月村了衛のレビュー一覧

  • 白日

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    月村さんにしては事件が地味だった。
    その分リアルな話とも思った。本音と建前と、実際の思いときれいごとの理想と、身近な人に問われた時に何と答えたらいいのか悩むところ。
    実際にそういう問題に直面して悩んだことがあるのかな?と邪推してしまった。
    幹夫くんがとても気の毒だったと思う。

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    2024年06月04日
  • 奈落で踊れ

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    ネタバレ

    感想
    内容は真剣だが、パンスキという言葉が出てくるとどうしても力が抜ける。

    また、暴力団や総会屋、政治家、官僚など魑魅魍魎の世界で権力争いが繰り広げられるが、どこかコミカルなところがあり、楽しく読める。

    実際の政治家の名前も出てきてリアリティがある。本当に起こったことみたいに感じる。

    あらすじ
    大蔵省のノーパンすき焼き接待が発覚し、省内に激震が走る。大蔵省の同期四人組は何とかしてこの事実を隠そうと、同期の切れもので変人で名高い香良洲に助けを求める。

    香良洲は当時の緊縮財政派だった幹部を退け、日本経済を救うために、パンスキに関わった人物が書かれたリストを手に入れようと調査を始める。

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    2024年05月11日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    月村作品ということで手に取った
    いきなり龍機兵が登場して『むむむ…パトレイバーか?』となったが、次第に警察物のリアリティと異色の傭兵達のドラマに引き込まれていった
    現代社会とSF世界がARのようにレイヤーが重なり没入できる世界観になってます

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    2024年04月22日
  • 白日

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    会社という組織に属したことがないので、仕事が出来る出来ないだけでなく、派閥が出世ややりたい仕事に携われるかという事に影響するのだという事が分かった。読めなかったり、初めて聞く言葉も多く、その点は難しかったが、ミステリー調のストーリーは読みやすかった。内通者は誰?とみんなが怪しく見えてこんな中で仕事していたら気が滅入りそうだなと思った。
    飴屋はただ嫌な奴ではなかった。

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    2024年04月20日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    ネタバレ

    SF警察小説。頻出する軍事用語、兵器、警察の符丁、ロボ。好きな人には堪らん世界観。
    登場人物が多いので、二三人で読んで貰えたら嬉しい。妄想だけど兄者メインのツーブロさんにやって欲しい。好きでしょ〜?ねぇ?

    ライザとミドリの関係性がドラマチックで良き。
    ドラグーンの名前が厨二心を熱くする。
    事件発生場所がことごとく身近で、明日行ったら弾痕とかドラグーンの戦闘跡とかあるんかなとか考えてしまった。

    内容としては正体の見えない敵との開戦くらい。フーグオとスガタの因縁はも少し根深かいのかと思ってたのですこーし物足りなかった。
    今後もっと壮大なスケールになるのだろうか。

    フクダイクミさんのマンガも読

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    2024年04月10日
  • 非弁護人

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    月村了衛『非弁護人』徳間文庫。

    読み応えのある異色のリーガル・サスペンス。月村了衛がリーガル・サスペンスを料理すれば全く違う味の作品に仕上がるようだ。

    但し、全体的に粗さが目に付き、色々と注文はあるものの、設定と大筋のストーリーは面白い。


    主人公の宗光彬は元特捜検事で、検察の組織的な腐敗の構造に飲み込まれ、無実の罪で収監され、法曹会を追放された過去を持つのだ。当然、宗光には弁護士の資格は無いのだが、闇で高度な法律案件の解決を請け負うことから『非弁護人』と呼ばれていた。

    ある時、宗光彬が立ち寄ったパキスタン料理店のパキスタン人少年のマリクから急に居なくなった韓国人の級友の少女を捜して欲

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    2024年03月13日
  • 土漠の花

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    全体的に面白く、先が気になってしかたなかった。どんどん次のページを読みたくなっていく感じ。ただ私の理解力が乏しく、建物や人物などの状況位置や状況把握が難しいなと感じた。まぁそこまでじっくり理解しようと思ったかと言えば違うかもしれないが。また、最後は少し尻すぼみ感も感じた。ただ総じて面白いと思える作品だったし、戦争と自衛隊についても考えさせられた。

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    2024年02月19日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    ネタバレ

    冒頭はいつもの「機龍警察」シリーズらしく、派手派手しい戦闘シーンで幕を開けます。戦闘の主役は、紛争地帯チェチェンから日本に極秘入国した女だけのテロ集団「黒い未亡人」。未成年の少女も含め自爆テロを容赦なく実行する「黒い未亡人」は、敵方ロシア寄りの日本政府に鉄槌を下すためテロを実行すると考えられていたが、その裏にはもう一つの情念に満ちた復讐劇があった。特捜部の城木は、政治家である兄の不審な動きに気づき、その動きを追うが・・・。

    本を閉じたとき、鴨が強烈に感じたのは、「純粋な善意の”暴力性”」です。
    多くの人を不幸にする悪であるテロリズムを容認する気持ちはさらさらありませんが、でも、テロリストには

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    2024年02月18日
  • 白日

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    ネタバレ

    月村了衛といえば『槐』のアドレナリン全開のイメージが強烈だったので、アクションシーン皆無の本作には乗れそうで乗れないまま、それでもなりゆきが気になって終盤まで引きずり込まれました。

    出版社の教育部門局長の息子の死亡は事故か自殺か。それが出版社の新規一大プロジェクトの行方に関わるとはどういうことなのか。

    中学生の自殺がほぼ確定となり、その理由が「大人の事情」によって秘匿される。人として恥ずかしくない行動、自分の子どもに誇れる行動をしようと覚悟を決めた主人公。だからこそのこの結果に現実の社会でもなればいいのに。

    最終章前までは☆3つだなと思っていましたが、最終章を読めば☆4つ。ゲシュタポ飴屋

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    2024年02月12日
  • コルトM1847羽衣

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    『コルトM1847』月村了衛

    いつも、はらはらしながら読む月村作品だけど、この作品は読んでいて初めての感情が湧いてきた。
    なんとも…切なじれったい!

    行方不明になった恋人を一途に愛し、生きていると信じ捜し続ける主人公のお炎。
    江戸っ子お炎の真っ直ぐに人を愛する女性の強さ美しさ格好良さが伝わってくる。

    印象深かったのは頭に映像がはっきりと浮かび上がるほどドラマティックな場面(恋愛や戦闘、様々な場面を含め)が多かったこと。

    そして、月村さんの描く戦闘場面。
    玄人衆の頭、与四松の脱藩浪士や蝉麻呂との乱戦場面に、ぎゅんっと心が惹きつけられる。

    闘う場面の緊張感がびんびん伝わってくるだけでなく

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    2024年02月01日
  • 奈落で踊れ

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    東大出身の親戚に「どうして官僚にならなかったの?」と聞いたときに、「あいつらはそもそも違う種類の人間だ。自分には絶対なれない」と言われたのを思い出した。

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    2024年01月18日
  • 奈落で踊れ

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    ノーパンしゃぶしゃぶから発生した大蔵省の接待汚職の処分を巡る戦いを舞台に官界、政界、ヤクザが戦いを繰り広げる。主役は大蔵省の変わり者の中堅官僚。
    終わり方が、森友事件の公文書改竄に繋がっていくのは見事。
    面白い

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    2024年01月14日
  • 機龍警察 自爆条項〔完全版〕 下

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    下巻も過去の回想も含めてライザを中心から物語は進んでゆき、機龍兵は苦戦しながらも何とか役割を果たすことができた。
    中国とIRA、警視庁と外務省など、後回しで間接的な駆け引きが多く出てきますが、外国はさておき日本の省庁間の描き方は極端すぎるかな。好きな人には堪らないのかもしれませんが、自分としては好きになれない。
    とはいえ、SFと警察小説をミックスしたこのシリーズはとても斬新で、かつ細部まで設計がしっかりしているので読み応えもあります。
    次作以降は他の人たちの過去が登場するのかな。

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    2024年01月13日
  • 白日

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    月村了衛『白日』角川文庫。

    月村了衛としては、かなり異色の企業エンタメ小説。半沢直樹のような爽快感は無いが、心の中に優しい風が吹くようなリアリティ溢れる小説だった。

    派閥争い、噂、隠蔽と日本企業では大小少なからず様々なことが起きる。そんな欺瞞に満ちた日本企業の中で正義、正論を貫こうとする難しさ。きっと正義、正論を貫くことを止めて、様々な欺瞞に折り合いを付けられる人間が出世するのだろう。


    大手老舗出版社の千日出版で教育事業推進部の課長を務める秋吉孝輔は引きこもりや不登校対策を標榜する新時代の通信制高校を開校するプロジェクトを進めていた。大手学習塾と手を組み、IT企業と提携したこのプロジェ

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    2023年12月26日
  • 機龍警察 狼眼殺手

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    んんんんん・・・あれ、ドラグーンの戦闘シーンは?
    警察小説にドラグーンをいうSFを持ってきた無理をどうするんだろう・・・
    と、ずっと思いつつシリーズを読み続けてきた。
    今回の一大疑獄『クイアコン』。
    ちょっと長かったけど、ま、いいか。
    最終版、夏川さん由起谷を見てユーリが相棒を思い出すシーンは、ジーンときた。
    結局、このシリーズの根底はここなんじゃないか。
    緑とライザも想像がつくけど、じゃ、姿は?
    姿=機甲兵装は、どういうオチになっていくのか。
    やっぱ、白骨街道に行くしかないなあ。

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    2023年12月25日
  • 土漠の花

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    ソマリア国境付近で活動する自衛隊の精鋭たち。そこに現れた謎の女性と彼女を追う武装集団。
    圧倒的不利な状況下において不屈の精神と闘志で苦難を乗り越えていく自衛官たちの姿に目頭が熱くなる。彼らの葛藤、確執、そして事件の顛末やいかに。圧倒的スピード感と迫力で魅せる冒険小説である。

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    2023年11月24日
  • 東京輪舞

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    過去のいろんな事件を調べながら読みました 
    すごい臨場感! 
    ガッツリ公安!
    面白かったです。田中角栄さんが魅力的に感じました。
    なんか 今、ニュースとか観てても いろいろ裏があるのかなぁと考えちゃいます^⁠_⁠^

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    2023年10月13日
  • 暗鬼夜行

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    最初は、読書感想文の話かと思いきや、学校内部、政治がらみなど、目が離せなくなる。伏線はなにげに張られて、最後は、そういうことかと納得。いいです。

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    2023年10月13日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    すごい。いろいろな難題が絡みあって物語が進み、一つ一つがほぐれていく。だから、機龍警察はやめられない。

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    2023年10月03日
  • 機龍警察 暗黒市場 下

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    ネタバレ

    班長……!!

    これに尽きます。面白かった。
    面白いばかり言ってられない、〈敵〉の政治圧力も怖くなります。警察組織だけでなく外務省にもとなると、沖津部長大変だ。。
    ユーリが生き延びて良かったです。本当は守られていたのか……警官の先輩たちにも、ゾロトフにも。「おれが守ってやる」のクリスじゃないか…容赦ないギリギリのラインだけれど。
    クワンさん何者なんだ、チャイニーズマフィアのビジネスマンにしてはスマートに協力してくる。シビアなビジネスマンなのかも?

    それにしても班長……刑事でした。ユーリに刑事を辞めさせたことずっと後悔してたのかなぁ、懺悔みたいにロシアから助けに来たと思うと。。でも、ユーリの危

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    2023年09月27日