あらすじ
下野国で、重臣による謀反の難から逃れた領主の娘・澪姫と小姓が追手に囲まれた時、黒い長羽織姿で長身痩躯の男が二人を助ける。男の名は神子上典膳、剣聖・伊藤一刀斎より印可を受けた一刀流の達人。逃避行を続ける典膳らに絶体絶命の危機が迫る! 剣戟あり、謎ありの娯楽時代小説。(『一刀流無想剣 斬』改題)
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Posted by ブクログ
剣豪時代小説。単なる時代小説と思ったら大間違い。月村了衛らしい仕掛けがある。
重臣の謀反により、追われる身となった澪姫と小姓の危機を救ったのは、一刀流の達人・神子上典膳だった…勧善懲悪、正義の味方と思われた神子上典膳だが…
Posted by ブクログ
シンプルなチャンバラシーンが魅力的。
そして、最後のあっと言わされた感。(^^;
山中の逃走劇も登山もの的な感じがあり楽しかったです。
サービス満点な一冊。
一刀流についてちょっと知っている方が楽しめるかと思います。
Posted by ブクログ
剣聖・伊藤一刀斎より印可を受けた一刀流の達人 神子上典膳。たまさか助けを求めてきた姫と小姓を某国に逃がす手伝いをする剣豪小説。
と、単純な話にはならないのが「機龍警察」の月村了衛。
豪快な剣劇場面、超人的な力を発揮する場面の合間に描かれる典膳の陰。
そして、終盤でのどんでん返し。
読み進めていって終わりまでしっかり読まないと、全容が明らかにならない展開の面白さに満足。
Posted by ブクログ
か……かっこいいーーー!
綱渡りの辺りとかすごい。
そして、「正体」に関してはわりと最初からそうではないかなと思っていただけに、なかなか追いつけない勘兵衛が面白くて仕方ない。
うーむ、ぜひアニメ化してほしいものだ。
Posted by ブクログ
なかなか起伏の大きい作品だった。
最初は無敵感が半端ない印象を受けたが途中から結構やられる部分もあってなんかぶれてるのかなと思ったけど、無想剣への布石だったとは。。。
それに神子上典膳ではなかったというのも驚き。
何がとは言えないけど月村臭も感じさせる作品だった。
Posted by ブクログ
追っ手から逃れる姫を助ける素浪人。素浪人に好意を抱く姫。
時代劇のパターンではある。
最後にどんでん返しもある。
でも、なんとなくしっくりこない。