中野剛志のレビュー一覧

  • 新自由主義と脱成長をもうやめる

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    読んでる分には面白いんだけど、対談や鼎談は体系的な知識の獲得とか思考を深めるのには向いてない。話し手それぞれの認識レベルに相当な差があるので、読んでいて混乱する。この本の主題である新自由主義ですら、各人のイメージするものがバラバラで、新自由主義=積極財政みたいな「どっからそんな発想が出てくるの?」という発言まで出る始末。面と向かっては批判しにくいのか、意見の食い違いがあってもなんとなくスルーされてしまう。
    なので読後感としては散漫な印象が残る。
    とは言え、以前の単純な右と左の概念では人の志向が説明できなくなってきていることはよくわかった。トクビルがアメリカの教会組織で見出した中間団体が民主主義

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    2024年09月13日
  • 新自由主義と脱成長をもうやめる

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    ネタバレ

     中間団体はグローバルと新自由主義に対抗するために必要な存在。
     本来自民党はこうした中間団体を守るための政治をしていた。


     聞く力は必要なこと。
     しかしあらゆる意見を聞くということは、その実現が叶わなかった場合の責任が問われてしまう。
     相手の意見を聞くよりも、自分の意見を通そうとする強烈な指導者としての魅力とは、関わる者の思考を止めさせ、目的に協力させることが出来る。一般人の教養を失わせしめるリスクはあるものの、分かりやすく、明確に目的を達成するためには、ある程度、意見の配慮より、実現の早さを目指す度胸も必要。
     岸田総理には、有権者の意見を聴きながらも、確かに自己表明を貫く度胸を期

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    2024年08月25日
  • 新自由主義と脱成長をもうやめる

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    岸田政権 新自由主義=アメリカ化 からの転換  
     改革(自己責任 無駄を省く 開かれた トップダウン)が下火に
      新自由主義:政府の需要創出による経済けん引、所得の再配分 1970代後半
     聞く力=矛盾した要望のバランス取り→わかりにくい→支持率低下
     国際秩序作り:グローバル化 企業や資本家が政府に圧力 庶民の声→中間団体
     日本の新自由主義 中間団体=既得権益層=隣の公務員=抵抗勢力への嫉妬心 
     今の若者は社会を変える から 自分を変えるに 変化 目標は 上からのミッション 

     成長を正しく目指す=成長ばかり(=新自由主義)にこだわらない
     イノベーションは意図的に創出できない

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    2024年06月29日
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告

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    ネタバレ

    黒死病で死者が増えて、労働力不足から労働力の価値が高まり封建制が崩れた。
    強い指導者が表れなければ、状況は変わらない。
    現代の封建制は、有識者層、寡頭支配層(オリガルヒ)、土地持ち中流階級、労働者階級、プレカリアート。
    若年層のほうが自由主義的資本主義への支持が弱い。
    プロレタリアの施し袋=大衆の反乱を防ぐ目的。
    東アジアの人口減少が激しい。
    大量失業よりもギグエコノミーに就くことで失業は隠される。
    香港では女性の2/3が子どもは1人またはいらない、と考えている。
    「優生学は食卓にいる幽霊だ」グリーリ。
    寡頭制の鉄則=ロベルトミヘルス

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    2024年06月19日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    意識高い系には裏があり気をつけろとの主張に読めたが、なにぶん自分は政治的な所が弱い(興味がない)ので理解がついていけてないような気がする。何時になったら理解できるようになるのだろうか。

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    2024年05月01日
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る

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    例示が多く少し長いが、良著。
    何に苛かされているのか、の解像度を上げることができたように思う。
    Politically correctness への不快感。
    いろんな分析があると、面白かった。

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    2024年02月23日
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告

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    本書は新しい封建制がやって来ると言うが、古い封建制と、「新しい」封建制とは、それぞれ、土地から利益を上げる仕組み、情報から利益を上げる仕組み、との違いがあり、それらの違いと類似点を見極めることが重要だと思う。

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    2024年01月07日
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

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    現在の経済学者に対しての批判が多いけど、経済の仕組みについてわかりやすく書いてあった!税の仕組みとか特に面白く読めた!何事も鵜呑みにするのではなく、こういう批判も理解してから考えないとな〜と思いました。

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    2023年12月26日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    「企業のウォーク(woke)には気を付けろ」という主張か。

    (個人のwokeは民主主義的にあって良いが)企業のwokeは損得勘定に則ったもので、民主主義に対する改善意識によるものとは限らないので、寧ろ民主主義には害を為す。

    企業のwokeは、会社の利益最大化を目指す活動手段である。主義主張への共感・賛同よりも「大衆の多くの支持を得られるか」か判断のポイント。
    なぜなら、wokeな企業のCEOの報酬は極端に高くて貧富の差を助長しており、その企業の多くは租税回避策により税金を納めていない。つまり、民主主義的に正直とは言えない行為を平然と行っていて、woke本来の問題意識に従った行動をする人物・

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    2023年11月26日
  • WOKE CAPITALISM 「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす

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    日常生活において「○○に関心があります」と言っておきながらも、何のアクションを取らない人に疑問を感じていたが、この本を読んで、この人たちのことを言っているのかと、納得した。

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    2023年09月30日
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る

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    1970年代から上流階級のエリート層が上からの改革により、新自由主義に基づくグローバル化推進策が徐々に取られることよって、庶民層との新しい階級闘争が生じた。それに対する庶民層からの反発として、ブレグジットやトランプ大統領の誕生など、下からのポピュリストの反革命が生じている。
    ニュースを見て、世の中がおかしな方向に動いているとの実感があったが、ようやく構造が理解できた気がした。解決のためには、労働組合などの様々な中間単体を再生し、庶民層の利益や見解を代弁し、政治に反映させる拮抗力か必要とのこと。
    様々な物事は、振り子のように動きバランスをとるものなので、今は振り子が元に戻ろうとしている過渡期とい

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    2023年06月11日
  • 世界インフレと戦争 恒久戦時経済への道

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    2種類あるインフレ。「消費意欲が旺盛で生産が追い付かず値段を上げる」「資源など生産のベースとなるものの調達手段が突如失われ、品薄となり物価が上がる」。前者は比較的経済が良好な状態。政府は消費が過熱な時のみ財政と金融を引き締めればよい。後者は危機的な状況。棄損した生産力をカバーすべく積極財政で投資を促す。対策は真逆だ。両者の区別がつかず誤った判断に至ったFRB。その行くつく先は世界の混とん。経済学は未発達な学問。人々を幸せに導けていない。”節約”が常に正しいとは限らない。財政赤字は経済が健全である証拠。

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    2023年03月16日
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

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    ・デフレはモノが売れない。モノよりカネの方が価値がある状態。将来に悲観的になり個人も企業もカネを貯める。カネの価値がどんどん上がるならローン借りづらい。返す額増えるから。

    ・デフレ脱却には公共支出増やしたり税金減らしたり財政赤字を進める。

    ・国はお金いくらでも刷れるから財政赤字になっても大丈夫。ハイパーインフレにならないよう気をつければいい。その調整弁が税金や金利。

    ・銀行の貸出量は預金額ではなく、借り手の需要に左右される。国がお金刷って、借り手の需要増やせば、銀行の貸出は増え、貨幣供給が増える。

    ・家計の常識と国の財政の常識は直感とは異なるから理解得づらい。

    ・自国通貨建ての国債は

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    2023年02月11日
  • 全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】

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    基礎知識編が面白すぎたので、続編である本書も読んでみた。
    非常にわかりやすく書かれているので、面白く読ませてもらったが、言っている事は、基礎知識編とあまり変わらないように感じた。
    基礎知識編を二回読んだ方が良かったかも。

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    2023年02月08日
  • 楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

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    ネタバレ

    ソクラテス論法=相手の主張の前提をつく。同意できる部分から一歩一歩確認しながら論を進める。
    シャーロックホームズの「白銀号事件」何もしないことが問題。
    自国通貨建ての政府債務/GDPは持続可能性の指標とする意味はない。財政赤字の上限はインフレ率によるべき=機能的財政。
    政府への貸し出しの原資は民間の預金、ではない。政府の貸し出しが民間の貯蓄を生む。
    通貨の価値は納税義務があるから。政府の徴税権力が貨幣価値を担保している。=税は通貨の価値を保証するために必要。税は財源確保の手段ではなく、政策の実施のために必要である。消費税の効果は消費を減らすこと。
    政府は支出のための財源として税を徴収する必要は

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    2023年02月07日
  • 奇跡の社会科学 現代の問題を解決しうる名著の知恵

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    中野氏の本は好きで読んでいる。本著は社会科学について分かりやすく解説した本。現代の日本政治においてどのように社会科学を活かせばいいのか?また組織形成においても参考になる本だった。
    ただ、深く理解するには再読の必要があるかも。

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    2023年01月31日
  • 真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学

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    色んな企業について取り上げた一冊。

    老舗の企業の方が新興のベンチャーより上というのは考えとしては理解できるものの、それではいつまで経っても新興のベンチャーは育たないと思った。

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    2023年01月22日
  • 変異する資本主義

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    経済や世界史をある程度知っていないと読みにくかった。大半がアメリカの話で占めている。また再挑戦したい本。

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    2022年09月25日
  • 脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克

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    国家や政治の在り方、保守・左翼論壇の潮流などを社会学的な考察を元にその当事者である人間を脳科学的に分析し、ニーチェを始めとした哲学の引用をスパイスにして議論が進みます。対談なので深く考察された世界観などは望むべくもないですが、断片的ながらも様々な展開を楽しむ中で多くの気付きを得ることができました。
    それにしても、適菜収氏の安倍元首相に対する罵詈雑言は品性を疑うレベル、本書の冒頭で人は見かけで判断できるとの議論があったので、適菜収氏の写真を検索したところまさに。。。w

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    2022年08月25日
  • 楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

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    前回とほぼ似たような内容

    2021年企業物価指数は前年同月比9.2%で41年ぶりの高水準
    ところが消費者物価指数は前年同月比マイナス0.6%
    これは「コストプッシュインフレ」が起きていると考えられる

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    2022年05月07日