月村了衛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでも読んでも事件がどう決着するのかわからなくて、先が気になりグイグイ読み進めさせられた。
主人公の宗光は元検察官で前科があり、弁護士としても働けない。法律の知識はあるので裏社会で重宝される。
ニヒル感があって柄も良くなく、子どもに怖がられるおじさんなのだが、子どもを助けるような男。
ハードボイルドって言うのかな。ところどころ見える義侠心と悲しみも背負ってる孤独感が何とも魅力的。ヤクザとの丁々発止のやりとりもかっこいい。
検察時代の因縁がある篠田との関わりも心憎い。
底知れない事件と無関心な社会のありよう、その隙を衝く犯罪の設定が、本当にありそうで怖かった。 -
Posted by ブクログ
月村了衛さん初読み『土漠の花』の概要と感想になります。面白かった♪
概要です。
アフリカ、ソマリア半島の岩壁に友軍ヘリが墜落したと報せを受け、陸自の友永は仲間と共に捜索へ向かう。見るも無惨な光景を目の当たりにした友永たちは明朝に遺体の回収作業を予定するが、その晩にソマリアの未来を左右する大事件が起きる。友永の眼に映るアフリカは、どこまで進めば希望に変わるのだろうか。
感想です。
本作を読み進める中で映画『プライベート・ライアン』を思い出しました。自衛隊は他国の紛争に軍事介入しないとは言え、眼の前で亡くなっていく仲間の姿に、どれだけの哀しみと怒りを友永たちは堪えたことでしょう。月村了衛さんは -
Posted by ブクログ
久し振りにホームランだね。月村さんの作品は大好きだけどテーマによって、かなりムラがあると思う。
今回の羽衣は、この人の本当に得意分野だと思う。
機忍兵零牙に匹敵する小説だ。
僕のように幼い時に観た映画「旗本退屈男」「銭形平次」TVなら「赤胴鈴之助」「矢車剣之助」「鞍馬天狗」「白馬童子」そして「仮面の忍者赤影」に続く冒険活劇・伝奇小説の文脈を正当に継承する作品だ。
敢えて言えば、これだけの内容なのだから、もっと頁を多くして深く詳細に書き込む事が出来たであろうと思う。
要は、もっと長い時間美味しい思いをしたいと言う我儘なんだけどね。
でも、そこまで書き込まないでスピード感を持って作品を完成させてい