えたり安心することなく、突き進み続ける姿勢がかっこいい。

追求した先って拓けるんだなーと、学ばせてもらえる本。

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2023年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ない仕事」とは、ゼロから何か生み出すことを意味するのではなく、偏愛に名前を付けて発信して生み出すもの。「ある」けど皆の意識が向いてないものに意識を向けさせる、意味を見出す、新しい価値を与えることなのかなと思った。

全部読んで思ったのは、みうらじゅんの「偏愛」は変なものばかり愛する「変愛」なんじゃないかなと思う。

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2022年10月19日

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