月村了衛のレビュー一覧

  • 機龍警察 暗黒市場

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    2014/7/26
    話は目新しいものではない。よくあるパターン。しかし、緊張感のある文体や巧みな言葉選びにより、心躍らせられることしばしば。このシリーズは文句なく面白い。ファンになった。続編では、まだまだ語られていない人物の過去や「敵」との攻防が繰り広げられるのだろう。楽しみだ。

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    2016年12月15日
  • コルトM1851残月

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    廻船問屋の番頭を表の顔にして裏の世界でのし上がろうとためらいなく人を殺める男、その懐には最新の得物が隠されていた。一癖も二癖もある登場人物たちと派手なアクションシーン、そして行き場を失った男と女が交わした情の先に見たほのかな光。江戸の闇社会を舞台にした見事な犯罪小説であり、一気読み間違いなしのエンターテインメント。

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    2016年05月29日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    チェチェンのテロリストとの戦いを描いた一作。

    毎回誰かの不幸な過去を感傷的に感情たっぷりに描くことで物語を進めてきたこのシリーズ。今回は誰かと思ったら、敵であるテロリストの少女と、捜査員の青年だった。

    テーマは「母」。
    母との確執や悲しい思い出のオンパレードである。
    突然の恋愛ネタにはびっくりしたけれども。
    ただまあ、今回は現在の軸の動きが中心で描かれたので前回より☆はひとつプラス。

    メロドラマに傾きがちな登場人物の中で、現実的でシニカルに描かれる姿警部の存在にほっとする。
    この後のシリーズ展開はどうなるのか。

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    2016年05月01日
  • 黒警

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    うだつのあがらない警察と中国人が義兄弟になり、腐敗した警察と戦う話。月村了衛にしてはサラッとしている印象だった。

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    2016年02月22日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    こんなに日本にテロが起こるとは,だんだん現実味を帯びてきてゾッとしながら読んだ.相変わらずの特捜部の活躍だが,今回は城木理事官にスポットが当たり,次巻に引き続く形で進退が気になるところ.由起谷警部とカティアの信頼関係は本当に良かった.「黒い未亡人」のあり方は読みながら悲しく,背後にいる武器商人たちの暗躍を思うと,このやりきれない不幸の連鎖に呆然とする.

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    2015年11月27日
  • 神子上典膳

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    剣豪時代小説。単なる時代小説と思ったら大間違い。月村了衛らしい仕掛けがある。

    重臣の謀反により、追われる身となった澪姫と小姓の危機を救ったのは、一刀流の達人・神子上典膳だった…勧善懲悪、正義の味方と思われた神子上典膳だが…

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    2015年11月16日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    分厚いなぁ、と思いつつ止まらなかった今回も。
    今回は由起谷さんと城木さんがキーパーソンでした。由起谷さんかっこよろす。

    この本読むたびに、未来のことながら間近に起こること、のように思える。そして世界のどこかでは実際すでに起きていることでもあること。

    子供のテロリストも本当に世界中にたくさんいる事実。そしてそんな子たちと対峙しなければならなくなった日本警察。そんな時にどう向き合うか、という姿を3人の機龍兵の搭乗員3人がそれぞれ見せてくれます。ライザの慟哭がその残酷さを物語っているとおもいます。

    次は短編集。楽しみだ。

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    2015年10月25日
  • 機龍警察 暗黒市場

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    おもしろい。読ませる。いろんなギミックがちゃんと違和感なく配置されていて、単なるSFではなくきちんとした「物語」になっている。

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    2015年03月21日
  • 黒警

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    ネタバレ

    準主役と思っていた人情味のあるヤクザが
    あっけなく・・・。

    後半、復讐劇は何もかも上手くハマり、痛快だった反面、
    途中でバレてボコボコにされるんじゃないかと気を揉んだ。

    作中に出てくる【国際人材交流法案】は外国人を日本に
    積極的に受け入れて、人の行き来を活発化させようという
    狙いの法案。実質は人身売買を容易にする抜け穴にしようと企む国や人物の存在が。このヘンをもう少し掘り下げて欲しかった。

    何でもかんでも受け入れりゃいいってもんじゃないでしょ?治安が悪くなることが心配。お人好しだね、日本は・・・。その人達の身元は確かなの?滞在期間や滞在場所は?何か犯罪に絡んでいたら、強制的に国外退去にし

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    2015年02月20日
  • 黒警

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    ネタバレ

    最初は話の流れに戸惑う。退屈するわけではないが、キャラの設定も今一つインパクトに欠けるし、話の方向性がはっきりしないので乗り切れない。こちらも「機龍警察」がベースにあるから期待も大きい。しかし、3人の男が出会った中盤から俄然物語が動き出し面白くなってくる…。しかし、残念ながら中編程度のページ数のため読み終わっても、まるで序章が終わったような感じで食い足りない。「機龍~」に比べるとキャラの描きこみも弱いし、色々なキャラを配した割には表面を撫でた感じで終わった印象はぬぐえない。もっとぎっしり書き込んでほしかった。とはいえ水準以上の出来であるのは間違いない。

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    2014年08月21日
  • 黒警

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    面白かったが、刑事とヤクザの繋がり、黒社会との繋がりにもっと深みみたいなものがあったらもっと良かった感じです。★3.5の感じで★4です。

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    2014年04月28日
  • 機龍警察 暗黒市場

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    ネタバレ

    再読
    1作目は機龍警察の紹介、2作目はライザの過去とIRFのテロ阻止、今作はユーリの過去とロシアの武器密売グループの因縁がメイン。
    機龍警察(特捜部)のメンバーの過去と現在進行する事件がシンクロして描かれる構図は過去作と同じ構図。

    しかし今回は、武器密売市場時代の恐ろしさとその壊滅をメインプロットとしながら、三つ巴四つ巴の闘いが繰り広げられ、とにかくプロットの巧さに引き込まれる。
    ロシアマフィア、チャイニーズマフィア、外事、”敵”、中国、ロシア警察、様々な思惑が絡む。
    本当の敵は?そして敵の敵は?

    これほど多くの伏線やエピソードをばらまきながら上手く回収する作者の手腕は半端ではないし、濃厚

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    2014年04月05日
  • 黒警

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    のっけからやる気のない主人公に先行きの不安を感じましたが、話が転がり始めるとそんな心配も吹き飛び、気持ちのいい結末に向かってページをめくる手が止まりませんでした。ただ、少しだけご都合主義が鼻につく場面があったので★一つ減点。

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    2014年03月11日
  • 普通の底

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    途中で読むのをやめようかと迷うほど、正直かなり胸くそ悪い作品でした。
    1枚目、2枚目の手紙を読んでいる間は、「どれだけ頑張って努力してきても、出会う人間次第で人生が狂ってしまうことってあるよな……」と、まだ同情する気持ちもありました。
    でも、3枚目の手紙は本当に読むのがきつくて、ページをめくる手が重かったです。
    フィクションではあるけれど、どこか現実と地続きで、決して作り話として割り切れない怖さがありました。
    しばらくは、人が死なない、ほんわかした小説を読みたいです。

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    2026年02月01日
  • 脱北航路

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    ネタバレ

    北朝鮮から脱北する物語。キー人物は、広野珠代さん。日本から拉致されて10数年の月日が経ち、果たして日本に戻れるのか。2台の潜水艦とそれにそれぞれ乗る艦長同士の熱い戦いでした。ラストシーンの先を読みたくなるが、そこは読者のご想像で、といった感じだ。

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    2026年02月02日
  • 虚の伽藍

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    松恋・マライ直木賞本から。アンタッチャブルなのか、自分の性向がそうさせるのか、本書の舞台である仏教界隈の物語はあまり見ない気がする。その分興味深く、フィクションと分かりつつ、俗世と変わらない薄汚さに寒気がする。二部制の構造を取るけど、一部が同じようなパターンの繰り返しで、正直、飽きてくる。そこはさすが、二部で巻き返しが図られるので、読後の満足度はそれなりに高い。

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    2026年01月26日
  • おぼろ迷宮

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    星3.7と言ったところ。
    作風としては以前読んだ同じ作者の『ガンルージュ』に近い感じだと思いました。
    ただ、最後の章の話は果たして必要だったのか?という疑問が残ります。
    面白いのは面白かったのですが、その前の章で終わっていても別に良かったんじゃないかなという感じでした。

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    2026年01月17日
  • 黒涙

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    ネタバレ

    平山
    外務省アジア太平洋局中国・モンゴル第二課の参事官。

    呉際明
    中国商務部アジア司長補佐。

    蔵原
    経済産業大臣。

    鎌田
    外務大臣の主席秘書官。

    沢渡
    警視庁組織対策部第二課の警部補。公安部へ異動。資料整理室のアドバイザー兼雑用係。重大な事案の専任チーム。

    小淵
    沢渡の上司。係長。

    有限会社桃山企画
    公安の別室。

    滝口
    公安部外事第二課長。警視正。特別チームの指揮官。一人Gメン'75。

    天老会
    洪門の末裔を自称する上海系の犯罪組織。

    広川
    沢渡とコンビを組む相棒。公安部外事第二課。


    黒社会「義水盟」の大幹部。沢渡と兄弟分の契りを交わしている。蓬莱インフォメーシ

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    2026年01月13日
  • 黒涙

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    ネタバレ

    ラウタン、悲しい。
    最後はというか、結局、沈は沢渡を許す結末でいいよな。また2人がお酒飲むシーンをみたい。ラウタンー!
    こうなると、人間は裏切る生き物だね
    いやこれは昔から思ってるけど、現実にも。人は人をいとも簡単に裏切る。汚い世の中。
    だから私は1人がいいな。

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    2026年01月10日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    「web TRIPPER」に掲載された作品をひとまとめにしたアンソロジー。警察ものがもたらす人間ドラマやミステリーとしての広がりを感じることが出来る作品。読んだことのある作家が大半だが、読んだことのなかった、鳴神さんと吉川さんが良かった。また伊兼さんの硬派な感じも大好きだった。捜査を主軸にした正統派警察ものが少ない印象を持ったがそれがこのジャンルの幅の広さを知るすべになる。

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    2026年01月09日