月村了衛のレビュー一覧
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ネタバレ準主役と思っていた人情味のあるヤクザが
あっけなく・・・。
後半、復讐劇は何もかも上手くハマり、痛快だった反面、
途中でバレてボコボコにされるんじゃないかと気を揉んだ。
作中に出てくる【国際人材交流法案】は外国人を日本に
積極的に受け入れて、人の行き来を活発化させようという
狙いの法案。実質は人身売買を容易にする抜け穴にしようと企む国や人物の存在が。このヘンをもう少し掘り下げて欲しかった。
何でもかんでも受け入れりゃいいってもんじゃないでしょ?治安が悪くなることが心配。お人好しだね、日本は・・・。その人達の身元は確かなの?滞在期間や滞在場所は?何か犯罪に絡んでいたら、強制的に国外退去にし -
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ネタバレ最初は話の流れに戸惑う。退屈するわけではないが、キャラの設定も今一つインパクトに欠けるし、話の方向性がはっきりしないので乗り切れない。こちらも「機龍警察」がベースにあるから期待も大きい。しかし、3人の男が出会った中盤から俄然物語が動き出し面白くなってくる…。しかし、残念ながら中編程度のページ数のため読み終わっても、まるで序章が終わったような感じで食い足りない。「機龍~」に比べるとキャラの描きこみも弱いし、色々なキャラを配した割には表面を撫でた感じで終わった印象はぬぐえない。もっとぎっしり書き込んでほしかった。とはいえ水準以上の出来であるのは間違いない。
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ネタバレ再読
1作目は機龍警察の紹介、2作目はライザの過去とIRFのテロ阻止、今作はユーリの過去とロシアの武器密売グループの因縁がメイン。
機龍警察(特捜部)のメンバーの過去と現在進行する事件がシンクロして描かれる構図は過去作と同じ構図。
しかし今回は、武器密売市場時代の恐ろしさとその壊滅をメインプロットとしながら、三つ巴四つ巴の闘いが繰り広げられ、とにかくプロットの巧さに引き込まれる。
ロシアマフィア、チャイニーズマフィア、外事、”敵”、中国、ロシア警察、様々な思惑が絡む。
本当の敵は?そして敵の敵は?
これほど多くの伏線やエピソードをばらまきながら上手く回収する作者の手腕は半端ではないし、濃厚 -
Posted by ブクログ
安倍総理暗殺事件のようなことが冒頭で起こり、それに興奮を覚えるような感覚の持ち主である三上浩が語り手。彼は両親が生後すぐ離婚、引き取った母も周囲とトラブルを起こすような人物でなんとか高校までは卒業したものの、常に貧乏。母はその頃死亡、就職した工場も倒産し、30歳前に非正規警備員・家族友人なし、金も夢もない。そんな彼が暗殺者の宗教2世である松原に一方的に入れ込んでいく。とにかくハマり方が読んでいて付いていけなかった。まず、事件に興奮するところがもうダメ。
社会の暗部に切り込んでいくような主人公には話が暗いからこそ、自分を投影できるような格好良さが必要なのだな、と思いました。
高校生以上向け。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現代日本の深部に巣食う病理を容赦なく抉り出す社会派小説。元首相銃撃事件をモチーフに、宗教二世や闇バイト、格差社会の不条理に加え、与党と新興宗教の癒着、右翼やヘイトスピーチを掲げる政党といった生々しい政治状況までも背景に配し、社会の底辺で喘ぐ「弱者男性」の内面世界へ肉薄していく。
本作の読みどころは、主人公の心象風景や独白を通して描かれる濃密な思索だろう。公安との攻防とか過激なアクションといったわかりやすいサスペンスフルな展開はなく、エンタメ要素は少ないが、その分、歪んだ共鳴が暴力へと昇華される心理プロセスが迫ってくる。
特に、闇バイトのトップの一人と主人公という異なる世界の二人の会話から辿り着