月村了衛のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読書備忘録622号。
★★★★。
201X年代後半から作者は特定の社会的テーマで事実に近い小説を世に出し始めましたが、この作品はSNSと学校がテーマ。実際にあったことをモチーフにしていない分、フィクション色が強い感じでした。
舞台はとある中学校。読書感想文に力を入れており、全日本少年少女読書感想文コンクールに応募することを目的にカリキュラムに組み込んでいる。
そこで起きた盗作疑惑。SNSで瞬く間に保護者も含めて拡散された。
感想文は、既に学校の代表となり更に市の代表選考も突破していた。書いたのは市の教育長の娘、薮内三枝子。指導したのは学校の文芸部顧問で国語教師、汐野悠紀夫。
盗作疑惑は学校への -
Posted by ブクログ
ロシア人の元刑事ユーリを中心にストーリーが進み、隠された過去も明らかになる、
マフィアへのスリリングな潜入捜査、警察内部闘争、友人・元恋人・同僚たちとの悲しみに溢れた愛憎劇、そして、主人公兵器パワードスーツ”機龍”の出番は少なめながら、ラストまであっという間に読めてしまうSFサスペンスシリーズ。
本作主人公ユーリに感情移入でき、失神するような火傷と打撲を味わう疑似体験できてしまった。
どうやら、次回作の文庫化するまで待てず、ハードカバー価格で買ってしまうぐらい世界観に、はまってしまったようだ。
この作品、アニメ・ハリウッド映画でではなく、海外で発表されないかなぁ、日本発SF文学作品として -
Posted by ブクログ
月村了衛『コルトM1847羽衣』文春文庫。
『コルトM1851残月』の姉妹作。今度は、伝奇時代ガンアクション任侠小説である。女渡世人の羽衣お炎が6連発のコルトで悪者たちを次々と撃ち倒す様は痛快。オドロ様の正体は想像通りであったが、その先の展開と結末には不満だった。
女侠客の羽衣お炎は、最新式のコルトM 1847を携え、失踪した信三郎の跡を追い、佐渡に渡る。佐渡に着くや何者かに襲われたお炎は、コルトM1847であっさり返り討ちにする。軽業師のおみんを乾分にしたお炎は、邪教集団『オドロ党』と佐渡奉行、薩摩藩士たちの企みに挑む。
本体価格900円
★★★★