月村了衛のレビュー一覧
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ネタバレ月村さんの著作は『槐』しか読んだことがないのです。けれどその面白さには度肝を抜かれて、他の作品も読みたいと常々思っていました。730頁超の分厚さにビビりながらも読み始めたら止まらない。
実在の豊田商事事件を下敷きに、そんな詐欺会社に勤務していた元社員が次に仕掛ける詐欺という体(てい)。私はアホやから(笑)詐欺の仕組みがよくわからないことも多くて、あれこれと詐欺を思いつく人の賢さに驚くばかり。
「国境を越えて不変であるのは人間の欲」という言葉は悲しい哉、真実なのでしょうね。主人公の家族も含め、嫌な人だらけ。好きだったのはヤクザの砂州のみ。ほかは誰も信用できません。 -
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月村さん、連チャンで、バトル系や!
元公安の超エリートのお母ちゃんと、公安が元カレの元ロックシンガーの体育教師のコンビのバトル!
韓国特殊部隊のエリート達を壊滅させる!
ないない!
って思うけど、意外と面白い!
高校事変とかも、そうやけど、あり得んと思いながらも、スキッとはするねんなぁ。
やっつけるとこは、まぁ、あり得んけど、韓国贔屓な議員さんとか、逆に嫌いな議さんとかは、いてるし、その辺を調味料に入れると「ほんまに裏では、こんな事あるんちゃうの?」って思って…
しまわんか…(−_−;)
金大中事件をモデルにしてるみたいで、韓国の有力者が、日本にお忍びで隠れてたのを違う韓国の勢力が拉致す -
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4月5日(日)からNHK-BSでドラマ化予定とのことで読んでみた。
2人の女性が主人公。
一人は医大入試女子差別疑惑に切り込む新聞記者・檜葉(ひば)菊乃。
もう一人はその事実を隠蔽する医大の理事・神林晴海。
それぞれを松本若菜、鈴木保奈美が演じる予定のようだ。
二人とも男性優位の社会で、パワハラ、セクハラなど無数の理不尽に直面してきて、今の場所までたどり着いてきた。そんな共通点のある二人が、片や真実を追求する攻めの立場、もう一人は組織を守らなければならない守りの立場、それぞれの信念がぶつかり合うりタイトルの『対決』というのは、この二人が対峙するところから。敵対するシーンはちょっと手に汗握る -
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医大入試における女子受験生の一律減点という問題で、大学側の名誉を守ろうとする女性理事と隠蔽を暴こうとする女性新聞記者が対峙する。
二人は、いずれも男性優位の職場で理不尽な思いを耐え続けてきた女性。
女性理事は、大学の事務局職員として実績を上げ、理事に抜擢されたが、男性理事らから疎まれ、一律減点問題の専任理事に任命され、新聞社の取材に対して矢面に立たされる。
女性新聞記者は、支局時代にスクープを出しながら妊娠、出産で、仕事を中断せざるを得なかったところへ、パートナーからDVを受け離婚。
めげずに頑張り、本社の社会部に抜擢されるも、職場で、女性差別や蔑視を受けていた。
医大入試における女子 -
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月村了衛、『対決』。
ドラマ化されるということで、月村了衛作品、初読み。
統和医大での裏口入学事件を取材していた、日邦新聞社会部記者・檜葉菊乃は、統和医大の入試で、女子学生の点数が一律減点されているという疑惑を耳にする。
秘密裏に取材を進める菊乃は、キーマンとして、統和医大・常任理事・神林晴海に辿り着く。
そんな中、菊乃のひとり娘・麻衣子は、国公立大学医学部を目指し、勉強していた…
東京医科大学の事件がモチーフとなっている。
男性優位の職場で女性差別を受けながらも出世してきた2人の女性の対決。
同じように、差別と戦ってきた姿勢に尊重し合いながらも、互いの立場や信念の為に向き合う2人の『対 -
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この作品は2018年に起きた東京医科大の入試不正問題を機に入試での女子差別がモデルになっているという。そういえば当時、ニュースで目にした記憶はたしかにありそれなりのインパクトのある出来事であったと思う。女性への差別に鋭く切り込んだ社会派小説であり、また「対決」する2人の一方は医大受験を控える娘を抱えるシングルマザーの社会部新聞記者、そしてもう一方は私立医大の事務局から異例の抜擢で理事にまで昇進した女性、それぞれ過去に多くの不条理やパワハラ、セクハラを数多く経験してきている。その2人が主人公でありそれぞれ守らなければいけない立場をかけて「対決」する訳だが、物語の進行には常に女性蔑視、差別に対する
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ネタバレ「普通」とは?で思い浮かべる『コンビニ人間』が「普通になれない苦しみ」を描いた純文学なら、『普通の底』はその普通を維持するコストさえ払えない者が、ちょっとした不運で闇に呑み込まれる「構造的社会の歪み」のレポートだ。
根底に、親が金持ちかどうかという「親ガチャ」で人生のコースが決まっていて、二世や三世の政治家たちが自分たちに都合のいいルールを作る裏で、持たざる者は一度レールを外れれば二度と這い上がれない。努力しても報われない「蟻地獄」という今の日本のみんなが薄々疑いながら意識的にあるいは無意識的に目を逸らしている現状がある。
主人公は決して悪人でも無能でもない。ただ「目立ちたくない」「嫌われ