月村了衛のレビュー一覧

  • 欺す衆生(新潮文庫)

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    面白かった!
    裏社会との関係が濃くなればなるほど、主人公が覚醒されてスケールが大きくなっていく。
    続きが気になって結構分厚いけどスルスルと読めました。
    最後の一文にぞくっとした。

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    2023年05月28日
  • 機龍警察 自爆条項〔完全版〕 下

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    再読
    1作目が姿の過去、今回はライザの過去が物語の横糸となる。
    IRFの国内テロ画策とそれを阻むために孤軍奮闘する特捜部の闘いを描くメインプロットは文句なく面白い。
    政府内、警視庁内・県警派閥の思惑が入り乱れ、外務省や公安、さらには黒社会まで絡んでくるのは今日のアジアの複雑な状況を見事に表している。

    しかし、それだけにライザの物語が長すぎる。生い立ちから現在に至るまでが延々と続く。いっそのこと本編ではもっと省略して、スピンオフで出版すればよかったのでは?ワールドワイドなテロや局地戦を詳細に描きこめばいいのだし。

    いずれにしろラストの壮烈な戦いまで一気に読める。
    これ以外の落としどころは無い

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    2023年05月24日
  • 黒涙

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    楽しく読めました。
    中国への機密情報漏洩ルート調査用に創設された公安、外事、捜二、警察を横断する特捜チームに佐渡が選出。「何故俺が?」疑問持つ暇も無く、同じくウダツの上がらない公安の平川を相棒にさせられて捜査を進めていきます。捜索が行き詰まり黒の義兄弟の沈とその友人のウラタンの捜査協力を得て事件の核心に迫る中、浮かび上がる疑惑と真実。そして黒の因子を疑う特捜トップ「敵はこの中にいる」。

    機龍兵の狼眼殺手の様な展開で伏線回収も素晴らしく警察小説としての面白さは味わえました。
    ただ、ディティールが甘い。もう少し人物や事件を深堀りして物語の厚みが欲しかった。

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    2023年05月12日
  • 機龍警察 白骨街道

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    まるでチャンバラ劇!機甲兵装を駆使して敵をやっつける。一方で黒幕が暗躍しているところなんてそのもの!こういうの好きです。

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    2023年05月03日
  • 機龍警察 白骨街道

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    最初から最後まで、スピーディーでスリリングな展開で一気に読めた。ラードナーがカッコ良すぎる!!!
    龍機兵が出てこないのは寂しいような。

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    2023年04月30日
  • 影の中の影(新潮文庫)

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    とっても面白かった、例えるなら機龍兵の出ない「機龍警察」。月村了衛氏の筆力に圧倒されつつハラハラドキドキの展開と、キャラが魅力的で一気読み必至であった。


    とにもかくにも物語の背景が緻密かつ、真実味が凄い!新疆ウイグルでの虐殺、そして新型鳥インフルエンザがそこに絡む、という。本紙は2015年に上肢されているのだが…現在の世界の情勢を読み切っていたかのような物語背景を創造しえていることに驚く。中国共産党の動きは、現実味に欠けるけど、国際社会において如何に外交カードを巡って、様々な人物が暗躍しているのか?という部分においては、平和な日本に暮らしていても怖さを感じた。


    女性ジャーナリストが新疆

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    2023年04月28日
  • 機龍警察 火宅

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    機龍警察の登場人物が主役の短編8編。
    特捜部部員の過去に係わる事件や機龍兵と関係のない事件等も含め、著者の幅広い短編はそれぞれ水準以上。
    一番好きなのはライザの特捜入り前の話かな。

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    2023年04月26日
  • 機龍警察 火宅

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    シリーズ初の短編集。

    夏川、由起谷、宮近、オズノフ、ラードナーとおなじみのメンバーが主人公の短編8編を収録。

    一番のお気に入りは「沙弥」仏教用語で「しゃみ」と読む。

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    2023年04月21日
  • ガンルージュ

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    土漠の花、機龍警察シリーズを読み終えて、ああ月村了衛作品にはまってしまうんだろうなあという予感がしたのでしばらく積ん読にしていたことを後悔(笑)それはちょっと現実離れしているだろう…というストーリーをリアリティと臨場感、ドキドキハラハラ感と独特のテンポで引きずりこむ。流石です。月村了衛作品を明日買いに行く予感がします。

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    2023年04月17日
  • 土漠の花

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    本屋で何気なく手にした本。去年の本屋大賞を受賞してるけど。
    月村了衛ってのも初めて読む。

    自衛隊のソマリアでのPKO活動を題材に、墜落したヘリを救出に行った部隊の野営地に土地の氏族の女性が助けを求めて駆け込んでくる所から物語は始まる。
    追われて助けを求めてくる訳だから、そこに敵がやってくるのは当然。
    自衛隊として、助けるべきか否か。
    そんな事を迷ってる間に、あっという間に敵(といっても国ではなくテロ組織みたいな)に仲間が数名殺される。
    自衛隊の歴史に初めて火器を使用した交戦が始まる。

    ちょうど自衛隊が南スーダンに派遣されたばかりなので、この物語はがぜん現実味を帯びてくる。
    小説の中では、自

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    2023年03月30日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    いきなりたくさん犠牲者がでるし描写がちょっと生々しいから最初は読むのやめようかな?ってなったけど創作だからと思ってがまんして読んだらけっこうおもしろかった

    ライザと緑さんが気になる〜仲良くなれなくてもいいので信頼を重ねていってほしい…
    姿さんのキャラクターがすごく良かったしたぶんこの話の主人公なのかな

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    2023年03月17日
  • 機龍警察 狼眼殺手

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    今回は、日本で推められているプロジェクト
    を巡って、関係者が殺害されていく。
    警察組織にも、〈敵〉がいるのか。
    殺害を請け負う暗殺者は何者なのか。
    5作目にもなると、機龍警察の核心に触れる
    部分がだいぶ描かれてきていて、次回作が、
    楽しみ^_^
    今回、読んでいて、実写化しても面白いかな
    と感じた

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    2023年02月16日
  • 欺す衆生(新潮文庫)

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    詐欺師の話。痛快な詐欺師の話とは違う。
    追い詰められて陥る感じともちょっと違う。
    詐欺を生活の一部として生きる人の話。

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    2023年02月14日
  • 悪の五輪

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    実在の人物が多く、調べながら読むのが楽しかった。オリンピックの利権や当時の暴力団の勢力図など裏側とも言うべきテーマはなかなか知ることができないものなので、どこまでが事実かは分からないが勉強になった。

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    2023年01月25日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    チェチェン人を中心とした未亡人、孤児を集めたテロリスト集団「黒い未亡人」が日本に潜入。

    キモノを使って大規模テロを計画している。

    「黒い未亡人」が使うキモノは小型で未成年の搭乗を前提とした倫理的に許しがたい。

    自爆を厭わない、そして子供が乗ったキモノを撃てるのか?

    文庫落ちしていなくて残念

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    2023年01月24日
  • 東京輪舞

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    昭和から平成までの大事件を1人の公安警察官の目線で書かれている小説。
    どこまでが事実か分からなくて面白いけど、これ面白いって言う人は年齢層高いのかな。
    特に表の歴史しか知らなくて、オウム事件から拉致被害者が帰ってきたのが5人だけで、小泉首相のカードの切り方が鈍臭いまでの裏の歴史は強ちこんな感じやったんかもしれへんなーと言う気がする。

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    2023年01月23日
  • 土漠の花

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    自衛隊がソマリアで戦闘、容赦なく自衛隊員が死んでいきシビアな状況がずっと続くのがアフリカ舞台感があって面白い。

    中国か韓国がちゃんとお金掛けて映像化したら面白そうだと思ったけど、既に似たような映画をダンテ・ラムが『オペレーション:レッド・シー』を作ってた。

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    2022年12月28日
  • 機龍警察 未亡旅団

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    今回は、チェチェン共和国で生まれた女性たちで
    結託したテロリストが、日本に上陸。
    リーダーの真の目的が何か、リーダーを慕ってい
    るもう1人の主人公の少女と、由起谷との共通点
    のある過去。
    アクションシーンより、各自キャラクターの内面
    を掘り下げる物語が秀でていたと思う。

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    2022年12月25日
  • コルトM1847羽衣

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    めちゃくちゃいい作品。
    島での探索と戦いの連続と狙いも含め血湧き肉躍る物語でありその背景に島にはびこる宗教も盛り上げてる。
    主人公がかっこいいというのもいい。

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    2022年12月23日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    日本警察と契約し機甲兵装「ドラグーン」に搭乗する特捜班3人の確執をきっかけに展開する第一部。元傭兵、元ロシア警察、元テロリストのキャラクターはもちろん、彼らを指揮するキレキレ沖津部長も魅力。

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    2022年12月07日