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Audibleにて聴了。
機龍警察シリーズの第二作。日本の特捜部付き警部ライザ•ラードナーの過去が明かされながら、因縁の〝詩人〟キリヤン•クインによる日本でのテロリズムが交錯する。そして、ライザら、ドラグーン搭乗員の契約に含まれる「自爆条項」。見えぬ闇との戦いが始まった。
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非常に面白い。
海外ドラマ[24]の世界観に映画[トランスフォーマー]のバトルシーンを掛け合わせた感じです。
IRFと、国を跨り警察内部に侵入している巨悪[敵]との複雑な構造を命懸けで対峙しながらも警察、省庁からヨソモノ扱いされる特捜部。犯人を捕らえて「報われた」のも束の間、思わぬ事件で再び白い目を向けられる。
そんな中でも事件解明を無骨に追っていく人物達から目が離せません。
以降のシリーズも大変楽しみです
Posted by ブクログ
良い、実に良い。ラードナー警部の抱える闇。闇から解放させてくれるもの。単なるエゴイズムからにじみ出たニヒリズムで世界を壊そうとするテロリストとの対峙。やはり機龍警察は最高だなー
Posted by ブクログ
本作が、本シリーズの本当の意味での最初の物語と言われるのも納得の、充実内容に満足。テロリストの過去を持ちながら警察組織に属するという、謎だらけの美人が主人公で、彼女の人間性が少しずつ晒されるってことだけでも興味津々。テロ対警察の知略対決もスリリングだし、最後の直接対決も迫力満点。彼女の穏やかな微笑が目に浮かぶようなクライマックスも美しい。分量のこともあってか、前作は多少の物足りなさを感じたけど、2作目の本作には大満足。このシリーズはまだまだ読んでみたいですね。
Posted by ブクログ
下巻も過去の回想も含めてライザを中心から物語は進んでゆき、機龍兵は苦戦しながらも何とか役割を果たすことができた。
中国とIRA、警視庁と外務省など、後回しで間接的な駆け引きが多く出てきますが、外国はさておき日本の省庁間の描き方は極端すぎるかな。好きな人には堪らないのかもしれませんが、自分としては好きになれない。
とはいえ、SFと警察小説をミックスしたこのシリーズはとても斬新で、かつ細部まで設計がしっかりしているので読み応えもあります。
次作以降は他の人たちの過去が登場するのかな。
Posted by ブクログ
再読
1作目が姿の過去、今回はライザの過去が物語の横糸となる。
IRFの国内テロ画策とそれを阻むために孤軍奮闘する特捜部の闘いを描くメインプロットは文句なく面白い。
政府内、警視庁内・県警派閥の思惑が入り乱れ、外務省や公安、さらには黒社会まで絡んでくるのは今日のアジアの複雑な状況を見事に表している。
しかし、それだけにライザの物語が長すぎる。生い立ちから現在に至るまでが延々と続く。いっそのこと本編ではもっと省略して、スピンオフで出版すればよかったのでは?ワールドワイドなテロや局地戦を詳細に描きこめばいいのだし。
いずれにしろラストの壮烈な戦いまで一気に読める。
これ以外の落としどころは無いのかもしれないが、グレーゾーンのラストは少し勿体ない。
Posted by ブクログ
機龍警察シリーズ第二弾、下巻。
来日したIRFの「詩人」ことキリアン・クインの目的は?
元IRFのライザ・ラードナー警部がなぜIRFを抜けたのか?
タイトルの「自爆条項」とは?
最後にちゃんと収束する。
次作も期待。
Posted by ブクログ
機龍警察シリーズ第2作。主要メンバーで元テロリスト・ライザの過去に迫る。
上下巻と長編だがサクサク読める。
描写は好みが分かれそうだが、個人的には嫌いではない。
Posted by ブクログ
下巻も面白くてぐいぐい読みました。
タイトルの「自爆条項」の意味が分かったとき、「!!そんな!!」となりました。
沖津さんがやっぱりかっこよくて、でもその上をいく〈敵〉…続きも楽しみです。
ライザと緑のこれからもとても気になります。ライザはこれから変わっていくのかな。
警察内部や、他の省庁との駆け引きはやっぱり難しくて…世界情勢も、知らないではすまされないのでしょうね。
戦闘シーンのスピード感、映像化されないかな。
完全版が出るのはここまでらしいのですが、続きの文庫化が待ち遠しいです。