月村了衛のレビュー一覧
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ネタバレ最初は話の流れに戸惑う。退屈するわけではないが、キャラの設定も今一つインパクトに欠けるし、話の方向性がはっきりしないので乗り切れない。こちらも「機龍警察」がベースにあるから期待も大きい。しかし、3人の男が出会った中盤から俄然物語が動き出し面白くなってくる…。しかし、残念ながら中編程度のページ数のため読み終わっても、まるで序章が終わったような感じで食い足りない。「機龍~」に比べるとキャラの描きこみも弱いし、色々なキャラを配した割には表面を撫でた感じで終わった印象はぬぐえない。もっとぎっしり書き込んでほしかった。とはいえ水準以上の出来であるのは間違いない。
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ネタバレ再読
1作目は機龍警察の紹介、2作目はライザの過去とIRFのテロ阻止、今作はユーリの過去とロシアの武器密売グループの因縁がメイン。
機龍警察(特捜部)のメンバーの過去と現在進行する事件がシンクロして描かれる構図は過去作と同じ構図。
しかし今回は、武器密売市場時代の恐ろしさとその壊滅をメインプロットとしながら、三つ巴四つ巴の闘いが繰り広げられ、とにかくプロットの巧さに引き込まれる。
ロシアマフィア、チャイニーズマフィア、外事、”敵”、中国、ロシア警察、様々な思惑が絡む。
本当の敵は?そして敵の敵は?
これほど多くの伏線やエピソードをばらまきながら上手く回収する作者の手腕は半端ではないし、濃厚 -
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自衛隊員が派遣先で戦闘に巻き込まれ、目の前に敵が迫った時、どのように対処するのか?
この小説は、そんな命題がベースにあるものの、ほぼ全編息もつかせぬ壮絶な戦闘シーンの連続で、スペクタクル活劇というにふさわしい内容になっている。
舞台はアフリカ・ソマリアの国境地帯。海賊対処のため、派遣された陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たちが主人公となる。
彼らの野営地に氏族抗争で命を狙われた女性が駆け込み、彼女を保護したことから抗争の相手方の攻撃を受けることになる。
わずか12名、武器も土地勘も通信手段も皆無の中、圧倒的な人数や武器で攻めてくる相手に、数人の隊員が命を落とし、負傷者も続出する。
撤退の途 -
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元警視総監の老人と女子大生、オンボロアパート隣組のコンビが、町の事件を解決するミステリー。昭和のボロアパートが舞台だけに人情物語である。
3話目の事件、過去の事件とは言え、真相を明かしたうえで追求しないのは‥?真相を追い続ける刑事の物語(百年の時効)を読んだばかりだからかもしれないが、何だか納得できなかった。刑事なのに良いのかそれで。地域のちょっとしたトラブルといった趣の他のケースとは異なり、明らかに犯罪なのだが‥
それにしてもプリンを毎日食べ続けるのは苦しい‥カレーパンを食べ続ける(謎の香りはパン屋から)のと、どちらがしんどいだろうとと思ったが、1日で終わらないことを考えると、圧倒的に連 -
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戻れない分岐点、積み重なる後悔。これは、あなたのそばにある『底』の物語。
普通に生きようともがきながら、少しずつの選択ミスで貧困の深淵へと沈んでいく男。その過程を、本人から記者へ宛てられた「手紙」という形式で綴る一冊です。
物語のトーンは、さながら現代版『私は貝になりたい』。もし映像化するなら、かつての絶望を演じきった中居正広さんが浮かびますが、今の年齢や状況を考えると無理だな。
「普通」の足元がいかに脆いか、その没落の描写は見事です。しかし、納得がいかないのは構成。最終章で手紙の受取人である記者が「考察」を述べるのですが、それが読者であるこちらの感想を先回りして奪ってしまうような内容で -
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闇バイトに手を染めた獄中の人物がジャーナリストに向けて書いた手記の体裁をとる本作は、その筆致に臨場感があり、本当に自分が巻き込まれているかのように一瞬のめり込んでしまった。
良くも悪くも目立つところのない「普通」でありたい。なぜなら目立ったところにある人はそれがよほど傑出した長所でない限り、他人からあれこれ口出しされるから。
かといって凡人では終わりたくない。
このような思考は私自身も持っているし、程度の差こそあれ多くの人が少しは持っているのではないかと勝手ながら思います。
凡人として大人になってしまうと、そんな自分を認められず、社会や生まれ育った環境のせいにしてしまう他責思考が生まれるこ -
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おんぼろアパート「朧荘」に住む女子大生
夏芽と、同じアパートに住むミステリアスな老人、鳴滝のコンビが町で起こる事件を解決していく。
4編からなる連作ミステリー(か?)
大学生の夏芽と、頭脳明晰のダンディなおじさま、鳴滝の二人の共通点は、スイーツ好き。
美味しいスイーツをたべながら町で起こる
難事件を解明していくが、ちょっと緩い感じの
解決方法で、過去に警察内で起きた難事件の時は、この解決の仕方はどうなんだろうと思った
(当然トップは総辞職でしょ。いくら時効とはいえ)
ただ、全体的にはとても読みやすい。
この作家さんの他の作品を読んでいないため
知らなかったが、他の方のレビューを読んで
硬派の