酒井昭伸のレビュー一覧

  • ハンターズ・ラン

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    最近にしては珍しく、SF に手を出した。特に思いがあったわけではなく、目黒孝二が大絶賛していたので、ハズレはないだろうと思って手に取っただけ。

    3人、30年がかりで書かれたという異色長編で、「トム・ソーヤの河下りをSFで書くとこうなる」というような一冊。「人間」ではない主人公の身にやどる、アイデンティティと矜持が、胸を熱くさせる。登場シーンは少ないが、「数ミリほどあごをあげただけ」で強烈な印象を残したフスティーナ・モントーヤ(ケイコ)が素敵。

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    2010年12月23日
  • オリュンポス3

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    やっと、イリアムの地球、オリュンポスの火星、アーダ達の地球の関係が明らかになり、各々の戦いもクライマックスに。
    が、さらに続くという感じの終わり方でした。
    作者は、続編を書きたいようなのですが、この作品を書いた出版社とうまくいかなくなっているようで、もしかするとこれで終わり?
    なんとも、次を予感させる終わり方ですが、仕方がないのでしょうか?
    それにしても作者のダン・シモンズは、なかなかすごい作家です。



    個人的には、彼のハイぺリオンシリーズが、好きです。4部作で、長い作品ですが。

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    2010年12月05日
  • ジュラシック・パーク(下)

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    上巻に引き続き読みました。

    最後はハッピーエンドとは言えず、クライマックスに向けて釈然としない部分もありましたが、良作であることは間違いなし。

    カオス理論にも興味が持てました。今度入門書でも読んでみようかな。

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    2010年11月22日
  • エンディミオンの覚醒(下)

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     ついに閉幕となったエンディミオンシリーズ。
     ハイペリオンシリーズとの連結も、本巻ではますます明晰になってきていて、シリーズ全体を完結する作品としてしっかりできあがっていました。

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    2010年11月14日
  • ハンターズ・ラン

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    3 名の作家共著の SF アドベンチャー。
    めちゃめちゃ面白いやん。
    SF としては物足りない部分もあるが、
    冒険小説としては、読むのを止められないってやつ。
    ハラハラドキドキの展開で一気読み。
    続きがありそうなラスト。
    はい、続きを読みたい。
    でも続編は無いんだなぁ・・・。

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    2010年10月25日
  • オリュンポス2

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    とんでもなく分厚く長い物語ですが、一向に気にならずに続きが読みたくなります。
    QTやら量子やらの説明はよくわからないし、プルーストにもなじみがないですが、ストーリーが読ませます。
    ハードカバー版で未読なので、次の最終刊が楽しみ。

    文庫版の表紙イラストはちょっとひどい。

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    2010年10月21日
  • ハイペリオン(下)

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    ここ終わりですか??!!話はこれからです。
    それぞれのエピソードに全く違った味の切なさ哀しさがあってよかった。女探偵ブローン・レイミアのエピソードが素敵。

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    2010年06月16日
  • エンディミオンの覚醒(上)

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    これも上下まとめての感想しかメモしていなかった…

    えーこうやって終わるの!?
    宗教書かなにかかと思った…。個人で惑星への転位ってスゴイんだけれど、大天使級戦艦とか、ホーキング航法とかのほうが面白いのにな…。
    アイネイアーの死に方が痛かったけれど、最後にオールドアースでの蜜月があって良かった…
    各惑星の、パクスへの反乱描写はたのしかった

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    2010年05月29日
  • ハイペリオン(下)

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    お酒飲みながら読んだせいか、学者の話にはガン泣き。
    それにしても訳者(酒井昭伸さん!)が凄い、神がかってる! ハードボイルドはハードボイルドっぽいし。

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    2010年05月29日
  • エンディミオンの覚醒(下)

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    ハイペリオンから始まってエンディミオンの覚醒に終わる。プロットがかっこいいので、文庫版の上下全8巻は一気に読める。

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    2010年05月04日
  • ヘリックスの孤児

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    「ハイペリオン」や「イリアム」にハマった人には、お勧めの短編集です。とはいえ、未読の方でも冒頭の「ケリー・ダールを探して」や「カナカレデスとK2に登る」など、味わい深い短編で結構楽しめると思います。各短編の前に作者の序文がありますが、これを読むとこの方、少々ガンコ親父かも、、。

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    2011年09月20日
  • ヘリックスの孤児

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    2010年の読み初めはこれ!と決めて、暮れに届いてから楽しみに置いていた。なんといっても「ハイペリオン」番外編となる表題作が収録されているんだから。数年前のSFマガジンですでに読んでいたけれど(その号はハイペリオン特集号で、もうなめるように楽しんだ)すっかり内容を忘れていた。まるではじめてのように読みながら、あらためて、自分がいかにハイペリオン世界を愛しているかしみじみわかった。大叢海、炎精林、地下迷宮、聖十字架、森霊修道士…私にとってハイペリオンは、時空を越えて、実在と変わらないものとして、つまり、確かな存在感と茫漠としたつかみどころのなさを併せ持つものとして存在している。

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    2011年09月06日
  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(上)

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    ヴェラキラプトル・・・おそろしいヤツだでもやはり、ジュラシック・パークのほうが、衝撃的だったかな。御冥福をお祈りいたします。

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    2011年09月18日
  • ハイペリオンの没落(上)

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    前作「ハイペリオン」ではわからなかったこの世界の世界観がわかります。視点がいったりきたりすることに慣れてしまえばあとは一気に読めました。

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    2009年10月04日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    ネタバレ

    いろいろと残念な下巻。いつの間にかポールはフレメンを掌握しており、フレメンはアラキスのほとんどを制圧している。そこに至る様々な苦闘を期待していたのだが、作者は大きく省略して、それぞれ最も大きな出来事だけを描いている。上・中巻までのどっしりぎっちりした物語進行に比べて、書くのに飽きたような飛ばし方だ。また、スフィル・ハワトはいいとこなし、ガーニー・ハレックはポンコツ化、男爵は4歳児に殺されるなど、ここまでさんざん強キャラアピールしていた面々はほとんど活躍なしに物語が終わる。さらに砂蟲に対する畏怖や神秘もはぎとられ、馬並みの扱いをされてかわいそう。逆にポールはスーパーマン化して負ける感じがしないか

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    2026年09月07日
  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(下)

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    ネタバレ

    野生動物を治療とは言え連れてくるのは
    どう考えても問題行動だと思うし、
    そのせいでパーティを危険に晒したとしか思えない。

    映画版のような滅茶苦茶な都会での恐竜の暴走はなく
    島の中で完結する構成はとても良い。
    もしかしたらありそうかも、というのが面白い筈のシリーズなので。

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    2026年09月03日
  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(上)

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    ネタバレ

    マルカムは好きなキャラではあったが、
    「実は一命を取り留めていた」という設定はちょっと無茶に感じる。

    ジュラシック・パーク計画が失敗に終わっても、
    恐竜たちは野生化して生き延びていたという設定は有り得そう。
    DNAから生物を再生する技術の問題点に踏み込んでいるのも良い。

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    2026年09月03日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

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    上巻を読みながらうすうす感じていたことだが、その印象は下巻に入っても変わらなかった。前作とは物語の構造がまるで違うのだ。要は“なにも起きない”のである。
    こう書くと語弊があるが、あらゆる要素をこれでもかとばかりにぶち込んだ前作に比べると、本作はアトレイデス兄妹の持つ特異な予知能力“幻視”を主軸にした淡々とした内容だ。ポールは無数の幻視の中から最善の未来を選び、それに従うにすぎない。
    10代の頃に読んで愉しめたとも思えず、ゆえに記憶に残らなかったのだろう。今も精神年齢は大して変わっていないような気もするが……。

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    2026年08月22日
  • タイタン・ノワール

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    ネタバレ

    不老長寿の薬、T7。

    これを投与されると体は若返り、寿命も延びるが、副作用として体全体が巨大化し、強靭になる。
    投与された人間は通称「タイタン」と呼ばれ、その投薬には莫大な費用がかかるため、利用できるのは一部の富裕層に限られている。

    主人公キャル・サウンダーは、警察に雇われている捜査コンサルタント。
ある一人のタイタンが殺されたところから物語は始まる。

    現代も格差社会と言われて久しいが、本書ではその格差がタイタンによってさらに拡大される。
    命も、時間も、お金で買える。
そして富を持つ者は、より長い時間を生き、その時間によってさらに富と権力を蓄積していく。
    すべてがタイタン側に集まっていく

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    2026年08月12日
  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(下)

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    ジュラシックパークの第2弾です。
    映画で何度も観て、小説も何度も読んでいるのでお馴染みの作品ですが、恐竜にはロマンがあるなと読む度に思っています。
    ただ、作品全体の中では、2は本土に上陸するので、話が過激になり過ぎてる感があります。
    もう少し島で温めたから、本土に上陸させて欲しかったなと、ファン故のお節介が出てしまいがちな作品だなと思っています。
    ただ、子供の頃から読んでいるシリーズなので、大好きな一冊です。

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    2026年06月25日