あらすじ
「仏像ブーム」を牽引してきた第一人者であり、「マイブーム」や「ゆるキャラ」の名付け親としても知られるみうらじゅん。とはいえ、「テレビや雑誌で、そのサングラス&長髪姿を見かけるけれど、何が本業なのかわからない」「どうやって食っているんだろう?」と不思議に思っている人も多いのでは?
本書では、それまで世の中に「なかった仕事」を、企画、営業、接待も全部自分でやる「一人電通」という手法で作ってきた「みうらじゅんの仕事術」を、アイデアのひらめき方から印象に残るネーミングのコツ、世の中に広める方法まで、過去の作品を例にあげながら丁寧に解説していきます。
「好きなことを仕事にしたい」、「会社という組織の中にいながらも、新しい何かを作り出したい」と願っている人たちに贈る、これまでに「ない」ビジネス書として話題となり、ロングセラーを続ける本書がいよいよ文庫に。
文庫版オリジナル企画として、「スペシャル対談 糸井重里×みうらじゅん」も掲載。
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Posted by ブクログ
人が目をとめないものに目をつけ、面白がることにより新たなブームを作る天才・みうらじゅん。
そしてそれが、小学生の頃から変わっていないというのが驚き。
仏像のスクラップを始めたのは小学4年の時というのだから、かなり執念深いと言ってもいい。
まあ、小学生の頃はブームを作ることはできなかったようだが。
それはそうだ。
子どもは、そして最近は大人も、流行っているものが好きなのだから。
でも、みうらじゅんは思っている。
流行っているものはいつか流行らなくなる。
一応、離れた位相の概念を組み合わせて新しいものを作る、組み合わせたもののうち片方はネガティブな語感のものにする、などのテクニックもあるが、肝心なのはまず自分が面白いと信じることと、それを続けることなのだ。
だからこそ仏像好きの子どもが仏像大使にまで上り詰めることができたのだ。
就活時に面接官を接待するつもりで面接を受けた、というのは大切な心構えだと思う。
心にもない「よいしょ」ではなく、相手を少し持ち上げながらこちらの要求をのませるわけだから。
ともにいい仕事をしましょう!と。
まあ、彼は二社受けて二社とも落ちたらしいけど、方向性は間違っていないと思う。
Posted by ブクログ
面白かったー!
ゆるキャラ、童貞、since、、、この方が流行らせたのかー!面白くてやりがいがあってワクワクが止まらない職業だと思った。知らない世界を知れて編集や雑誌、企画にすごく興味を持つと同時に、今の仕事にも使えそうな仕事を少し楽しむ考え方を学べた気がした。癖の強い人だ、、、
Posted by ブクログ
この本のここがオススメ
「私がナチュラル素材の服がいいとかオーガニックな食べ物がおすすめと言ったところで、誰が話を聞きにくるのでしょうか?ゴムヘビを集めている、シベ超が面白い、と言うから、なんですかそれ?と、ようやく興味を持ってもらえるのです」