月村了衛のレビュー一覧

  • 黒警

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    中身はダークな小説だが、月村作品にしては軽めで箸休め的な印象。十分面白いが、月村作品としては物足りない。

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    2026年03月06日
  • 虚の伽藍

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    ヤクザやフィクサーが跋扈する裏社会で、のし上がっていくお坊さんの物語。とにかく黒い、暗い。
    (あえての設定だと思うけど)主人公を含めて登場人物に感情移入できない。けど、これは本当にある世界かもしれない、と思うと、怖いけど読んで良かったな。

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    2026年02月18日
  • 対決

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    2026.4.5 NHKBS ドラマ、松本若菜 豊嶋花
    中堅私立医大の入学試験で、女子受験生の点数が一律減点されている――疑惑を耳にした新聞記者の檜葉菊乃は極秘取材を試みるうち、医大理事である神林晴海を突破口とみなし接触する。一方、疑惑の揉み消しを命じられた晴海は菊乃を強く警戒する。社会にはびこる女性差別と闘い、強く生きるふたりが立場ゆえに対立する。正義とは。信じるものとは。二人の「対決」の果てに見える地平を描く、傑作長編。

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    2026年02月15日
  • 普通の底

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    途中で読むのをやめようかと迷うほど、正直かなり胸くそ悪い作品でした。
    1枚目、2枚目の手紙を読んでいる間は、「どれだけ頑張って努力してきても、出会う人間次第で人生が狂ってしまうことってあるよな……」と、まだ同情する気持ちもありました。
    でも、3枚目の手紙は本当に読むのがきつくて、ページをめくる手が重かったです。
    フィクションではあるけれど、どこか現実と地続きで、決して作り話として割り切れない怖さがありました。
    しばらくは、人が死なない、ほんわかした小説を読みたいです。

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    2026年02月01日
  • 虚の伽藍

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    松恋・マライ直木賞本から。アンタッチャブルなのか、自分の性向がそうさせるのか、本書の舞台である仏教界隈の物語はあまり見ない気がする。その分興味深く、フィクションと分かりつつ、俗世と変わらない薄汚さに寒気がする。二部制の構造を取るけど、一部が同じようなパターンの繰り返しで、正直、飽きてくる。そこはさすが、二部で巻き返しが図られるので、読後の満足度はそれなりに高い。

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    2026年01月26日
  • おぼろ迷宮

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    星3.7と言ったところ。
    作風としては以前読んだ同じ作者の『ガンルージュ』に近い感じだと思いました。
    ただ、最後の章の話は果たして必要だったのか?という疑問が残ります。
    面白いのは面白かったのですが、その前の章で終わっていても別に良かったんじゃないかなという感じでした。

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    2026年01月17日
  • 黒涙

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    ネタバレ

    平山
    外務省アジア太平洋局中国・モンゴル第二課の参事官。

    呉際明
    中国商務部アジア司長補佐。

    蔵原
    経済産業大臣。

    鎌田
    外務大臣の主席秘書官。

    沢渡
    警視庁組織対策部第二課の警部補。公安部へ異動。資料整理室のアドバイザー兼雑用係。重大な事案の専任チーム。

    小淵
    沢渡の上司。係長。

    有限会社桃山企画
    公安の別室。

    滝口
    公安部外事第二課長。警視正。特別チームの指揮官。一人Gメン'75。

    天老会
    洪門の末裔を自称する上海系の犯罪組織。

    広川
    沢渡とコンビを組む相棒。公安部外事第二課。


    黒社会「義水盟」の大幹部。沢渡と兄弟分の契りを交わしている。蓬莱インフォメーシ

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    2026年01月13日
  • 黒涙

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    ネタバレ

    ラウタン、悲しい。
    最後はというか、結局、沈は沢渡を許す結末でいいよな。また2人がお酒飲むシーンをみたい。ラウタンー!
    こうなると、人間は裏切る生き物だね
    いやこれは昔から思ってるけど、現実にも。人は人をいとも簡単に裏切る。汚い世の中。
    だから私は1人がいいな。

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    2026年01月10日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    「web TRIPPER」に掲載された作品をひとまとめにしたアンソロジー。警察ものがもたらす人間ドラマやミステリーとしての広がりを感じることが出来る作品。読んだことのある作家が大半だが、読んだことのなかった、鳴神さんと吉川さんが良かった。また伊兼さんの硬派な感じも大好きだった。捜査を主軸にした正統派警察ものが少ない印象を持ったがそれがこのジャンルの幅の広さを知るすべになる。

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    2026年01月09日
  • 虚の伽藍

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    え、これ文庫化する気あります?ってほどに分厚い本です。ちょっと持ち歩くのは大変な重さなので、ひたすら自宅で読んでました。読みやすい文体なんですが、テーマが私には難しかったです。仏教とか、経済とか、ヤクザとか。

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    2025年12月28日
  • 普通の底

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    主人公は最終的に特殊詐欺に手を染めることになって警察に捕まるのですが、実際に特殊詐欺をやった若者たちもこういう普通のどこにでもいる人間なんだろうと思います。
    貧すれば鈍する、という言葉通り、貧困や借金、失業などで行き詰まったり追い詰められてこうした犯罪に手を出す羽目になるんだろうな、と。
    一度、正規のレールを外れてしまうと、そこから這い上がることがほぼ不可能な今の日本社会はおかしい。
    闇バイトに手を出す若者を、個人の責任にしている限りこういう犯罪はなくならないのだろうと思います。

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    2025年12月13日
  • 虚の伽藍

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    こういう本はハードボイルドと言うのだろうか、最近のんびりした本をよく読んでたのでハラハラドキドキ刺激的でした。
    田舎寺の息子が京都の宗派の本山に入り、フィクサーやらヤクザやら何でもありでのし上がっていく話。
    リアリティがあって本当にありそうに思えてくる。
    面白かったです。

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    2025年11月30日
  • 虚の伽藍

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    一部はすごく面白い。その反動か、二部は少し面白味がダウン。人生も小説も、ある程度の高みまでの行き方、道中が面白いのだろう。トップ争いは、坊さんでもサラリーマンでも、同じようなものかなと思った。

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    2025年11月25日
  • おぼろ迷宮

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    ネタバレ

    月村了衛さん初読み。題名と表紙と帯から、昭和の佇まいを残すアパート「朧荘」を舞台に女子大生と正体不明の老人が織りなすちょっと不思議なファンタジーかと思ったら、おもいっきりミステリだった。しかもちょっとコメディタッチ&食レポを含む。最後の数行は題名にそった感じなのだが、無理やり付け加えたようで、なんかもやっとする終わり方。夏芽は大学3年生に進級が決まり、朧荘の存続も決まった。そして最後の語りを考えると続編があるのかなぁという感じでした。榊先生と剛田刑事のその後も気になるし。

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    2025年11月24日
  • 虚の伽藍

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    一部はキャラが立って良かったが、二部からキャラの個性がトーンダウンした感じ。二部はもっと、はしょれる文章に出来た印象、その上で三部くらい書いても良かったと思う。色んなキャラがあっけなくすぎるのはマイナス。

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    2025年11月11日
  • 普通の底

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    子供の頃から目立たないこと、普通であることを旨として生き続けた男が、人生に躓き堕ちていく姿を手紙という形で描く本編は、先に待ち受けるであろう闇を想像させてただただ陰鬱。
    最後まで自分の最悪の選択を「これしかなかった」と言い訳し、親ガチャという言葉でひたすら責任転嫁する他責思考は胸糞悪い。
    でも、こういう人身近にもいるよね的な怖さも。

    男を取材する手紙の宛先人であるジャーナリストの覚書を読むにつれ、今の世の中に蔓延する空気のようなものへの恐怖がひたひたと押し寄せる。

    「社会的炎上せず、叩かれることもない「普通」を望みながら、大衆に埋没するだけの「凡庸」である自己は認められない。親ガチャに代表

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    2025年11月04日
  • 槐(エンジュ)

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    ちょっと現実離れした話でしたが、エンタメとして楽しく読めました。
    続編が作れそうな終わり方でしたね。

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    2025年11月01日
  • 普通の底

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    普通の子供が普通の生活を送る内にドン底まて堕ちる鬱作品。語り手の手紙という体裁の一人称視点で語られるが、もどかしい気持ちで一杯になる。

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    2025年10月21日
  • 普通の底

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    怖いなぁ。
    どんだけ頑張っても過去の過ちで転落することが往々にしてある。

    他責、と言われたらそう思えなくもないけど、やっぱり抗えないことなんて人間たくさんあるし、そんなこと言ってたら人生どこでも気が抜けない、、
    確かに他の選択肢はあった。あったけど、これといった明確な正解もなかった気がする。

    人生運なのかなぁ、そう思わずにはいられない。

    2025.10.19
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    2025年10月19日
  • おぼろ迷宮

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    タイトルから想像していたのと違ってポップでライトな内容だった。
    これはこれで悪くないけどやや物足りなかった

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    2025年10月14日