月村了衛のレビュー一覧

  • 黒警

    Posted by ブクログ

    のっけからやる気のない主人公に先行きの不安を感じましたが、話が転がり始めるとそんな心配も吹き飛び、気持ちのいい結末に向かってページをめくる手が止まりませんでした。ただ、少しだけご都合主義が鼻につく場面があったので★一つ減点。

    0
    2014年03月11日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日常の謎くらいのライトミステリーはこの設定で楽しいけど、警察内部の事件は違うんじゃないかな…ともやっとした。スイーツ食べる場面は面白かったけどプリンは残さず食べてほしかった。

    0
    2026年03月20日
  • 普通の底

    Posted by ブクログ

    川辺優人は意外と負けず嫌いなんじゃ無いか?
    だけどトップは諦めていて底辺の人に負けないように頑張っていたんだと思う。
    それが普通って言ってるだけで

    職と金が無くなり社会の底辺に陥った時
    犯罪に手を染めたという事は
    やはり自分の事が誰よりもかわいかったんだと思う

    死刑宣告後上告しないって言うのも
    自分を格好良く見せてるだけで
    その内時間が経てば大好きな自分の命を守りに入る
    と思う

    0
    2026年03月19日
  • 普通の底

    Posted by ブクログ

    闇バイトに手を染めた獄中の人物がジャーナリストに向けて書いた手記の体裁をとる本作は、その筆致に臨場感があり、本当に自分が巻き込まれているかのように一瞬のめり込んでしまった。

    良くも悪くも目立つところのない「普通」でありたい。なぜなら目立ったところにある人はそれがよほど傑出した長所でない限り、他人からあれこれ口出しされるから。
    かといって凡人では終わりたくない。
    このような思考は私自身も持っているし、程度の差こそあれ多くの人が少しは持っているのではないかと勝手ながら思います。

    凡人として大人になってしまうと、そんな自分を認められず、社会や生まれ育った環境のせいにしてしまう他責思考が生まれるこ

    0
    2026年03月15日
  • 対決

    Posted by ブクログ

    「男と女。性差というものが存在する限り、人間社会から生差別はなくならない。」という言葉が印象に残った。善意の発言や他愛ない話の中に点抜きがたく、無意識に蓄積された差別の根っこが残る。この辺を本書では全てにつながる問題の〈根〉を感じたと綴り問題提起する。

    0
    2026年03月15日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

    おんぼろアパート「朧荘」に住む女子大生
    夏芽と、同じアパートに住むミステリアスな老人、鳴滝のコンビが町で起こる事件を解決していく。
    4編からなる連作ミステリー(か?)

    大学生の夏芽と、頭脳明晰のダンディなおじさま、鳴滝の二人の共通点は、スイーツ好き。
    美味しいスイーツをたべながら町で起こる
    難事件を解明していくが、ちょっと緩い感じの
    解決方法で、過去に警察内で起きた難事件の時は、この解決の仕方はどうなんだろうと思った
    (当然トップは総辞職でしょ。いくら時効とはいえ)
    ただ、全体的にはとても読みやすい。
    この作家さんの他の作品を読んでいないため
    知らなかったが、他の方のレビューを読んで
    硬派の

    0
    2026年03月08日
  • 黒警

    Posted by ブクログ

    中身はダークな小説だが、月村作品にしては軽めで箸休め的な印象。十分面白いが、月村作品としては物足りない。

    0
    2026年03月06日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    ヤクザやフィクサーが跋扈する裏社会で、のし上がっていくお坊さんの物語。とにかく黒い、暗い。
    (あえての設定だと思うけど)主人公を含めて登場人物に感情移入できない。けど、これは本当にある世界かもしれない、と思うと、怖いけど読んで良かったな。

    0
    2026年02月18日
  • 普通の底

    Posted by ブクログ

    途中で読むのをやめようかと迷うほど、正直かなり胸くそ悪い作品でした。
    1枚目、2枚目の手紙を読んでいる間は、「どれだけ頑張って努力してきても、出会う人間次第で人生が狂ってしまうことってあるよな……」と、まだ同情する気持ちもありました。
    でも、3枚目の手紙は本当に読むのがきつくて、ページをめくる手が重かったです。
    フィクションではあるけれど、どこか現実と地続きで、決して作り話として割り切れない怖さがありました。
    しばらくは、人が死なない、ほんわかした小説を読みたいです。

    0
    2026年02月01日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    松恋・マライ直木賞本から。アンタッチャブルなのか、自分の性向がそうさせるのか、本書の舞台である仏教界隈の物語はあまり見ない気がする。その分興味深く、フィクションと分かりつつ、俗世と変わらない薄汚さに寒気がする。二部制の構造を取るけど、一部が同じようなパターンの繰り返しで、正直、飽きてくる。そこはさすが、二部で巻き返しが図られるので、読後の満足度はそれなりに高い。

    0
    2026年01月26日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

    星3.7と言ったところ。
    作風としては以前読んだ同じ作者の『ガンルージュ』に近い感じだと思いました。
    ただ、最後の章の話は果たして必要だったのか?という疑問が残ります。
    面白いのは面白かったのですが、その前の章で終わっていても別に良かったんじゃないかなという感じでした。

    0
    2026年01月17日
  • 黒涙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平山
    外務省アジア太平洋局中国・モンゴル第二課の参事官。

    呉際明
    中国商務部アジア司長補佐。

    蔵原
    経済産業大臣。

    鎌田
    外務大臣の主席秘書官。

    沢渡
    警視庁組織対策部第二課の警部補。公安部へ異動。資料整理室のアドバイザー兼雑用係。重大な事案の専任チーム。

    小淵
    沢渡の上司。係長。

    有限会社桃山企画
    公安の別室。

    滝口
    公安部外事第二課長。警視正。特別チームの指揮官。一人Gメン'75。

    天老会
    洪門の末裔を自称する上海系の犯罪組織。

    広川
    沢渡とコンビを組む相棒。公安部外事第二課。


    黒社会「義水盟」の大幹部。沢渡と兄弟分の契りを交わしている。蓬莱インフォメーシ

    0
    2026年01月13日
  • 黒涙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラウタン、悲しい。
    最後はというか、結局、沈は沢渡を許す結末でいいよな。また2人がお酒飲むシーンをみたい。ラウタンー!
    こうなると、人間は裏切る生き物だね
    いやこれは昔から思ってるけど、現実にも。人は人をいとも簡単に裏切る。汚い世の中。
    だから私は1人がいいな。

    0
    2026年01月10日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    「web TRIPPER」に掲載された作品をひとまとめにしたアンソロジー。警察ものがもたらす人間ドラマやミステリーとしての広がりを感じることが出来る作品。読んだことのある作家が大半だが、読んだことのなかった、鳴神さんと吉川さんが良かった。また伊兼さんの硬派な感じも大好きだった。捜査を主軸にした正統派警察ものが少ない印象を持ったがそれがこのジャンルの幅の広さを知るすべになる。

    0
    2026年01月09日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    え、これ文庫化する気あります?ってほどに分厚い本です。ちょっと持ち歩くのは大変な重さなので、ひたすら自宅で読んでました。読みやすい文体なんですが、テーマが私には難しかったです。仏教とか、経済とか、ヤクザとか。

    0
    2025年12月28日
  • 普通の底

    Posted by ブクログ

    主人公は最終的に特殊詐欺に手を染めることになって警察に捕まるのですが、実際に特殊詐欺をやった若者たちもこういう普通のどこにでもいる人間なんだろうと思います。
    貧すれば鈍する、という言葉通り、貧困や借金、失業などで行き詰まったり追い詰められてこうした犯罪に手を出す羽目になるんだろうな、と。
    一度、正規のレールを外れてしまうと、そこから這い上がることがほぼ不可能な今の日本社会はおかしい。
    闇バイトに手を出す若者を、個人の責任にしている限りこういう犯罪はなくならないのだろうと思います。

    0
    2025年12月13日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    こういう本はハードボイルドと言うのだろうか、最近のんびりした本をよく読んでたのでハラハラドキドキ刺激的でした。
    田舎寺の息子が京都の宗派の本山に入り、フィクサーやらヤクザやら何でもありでのし上がっていく話。
    リアリティがあって本当にありそうに思えてくる。
    面白かったです。

    0
    2025年11月30日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    一部はすごく面白い。その反動か、二部は少し面白味がダウン。人生も小説も、ある程度の高みまでの行き方、道中が面白いのだろう。トップ争いは、坊さんでもサラリーマンでも、同じようなものかなと思った。

    0
    2025年11月25日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    月村了衛さん初読み。題名と表紙と帯から、昭和の佇まいを残すアパート「朧荘」を舞台に女子大生と正体不明の老人が織りなすちょっと不思議なファンタジーかと思ったら、おもいっきりミステリだった。しかもちょっとコメディタッチ&食レポを含む。最後の数行は題名にそった感じなのだが、無理やり付け加えたようで、なんかもやっとする終わり方。夏芽は大学3年生に進級が決まり、朧荘の存続も決まった。そして最後の語りを考えると続編があるのかなぁという感じでした。榊先生と剛田刑事のその後も気になるし。

    0
    2025年11月24日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    一部はキャラが立って良かったが、二部からキャラの個性がトーンダウンした感じ。二部はもっと、はしょれる文章に出来た印象、その上で三部くらい書いても良かったと思う。色んなキャラがあっけなくすぎるのはマイナス。

    0
    2025年11月11日