【感想・ネタバレ】影の中の影(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年03月12日

ジャーナリストと暴力団、それと警察官の捜査がどのように結びつくかと思ったが、綺麗に交わって大変面白かった。

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Posted by ブクログ 2018年04月03日

ノンストップ・アクションで良いな~
カーガーのキャラも良いけど、懐かしの任侠映画の中で見たような極道達も良かった。
終章はもっとサラッと纏めちゃって欲しかったな

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Posted by ブクログ 2018年03月24日

とにかく面白かった。
事件終了後も丁寧に拾われていてスッキリとした終わり方。
ただ、世界中にはきっと本書の内容のような、平和な国に暮らす我々には想像もつかない闇の部分がいくらでもあるのだろう。

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Posted by ブクログ 2018年03月07日

いつもの、絶望的なまでのシチュエーションで始まり、魅力的なキャラクター、そして圧倒的なアクション。ちょっと長めのエンディングも良かった。

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Posted by ブクログ 2023年04月28日

とっても面白かった、例えるなら機龍兵の出ない「機龍警察」。月村了衛氏の筆力に圧倒されつつハラハラドキドキの展開と、キャラが魅力的で一気読み必至であった。


とにもかくにも物語の背景が緻密かつ、真実味が凄い!新疆ウイグルでの虐殺、そして新型鳥インフルエンザがそこに絡む、という。本紙は2015年に上肢...続きを読むされているのだが…現在の世界の情勢を読み切っていたかのような物語背景を創造しえていることに驚く。中国共産党の動きは、現実味に欠けるけど、国際社会において如何に外交カードを巡って、様々な人物が暗躍しているのか?という部分においては、平和な日本に暮らしていても怖さを感じた。


女性ジャーナリストが新疆ウイグルの人権問題を取材するため、とある情報協力者と面会のアポを取るのだが、直前に協力者は殺害されてしまう。今わの際の言葉「カーガー」を頼りに取材を進めていくのだが、国家の体面をかけて中国共産党の秘密部隊が、虐殺の真実を握る者たちを亡き者にしようと暗躍する。彼女と生き残りの者たち守る者こそ「カーガー」を名乗る元警察キャリア官僚と武闘派ヤクザである。


と、まぁ物語背景とは別にかなりぶっ飛んだ人物達が入り乱れる。が、モブっぽいヤクザもきちんと人物背景を描き込んでいて感情移入しやすい。カーガーの過去も合間に挟まれつつ、過去に何かあるヒーローの造形において月村氏共通のモノが読み取れた。これって難しい、モノについて上手く言葉にできない。


後半はアクションの連続で敵味方バッタバッタと死んでいく、首都圏のタワーマンション内でのバトルで、そりゃやり過ぎ~とも思ったがアニメ的視点で見ればアリだった。事件その後も上手く締められていたと思う。でもカーガー強すぎ!とも思えた、50代半ばでその戦闘力ってどうなの?かなりの修羅場を掻い潜ってきたようだが、今作のみでカーガーの出番は終わりか?過去編の若いカーガーを使っても次作は期待できそうだけど…「機龍警察」を早めに完結させて欲しい。ファンのささやかな望みである。

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Posted by ブクログ 2022年07月31日

くさいセリフ回しが少しありますがこういうのも書きたかったんでしょう。相変わらずの月村さんオハコの事実に基づく事件背景と緊迫感あるバトルシーンをたっぷりと、十二分に月村小説を楽しめました。
機龍警察と同様、バトルシーンの描写は他の警察小説と一線を画しますね。無駄を削ぎ落とした文章がよりスピード感と緊張...続きを読む感を増幅し、その場を体験した気分になります。
今回はウイグルに纏わる物語ですが表には一切出ない中国の非道な行いに戦慄しました。一時流れたコロナと中国の関係はもしや、、、と思える内容です。

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Posted by ブクログ 2022年07月14日

ゴルゴ13の様な一匹狼が、存在を消されようとするウィグル族の難民をヤクザと手を組んで撃退する物語。
戦闘シーンの緊張感と、実際に社会問題として取り上げられている少数民族迫害を取り扱い、目の離せない展開が最後まで楽しめた

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月02日

著者の描くヒーロー像は本当に格好良い。「カーガー」と呼ばれる主人公・景村俊一が対峙するのは中国の暗殺部隊。
その戦闘シーンはすさまじく、そこには死屍累々たる惨状が現出する。
そんな戦場ともいえる状況下を共に戦うこととなった暴力団構成員達さえ、そのうちに格好良く思えてきた。
過去に同僚の裏切りに遭い、...続きを読む表舞台から姿を消して、裏街道を進むことを余儀なくされた主人公であるが、その復讐に執着するわけではなく、影の中の影として強烈な光を放っている。
そんな姿に心惹かれる。

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Posted by ブクログ 2018年11月28日

月村さんの他の著書の底通する話作りが裏切らないものでした。
その後が知りたくなる登場人物ばかりです。
いろいろと余韻が多くて、妄想が刺激されます。
次回作も期待!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月12日

成り行きで手を組んだヤクザと伝説の男が亡命者を守るために中国の精鋭暗殺部隊と文字通り決死の戦いを繰り広げる。バッタバッタとネームドの人物がちっていく無常の戦いの中、冷静沈着でクールなカーガーに対して、任侠道を突き通すヤクザの生き様が好対照で思わず目頭が熱くなる場面がしばし。おっさんだらけの登場人物に...続きを読む配置された女性ジャーナリストも絶妙な立ち位置におり、全てを繋ぎ合わせてストーリィに整合性を持たせていると共に単なるアクション小説を超えて、ウイグル問題という社会的な面にスポットを当てている点も見事。解説にもあるがキャラ良し、アクション良し、ラスト良しの傑作エンタメ小説。

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Posted by ブクログ 2018年04月19日

登場人物の過去もがっつり語られ、重厚なお話になってます。私利私欲に走る者達に翻弄されながらも信条を持って立ち向かっていくところに爽快感がある。
日本国内が舞台なのでここまでやるかと思わないでもないですが、まぁやるかなと思わせるところが中国のすごいところだよなぁ。

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Posted by ブクログ 2018年03月25日

土漠の花と比べると少し落ちる。

土漠の花では自衛隊VSアラブのテロリスト集団だったのに対して、本作はヤクザと伝説のエージェントVS中国の暗殺部隊!!!

間違いなく興味が唆られるプロットで、満足のいく内容!中国のウイグル自治区の問題を物語の中央に添えている。

土漠の花では自衛隊の武力行使と隠蔽が...続きを読むあり得そうだと思ってしまうが、本作のウイグル自治区への中国の弾圧はさすがに・・・あり得ないかなぁと・・・。
しかしあり得る!?と考えてしまうと急に世界が恐ろしいものに思えてしまう事と同時に報道の全てに疑念を感じてしまう。

領土と民族と利権の問題が全てクリアせれる未来が、1日でも早く訪れる事を只々祈るばかりです。

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Posted by ブクログ 2018年04月10日

中途半端にリアリティを出そうとするから「ありえへんやろ」って感想になる。
せめて菊原組が参戦することにはもっともらしい理由が欲しかった。菊原がテツってことでは死んでいっ組員も納得できないでしょ。
機龍警察くらいエンタメに徹してくれたら無茶な舞台設定も受け入れられるのだが...

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