月村了衛のレビュー一覧

  • 東京輪舞

    Posted by ブクログ

    ロッキード事件からオウム真理教事件まで公安の目線で紡ぐストーリー。月村了衛さんの独特のテンポと情景が浮かぶリアリティにひきこまれてしまう。終章のロシアスパイとの再会はなくてよかったと思う(笑)

    0
    2025年02月01日
  • 欺す衆生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    欺し欺される緊張感、隠岐のビジネスマンとしての姿勢、裏社会の恐ろしさがリアルに感じられるおもしろい作品。
    きっと自分の書いたシナリオ通りに商談が進み、大口案件が取れること、自分よりも経験もステータスもある人間を手中で転がすのって快感なんでしょうね、それでも地味〜に正しく生きていこう、今の自分の人生を肯定して生きていこうと思いました。

    0
    2025年01月01日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    とても面白かった
    普通に半グレの話かと思ってたらまさかの電◯案件になったw
    後半になるにつれページを捲る手止めれず一気読み
    とくに締め方、とてもとても良かった
    この案件、ニュースとかではみてたけど、本当にこんなんあったんかな
    本当ならただただ胸くそ案件

    裏社会系好きな人にはおすすめ

    0
    2024年12月30日
  • 対決

    Posted by ブクログ

    フィクションと書いてあるが、実際にあった医学部の話を思い出した。正しくない事が行われていると分かっていても、それを公にする怖さを乗り越えるのは大変だ。
    公益通報をする人もどれだけの葛藤があるんだろうと、最近のニュースの事も考えた。

    0
    2024年12月30日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    翔太のように成長したい。海斗のようにはなりたくない。本を読む人なら誰でもそう思うはず。
    でもどちらも、なりたくてなれるものだろうか。生まれた時点からもう半分は決まっていないか。
    ラストがとにかく痛切。

    そして、容赦なく描かれた世界を、残酷で冷酷な現実がどんどん追いつこうとしている。

    0
    2024年12月24日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    最近読んだ作品の中で一番面白い作品であった。

    ホスト時代に知り合った翔太と海斗の対象的な2人の若者が、その後別々の人生を歩みだし~

    現実味のある粗筋とスピーディーで飽きさせない展開で、現在の日本が抱える闇を暴き出している。

    本がキーワードになっている事も読書好きには嬉しい、読みごたえのあるお薦めの作品

    0
    2024年12月08日
  • 機龍警察 暗黒市場 下

    Posted by ブクログ

    脳が痺れる
    没頭して読み終わって、心地よい脱力感
    年に一度はこういう作品を読みたい
    そう願って本を読み続け、出会えた幸せ

    ちょっと都合よすぎる展開もあるが、それを吹っ飛ばす面白さ
    このシリーズは、長く語り継がれる傑作のラインナップだよ

    0
    2024年11月30日
  • 対決

    Posted by ブクログ

    数年前に発覚した東京医大の女性受験生減点問題をモデルにした小説。主人公の女性新聞記者と女性大学理事それぞれの葛藤と二人の対決、二人を取り巻く古い価値観との対決、スピーディーな展開に一気読み。価値観やハラスメントについて考えさせられる一方でエンタテインメントとしても素晴らしい作品。「奈落で踊れ」然り、実際に起こった事件を題材にした小説が凄く上手い。

    0
    2024年11月16日
  • 対決

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み応えのある内容だった。新聞記者の菊乃、医大の理事の晴海、それぞれ新聞社、医大で女性としての生きづらさを感じている。お互いにその苦労をわかっている。しかし、女子を差別する不正入試問題を介してふたりは対立せざるを得ない。
    差別はいけないと不正を暴こうとする新聞社の内部では女性蔑視が横行していたり、医大では女子学生に対するセクハラを揉み消そうとしたり、男性に媚びて、上手くたちまわり今の地位を得た女性がいたり。
    そういった事も細やかにストーリーに盛り込まれていて、フィクションであるが、考えさせられた。
    -人間どこまで行っても差別がある。それを受け入れるのと、なんとかしようとするのは別。なんとか折り

    0
    2024年10月28日
  • 機龍警察 狼眼殺手

    Posted by ブクログ

    色々な秘密の一端が明かされると共に、
    テキの直接攻撃もからんでくる長編5作目。

    とても重厚で濃厚な作品。
    今後、特捜は日本はどうなるか
    続きが気になります。

    0
    2024年10月18日
  • 機龍警察(4)

    Posted by ブクログ

    現場は解決したが、事件は解決していない。
    なぜなら、真の犯人は警察上層部につながっているからだ…

    とまあ、ここで終わってしまっているのだが、最後の黒色の四頁に作者の無念が込められていると感じるのは私だけだろうか。

    0
    2024年10月17日
  • 機龍警察(3)

    Posted by ブクログ

    警察内部の特捜部を巡る軋轢と、それでもなお、第二の事件抑止に全力を尽くす特捜班だが…

    あれ?千葉!?埼玉じゃなかったっけ?!

    0
    2024年10月17日
  • 機龍警察(1)

    Posted by ブクログ

    機龍警察のコミカライズ。
    キャラに違和感が無いのはいい仕事してる証拠。
    4巻で終わってるのは、原作の「機龍警察」までなのかな??

    0
    2024年10月16日
  • 土漠の花

    Posted by ブクログ

    月村了衛さん初読み『土漠の花』の概要と感想になります。面白かった♪

    概要です。
    アフリカ、ソマリア半島の岩壁に友軍ヘリが墜落したと報せを受け、陸自の友永は仲間と共に捜索へ向かう。見るも無惨な光景を目の当たりにした友永たちは明朝に遺体の回収作業を予定するが、その晩にソマリアの未来を左右する大事件が起きる。友永の眼に映るアフリカは、どこまで進めば希望に変わるのだろうか。

    感想です。
    本作を読み進める中で映画『プライベート・ライアン』を思い出しました。自衛隊は他国の紛争に軍事介入しないとは言え、眼の前で亡くなっていく仲間の姿に、どれだけの哀しみと怒りを友永たちは堪えたことでしょう。月村了衛さんは

    0
    2024年10月14日
  • 機龍警察 火宅

    Posted by ブクログ

    再読
    シリーズの登場人物の過去や人となりを掘り下げた短編集
    もう機攻装兵無しの人間ドラマで充分楽しめる
    ファン垂涎の一冊と言ったら大げさか?

    0
    2024年10月10日
  • 機龍警察 暗黒市場 下

    Posted by ブクログ

    再読
    上下巻通してやはり面白かった

    外務省の思惑などリアリティがあり興味を惹かれた
    牡鹿半島まで逃げる…はやり過ぎだけど

    0
    2024年10月06日
  • 対決

    Posted by ブクログ

    月村氏の本は何冊も読んでいるが、本作が最高の印象を受けた。次作以降もぜひ読んでみたい。そんな気にさせる力作である。

    0
    2024年10月05日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    一瞬でスって引きずり込まれて
    とても面白かったです。

    ただ、
    自分の知らない、一生交わることのない世界ってあるんだろうな〜
    って言うものがココには出てきて
    それに興味と興奮が湧き、どんどん読み進めてる自分が
    ちょっと大丈夫かな?!って思う時もあり^^;

    最後に2人が再開するとこも
    僅かな時間だったけど、どうなるんだろうって
    ゾクゾクしました。

    面白かった!

    0
    2024年10月02日
  • 半暮刻

    Posted by ブクログ

    半暮刻=半グレ刻
    俗に半グレと呼ばれる限りなく黒に近い悪いことをする「カタラ」という組織に所属していた2人の男のお話
    翔太と海斗、組めば最強だった2人はとある時点で道を分つことになる。
    各々の人生の行き着く先は。邪悪とは人間らしさとは幸せとは。

    人はどこまでも生きてきた過去があっての今なのだと感じました。
    ドキドキハラハラする展開も多く最初から最後まで飽きることなく読むことができました。

    0
    2024年09月19日
  • 対決

    Posted by ブクログ

    最初から最後まで面白かった!

    新聞記者の檜葉と、病院理事の神林。
    2人の女性は、社会の中で女性を守りたい、差別をなくしたい…そういった根本の思いは一緒なのに、お互いの立場の違いで闘わないといけなくて。
    その対決がどういう形で終わるのか、最後まで目が離せませんでした。

    実際の日本社会にもありそうなストーリーが、余計に物語にのめり込ませてくれて、読み応えがありました〜!

    0
    2024年09月17日