月村了衛のレビュー一覧

  • 虚の伽藍

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    え、これ文庫化する気あります?ってほどに分厚い本です。ちょっと持ち歩くのは大変な重さなので、ひたすら自宅で読んでました。読みやすい文体なんですが、テーマが私には難しかったです。仏教とか、経済とか、ヤクザとか。

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    2025年12月28日
  • 普通の底

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    主人公は最終的に特殊詐欺に手を染めることになって警察に捕まるのですが、実際に特殊詐欺をやった若者たちもこういう普通のどこにでもいる人間なんだろうと思います。
    貧すれば鈍する、という言葉通り、貧困や借金、失業などで行き詰まったり追い詰められてこうした犯罪に手を出す羽目になるんだろうな、と。
    一度、正規のレールを外れてしまうと、そこから這い上がることがほぼ不可能な今の日本社会はおかしい。
    闇バイトに手を出す若者を、個人の責任にしている限りこういう犯罪はなくならないのだろうと思います。

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    2025年12月13日
  • 虚の伽藍

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    こういう本はハードボイルドと言うのだろうか、最近のんびりした本をよく読んでたのでハラハラドキドキ刺激的でした。
    田舎寺の息子が京都の宗派の本山に入り、フィクサーやらヤクザやら何でもありでのし上がっていく話。
    リアリティがあって本当にありそうに思えてくる。
    面白かったです。

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    2025年11月30日
  • 虚の伽藍

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    一部はすごく面白い。その反動か、二部は少し面白味がダウン。人生も小説も、ある程度の高みまでの行き方、道中が面白いのだろう。トップ争いは、坊さんでもサラリーマンでも、同じようなものかなと思った。

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    2025年11月25日
  • おぼろ迷宮

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    ネタバレ

    月村了衛さん初読み。題名と表紙と帯から、昭和の佇まいを残すアパート「朧荘」を舞台に女子大生と正体不明の老人が織りなすちょっと不思議なファンタジーかと思ったら、おもいっきりミステリだった。しかもちょっとコメディタッチ&食レポを含む。最後の数行は題名にそった感じなのだが、無理やり付け加えたようで、なんかもやっとする終わり方。夏芽は大学3年生に進級が決まり、朧荘の存続も決まった。そして最後の語りを考えると続編があるのかなぁという感じでした。榊先生と剛田刑事のその後も気になるし。

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    2025年11月24日
  • 虚の伽藍

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    一部はキャラが立って良かったが、二部からキャラの個性がトーンダウンした感じ。二部はもっと、はしょれる文章に出来た印象、その上で三部くらい書いても良かったと思う。色んなキャラがあっけなくすぎるのはマイナス。

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    2025年11月11日
  • 普通の底

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    子供の頃から目立たないこと、普通であることを旨として生き続けた男が、人生に躓き堕ちていく姿を手紙という形で描く本編は、先に待ち受けるであろう闇を想像させてただただ陰鬱。
    最後まで自分の最悪の選択を「これしかなかった」と言い訳し、親ガチャという言葉でひたすら責任転嫁する他責思考は胸糞悪い。
    でも、こういう人身近にもいるよね的な怖さも。

    男を取材する手紙の宛先人であるジャーナリストの覚書を読むにつれ、今の世の中に蔓延する空気のようなものへの恐怖がひたひたと押し寄せる。

    「社会的炎上せず、叩かれることもない「普通」を望みながら、大衆に埋没するだけの「凡庸」である自己は認められない。親ガチャに代表

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    2025年11月04日
  • 槐(エンジュ)

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    ちょっと現実離れした話でしたが、エンタメとして楽しく読めました。
    続編が作れそうな終わり方でしたね。

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    2025年11月01日
  • 普通の底

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    普通の子供が普通の生活を送る内にドン底まて堕ちる鬱作品。語り手の手紙という体裁の一人称視点で語られるが、もどかしい気持ちで一杯になる。

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    2025年10月21日
  • 普通の底

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    怖いなぁ。
    どんだけ頑張っても過去の過ちで転落することが往々にしてある。

    他責、と言われたらそう思えなくもないけど、やっぱり抗えないことなんて人間たくさんあるし、そんなこと言ってたら人生どこでも気が抜けない、、
    確かに他の選択肢はあった。あったけど、これといった明確な正解もなかった気がする。

    人生運なのかなぁ、そう思わずにはいられない。

    2025.10.19
    195

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    2025年10月19日
  • おぼろ迷宮

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    タイトルから想像していたのと違ってポップでライトな内容だった。
    これはこれで悪くないけどやや物足りなかった

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    2025年10月14日
  • おぼろ迷宮

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    オンボロアパート朧荘に住む女子大生、その隣人の元警視総監の老人、現職の刑事、水戸黄門と頼りない助さん角さんの様な3人が事件?を解決する短編。著者はノワール物や機龍警察シリーズのようなハードなストーリーは勿論、ガンルージュや本作のようなコメディタッチの物語も上手い。

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    2025年10月11日
  • ガンルージュ

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    ネタバレ

    渋矢美晴
    生徒の吉田を殴って、PTAから吊し上げられる。水上第二中学校の体育教師。ソフトボール部、軽音楽部の顧問。インディーズ・バンド『マッドアリス』としてそれなりに顔も名も売れているつもりでいた。三十三歳。神奈川県横浜市出身。日体大体育学部武道学科卒。バンドの絶頂期、新宿署生活安全課の刑事と付き合っていた。祐太朗の担任。

    PTA会長
    観光組合の役員でもある。

    PTA副会長
    地元商店街の世話役。

    秋来祐太朗
    美晴の担任する一年二組の生徒。殺人事件を目撃し、犯人に誘拐される。

    秋来律子
    祐太朗の母。シングルマザー。温泉旅館の清掃係。賃金が足りない分をデイトレーダーとして稼いでいる。元警視

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    2025年10月09日
  • コルトM1851残月

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    ネタバレ

    仙太郎
    白髭の親分。

    郎次
    残月の郎次と呼ばれる。儀平子飼いの配下。日本橋の廻船問屋「三多加屋」の番頭。

    儀平
    祝屋。郎次を拾い上げた男。
    暗黒街の親分格
    郎次が属する勢力を統率する存在。

    清吉
    蔵前の札差祝屋の手代頭。

    徳三
    対談方。祝屋の〈裏〉に仕える男。

    文治
    対談方。祝屋の〈裏〉に仕える男。

    番町の由五郎

    鶴門の作次

    石河土佐守政平
    勘定奉行。

    宗右衛門
    三多加屋の主。

    喜之松
    三多加屋の蔵付頭。

    彦六

    常吉

    牟田屋善右衛門
    油問屋の二代目。

    篠屋利兵衛
    遊び仲間。老舗の両替商の三代目。

    源造

    新八
    三多加屋の手代頭。

    忠太郎
    祝屋番頭。

    向井将監

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    2025年10月08日
  • 白日

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    黄道学園は実在の「N高校」をモデルにしたのだろうか?バイト先の塾の生徒が通っていたが、自由な校風で楽しそうだった。やはり通信制の学校や不登校生徒に対する偏見を無くすことは難しい。黄道学園の開校プロジェクトを進め、その理念を誇りに思う秋吉ですらその偏見を完全には払拭できていなかった。そこまでの自家撞着に陥るまでの流れが上手かったが、結末はやや安直か。
    月村了衛作品は初めてですが、解説によると「らしくない作品」だそうです。退屈になりかねないビジネス小説を一気読みさせる力量は前評判通り。他のスケールの大きそうな作品も読みます。

    〜会社でのいじめは、学校でのいじめの比ではない〜
    『七つの会議』や本作

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    2025年10月07日
  • おぼろ迷宮

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    ネタバレ

    初めての一冊、ライト風に見せて・・・中途半端
    コメディっぽい空気感は好感が持て、掴みの事件
    も赤毛組合を思い出す一冊で、その後の女子大生
    と老人の関係構築もテンポよかったのだが・・・
    4話あるうちの3話をラストに持ってくると締り
    があって良かったかも、ラストの朧荘最後の日は
    2番目ぐらいに処理してしまえばよかったのに
    (個人の感想です)

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    2025年09月30日
  • おぼろ迷宮

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    おんぼろアパート『朧荘』に住む女子大生夏芽は、まるで異次元に迷い込んだかのような不可解な出来事に遭遇する。〈謎〉を解決するのは、隣に住む正体不明の老人、鳴滝。尋常ならざる人脈と驚異の推理力を駆使する彼は一体何者なのか。街にはびこる不可思議な事件の謎を、凸凹コンビがスイーツを食べつつ華麗に解決!。続編出ないかなぁ。

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    2025年09月30日
  • 普通の底

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    怖い。ただそう感じた、不思議な本だった。
    中学受験を体験しているなど、何かと主人公と共通点が多いためどんどん転落していく様子に呆気に取られてしまった。
    ひたすら救いのない物語。

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    2025年09月28日
  • 機龍警察 白骨街道

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    歴史的な邂逅や戦闘シーンは秀逸なんだけど、基幹となるストーリのぶっ飛び方についていけなくなりつつで・・・(そもそも「敵」とかって訳わからんし)
    ストーリとか無視して場面場面を楽しめる筆力が高いので、新作出れば読んじゃうんだろうな~

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    2025年09月20日
  • 虚の伽藍

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    一介の僧侶が裏社会勢力を利用して教団のトップへ上り詰めるストーリー。月村了衛の他のノアール小説のように自らの機転で事態を解決するよりも、外部勢力の力で解決する場面が多く、あまりスッキリしない。作中で沢山描かれる教団の醜聞は、実際にも似たよう事あったのかと思わせられた。

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    2025年09月14日