月村了衛のレビュー一覧

  • 機龍警察 未亡旅団

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    分厚いなぁ、と思いつつ止まらなかった今回も。
    今回は由起谷さんと城木さんがキーパーソンでした。由起谷さんかっこよろす。

    この本読むたびに、未来のことながら間近に起こること、のように思える。そして世界のどこかでは実際すでに起きていることでもあること。

    子供のテロリストも本当に世界中にたくさんいる事実。そしてそんな子たちと対峙しなければならなくなった日本警察。そんな時にどう向き合うか、という姿を3人の機龍兵の搭乗員3人がそれぞれ見せてくれます。ライザの慟哭がその残酷さを物語っているとおもいます。

    次は短編集。楽しみだ。

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    2015年10月25日
  • 機龍警察 暗黒市場

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    おもしろい。読ませる。いろんなギミックがちゃんと違和感なく配置されていて、単なるSFではなくきちんとした「物語」になっている。

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    2015年03月21日
  • 黒警

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    ネタバレ

    準主役と思っていた人情味のあるヤクザが
    あっけなく・・・。

    後半、復讐劇は何もかも上手くハマり、痛快だった反面、
    途中でバレてボコボコにされるんじゃないかと気を揉んだ。

    作中に出てくる【国際人材交流法案】は外国人を日本に
    積極的に受け入れて、人の行き来を活発化させようという
    狙いの法案。実質は人身売買を容易にする抜け穴にしようと企む国や人物の存在が。このヘンをもう少し掘り下げて欲しかった。

    何でもかんでも受け入れりゃいいってもんじゃないでしょ?治安が悪くなることが心配。お人好しだね、日本は・・・。その人達の身元は確かなの?滞在期間や滞在場所は?何か犯罪に絡んでいたら、強制的に国外退去にし

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    2015年02月20日
  • 黒警

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    ネタバレ

    最初は話の流れに戸惑う。退屈するわけではないが、キャラの設定も今一つインパクトに欠けるし、話の方向性がはっきりしないので乗り切れない。こちらも「機龍警察」がベースにあるから期待も大きい。しかし、3人の男が出会った中盤から俄然物語が動き出し面白くなってくる…。しかし、残念ながら中編程度のページ数のため読み終わっても、まるで序章が終わったような感じで食い足りない。「機龍~」に比べるとキャラの描きこみも弱いし、色々なキャラを配した割には表面を撫でた感じで終わった印象はぬぐえない。もっとぎっしり書き込んでほしかった。とはいえ水準以上の出来であるのは間違いない。

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    2014年08月21日
  • 黒警

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    面白かったが、刑事とヤクザの繋がり、黒社会との繋がりにもっと深みみたいなものがあったらもっと良かった感じです。★3.5の感じで★4です。

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    2014年04月28日
  • 機龍警察 暗黒市場

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    ネタバレ

    再読
    1作目は機龍警察の紹介、2作目はライザの過去とIRFのテロ阻止、今作はユーリの過去とロシアの武器密売グループの因縁がメイン。
    機龍警察(特捜部)のメンバーの過去と現在進行する事件がシンクロして描かれる構図は過去作と同じ構図。

    しかし今回は、武器密売市場時代の恐ろしさとその壊滅をメインプロットとしながら、三つ巴四つ巴の闘いが繰り広げられ、とにかくプロットの巧さに引き込まれる。
    ロシアマフィア、チャイニーズマフィア、外事、”敵”、中国、ロシア警察、様々な思惑が絡む。
    本当の敵は?そして敵の敵は?

    これほど多くの伏線やエピソードをばらまきながら上手く回収する作者の手腕は半端ではないし、濃厚

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    2014年04月05日
  • 黒警

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    のっけからやる気のない主人公に先行きの不安を感じましたが、話が転がり始めるとそんな心配も吹き飛び、気持ちのいい結末に向かってページをめくる手が止まりませんでした。ただ、少しだけご都合主義が鼻につく場面があったので★一つ減点。

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    2014年03月11日
  • テロル

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    ネタバレ

    3.5
    あの話かー!
    snsって怖い、今はAIも人間と間違ってしまうこともあるし。テロルで真っ先に思いついてしまったのがヒトラー。プロパガンダもすごかった…
    でもそういった思想があって当たり前の世界になってるよな。複雑過ぎて私にはわからないけど、何事ものめり込み過ぎはよくないな。

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    2026年07月11日
  • テロル

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    ダークな・・・・・ダーク過ぎて近寄りたくない世界。フィクションなのだろうが・・・・だんだん、そうではないノンフィクションの闇の中に連れていかれそう・・・で滅入ってしまった。
    200ページも無い短い作品でした。

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    2026年07月07日
  • 虚の伽藍

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    お寺と暴力団。もしかして本当にあったりするんだろうかと思うほど。熱血漢で滋賀の貧乏寺に生まれた志方凌玄。実家を残すためヤクザと組む、一方で僧侶として語る場面では口がうまいので読んでいてなるほどと騙される。悪事を働くには頭が良くないといけない、記憶力も必要、だから京大卒エリート氷室の存在が必須。感情を持ち出さず俯瞰する彼が勝者なのか。みんな殺されたり心を病んだりしてるからね。個人的には土漠の花のほうが好み。

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    2026年07月05日
  • 虚の伽藍

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    京都仏教界は清廉に見えて、裏ではゴタゴタだ。その世界をヤクザやフィクサーの手を借りながら正していこうとする若い僧侶の話が第一部。
    第二部では、驕れるものは久しからず。一部で仲間だった面々が敵に周り、清廉にするはずの仏教界はますます汚れていく。
    裏切り、裏切ったものを始末していくうちに、自らが汚れている事にも気づけず、増長していく凌玄。
    最後は諸行無常を感じさせ、一冊通して仏教を体現した一冊。
    でも、ヤクザの抗争系の本が苦手な私は読みにくかった…

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    2026年07月04日
  • 虚の伽藍

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    主人公は一つの事を目標に生きてますね。
    仏道を成就させるのが目的だと思いますが世の中はそれだけではいけない。
    清濁併せ呑むつもりでないといけない。
    月村さん器用だなあ。昔の話からこういった話まで。

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    2026年06月28日
  • テロル

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    信仰宗教二世が起こした総理大臣殺害事件を元に書かれた。(本人曰く)不幸な生い立ちで底辺の生活を送る主人公三上。
    犯人に対して異常に傾倒し、仲間を求めていく。犯人はテロリストなのか?
    テロリストとは何か?テロル(恐怖)とどう違うのか?日本は終わってしまった国として、全ての国民がテロリストだと言う三上。
    終わってしまった国としての供述に頷ける所がある事が恐ろしい。

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    2026年06月28日
  • テロル

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    テロの脅威と現代社会の歪みが重く突き刺さる。
    働き詰めても生活が好転しない過酷な現実や、宗教二世が抱える深い苦悩。閉塞感の中で、社会的弱者たちが自暴自棄になっていくプロセスには、ある種のリアルなやり切れなさと共感を覚え、単純に悪として突き放すことができない一面もある。
    追い詰められた個人、そしてそれを利用するかのような国家や組織の論理が複雑に絡み合う中で、「一体何がテロで、本当のテロリストは誰なのか」、そして「誰が本当の被害者なのか」の定義すら分からなくなってくる。痛快な解決があるわけではないが、この社会の「良くも悪くもある」多面的な構造を冷静に見つめ、人間の業について深く考えさせられる。

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    2026年06月28日
  • 白日

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    ネタバレ

    面白かったけど自殺理由も、幹夫くんに肩入れし過ぎるのもちょっと強引な感じもする。自分の娘も引きこもりだとしても、秋吉の行動や感情、娘の春菜の体調も…月村了衛だからこそもっと期待していたので少し残念。通い方も自由な黄道学園で学力も期待できる、今悩んでいる人にとっては夢のような学校だろうな。これほど派閥がある会社の仕事経験がないが、きついね。

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    2026年06月21日
  • テロル

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     安倍元総理殺害事件を契機に書かれたと思われる作品ーー柴田哲孝「暗殺」、湊かなえ「暁星」、そして本作ーーを読んだが、どれもパッとしない。
     月村了衛は、ライフワークともいえる機龍警察シリーズ以外の作品の質が玉石混交の傾向がある。前回読んだ「地上の楽園」が力作だっただけに、本作の出来はちょっと残念。

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    2026年06月15日
  • テロル

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    未来に希望が持てない貧困の恐ろしさをこの本を通して感じた。貧困そのものではなく、その状態から抜け出す見通しがないことが一番の問題だ。
    貧しさに日々心身を削られながらも何も希望が持てない。そんな状態こそが、陰謀論や極論に人を陥らせる。さらにエコーチェンバーが追い打ちをかけるのだ。
    今の日本に蔓延しているのは、まさしくそういった状態なのではないだろうか。
    私たちは社会課題を解決し、人々が希望を持てる社会になるように日々努力を重ねなくてはならない。

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    2026年06月14日
  • 普通の底

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    【ぼくはどう生きればよかったのでしょうか?】

    結局はただの責任転嫁の心理、
    ただのイイワケにしか値しない、という
    この作品の
    核心が潜むセリフです。


    主人公は獄中からの手紙の中で、
    自分が転落した原因を
    「両親の不仲」
    「奨学金の重圧」
    「社会の不条理」
            のせいに し続ける

    彼は
    「自分は悪徳コンサルや闇バイトの
     組織に『騙された被害者』であり、
     直接手を下して人を殺したわけではない」

    自己弁護を繰り返す。


    他者に流され、自分の意志で選択することを
    放棄してきた人間が、
    究極の犯罪に手を染めても なお

    「自分は悪くない、社会が悪い」と
    本気で信じ込んでいる

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    2026年06月10日
  • 虚の伽藍

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    お金と京都と仏教と…というドロドロの話。何かちょっと難しくて?というかちょっと苦手な感じで読み進めるのに少し苦労しました。

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    2026年06月07日
  • 虚の伽藍

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    ネタバレ

    ふわふわ感を拭いきれない。
    凌玄は善か悪か…………
    最後が善になるなら、その過程が悪でも善になるのか。仏教のことはまるで知らないが、事実としてありそう。絶対に反社との繋がりはあるんだろうなと。知らんけど。
    やはり人は独りやな。
    友達と思っていても、大体は何かしら思う事があるだろうし、キレイな友達って存在するのかな。
    にしてもみんな意地悪な言い方(笑)京都のいい文化でもあるのか。京都に行きたいな。
    地下鉄とバスが意味不明過ぎてヤバかったけど。もしかしたら1番仏教を考えていたのは和久良さんだったのかも。私念が絡んでるし。面白かった。

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    2026年06月05日