月村了衛のレビュー一覧
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購入済み
世界の裏がわ
知らなかった世界の裏の暗闇を、描きながらも光が差す想いがした。ただ恋愛の組み込み方がチープかな、と。終わり方がきれいすぎた感あり。
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Posted by ブクログ
土漠の花と比べると少し落ちる。
土漠の花では自衛隊VSアラブのテロリスト集団だったのに対して、本作はヤクザと伝説のエージェントVS中国の暗殺部隊!!!
間違いなく興味が唆られるプロットで、満足のいく内容!中国のウイグル自治区の問題を物語の中央に添えている。
土漠の花では自衛隊の武力行使と隠蔽があり得そうだと思ってしまうが、本作のウイグル自治区への中国の弾圧はさすがに・・・あり得ないかなぁと・・・。
しかしあり得る!?と考えてしまうと急に世界が恐ろしいものに思えてしまう事と同時に報道の全てに疑念を感じてしまう。
領土と民族と利権の問題が全てクリアせれる未来が、1日でも早く訪れる事を只々祈 -
Posted by ブクログ
月村了衛『影の中の影』新潮文庫。
『土漠の花』程のリアリティは感じられない軽いエンタメ系アクション小説。
パクりでないかと思うくらい矢月秀作の『もぐら』シリーズと酷似した設定の作品。『もぐら』は主人公が元警視庁組織犯罪対策部に所属し、とある事件で妻と娘、相棒を失い、表社会から姿を消した影野竜司。対する本作の主人公は元警察キャリアで婚約者を殺され、表社会から姿を消し、最強の格闘技・システマを身に付けたカーガーこと景村瞬一。
血も凍る暴虐に見舞われた故郷から秘密を抱えて脱出したウィグル人亡命団を取材中のジャ ーナリスト仁科曜子が、白昼の東京で襲撃される。絶体絶命の状況下、謎の男・景村瞬一が救 -
Posted by ブクログ
シリーズの続きの今作も不穏で面白くてぐいぐい読みました。前作も面白かったですが、序章だったのですね。
日本で暗躍するテロリストと、中国の裏社会…警察内部や他の省庁との駆け引きもハラハラして、沖津さんがかっこいいです。沖津さんの頭脳戦、面白いです。
今回は機龍兵の搭乗員のひとりの、ライザ警部の過去も関わってきます。ライザが元テロリストというのは前作でもちらりと出てきましたが、こんなに暗い過去とは。
この世界の日本はどうなるの…と、下巻に突入します。下巻では、テロリスト時代のライザも描かれるのかな。緑とのこれからもどうなるのか、ドキドキです。 -
Posted by ブクログ
「機龍警察」シリーズ3作目。今作は元刑事のユーリが主役なので警察小説の色合いが濃くハードボイルドな仕上がりに。
いきなり冒頭からユーリが契約解除で特捜部を離れ武器の密売に手を染めるという驚きの展開。そして明らかになる過去。
数奇な因縁を持つことになるゾロトフとの出会い。「最も痩せた犬達」の一員として邁進したモスクワ民警時代。裏切りにより警察を追われ闇社会に堕ちていく過程。
そこからユーリの持つ繊細さや捨て去ることのできない警官としての矜持の理由が見えてくる。
プロフェッショナルの姿・超人のライザと比べてやられ役気味だったユーリをきっちりカッコ良く描いてくれたことが何ともうれしい。
シャープな印 -
Posted by ブクログ
ネタバレ準主役と思っていた人情味のあるヤクザが
あっけなく・・・。
後半、復讐劇は何もかも上手くハマり、痛快だった反面、
途中でバレてボコボコにされるんじゃないかと気を揉んだ。
作中に出てくる【国際人材交流法案】は外国人を日本に
積極的に受け入れて、人の行き来を活発化させようという
狙いの法案。実質は人身売買を容易にする抜け穴にしようと企む国や人物の存在が。このヘンをもう少し掘り下げて欲しかった。
何でもかんでも受け入れりゃいいってもんじゃないでしょ?治安が悪くなることが心配。お人好しだね、日本は・・・。その人達の身元は確かなの?滞在期間や滞在場所は?何か犯罪に絡んでいたら、強制的に国外退去にし