月村了衛のレビュー一覧

  • 土漠の花

    Posted by ブクログ

    ソマリアで任務に就いていた自衛隊の一個小隊がテロ組織の民兵に襲われていた女性を保護しつつ、自身たちも一人また一人と殺され、残された隊員が反撃しながら生き延びようとする物語。 内容はアクション映画のワンシーンが次々と頭に浮かぶような描写で一気読みしたくなる面白さ。それに加えて隊員1人1人の思いが随所に挟み込まれ、飽きさせない。本当に映画化して欲しい一冊。

    0
    2025年10月12日
  • 影の中の影(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映像として情景が浮かびやすい物語で、飽きずに読めました。
    楽しかったです。
    なぜ映像化されていないのか疑問に思いました。
    VIVANTのようなイメージで行けそうだなと。
    どうしてガーガーとして生きることになったのか、
    政治としてのバランスなど、現実にこの世の中で蔓延っているんだなと。
    ビルでの戦闘が長く感じたので、少なくして、あと一展開あっても良かったなと思いました。

    0
    2025年10月11日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

    オンボロアパート朧荘に住む女子大生、その隣人の元警視総監の老人、現職の刑事、水戸黄門と頼りない助さん角さんの様な3人が事件?を解決する短編。著者はノワール物や機龍警察シリーズのようなハードなストーリーは勿論、ガンルージュや本作のようなコメディタッチの物語も上手い。

    0
    2025年10月11日
  • 土漠の花

    Posted by ブクログ

    自衛隊の海外派遣の話で興味深かった。リアルな設定でのエンタテインメントで面白い。
    徐々に明かされる過去によりキャラクターの魅力が増し、ストーリーも最後まで飽きさせない。

    0
    2025年10月04日
  • 欺す衆生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白い
    詐欺の手口てこういう感じなのか~すごいなこれは騙されちゃうな
    主人公の不安定な線引き、読んでてこっちもちょっと理屈通らんな~と思うほど
    ほんとに嫌々やってるのか?思う間に足を洗うことなどできなくなってゆく
    かっこいいぞ進め!て気持ちと見てられないようもう解放してくれよ~て気持ちが一緒にある
    ラストもこの感情のまま、ただ呆然(ほめてる)

    0
    2025年09月30日
  • 十三夜の焔

    Posted by ブクログ

    月村了衛『十三夜の焔』集英社文庫。

    お気に入りの作家の一人である月村了衛の小説ということで特に気にせず購入したが、時代小説であった。月村了衛には『コルトM1851斬月』『コルト1847羽衣』『神子上典膳』『水戸黄門 天下の副編集長』といった面白い時代小説もあるので、期待出来そうである。

    感動の結末が待つ、ピカレスク時代小説だった。しかし、随分と時間経過の長い、込み入った話に仕立てたものだ。多くの時代小説に倣い、単純明快、勧善懲悪のストーリーの方が良かったのではないか。それでも十二分に面白いことは保証しよう。


    天明四年五月の十三夜。御先手弓組番方である幣原喬十郎は、湯島の路上で男女の斬殺

    0
    2025年09月27日
  • 土漠の花

    Posted by ブクログ

    自衛隊メンバーが軋轢もありながら力を合わせて窮地を脱出する物語。特に特筆すべきことはないが後半涙が流れてしまうのは歳のせいだけでは無いはず。

    0
    2025年09月23日
  • 機龍警察 狼眼殺手

    Posted by ブクログ

    今回は生身の戦い。なんとなく敵の姿がみえつつ。非合法で日本を守るような裏の警察組織なのか??
    読みやすさ、スリリングな展開、キャラクターの魅力度ともに素晴らしいだけに、そろそろストーリーのモヤット感をスッキリしてほしもの。

    0
    2025年09月20日
  • 機龍警察 未亡旅団

    Posted by ブクログ

    いつもながら敵テロリストの命名が絶妙。モビルスーツ同士の戦いも映像が見えてくるような文章でさすが。
    ただ、身内の敵なるものが、どうもしっくりこない。シリーズ続けてずっとこのモヤモヤが続くと思うと、せっかくの良い作品なのだが、食欲がなくなる可能性も・・

    0
    2025年09月20日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    千年の村社会ーまさに京都の本質
    うわぁ、すごいこと書くなぁ
    “再開発“といえば、もう利権の取り合いで汚い金の奪い合いは当たり前と思っていたが、そこに高い志を持っていたはずの若い僧侶がずぶずぶと落ちていく
    社会派かつ超エンターテイメントで面白かった

    この作品が高校生直木賞だなんて、自分が高校生でこんな社会派小説読んでなかった
    今の高校生恐るべし!

    0
    2025年09月15日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凌玄という僧侶が燈念寺派のトップを目指す物語なのだが、そんな単純なものでもない。仏教の世界の権力争いと言えばそれまでだが、ヤクザも絡んで途轍もない話になる。ヤクザの抗争、友人の裏切り、そこに女の世界の掟も加わる。えげつない世界を見せてもらった。凌玄にとっては因果応報なところもあるが、なかなか世の中は上手く回っているとも言える。それが釈迦の教えなのかもしれないが、私には分からない。京都弁のセリフは慣れていないと読みにくいかもしれないが、個人的には京都の裏っ側を見事に表現していると思う。私には馴染みの言葉なので、気持ちの強弱を含めて強く心に描写された。

    0
    2025年09月10日
  • 機龍警察 白骨街道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ6作目

    国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された
    身柄の引渡し役として官邸に指名された突入犯3人 白骨街道
    城州グループと城邑毬絵

    0
    2025年08月27日
  • 機龍警察〔完全版〕

    Posted by ブクログ

    現在進行中のシリーズに手を出すのに多少ためらいはあったが、長編というより連作っぽいのと、月村さんなら途中で投げ出さないと信じ手に取る。相変わらず心地よいスピード感。時に長い回想シーンに興ざめる場面もあるが、10年以上昔の作品とは思えない。とりあえず現在発行されている分までは読もう。

    0
    2025年08月27日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

    この人が派手なハードな展開や闇を描かず面白いミステリをを書いたのは意外。
    でも、良かった。

    2982冊
    今年210冊目

    0
    2025年08月10日
  • 虚の伽藍

    Posted by ブクログ

    面白かったー。これぞ、痛快ノワール小説。
    主人公の凌玄は最初信心深く善良な僧侶なのだけど、少しずつ悪に染まっていく。
    この悪に染まっていく度合いが半端じゃなくて、本当にもうただの悪なんですよね…人もバンバン殺すし。
    良心の呵責に苦しむ場面は最初の方だけで、あとはもう一気に悪の道をひた走っていくのだけど、悪すぎてむしろ爽快感すらある。
    正しいことをするには力が必要で、力を得るためには正義に相反する汚いこともしなければならない…というのは、この世界の偽らざる真実なのかもしれないけど、権力と金を手に入れると人は堕落するんですよね…。こういうのは仏教界に限らず、政治の世界でも同じだよなぁと思ったり。

    0
    2025年08月10日
  • 欺す衆生(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    詐欺から足を洗いたいと願いながら、気がつけばかつて所属した詐欺集団と同じ末路に向かう主人公が滑稽で哀れ。しかも誰よりも詐欺の才能を開花させるのが皮肉である。
    終盤の、ヤクザですら引くほどの風格をまとった主人公がかっこよくも恐ろしい。
    しかしながら主人公の周りの人物がことごとく胡散臭く、かつ家族仲も悪いため、読者としては緊張が解けることなく、少々疲れる。

    0
    2025年07月23日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

     女子大生夏芽の一年間の冒険譚というと作品のイメージがガラリと変わってしまいそうだが、最後まで読み切るとこの作品の主人公は間違いなく夏芽であり、その役割を真っ当している。作中、全てのキャラクター造形が際立っており、親友の紬以外はバックボーン含めて想像できる様な描き方がされている。それぞれの登場人物達は皆魅力的で、謎の老人である鳴滝も、彼の知人である剛田も、夏芽の大学の教授である榊も、まるで彼らが登場する作品を過去にみてきたかの様に生き生きとしている。
     一点残念な部分があり、表紙に夏芽と鳴滝の姿が描かれている点で、時に鳴滝についてはミステリアスな要素を残しながら、読者に人物を想像させて欲しかっ

    0
    2025年07月10日
  • おぼろ迷宮

    Posted by ブクログ

    「虚の伽藍」で著者の存在を知り、本作はまったく違った雰囲気を醸し出しているので手に取ってみました。

    表紙からして昭和感が漂っていますが、作風もまた、どこか懐かしい昭和の空気感があります。舞台は現代(令和)なのに、アパートや地名など、そこかしこに“朧”という漢字が登場するせいでしょうか。全体にノスタルジックでレトロな雰囲気が流れているのです。
    (「乱歩と千畝」を読んだ流れで本作を読んだせいか、余計にそのレトロ感を強く感じました。)

    それにしても、思いっきり人情モノに振ってきましたね。笑
    しかも、読み心地はとてもライト。
    月村了衛さんは重めのテイストを描く作家だと思っていたので、そのギャップに

    0
    2025年07月09日
  • 香港警察東京分室

    Posted by ブクログ

    主要キャラクターとなる日本人と香港人が5人ずつ出てくるので、序盤は各人ごとのキャラクターが掴めず、物語の内容を把握しづらかった。しかし、徐々に人物を理解できてからは緊迫感のある場面も増えていき、登場人物の心の機微も感じられて読み応えが増していった。現在の日本では、このストーリーのような組織が置かれることはないだろうが、現実の出来事や場所がモデルになっているので没入しやすかった。また、香港の2047年問題というこれまで知らなかった論点を知ることができて勉強にもなった。

    0
    2025年06月29日
  • 土漠の花

    Posted by ブクログ

    第68回日本推理作家協会賞
    第12回本屋大賞第5位

    自衛隊海外派遣は前提として、自衛隊は軍隊ではないので戦闘はしないし、ましてや戦死者が出ることなどないという。
    本当にそうなのだろうか?
    何が起こるかわからない危険地帯で、本書のようなことが起こっても不思議ではない。

    舞台は内戦の続くソマリア。砂漠気候でうだるような暑さの中、ひたすら援助を待ちながらの移動と死闘。
    あまりにも過酷な状況に読んでいるだけで苦しくて、早く読み終わりたくなった。
    後半はみんな満身創痍すぎて、誰がどこを負傷してどの配置なのか訳がわからなくなり、極限状態を垣間見たような感覚。
    最後はなんて表現したらよいかわからない感

    0
    2025年06月17日