月村了衛のレビュー一覧
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ネタバレ隠岐隆
横田商事東京支社の新人セールスマン。会長が殺された現場マンションにいた。野川会長刺殺事件後、小さな事務用品メーカーの営業マンとして働いている。淑子の叔父に欺された借金を背負っている。元横田商事にいた因幡に引き込まれ詐欺を行う。総合経済投資顧問を立ち上げる。投資詐欺のために『ノーブル・ファイナンス』設立。『ジャパナイト・パートナーズ』を設立。
野川
横田商事会長。マンションで刺殺された。
岩嶋
横田商事の幹部の一人。隠岐の面接を担当した。ホライズンファームに引き入れる。
淑子
隆の妻。
美穂
隆の長女。
結花
隆の次女。
因幡充
横田商事の総務にいた。クレッセント企画を立ち上げ、隠岐を引き込む。ホライズンファームで和牛商法を始める。新ワールド開発で山林を売る。
藤原
茨城県庁企画部地域計画課課長。癌で余命一年と言われている。
山内
五十六歳。都内で歯科クリニックを三院経営している。
小路
総合経済投資顧問の役員。中堅の証券会社を定年退職。
江木
総合経済投資顧問の社員。行政書士の資格を持つ。
勝又
総合経済投資顧問の社員。行政書士の資格を持つ。
加奈恵
総合経済投資顧問の事務員。
肥崎
元横田商事。逮捕された側近の幹部らに次ぐホープと目されていた。
鎌井
本横田商事。逮捕された側近の幹部らに次ぐホープと目されていた。
柿谷
みそら銀行投資部門課長。
明奈
銀座のクラブ『クリステリア』のホステス。『千琴』へ移籍。青山の『スプラッシュ』のママ。
志波
東紘会の会長。
逆井
六輪組。志波の兄貴分。次期執行部入りは確実と言われている。
個人投資家兄弟
日下
ホライズンファーの一般社員。
美以
クリステリアのホステス。
歌織
クリステリアのホステス。
篠田
篠田鉄工社長。
大野
大野カンパニー。
蒲生
神泉興産代表取締役。六輪組系東絋会のフロント企業。
砂州
神泉興産の社員。
三久利
六輪組若頭の組長。神戸市の神戸ジブラルタルホテルで射殺された。
幸子
『千琴』のママ。
高鍋
肥崎、鎌井の側近。
三國
肥崎、鎌井の側近。
住野
肥崎、鎌井の側近。
韮口
元横田商事の残党。
梅本
元横田商事の残党。
入江
一般の新入社員。
広瀬
一般の新入社員。
野添
一般の新入社員。
万理
新宿『パシオン』のホステス。
京子
新宿『パシオン』のホステス。
聡美
消費者金融大手の『金富士』に勤めるOL。
室田
岩嶋の子飼いの部下。
滋賀
岩嶋の子飼いの部下。
奥池
岩嶋の子飼いの部下。
鬼塚
岩嶋の子飼いの部下。
加治
元横田商事。係長待遇。
芝
一般採用。
菊恵
一般女性社員。
鄭
金富士社長。
朴
金富士専務。
千葉
金富士常務。
臼井
松代組組長。
尾瀬
大塚にある業者。
木島
美穂の先生。
益満
蒲生の舎弟格。
薩川
蒲生の舎弟格。
猪原
蒲生の舎弟格。
野々島
横田商事の残党。
糸田
横田商事の残党。
那珂戸肇
横田商事の残党。新ワールド開発を引き継ぐ。
都留
横田商事の残党。
二浦
都内在住の自称国士。
孟
『ウェイライ・カンパニー』を経営している中国人。
魏
孟と親しくしている。
陳
在日華僑の理事長。
蟹江
東紘会の若頭。
糠道
逆井組若頭。
児玉
御園連合。
呉
上海のチャイニーズ・マフィアの長老。
吉川
南卦組の中でも極めつきの厄ネタ。
オスマン・コリンズ
リベリア大使館職員。一等書記官。
蛭子
旧財閥系花菱重工の常務。
大沼地与三郎
大物政治家。
畝木
秘書。横田商事の残党。
参宮
明和シェルの会長。
マキ
新宿のクラブ『フリュール』のホステス。
猿渡太朗
報道カメラマン・ジャーナリスト。
唐津
美穂が付き合っている相手。個人投資家。
三谷
美穂の二年先輩。YH楽器に就職。
石牟礼
尾瀬が所属する調査会社の社長。
高橋
明和シェルの専務。
坊丸
蒲生のライバルと目されている。
煙沢
東紘会。
錐林
大沼池の公設秘書。
寅畑
警視庁の警部補。
白鳥
花菱重工の会長。
白鳥高彦
会長の甥の息子。 -
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ネタバレ檜葉菊乃
日邦新聞社会部記者。四十三歳。シングルマザー。司法担当の中でも「P担」と呼ばれる検察官担当。のチームリーダーの「四番機」。統和医大が入試の採点過程で女子の点数を意図的に下げているという疑惑を追及していく。
瀬島
私立統和医科大学の教育課程でかつてドイツ語を教えていた初老のドイツ語講師。菊乃の取材に統和医科大学の不正入試の実態を話す。
相模
日邦新聞社会部 P担。キャップ。四十二歳。
甲斐田
日邦新聞社会部 P担の二番機。比較的温厚な人物。三十代半ば。
檜葉麻衣子
菊乃の娘。公立高校二年。十七歳。医学部専門の予備校「医究ゼミ」の現役クラスに通っている。北加世子に憧れ、統和医大に志望校を変更しようとする。
武居
東京地検次席検事。丸ノ内線内の座席で菊乃から統和医大から押収したブツの中に女子受験生入試差別の証拠書類がなかったか聞かれる。しつこく食い下がる菊乃に対して「オウンリスクで」と呟く。
日高
東京地検特捜部長。武居の上司。
西森
日邦新聞社会部 。P担の一番機。二十代後半。
和藤
日邦新聞社会部。P担の三番機。不健康にやせた男。頭頂部はかなり薄くなっている。四十二歳。
山口
豊島区にある検診センターに勤務する眼科の女性医師。三十六歳。既婚で子供が二人。配偶者も医師て、大学病院に勤めている。内密にという条件で入試差別は事実と話す。
志村
江東区の病院に勤務する外科医。三十七歳。女子一律減点があることは噂では学生の頃から耳にしていた。現場が欲しいのは体力のある男子だと話す。
吉澤
中野区で内科の個人クリニックを経営する女性医師。五十二歳。女子が受験でさべつされているのさ、同期で大学病院に勤務している人達が行っているのを何度か聞いた。女子一律減点について憤慨しており、菊乃に入試の不正を暴いてほしいと言う。
堀江
日邦新聞社会部司法担当デスク。
東海林
日邦新聞社会部長。菊乃の静岡支局時代の上司。菊乃を社会部に抜擢してくれた恩人。社会部は全面的にバックアップし「統和医大差別入試疑惑特別取材班」を編成する。
榊原
日邦新聞編集局次長。
神林晴海
統和医科大理事。四十五歳。女性。小山内の推薦により事務局から抜擢された。最年少の理事。
三浦絵美香
統和医科大学事務局情報課職員。三十歳。五年前まで晴海と同じ事務局の同僚で、晴海が理事に抜擢されてからも変わらず慕っている。
本間
統和医科大学理事長。理事会で第一に言及したのは、女子受験生差別入試の是非ではなく「本学の名誉を守る」ことだった。
久米井
統和医科大学事務局長。
川宮
統和医科大理事。国際医療センター長。
蜂須賀
統和医科大学。医学部長。副理事長。理事の中でも本間と並ぶ実力者。小山内の後任として医学部長となった。
北加世子
統和医科大学教授で理事。循環器内科。五十六歳。代々医師の家系で、多方面にコネがあり、プライドは極めて高い。医学界で生き抜く処世術に長けている。多数の著書を出版。菊乃の娘・麻衣子が彼女の著書『医学界で自立する女性』を愛読している。
玉置
統和医科大学事務局広報課職員。四十手前。
小山内源壱
統和医科大学前医学部長。病理学界の重鎮。誰に対しても公平に厳しく、公平に優しかった。晴海の仕事ぶりを高く評価し、後に理事に推薦している。
坂元
統和医科大学設備課。
佐藤
統和医科大学庶務課。
麻衣子の父
菊乃の元夫。自称デザイナーで自称イラストレーターだった。典型的なDV男。暴力が生後間もない娘にまで及びそうになったとき、菊乃は別れる決意を固めた。
アキラ
和藤の大学時代の親友の息子。医学部志望で三浪目。
甲斐田玲奈
甲斐田の娘。年長。
須永真紀子
お茶の水にある医究ゼミ本部総合企画部職員。
山之井
医究ゼミの保護者面談担当。
野木
山之井の上司。
栗本
日邦新聞社会部省庁担当キャップ。
佐伯
統和医科大理事。厚生省の天下り。
薪田光恵
佐伯と旧知の仲である参議院議員。北明大学医学部出身。
戸嶋
麻衣子の高校の担任教師。定年を間近に控えたベテランで、専横的なふるまいが目立ち、評判はよくない。校長やPTA会長に取り入るのがうまいため、同僚の教師も批判できない。
神林健次郎
晴海の父。
神林咲子
晴海の母。
広岡
統和医科大の系列下にある福島国際医科大学の副理事長。
烏山
福島国際医科大学の理事長。
沢原有希恵
統和医科大学事務局学生管理室職員。ハラスメント相談窓口で学生の対応をしている。落合優亜からの相談を受けた。
落合優亜
統和医科大学歯学部三年の女子学生。熊崎准教授のゼミに所属している。二人で研究旅行に誘われ、断ったところ執拗なセクハラ、アカハラなどの嫌がらせを受け始めた。
熊崎
統和医科大学歯学部准教授。蜂須賀派と並ぶ学内の一大派閥の遠山派に属している。女子学生に対して陰湿なセクハラを繰り返す。
大船
学生管理室長。
竹脇亥三郎
小山内の旧友。教授。小山内が入院した当時の長崎国際医科歯科大学の医学部長。全身性アミロイドーシスに関する国内の第一人者。
芝田光義
今日自由。竹脇の後任。
松兼
統和医大の非常勤理事。文科省からの天下り。
馬場
日邦新聞の元幹部。松兼の従弟。
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置かれた境遇がまるで違う2人が罪を犯す。その後の2人の生き様を、二つの章に分けて描いた作品。
翔太のような底辺からの犯罪は、生きるための必然という悲壮な切なさがある。
一方、海斗の側にある空虚さと欲望の際限のなさから生まれた犯罪は、挫折も痛感も知らず、欲しいものを手に入れ続けて来た人間だからこそ、他人の痛みや自分が誰かを破壊しているという事実に想像力が及ばないからこそたちが悪い。
スマートな人間が犯す無神経な罪の汚さに恐怖しつつ、本に救いを求める翔太の姿に胸を打たれた。
物語や言葉が、現実を生き抜く糧になり世界を広げてくれる。読書の真価と意義を改めて教えてくれた。 -
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ネタバレ自分の好きな姿、由起谷、宮近が活躍してくれたら何でもいいや状態なので今作もそこそこ楽しめた。
暗殺者からの護衛は結局失敗しかしてないのは笑う。それだけ敵が大きい存在だからか
前作の未亡旅団が面白すぎたので、今作はちょっと地味?に感じた。展開も遅いし。
暗殺者はライザとの因縁があり、当然鈴石も絡んでってこの前も似たような話してるからちょい飽きた。
表紙は相変わらず最高にカッコイイ。
これだけでもう読まなくてもいいくらい(笑)
結局本ちゃんの話は最後の方に少し動くくらい。もうちょい敵に迫ったりしないのかな。
いつまで敵にいいようにされるんだろう。 -
Posted by ブクログ
アフリカのソマリア内戦に巻き込まれた日本の自衛官たちを描いたフィクションです
実際にあった話ではありません
しかし本当に起こった出来事のようなリアルさがありました
戦争の愚かしさ、非情さ、やるせなさ、そういった悲しい出来事をハードボイルドに描いています
とてもドラマティックなストーリーです
ちょっと出来すぎていますがフィクションなので許容範囲内です
感動を狙いすぎてるなぁと感じるバトルシーンも多いのですが中年以降の男性には世代的に刺さりそうです(勝手なイメージです)
ラブロマンスは蛇足に感じました
そこはお互いプラトニックのまま愛とも尊敬とも決められない関係でお別れして欲しかったです
は?なんでそこでキスすんの?ってツッコミ入れました
青年向けバトル漫画のような小説です
いつか映画になりそう笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ機龍警察シリーズ第7作目。前作から早5年が経っている。
5年の間に、作者は様々なジャンル(ノワールぽいものが多いが)の作品を書いているが、このシリーズが一番面白いと思う。
なので、ネタ切れはしていないと感じるが、5年も空けずに書いて欲しいと思う。
一応、帯に第一部完結とある。何が第一部なのはよくわからないが。。。
完結という意味では、主要な登場人物であったファン・グループのCEOの馮志文(フォン・ジーウェン)が殺され、
由起谷警部が殉職してしまうところから一つの区切りをつけたのかもしれないが、「敵」が一体誰なのか、グループなのか、第二部に続くようだ。
今回は中国による国際的人身売買と手足を切り落とした子供の神経を機甲兵装操縦システムに直結し、子供を兵器化するというのがテーマになっている。「未亡旅団」と同様に子供が兵器化されていく描写はただただ惨たらしいに尽きる。読むのを躊躇してしまうが、人はどこまで残酷になれるのか?現実には世界のどこかで起こっているような話でもある。
このシリーズでは、毎回スポットが当たる人物が変わる。今回は、由起谷警部であり、クワンだったが、姿警部には契約の終了のエピソードはあったが、機甲兵装の搭乗者であるライザやオズノフは殆ど心理描写がなく、少しガッカリだった。
謎解きのように「敵」の正体はまだ分からない。第二部で明かされ、特捜部は対決するのであろうが、次作が楽しみ。
(1年ぐらいで書き下ろして欲しい!) -
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『馬鹿でもチョンでもできる』
何の知識も持たない小さい頃、何の意識もせずに普通に使っていた言葉。
これが、朝鮮人を指すと知り(江戸時代から使われている非差別説もあるので、どちらが正しいのかはわからない)、それ以降使わないようにしてきた。
でも、考えてみると、ものすごく恐ろしいことに気付く。
私は差別が嫌いだ。自分は絶対に差別をしないように生きてきたつもりだ。でも、何も知らない子どもが、平気でそんな言葉を使っていた時代がある。つまり、当たり前のように差別が横行していたということだ。
なぜ差別があるのか。
『なんやおまえ、チョーセンやないけ。』
物語はそんな強烈な言葉で始まる。
在日朝鮮人の仁学は在日というだけで差別を受けてきた。そんな仁学は、尊敬する教師の勧めもあり、在日朝鮮人たちを『地上の楽園』である北朝鮮へ帰国させるべく奔走する。
仁学の幼馴染の勇太は、愚連隊同士の抗争で、ある殺人に関わってしまった。仁学は勇太とその家族を北朝鮮に帰国させる。
しかし、『地上の楽園』であるはずの北朝鮮はこの世の地獄であった。
この小説は、仁学の章と勇太の章、最終章と、3部構成になっていて、仁学の章もキツかったが、勇太の章は遥かに想像を絶する世界を目の当たりにすることになる。
私は在日のことも、北朝鮮のことも、全くわかっていなかった。この小説を読んで、その一片を少しだけわかった気がする。わかればわかるほど、差別の理由がわからなくなったし、どうしようもない怒りが沸いた。
この小説と出会えて良かった。この小説は、なるべく多くの人に読んでほしいし、1人でも多くの人が手にすることを願わずにいられない。