月村了衛のレビュー一覧

  • 機龍警察 火宅

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    機龍警察の世界は人間ドラマも面白いんだなと思いました。短編も面白かった。
    勿論機龍兵ありきの世界ですし、登場シーンは高まったりハラハラしたりですが。
    掲載誌バラバラぽいのがまとめて読めるのもありがたいです。

    お話は、ライザのスカウト話「済度」、先に「未亡旅団」読んでるから尚の事胸にくる由起谷さん話「沙弥」、機龍警察でコメディ回があるとは…な「勤行」が特に好きでした。
    「勤行」、徹夜で国会答弁を作る宮近さん&城木さんの奮闘とドキドキの質疑、笑い事じゃないけどほのぼのしてしまった…

    「化生」はゾッとしました。次作に続くのかぁ。

    0
    2025年02月27日
  • 影の中の影(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    思ったよりもバトルアクション部分の割合が多かったが、ウイグルの惨状をテーマに日本の暴力団と警察、ジャーナリズムと伝説の人物カーガーの交錯は読み応えがあった。

    0
    2025年02月24日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    月村了衛、深町秋生、鳴神響一、吉村英梨、葉真中顕、伊兼源太郎、松嶋智左『警官の標 警察小説アンソロジー』朝日文庫。

    7人の作家による7編全てが書籍初収録となる贅沢な警察小説アンソロジー。

    自分は、7人の作家全て最低1作は読んでいる。月村了衛と深町秋生、葉真中顕は文庫化作品は全て読破している。吉村英梨と松嶋智左も文庫化作品はほぼ読んでいるが、最近は取捨選択しながらという感じだ。鳴神響一と伊兼源太郎は文庫化作品を1作読んで肌に合わないと感じてからは読んでいない。

    月村了衛の『ありふれた災厄』と深町秋生の『破談屋』が取り分け面白かった。


    月村了衛『ありふれた災厄』。★★★★★

    本短編の冒

    0
    2025年02月16日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    起きている出来事はノンフィクションと捉えても過言ではないかと。主人公である翔太海斗の2人の章から成る本作ですが、それとは別にホスト時代とそれ以降という、時系列での2部構成にもなっています。事の発端は悪質なホストグループの仕組みではありますが、誰が悪いのかを考えると、そもそもは日本社会自体の構造や政治(家)を始めとする既得権益に大きな問題があるのだろうなと。本作で表現されているホストグループにしろ広告代理店にしろ癒着や談合にしろマスメディアにしろSNSにしろ、そして人の生い立ちにしろ、それぞれが単体で歪んでるだけではなく全ては一本の線で繋がっているんだろうなと。どこかひとつだけを直しても、海斗の

    0
    2025年02月16日
  • 脱北航路

    Posted by ブクログ

    読書備忘録893号。
    ★★★★。

    最近は、世間を揺るがせた事件や社会的テーマで骨太小説をリリースしている月村さん。
    想像するに、これらの作品を世に出すには相当なリサーチとか、参考文献の読破など体力を消耗するものと思っています。

    そこでたまにはこういうあまり中身を感じられないけど一定の満足感が得られる娯楽小説で息抜きするのかな、と勝手に想像しました!笑

    作品名からストーリーは明快。
    北朝鮮からの亡命です。
    亡命先は日本!
    なぜか?拉致被害者を日本政府との交渉材料に出来ると踏んだから。

    拉致被害者の高齢女性。
    島根の海岸で拉致された。
    当時、拉致現場をぎりぎり掠めた警官、漁師、海保の関係者

    0
    2025年02月11日
  • 機龍警察 暗黒市場 上

    Posted by ブクログ

    上巻はほぼユーリ警部の来し方を追う内容。
    ソビエト崩壊後のロシアに巣食う腐敗はリアリティの判断ができないもののあり得る話に感じる。生来の真面目さゆえにこんな経験をしたら、今みたいな陰のある雰囲気になるのもよく分かる。
    ロシア語の地名や人名に苦労しつつ、惹き込まれたまま下巻へ。

    0
    2025年02月09日
  • 土漠の花

    Posted by ブクログ

    日本推理作家協会賞 受賞作。
    初めて読む作家ですが、圧倒的な筆力に驚きました。本作の舞台はソマリアの国境という日本人には馴染みの薄い危険地域。そこで死闘を繰り広げる若き自衛官たちを、友情と確執を絡めながらリアルに描写していきます。

    安倍内閣の時に「集団的自衛権」が強行採決されて、私たちが恐れていたのは、まさに本書のような状況なのだと思います。

    ソマリアは、ネットで検索すると、テロや誘拐、武装強盗が後を絶たず、治安が極めて悪いため外務省は「レベル4:渡航は止めてください。退避してください」を発出しています。

    そんな危険地域で残虐な武装集団の群に包囲され、絶体絶命のピンチに陥ったのは、ビヨマ

    0
    2025年02月06日
  • ビタートラップ

    Posted by ブクログ

    月村作品にしてはめっちゃ軽い。でも無意識の偏見だとか、問われているテーマは結構重い。
    中国の諜報員や日本の公安などが絡んでくる割には荒事にならないので、序盤から中盤はドッキリなんじゃないの?と思ってしまうような展開です。最後の解決手段はちょっとズルいかなと思ってしまいました。

    0
    2025年01月23日
  • コルトM1851残月

    Posted by ブクログ

    機龍兵江戸時代版。
    主人公はコルトを武器に邪魔な相手を闇夜で葬り去る。組織には自分と知られないように存在しない勢力との「筋」をでっち上げ、組織の信頼を得ながら商いを続けていく。そんな中、自分の甘さが招いた失態により、裏切られ追い詰められ「筋」の秘密も露見される。主人公に襲い掛かる組織。生き残るには組織を壊滅させるのみ。どう戦うい抜くのか。

    相変わらずバトルシーンの描き方は上手いですね。手に汗握る緊張感がたまりません。
    江戸時代の仕事や人物、背景の描写が丁寧で、時代小説としても楽しめます。

    0
    2025年01月20日
  • 槐(エンジュ)

    Posted by ブクログ

    とにかくスピード感あり退屈しない。ハラハラドキドキさもあるし一気に読ませる。
    ただあまりにも現実離れしてるので1点減点の4

    0
    2025年01月05日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    闇の先の闇から逃げられなくて苦しむ姿がとてもリアル。実際に半グレ集団と付き合う人の中には自分から関わるつもりがなかったのに、ヤバい人だと気がついた時には時すでに遅しでどこにも逃げられなくなっている人が多くいるのではないかと思う。一方の海斗は環境に恵まれているのに自ら悪へと進んでいく。職や妻を失い転落したように見えるが、きっとまた何となくいい所からスタートできるんだろうなと思うとやりきれない。

    0
    2024年12月19日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    ホストクラブ事件や電通の女性社員自殺事件、東京オリンピックの色々な事件を題材にした物語。実際に政治家だけでなく、半グレやヤクザが暗躍してたのかもと思わされた位にリアリティを感じた。クライマックスまでグイグイ引っ張られて一気読み。

    0
    2024年12月17日
  • 機龍警察 狼眼殺手

    Posted by ブクログ

    一冊でも分厚いのを五冊も読むと結構頭も身体も疲れる。しかも〈敵〉がいて暗殺者がいて詐欺師と裏切者まで出てくるねんから、そりゃ疲れるわ。奮闘する特捜部メンバーが打ち上げで一杯やってる場面はいつか読めるのだろうか。

    0
    2024年12月03日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    自分には自分の社会経験しかないからなのか、物語を書きたすぎて登場人物の内面や言動が追いついておらず、出来事とその対応が乖離している部分がいくつか(翔太と由紀の会話部分に多く)感じた。数ヶ所、呼び方や語調に違和感を抱いたが、描きたいものに向かって突き進んだことと、その飛躍度合いやスケールの大きな作品だった。

    0
    2024年11月26日
  • 機龍警察 未亡旅団

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ続巻を読むのが久々でも世界にスッと引き込まれる機龍警察。4作目も面白かったです。
    チェチェンから女性だけのテロリスト集団が国内へ侵入し、各地で自爆テロを起こしていく…それは警察組織と政界を巻き込んだ大事件に。
    機龍兵搭乗者3人が描かれてきたあとで、今作の中心は由起谷主任と城木理事官でした。2人とももの凄かった…特に、温厚だと言われてた由起谷さんの〈白鬼〉、凄絶でした。
    でもそれがテロリストのカティアと呼応して。。ラストのお手紙、わたしも涙腺が…

    いつも事態から距離を置いて眺められてる気がしていた姿警部が、過去の戦闘を思い出して動揺していたのが印象的でした。
    見せないだけで、心の傷が消

    0
    2024年11月20日
  • 機龍警察 未亡旅団

    Posted by ブクログ

    これまでのシリーズの中で最も人間性が苦しいほど感じられる作品だと思う。チェチェンだけでなく、ウイグルやアフリカ諸国でも我々が知らない悲惨な出来事が起こっているということを想像させる哀しくて、そして心に残る作品でした。

    0
    2024年11月12日
  • 機龍警察 白骨街道

    Posted by ブクログ

    日本とミャンマーを舞台に進行するシリーズ最新刊。結末にはモヤモヤが残るが凄い小説。
    新キャラの登場もあり次作が待たれる。

    好き嫌いはあるだろうが、もっともっと読まれて欲しいシリーズ。

    0
    2024年11月09日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    初めての作家さん。
    「読書メーター1位」の帯に釣られて読み始めると、連続ドラマを観てるみたいに続きが気になってあっという間の一気読みでした



    0
    2024年10月17日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    海斗の言うことも少しわかる気がすると思ったとたんに恐ろしくなった。
    色々と示唆の多い考えさせられる内容だった

    ふと、遠野遥さんの「教育」の主人公と海斗が似ているなぁと思った。
    そういう世の中になっているのだと感じて、さらに恐ろしくなった。

    0
    2024年10月17日
  • 機龍警察 暗黒市場

    Posted by ブクログ

    ロシアの底深い欲望の闇と社会主義が崩壊した後にも残る深い傷を感じる作品。ユーリの苦衷が警察官の誇りで昇華出来るように。こんな近未来が来ないことを祈る。

    0
    2024年10月10日