月村了衛のレビュー一覧

  • 奈落で踊れ

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    ブグトモの皆さんが“敦煌”を賑わせていたので、
    やはりその波に乗るべく読ませていただきました。
    勝手に「敦煌現場の描写」が主軸だと思い込んでいました。むしろ物語が始まるのは 1998年・大蔵省接待汚職事件の発覚後。
    敦煌でどんな“おもてなし”が行われていたのか、
    偏差値の高いエリート官僚様たちがどれほど歓待されていたのか――
    そのあたりの生々しさをもっと読めたら、と思いました。

    事件そのものは先人読者のレビューが充実しているので、私が驚いたことをひとつ。
    この作品、実名の政治家が何人も登場するんですよね。
    ひゅん、と背筋が冷えました。
    もちろんフィクションとしての扱いですが、
    当時も特に差し

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    2025年11月27日
  • 機龍警察 自爆条項〔完全版〕 下

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    なかなか熱い作品でした。
    いわゆる国際謀略ものであり、なおかつ近未来ハードボイルドですが、ある人間の過去を描きながら現代の事件での二転三転はなかなかいいし、手に汗握る。

    3068冊
    今年296冊目

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    2025年11月21日
  • 虚の伽藍

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     宗教界とヤクザの世界、いかにもありそうな映画になりそうな小説でした。話は面白く、電車の友には最適です。
     でもなんでしょう?最後の一つの星をつけるほどではない?どうもよくわりません。

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    2025年11月18日
  • 土漠の花

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    ネタバレ

    著者初読。パイセン本。結果としてはこういう物語特有の「アメリカへの忖度」が・・・ということだが、終始緊迫した場面が続き、手に汗握る展開の連続だった。舞台はソマリア国境、遭難したヘリの捜索活動中に駆け込んできたビヨマール・カダン氏族の氏族長の娘アスキラ・エミル。本来なら戦闘行為を行うことのない自衛隊が戦闘に巻き込まれていく。途中の津久田にはうーんとは思ったが、でも、あれが日本人としては普通なのかもと思う。また、この地域の文化や風土にも興味が湧いたこともあり、実りのある大変有意義な読書時間を過ごせた。

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    2025年11月14日
  • 土漠の花

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    敦煌の人の!(しつこいか^^;)

    安保法に投げかけてるんかな?
    自衛隊の精鋭と言われてる習志野空挺団で。
    海外にPKO。
    ちなみに、

    PKOとは、「国際連合平和維持活動(United Nations Peacekeeping Operations)」のことで、国連が紛争地域の平和維持を支援する活動。

    PKOとは言え、周りでテロ組織とかが近くで、バンバンやってるとこで、武器使わんと大丈夫とかは言ってられんしな。
    自分を守る為にも、戦闘行為をせざるを得ない事もあるとは思う。

    まぁ、この話の中での活動というか戦闘は、ちょっと大規模過ぎるような気はするけど…

    そういう、安保法とかそういう事考

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    2025年10月21日
  • 土漠の花

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    ソマリアで任務に就いていた自衛隊の一個小隊がテロ組織の民兵に襲われていた女性を保護しつつ、自身たちも一人また一人と殺され、残された隊員が反撃しながら生き延びようとする物語。 内容はアクション映画のワンシーンが次々と頭に浮かぶような描写で一気読みしたくなる面白さ。それに加えて隊員1人1人の思いが随所に挟み込まれ、飽きさせない。本当に映画化して欲しい一冊。

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    2025年10月12日
  • 影の中の影(新潮文庫)

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    映像として情景が浮かびやすい物語で、飽きずに読めました。
    楽しかったです。
    なぜ映像化されていないのか疑問に思いました。
    VIVANTのようなイメージで行けそうだなと。
    どうしてガーガーとして生きることになったのか、
    政治としてのバランスなど、現実にこの世の中で蔓延っているんだなと。
    ビルでの戦闘が長く感じたので、少なくして、あと一展開あっても良かったなと思いました。

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    2025年10月11日
  • おぼろ迷宮

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    オンボロアパート朧荘に住む女子大生、その隣人の元警視総監の老人、現職の刑事、水戸黄門と頼りない助さん角さんの様な3人が事件?を解決する短編。著者はノワール物や機龍警察シリーズのようなハードなストーリーは勿論、ガンルージュや本作のようなコメディタッチの物語も上手い。

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    2025年10月11日
  • 土漠の花

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    自衛隊の海外派遣の話で興味深かった。リアルな設定でのエンタテインメントで面白い。
    徐々に明かされる過去によりキャラクターの魅力が増し、ストーリーも最後まで飽きさせない。

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    2025年10月04日
  • 欺す衆生(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白い
    詐欺の手口てこういう感じなのか~すごいなこれは騙されちゃうな
    主人公の不安定な線引き、読んでてこっちもちょっと理屈通らんな~と思うほど
    ほんとに嫌々やってるのか?思う間に足を洗うことなどできなくなってゆく
    かっこいいぞ進め!て気持ちと見てられないようもう解放してくれよ~て気持ちが一緒にある
    ラストもこの感情のまま、ただ呆然(ほめてる)

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    2025年09月30日
  • 十三夜の焔

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    月村了衛『十三夜の焔』集英社文庫。

    お気に入りの作家の一人である月村了衛の小説ということで特に気にせず購入したが、時代小説であった。月村了衛には『コルトM1851斬月』『コルト1847羽衣』『神子上典膳』『水戸黄門 天下の副編集長』といった面白い時代小説もあるので、期待出来そうである。

    感動の結末が待つ、ピカレスク時代小説だった。しかし、随分と時間経過の長い、込み入った話に仕立てたものだ。多くの時代小説に倣い、単純明快、勧善懲悪のストーリーの方が良かったのではないか。それでも十二分に面白いことは保証しよう。


    天明四年五月の十三夜。御先手弓組番方である幣原喬十郎は、湯島の路上で男女の斬殺

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    2025年09月27日
  • 土漠の花

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    自衛隊メンバーが軋轢もありながら力を合わせて窮地を脱出する物語。特に特筆すべきことはないが後半涙が流れてしまうのは歳のせいだけでは無いはず。

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    2025年09月23日
  • 機龍警察 狼眼殺手

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    今回は生身の戦い。なんとなく敵の姿がみえつつ。非合法で日本を守るような裏の警察組織なのか??
    読みやすさ、スリリングな展開、キャラクターの魅力度ともに素晴らしいだけに、そろそろストーリーのモヤット感をスッキリしてほしもの。

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    2025年09月20日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    いつもながら敵テロリストの命名が絶妙。モビルスーツ同士の戦いも映像が見えてくるような文章でさすが。
    ただ、身内の敵なるものが、どうもしっくりこない。シリーズ続けてずっとこのモヤモヤが続くと思うと、せっかくの良い作品なのだが、食欲がなくなる可能性も・・

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    2025年09月20日
  • 虚の伽藍

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    千年の村社会ーまさに京都の本質
    うわぁ、すごいこと書くなぁ
    “再開発“といえば、もう利権の取り合いで汚い金の奪い合いは当たり前と思っていたが、そこに高い志を持っていたはずの若い僧侶がずぶずぶと落ちていく
    社会派かつ超エンターテイメントで面白かった

    この作品が高校生直木賞だなんて、自分が高校生でこんな社会派小説読んでなかった
    今の高校生恐るべし!

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    2025年09月15日
  • 虚の伽藍

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    ネタバレ

    凌玄という僧侶が燈念寺派のトップを目指す物語なのだが、そんな単純なものでもない。仏教の世界の権力争いと言えばそれまでだが、ヤクザも絡んで途轍もない話になる。ヤクザの抗争、友人の裏切り、そこに女の世界の掟も加わる。えげつない世界を見せてもらった。凌玄にとっては因果応報なところもあるが、なかなか世の中は上手く回っているとも言える。それが釈迦の教えなのかもしれないが、私には分からない。京都弁のセリフは慣れていないと読みにくいかもしれないが、個人的には京都の裏っ側を見事に表現していると思う。私には馴染みの言葉なので、気持ちの強弱を含めて強く心に描写された。

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    2025年09月10日
  • 機龍警察 白骨街道

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    ネタバレ

    シリーズ6作目

    国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された
    身柄の引渡し役として官邸に指名された突入犯3人 白骨街道
    城州グループと城邑毬絵

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    2025年08月27日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    現在進行中のシリーズに手を出すのに多少ためらいはあったが、長編というより連作っぽいのと、月村さんなら途中で投げ出さないと信じ手に取る。相変わらず心地よいスピード感。時に長い回想シーンに興ざめる場面もあるが、10年以上昔の作品とは思えない。とりあえず現在発行されている分までは読もう。

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    2025年08月27日
  • おぼろ迷宮

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    この人が派手なハードな展開や闇を描かず面白いミステリをを書いたのは意外。
    でも、良かった。

    2982冊
    今年210冊目

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    2025年08月10日
  • 虚の伽藍

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    面白かったー。これぞ、痛快ノワール小説。
    主人公の凌玄は最初信心深く善良な僧侶なのだけど、少しずつ悪に染まっていく。
    この悪に染まっていく度合いが半端じゃなくて、本当にもうただの悪なんですよね…人もバンバン殺すし。
    良心の呵責に苦しむ場面は最初の方だけで、あとはもう一気に悪の道をひた走っていくのだけど、悪すぎてむしろ爽快感すらある。
    正しいことをするには力が必要で、力を得るためには正義に相反する汚いこともしなければならない…というのは、この世界の偽らざる真実なのかもしれないけど、権力と金を手に入れると人は堕落するんですよね…。こういうのは仏教界に限らず、政治の世界でも同じだよなぁと思ったり。

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    2025年08月10日