月村了衛のレビュー一覧

  • 機龍警察 暗黒市場

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    面白かった。
    後半の特捜部、外務省、宮城県警間の駆け引きの描写とかたまらない。読む手が止まらなかった。

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    2021年10月03日
  • 東京輪舞

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    2019年版このミステリーがすごい8位。警察官の砂田の1976年から2018年までの42年間の公安警察官としての半生記。日本全体を揺るがせた、ローキード事件、東芝ココム事件、地下鉄サリン事件、長官狙撃等、公安部門が関与した大事件を題材に砂田とロシアのスパイ、クラーラとのほろ苦い交流をからめた物語。この人の余韻を残すかきっぷりが、恋愛感情の表現にぴったり。多くを書かずに恋心を表現する技術は他の作品も含めてすきです。

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    2021年08月10日
  • 機龍警察 暗黒市場

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    姿、ライザに続きユーリの過去に焦点を当てた一冊。3人の中で一番打たれ弱いユーリかわいいね……と思ってたら過去も現在もめちゃめちゃ壮絶で可哀想になってしまった。テンポが良くて全編一気に読み通したんですが、特捜部がこれからも戦い続ける相手が途方もなく巨大で……。ユーリとゾロトフとの関係がかなり良いのと、「痩せ犬の7ヶ条」の演出にやられました。

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    2021年07月28日
  • 東京輪舞

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    一気読みした。現代史で学んだ様々な事件の裏側(フィクションだけど)を、1人の警察官の人生を通して描いている。主人公だけでなく、出てくる登場人物それぞれが、人生において何を重んじて、その時々でどんな判断をするかが見どころ。クラーラとのなんとも言えない距離が、最後に清算される描写も素敵。

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    2021年07月26日
  • 機龍警察 暗黒市場 上

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    ロシア人の元刑事ユーリを中心にストーリーが進み、隠された過去も明らかになる、

    マフィアへのスリリングな潜入捜査、警察内部闘争、友人・元恋人・同僚たちとの悲しみに溢れた愛憎劇、そして、主人公兵器パワードスーツ”機龍”の出番は少なめながら、ラストまであっという間に読めてしまうSFサスペンスシリーズ。

    本作主人公ユーリに感情移入でき、失神するような火傷と打撲を味わう疑似体験できてしまった。
    どうやら、次回作の文庫化するまで待てず、ハードカバー価格で買ってしまうぐらい世界観に、はまってしまったようだ。

    この作品、アニメ・ハリウッド映画でではなく、海外で発表されないかなぁ、日本発SF文学作品として

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    2021年07月01日
  • 暗鬼夜行

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    中島敦の山月記が話の傍らにあった。
    主人公の心持ちが寄り添えなく、話も始終暗くて読むのが辛かった。しっかりとしたプロットで書かれているので読み応えはあるけど。
    私なら先生達のつてで、まず感想文の作品集探すけどな。古いもの残ってる学校多いよね。はい、お話終了。
    山月記は高校の教科書だよねー?と、どうでもいいところに引っかかりながら読む。

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    2021年06月19日
  • 機龍警察 自爆条項〔完全版〕 下

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    機龍警察シリーズ第2作。主要メンバーで元テロリスト・ライザの過去に迫る。
    上下巻と長編だがサクサク読める。
    描写は好みが分かれそうだが、個人的には嫌いではない。

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    2021年06月19日
  • 機龍警察 暗黒市場 上

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    重厚。これまでのシリーズ作品に増して重厚の極み。
    後半でこの重苦しさがどう展開するのか、期待感しかありません。詳細レビューは下巻にて。

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    2021年06月05日
  • 暗鬼夜行

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    緩い雰囲気が一切ない怖いぐらいの雰囲気が物語に合っていて登場人物があまり好きではない性格で、魅力もないのに嫌いにはならず悲壮感が全面的にでていたのが良かった。

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    2021年05月22日
  • 東京輪舞

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    昭和・平成の日本裏面史を「貫通」する公安警察小説!

    かつて田中角栄邸を警備していた警察官・砂田修作は、公安へと異動し、時代を賑わす数々の事件と関わっていくことになる。
    ロッキード、東芝COCOM、ソ連崩壊、地下鉄サリン、長官狙撃……。
    それらの事件には、警察内の様々な思惑、腐敗、外部からの圧力などが複雑に絡み合っていた――。

    史実をベースにした公安警察が舞台だが、実はロマンチックサスペンスだったりもする。これはこれで良かったです。

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    2021年04月21日
  • 追想の探偵

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    特撮雑誌の編集者が、少ない手がかりから古い特撮作品の関係者や隠された事実に迫っていくお話。特撮に興味がなくても全然読めます。面白いです。第1話で探し人にたどり着いたシーンでは泣きそうになりました。
    特撮はまぁ、業が深いですね。

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    2021年02月07日
  • コルトM1847羽衣

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    ハリウッドみたいなエンターテインメント。
    最初からアクションと謎解きが組み合わさって映画化すれば面白そう。

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    2021年01月11日
  • 機龍警察 暗黒市場 下

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    ネタバレ

    潜入捜査ということもあり、騙し騙されの会話が多く、捜査のシーンが多く、龍機兵の戦闘シーンが少なかったの致し方ないのかもしれない。
    それもユーリ・オズノフの特性に合わせた展開なのだろう。

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    2020年12月29日
  • 機龍警察 暗黒市場 上

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    ネタバレ

    暗黒市場は、ユーリ・オズノフの過去が明かされる。自爆条項のライザの過去もすさまじいものだったけれど、ユーリ・オズノフの過去もすさまじい。
    現在と過去絡み合う。
    その先はどうなる。過去の謎は解かれるのか?

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    2020年12月29日
  • コルトM1847羽衣

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    月村了衛『コルトM1847羽衣』文春文庫。

    『コルトM1851残月』の姉妹作。今度は、伝奇時代ガンアクション任侠小説である。女渡世人の羽衣お炎が6連発のコルトで悪者たちを次々と撃ち倒す様は痛快。オドロ様の正体は想像通りであったが、その先の展開と結末には不満だった。

    女侠客の羽衣お炎は、最新式のコルトM 1847を携え、失踪した信三郎の跡を追い、佐渡に渡る。佐渡に着くや何者かに襲われたお炎は、コルトM1847であっさり返り討ちにする。軽業師のおみんを乾分にしたお炎は、邪教集団『オドロ党』と佐渡奉行、薩摩藩士たちの企みに挑む。

    本体価格900円
    ★★★★

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    2020年11月15日
  • 暗鬼夜行

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    前半は、普通の教師ではないけれど一応いろいろな学校を見ている者として、あるあると思ったり、主人公を苦手な先生に重ねたりして楽しめた。
    後半はとにかく謎を早く知りたくてややとばし読み。
    久しぶりの自分のための読書を堪能できた。

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    2020年09月11日
  • 暗鬼夜行

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    元作家志望、現在中学の国語教師・汐野。学校では読書感想文コンクール選考の責任者となっている。代表となった生徒の作品が盗作だとSNS上で投稿された。盗作なのか悪戯なのか、校長・他教員、生徒家族、地方議委員まで巻き込み波紋は広がる。
    教育現場だけでなく、地方政治の問題、心の闇まで広がっていたよ、それにそれぞれのダークな部分思いっきり出てた。
    物語ではあるものの、学校の先生は改めて本当に大変だなあと思ったのと、問題の中学生が怖かったなあ。汐野の周りは歪んだ人ばかり。そんな人たちが汐野を奈落に突き落とす、げっそりしながら読み終えました。『山月記』よく読んでおくといいかも。

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    2020年08月28日
  • 暗鬼夜行

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    とある中学校の夏休みの読書感想文が市の代表作に選ばれたタイミングで、盗作疑惑が浮上します。しかし指導した先生は盗作ではないと断言します。が・・・。感想文を書いた生徒は学校統廃合推進派の市教育委員長の娘、一方惜しくも校内代表にならなかった生徒の親は統廃合反対派。なんだか、嫌な雰囲気ですね。職員室、教頭、校長、それにPTA、さらには政治家など、読んでいて歯がゆいやら腹が立つやら情けないやら。生徒を隠れ蓑に保身に走る人たちでしたが、最後は、なんとなく予想がついた結末。それでも驚きの、結構「イヤミス」な結末でした。夏休み中に読めてよかった。

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    2020年08月16日
  • 暗鬼夜行

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    月村さん、新境地に挑戦⁈読書少年だったのは分かるが、舞台を中学校にしたのは失敗。いくら何でもこんな中学生は、非現実的。誰もが心に鬼を飼っているけど・・・

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    2020年08月04日
  • ガンルージュ

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    この作品も帯に誘われて購入しました。
    「敵は韓国特殊部隊!迎え撃つはシングルマザー&女性体育教師」この対戦カードは見逃せない!と…
    続編が出ればまた読みたいです。

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    2020年08月04日