月村了衛のレビュー一覧

  • 半暮刻

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    辛い家庭環境で施設で育った少年と、お金持ちの家に生まれて、何一つ不自由なく育った少年。
    翔太の罪は実体があったが、海斗のばつは実体なき罰。
    果たして海斗は罰を受けたのか?
    損か得かで言うと、翔太は損をして海斗は得をしている。でも得をして生きていくことは幸せなのか?
    オリンピックでの電通と政治家などの不正疑惑と重なるところが多々あった。

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    2024年10月07日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    日本に潜入した海外のテロ組織との戦い、
    壮絶な自爆テロ
    テロリストのリーダーと日本に繋がりが!
    テキの存在の一端が!
    ほんとに面白い。
    新宿鮫が好きな人は、ハマると思う。

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    2024年10月04日
  • 半暮刻

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    翔太と海斗。二人は同じ罪を犯した。なのにその後の人生は大きく違っていく。逮捕され出所後も職探しに苦労する翔太。一方万事うまく切り抜けエリートコースの海斗。そんな違いもあるが何よりも「罪の意識」「人間としての心根」の部分が違い過ぎて絶句。ここまで海斗が酷い人間とは。そして汚職・利権・反社・隠蔽と闇すぎる内容ながらも、実際の世相を振り返ると思い当たることが多く失望に打ちのめされる。後半の怒涛の展開に比べて、前半のホストの罪の描写にノワール感が薄かったのが気になったが総じてリーダビリティは高く一気読み。

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    2024年09月22日
  • 欺す衆生(新潮文庫)

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    豊田商事をモチーフにした事件から始まり、その残党による壮大な詐欺物語が展開されてゆく。
    主人公が詐欺師だけにやってることは全て悪なんだけど、当時の反省からお年寄りの虎の子の財産を騙し取ることだけはせず、手を変え品を変え欲に目が眩んだ金持ちや企業をターゲットにしているところが唯一の救いかな。
    幾ら最初は慎重でも事が上手くいく度にどんどん感覚が麻痺してさいごは自滅するという教訓で救われるものの、どうせなら最も気味悪い聡美の始末を最後まで描いてくれても良かったのに。

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    2024年09月15日
  • 東京輪舞

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    とても面白く 心打たれる小説 、主人公が特別 優れてる人間でないのも一つの魅力であり 出会う相手がまたそれぞれに個性のある人ばかり 特に ロシアの女スパイ とのやり取りはとても楽しく 、主人公の誠実さにほっこりさせられる、最後の出会いは思わず息を飲む

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    2024年09月10日
  • 半暮刻

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    難しい事は分かりませんが、あらゆる社会問題を凝縮したような話でした。対照的な2人の話からなるので、飽きずに一気に読めました。
    リアル社会でもあり得そうでした。
    2人の今後も気になります。

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    2024年08月24日
  • 半暮刻

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    児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。
    ここは言葉巧みに女性を騙し惚れさせ、金を使わせて借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが目的の半グレが経営する店だった。
    〈マニュアル〉に沿って女たちを騙していく翔太に有名私大に通いながら〈学び〉のためにカタラで働く海斗が声をかける。
    「俺たち一緒にやらないか……」。二人の若者を通した日本社会の歪み、そして「本当の悪とは」を描く社会派小説。




    初読みの作家さんの作品!
    なかなか面白かった
    終始、腹立たしさでいっぱいな気持ちで読んでいました
    この本の中に出てくる広告代理店最大手『アドルーラー』って ま

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    2024年08月21日
  • 半暮刻

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    ネタバレ

    施設出で高校中退の山科翔太とG大学卒のル山科海斗
    半グレの経営するタカラは大勢の女性を風俗へ落として
    上前をハネル悪どい商売で稼いでいる
    その中で「学び」を習得しのし上がって行く二人...」
    警察に摘発されるも実刑になったのは
    翔太だけ

    立ち回りの上手い奴らは白にも見えるグレーの世界で
    甘い汁にたかる
    真っ当に己の罪を抱いて生きる翔太と対照的に
    日の当たる王道を生きているかのように見える海斗の罪
    世の中ではこんな事がきっと今も
    横行しているのだろう。

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    2024年08月15日
  • 半暮刻

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    半グレとかかわりをもった若者2人がただただ破滅に向かっていく話かなと読み始めましたが、途中から翔太を応援していました。希望、悲しみ、自惚れ、闇…登場人物の1人は電通の高橋まつりさんがモデルかな。リアルで胸が詰まりました。

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    2024年08月08日
  • 半暮刻

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    月村了衛さん「半暮刻」
    社会派小説で知られる月村作品を読んでみようと思い現時点で最新作品を選択してみた。

    本作品の本筋は過去にあった某大手広告代理店の不祥事に準えられておりそこにフィクションを重ねた物語。ハラスメント、利権、印象操作、オーバーワーク、隠蔽工作等々の社会問題のオンパレード。

    物語が気になり頁を捲る手が止まらなかった。だがどうしても主人公の二人、海斗と翔太が好きになれないまま読み終えてしまった。

    海斗は言うまでもなく対人関係、一般社会生活に対して欠陥している部分が著しい。極端な自己中心的な自己意識に偏向しており、偏執的な自己肯定と他者否定が強烈すぎる。典型的なソシオパス。

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    2024年08月01日
  • 半暮刻

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    面白かった!少し前に起きていた実際の事件と重なるところが多く引き込まれた。翔太と海斗のその後の人生が対象的。終わり方はこれでよかったのだろうか?と思った。

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    2024年07月20日
  • 奈落で踊れ

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    三連休、富山県へ旦那と二人で旅行に行って参りましたm(_ _)m
    旦那が旅行好きで、私はいつもついていくだけ。運転はきっちり2時間で折半です(⌒-⌒; )

    旦那に、行きたいとこあるかぁ?と去年の夏に尋ねられ、うーん、岐阜のモネの池くらいかなぁ?と答えたところ、今回の旅の日程にモネの池も組み込まれておりました。

    去年の夏は台風でキャンセルとなり、リベンジしました。
    インスタで有名なモネの池。人がうじゃうじゃいました(笑)インスタの宣伝力って凄いですよね!私もインスタ見て来たんですけどね!
    まぁ、綺麗でした。小さい池ですけどね、なんとも風情がありました。
    その後、飛騨古川の街並みを歩いて富山に

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    2024年07月16日
  • 土漠の花

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    ネタバレ

    1本の映画を観てるかのような臨場感
    人が次から次へと死んでいく場面は結構びっくりした。まさかこう来るかと…本当に本を捲る手が止まらなかった…。
    本自体はフィクションだけど、実際に有り得る話なんだろうなと思うと苦しすぎる。自衛隊

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    2024年07月14日
  • 土漠の花

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    ネタバレ

    梶谷伸次郎士長
    腕利きの整備士。自動車工場の倅。機械類や技術全般に精通している。二十五歳という年齢にしては落ち着いた風貌。

    津久田宗一2曹
    既婚者。小心者。警衛隊の中でもトップクラスの射撃の名手。

    友永芳彦曹長
    高卒で入隊し2士からの叩き上げ。
    事故で両親と死に別れる。

    吉松勘太郎3尉
    捜索援助隊隊長。銃殺される。

    新開譲曹長
    有能で切れる男ではあるが、ときに冷酷にも差別的にも聞こえる言動。三十五歳。少年工科学校をトップに近い成績で卒業。
    ソマリ語がわかる。

    市ノ瀬浩太1士
    二十三歳。インターハイ出場経験のある元水泳選手。ソマリ兵と戦い、濁流に消える。

    戸川1士
    銃殺される。

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    2024年07月05日
  • 非弁護人

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    良いねえ。
    月村君の作品はフォローしてるが、最初の方のロボット警察シリーズはふーんって感じやったけど、「欺す衆生」辺りから作品は実に心地よく引き込まれて行きますなあ。
    好きな作家の仲間に入れてあげよう。

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    2024年07月01日
  • 機龍警察 白骨街道

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    機甲兵装という聞きなれない装備品が出てくるが、小生の現役当時の知識から推定すると、軽量の装甲で構成された本体に兵員が入り、センサー等を駆使して敵を認知し銃等で攻撃するロボットのようなものと考えたが、ミャンマーの奥地で機甲兵装同志の戦いが繰り広げられるとは、著者の特異な発想に驚いた.姿、ユーリ、ライザの3名が日本の警察官として機密を持ち出した君島をミャンマーから連れ帰るという任務自体が無茶苦茶なもので、ロヒンギャと内乱状態にあるミャンマーの舞台は危険に満ちている.助っ人として中国人やイスラエル人が絶妙な働きをする.カマル少年の存在も面白かった.機甲兵装の開発で国内企業の贈収賄も確認され、ストーリ

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    2024年06月24日
  • 非弁護人

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    この本は損をしている
    書店の平台に並んだ時にとても地味である
    表紙とタイトルを替えればもっと売れるのにもったいないと思う
    内容はとても興味深く、テンポも良いのでサクサク読めるのだが、全体的にイマイチ深みに欠ける気がする
    法曹界の話しなのだからもう少し法律用語を散りばめるとかすると良いのでは?
    もう一点、ストーリーは時系列でわかりやすいのだが、そこを崩して行くと引き込み力がアップせる気がする
    例えば、冒頭にショッキングな大量殺人シーンを持ってくるとか、宗光と篠田の因縁を断片的に描くとか、順番を変えるだけでかなりインパクトが上がる気がする
    そして、作者が意識しているかどうかはわからないが、映像化し

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    2024年06月07日
  • 白日

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    月村さんにしては事件が地味だった。
    その分リアルな話とも思った。本音と建前と、実際の思いときれいごとの理想と、身近な人に問われた時に何と答えたらいいのか悩むところ。
    実際にそういう問題に直面して悩んだことがあるのかな?と邪推してしまった。
    幹夫くんがとても気の毒だったと思う。

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    2024年06月04日
  • 奈落で踊れ

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    ネタバレ

    感想
    内容は真剣だが、パンスキという言葉が出てくるとどうしても力が抜ける。

    また、暴力団や総会屋、政治家、官僚など魑魅魍魎の世界で権力争いが繰り広げられるが、どこかコミカルなところがあり、楽しく読める。

    実際の政治家の名前も出てきてリアリティがある。本当に起こったことみたいに感じる。

    あらすじ
    大蔵省のノーパンすき焼き接待が発覚し、省内に激震が走る。大蔵省の同期四人組は何とかしてこの事実を隠そうと、同期の切れもので変人で名高い香良洲に助けを求める。

    香良洲は当時の緊縮財政派だった幹部を退け、日本経済を救うために、パンスキに関わった人物が書かれたリストを手に入れようと調査を始める。

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    2024年05月11日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    月村作品ということで手に取った
    いきなり龍機兵が登場して『むむむ…パトレイバーか?』となったが、次第に警察物のリアリティと異色の傭兵達のドラマに引き込まれていった
    現代社会とSF世界がARのようにレイヤーが重なり没入できる世界観になってます

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    2024年04月22日