【感想・ネタバレ】槐(エンジュ)のレビュー

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Posted by ブクログ

グロテスクな場面も一部ありますが、手に汗握る展開が続き後半は特に一気に読んでしまった。主人公は中学3年の男子生徒。それから野外活動部の部員達。決して正義のヒーローではない〝槐〟と実は誰よりも本物の教師だった教頭先生。夏休みの合宿で訪れた先での、死と隣り合わせのサバイバルが今始まる‼︎

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2018年07月10日

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五月蠅いだけかと思った教頭が実は…な展開が好きだ。
アクション展開が必殺シリーズを思わせるという解説に賛同

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2018年03月24日

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夏休み恒例の合宿のため、寂れたキャンプ場を訪れた水楢中学校野外活動部の弓原公一はじめ7名の部員と2名の教諭。
初日の夕方、夕食の準備をする彼らの耳に聞こえてきたのは、立て続けの銃声。突如、半グレ集団の関帝連合によりキャンプ場が封鎖、キャンプ客たちが虐殺されはじめる。
公一たちも捕らえられ、絶体絶命のピンチに陥ったとき、正体不明の何物かが半グレ集団への反撃を始め…

一片の同情の余地もない、とことん凶暴で狂った集団(ただワル知恵はよく働く)に、謎の戦士の協力を得ながら立ち向かう、それぞれに悩みや問題を抱えた中学生たちという構図が、ものすごい緊張感と、(不謹慎かも知れませんが)時折、ある種の痛快さを感じさせてくれます。

突拍子もない設定がベースにはなっていますが、現実の社会問題や、そして生徒たち個々の素性を記すエピソードが挿入され、読み応えのある物語となっています。

月村了衛さん、先日文庫化された「機龍警察〔完全版〕」以来、僕の中ではプチマイブームの作家さんです(^-^)

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2017年07月09日

Posted by ブクログ

会社の方から勧められて読んでみました。

あらすじを読むと、一見ホラーっぽいのかなと思いましたが、エンタメ性のあるアクション劇でした。次々と様々なことが起きるので、グイグイと引き込まれ、一気に読んでしまいました。

ハングレ集団が金のために殺戮を繰り返したり、あの人が○○だったりと驚きながらもツッコミしたくなる部分がありましたが、とても面白かったです。また、問題ある人が実は過去にこんなことがあったりと隠された真実が次々と出てくるので、飽きさせませんでした。一人一人にスポットライトが浴びられていて、なおかつ活躍しているので、「アベンジャーズ」を見ているような感じがしました。みんな輝いていました。

残虐シーンはあるものの、表現がスタイリッシュでした。
特に対決シーンは、テレビで見る殺陣のようにお互い打ち合わせしているような印象がありました。一つ一つの動きが、「型」のようにキチッとしていて、それがスタイリッシュに感じ取ったからかもしれません。
さすがに映像化すると、R15に匹敵するくらい、残虐シーン満載ですので、無理かと思います。

そんなに重厚感はないのですが、一つのアクション映画として楽しめたので、あまり考えずに読むことをお勧めします。

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2020年02月21日

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学生時代、授業中に「ここにテロリストが突然乱入してきたら…」的な妄想(いわゆる厨二的なやつ)がはかどっていた人たちにとっては、まさに夢のような作品だった。

湖畔のキャンプ場がギャング集団に占拠され、キャンプ客たちを殺戮し始める。生き残った中学生と引率の引率の先生が脱出を試みる中、謎の戦士があらわれてギャングたちを圧倒する…。

シリアスな展開をするものの、ストーリーは重たくはないです。上にも書いた通り、中学生の妄想がそのままストーリーになった感じで、頭をからっぽにして読むのがいい。

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2019年01月07日

Posted by ブクログ

キャンプ場に隠された大金を狙って我先にと駆けつける悪の軍団。巻き込まれるのは野外活動部の中学生たち。引率は学校一嫌われ者の教頭と学校一やる気のない臨時教諭。

不良軍団が皆「君」付けで呼び合っていて、あんたらジャニーズかと思いきや、意外にもグローバル(笑)。映像化したら少なくともR15+にはなりそうな肉ぶった斬りの血飛びまくり。あり得なさに笑ってしまうけれど、キレ味抜群、痛快で興奮しました。

勇気を持って、最後まであきらめないってやっぱり大切なこと。仲間を騙し討ちする悪党になんて負けてたまるか。教頭先生に敬礼。

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2018年09月11日

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ネタバレ

あらすじをまともに読まずに占拠されたキャンプ場から主人公たちがどうやって抜けだすのかと考えながら読み進めていたため、槐が登場した展開に驚いた。前半は凄惨なシーンが多いものの、その分、槐の圧倒的な力で敵を蹴散らしていく様は爽快だった。
溝渕や中国マフィアたちが私利私欲のために戦うのに対し、教頭先生や中学生たちが、槐の祖母の教えのように、愛するものを守るために戦っている姿もまた清々しく、読んでいて気持ち良かった。

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2018年06月13日

Posted by ブクログ

面白かった。これは是非映像で観たい。かなり凄惨なのでTVでは無理だと思うが、映画なら大丈夫。
中学生たちのサバイバルと成長が物語の軸となっていますが、10代前半でこれを経験しちゃったら、その後の人生は大きく変わるよね。この物語の主人公達の10年後、20年後を見てみたい気もします。

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2018年02月19日

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てっきり女ランボー的な話になるかと思えばさにあらず。
そちらの描写は割と淡々としているのに対し、子供たちの描写がしっかりとしていました。
ある種、青春小説としてとらえる方が正しいのかもしれません。
とはいえ、犯罪者側の残酷描写とかはしっかり描かれているので、子供向けとはいえないのがちょっとターゲット層を絞りづらいというか何というか。(^^;
2 箇所ぐらいしっかりと書かれている戦闘描写に作家の思想というか、書きたかったことが現れているんじゃないかなぁと思いました。
面白かったけど、手放しで褒めるほどにはオリジナリティが無いんじゃないかという印象です。

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2020年11月08日

Posted by ブクログ

水楢中学校野外活動部の弓原公一らが合宿で訪れた湖畔のキャンプ場で、惨劇は起こった。隠された大金を捜す半グレ集団・関帝連合がキャンプ場を封鎖し、宿泊客を虐殺し始めたのだ。囚われの身となった公一たち。だが絶体絶命の状況下、突然何者かが凶悪集団に反撃を開始した!謎の闘士と中学生たちが決死の脱出に挑む。今最も旬な著者による戦慄と興奮の物語。

軽い。設定は魅力的なのだが・・・。

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2017年10月28日

Posted by ブクログ

月村了衞さんは空間描写が凄く、どの本もその場にいるかと錯覚する臨場感が得られる。

特にバトルシーンは、ハラハラ・ドキドキが続き、今回も徹夜で読んでしまった。

しかも、登場人物の背景を丁寧に描いているので、感情移入し易く、本当に皆んな身近にいるの?と思ってしまう。

本作も主人公はもちろん、子供まで、生きるための戦いを実践していた。
感動あり、涙あり、読んで良かったと思いました。

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2017年06月17日

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