月村了衛のレビュー一覧

  • おぼろ迷宮

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    ネタバレ

    昭和の香りのするアパート「朧荘」に住む女子大生・夏芽はある日バイトに行くと、店主を名乗る見たことのない男に追い返されてしまう。翌日はいつも通りの店主に昨日はなぜ来なかったのかと責められてしまう。友人に電話で相談したのを聞かれ、隣人の鳴滝老人に経緯を話すことに…。この出会いをきっかけに夏芽は鳴滝とともに次々と事件に関わっていく。
    第二の事件は亡くなったはずの息子に毎月送金している花井玉代という老婦人の謎。第三の事件は孤独死した女性の部屋から見つかった、ある警察署内での盗難事件の捜査資料の謎。最後の事件は朧荘から退去勧告を受けた夏芽と鳴滝が50年前の写真の謎に挑む。

    甘党で飄々とした鳴滝老人、同

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    2025年08月15日
  • 普通の底

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    ネタバレ

    読みやすい文章で1時間半ほどでするすると一気読み。
    トー横に行った時点でその後脅されたりするのかなと思いましたが、まさかの闇バイトからの死刑囚。本当の底まで落ちていく話で言葉を失いました。


    社会的に炎上せず、叩かれることもない「普通」を望みながら、大衆に埋没するだけの「凡庸」である自己は認められない。親ガチャに代表される他責思考。

    最後のジャーナリストの覚書にあったこの文言。悪目立ちしないような普通を演じながらも抑えきれない承認欲求に溢れた今の時代をすごく表していて、印象的でした。

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    2025年08月12日
  • 虚の伽藍

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    仏教の蘊蓄のところは読み飛ばして、神聖な宗教世界の裏に蠢くドロドロしたところを中心に読んだ。いいヤツだったのにどのタイミングで踏み外してしまったのか見破れなかった

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    2025年08月06日
  • おぼろ迷宮

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    なかなか面白かったです。
    なるほどと冷静になると分かるんですが読んでいる最中には気がつきません。
    ただ一つクレームを付けるとすれば鳴瀧老人と剛田の正体が分かってしまった事ですね。

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    2025年08月06日
  • 虚の伽藍

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    宗教界もヤクザも公務員も政治家も、みんな同じ穴のムジナ?若いときの理想や正義は、歳を重ねるごとに色褪せて、あげくの果てが、これなんて!

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    2025年08月04日
  • 虚の伽藍

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    上層部の腐敗に義憤を抱き、自らが権力者に上り詰めることにより組織の浄化を図ろうとする理想を描く若い仏僧が、清濁併せ呑む中でいつしか権勢欲に執着し、理想を見失う。

    社会のどこでも起こりそうな話だが、宗教界を舞台としているせいか余計に生臭さを感じる。

    後半の主人公が俗物すぎて、やや興醒めする。
    親友である海照との決別は序盤から予感があった。

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    2025年07月29日
  • 虚の伽藍

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    京都の坊さん達が繰り広げる、仁義なきコンクラーベ

    最高位を目指すライバル同士の奥さんが、この女狐、なんやとこの仏敵、と罵り合うシーンがありますが、"仏敵"って新鮮!

    Kyoto’s monks stage a no-holds-barred conclave.

    There’s a scene where the wives of two rival contenders for the top rank hurl barbed insults at each other—“You vixen!”, “What the heck are you?!”, even “Yo

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    2025年07月28日
  • おぼろ迷宮

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    初めはカッコよかった鳴滝老が徐々にコミカルになっていくのが興味深い

    この作家さんにしてはなかなか振り切った作品に感じられる

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    2025年07月28日
  • 東京輪舞

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     公安警察官の砂田修作が主人公、昭和から平成にかけての大事件に関わっていくというストーリー展開です。ロッキード事件から金正男の不正入国まで…そして退職後にこれまでの人生を振り返るというような内容になっています。

     様々な歴史的な事件には、公安警察官になる前の、田中角栄を護ったことがその矜持として根底にあり、また元部下で元妻との関わりやKGBの機関員だったクラーラという女性とちょっぴり切ないラブストーリーという側面も持っています。

     ちょっと長かったし、私にはちょっとピンとこなかった事件も多かったな…というのが正直な感想…実際にあった事件をテーマにしているので、もっとすべての事件に興味を持て

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    2025年07月23日
  • おぼろ迷宮

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    ネタバレ

    鳴滝老人がとにかく素敵でかっこいい。

    個人的な好みとしては、もう少し身の回りベースの謎がメインだったらなお良かったな。

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    2025年07月13日
  • おぼろ迷宮

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    ネタバレ

    夏芽。鳴滝。元総監。甘味。プロムリーズ。
    和菓子屋。オレオレ詐欺。4000万。裏金。移植。ドナー。榊。准教授。
    謎解きは小粒。甘味は美味しそう。バディものとしては弱い。話も切れ味がいまいち。

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    2025年07月07日
  • 機龍警察 火宅

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    シリーズのこれまでの作品のサイドストーリー的な短編集。
    テーマが被ることが多いが、それはそれでいい。
    機龍兵が活躍するのは1作品だけ、わき役が前面に出てくる
    だからこそ、シリーズに厚みが出てよかった。
    心沈む話もあり、ほっこりする話もあり、しかしそれもこれも、闇に立ち向かう警察官たちのストーリーに繋がっていくのだな、と感じさせる佳作短編集。

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    2025年05月09日
  • おぼろ迷宮

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    月村了衛さんは結構好きな作家さんかも
    了衛さんと言えばやはり社会派小説でしょ

    だけど、本作はかる〜いタッチのミステリー
    一足先にひま師匠が読んで★3の評価
    (あのひま師匠が★3の評価だと!)

    さらには、「了衛さん、向いてないわー」とツッコんでましたwww

    そんな情報を入手してしまうと、ちょっと期待値が下がっちゃいました⤵⤵⤵
    ウソです!
    ちょっとではなくまあまあ下がったので、もうひとつ⤵を付けときます

    けど、予約が回ってきたので読みました

    ま、いつもの了衛さんに比べるとやっぱり物足りないけどそこまで残念ではなかったかなと
    案外好きかも(*´ェ`*)ポッ

    なのでひとつ付けてた⤵を

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    2025年05月06日
  • 脱北航路

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    大規模軍事演習に乗じて
    国に絶望した北朝鮮海軍の精鋭達が
    老朽化した潜水艦で亡命を計る
    45年前島根の海岸で拉致された日本女性を
    日本への切り札として

    亡命をあらゆる手段で阻止しようとする北朝鮮軍
    受け入れを躊躇する日本政府、海上保安庁

    その攻防戦はミニタリー小説として秀逸なのだろうとその方面に疎いながらも感心する
    ですがこの作品は、長い懸念事項の拉致被害者と帰りを待ち侘びる家族への想いの方に意識が傾く
    文学で小説で 世論が高まって解決に結びついたらとても素敵だと思う
    小説で拉致被害者家族の悲しさだけが増幅してしまったらと思うと辛い

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    2025年05月05日
  • ビタートラップ

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    月村作品にしてはあまり重く感じずにテンポよく読むことができた。内容の割に気楽に読みやすい作品だった。

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    2025年04月24日
  • おぼろ迷宮

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    初著者だが、ちょっとイマイチな感じの展開で、なるほど候補で終わりそうな作者。最後まで、お嬢さんって、年寄りの発言としてもどうかな感が残る。

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    2025年04月13日
  • おぼろ迷宮

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    初作家さん。
    面白いんだけど、ちょっとファンタジーが過ぎる気もしたな。
    元総監がカッコいいけど、ちょっとご都合主義?

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    2025年04月08日
  • おぼろ迷宮

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    ちょっと抜けてる女子大生と謎の老人凸凹コンビ、人の結びつきにホンワカしちゃうミステリ #おぼろ迷宮

    ■あらすじ
    おんぼろアパートに住む女子大生の夏芽は、アルバイト先の甘味処で不可解な体験をする。店に入ると見知らぬ店員がおり、従業員である旨を伝えても追い出されてしまうのだ。しかも翌日お店に行くと、店主から何故昨日休んだのかと叱られてしまう。

    思いがけず出会ったアパートの隣人、鳴滝にその出来事を相談すると、意外な事実が判明。老人にも関わらず鋭利な推理と豊富な人脈を持つ鳴滝、彼はいったい何者なのか? 女子大生の夏芽と鳴滝が、街で起こった様々な謎に挑む。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    楽しいミス

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    2025年04月07日
  • おぼろ迷宮

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    うーん、こんなんも書きたかったんでしょうな〜

    そりゃそうよ
    参考資料盛りだくさんな重厚な社会派ミステリーばっかじゃ疲れちゃうもの

    ライトでコメディタッチな日常のミステリー、でもってちょっとほろりの人情派
    たまには書いてみたいでしょうよそりゃ

    でも了衛さん
    たぶんだけど…向いてないと思う

    もっとこう振り切らないと!
    もっと色々かなぐり捨てないと!
    もっと雑に書かないと!

    コメディに振り切れてない

    向いてないわー

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    2025年04月05日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    『ありふれた災厄』はもう一ひねりあるのかと思って読んでたら終了。
    『不適切な行い』はそう来たかって感じ。

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    2025年03月16日