酒井昭伸のレビュー一覧

  • ナイトフライヤー

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    表題作。SFホラーっぽくて好きだし、結末も良かった。
    しかしキャラクター達に魅力がなく、相次ぐ危機や死にまったく心が動かず、ハラハラしない。
    死なせるのが惜しいキャラクター揃いの、氷と炎の歌シリーズのエンターテイメント性を期待していたので、残念に感じた。うまい脚本といいキャストで映像化したら良さそう。

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    2020年11月20日
  • 書架の探偵

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    SFミステリーというのが基本なんだと思うけど、ハードボイルドやファンタジーの要素もあり飽きさせない。それにしても著者84歳での作品とは驚き。

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    2020年11月20日
  • 宇宙【そら】へ 下

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    主人公の女性宇宙飛行士に感情移入できないまま、物語は終わった。
    自己愛が強く不誠実で好き嫌いが激しい自己中のこんなという印象。
    巨大隕石の落下による宇宙移住計画がメインテーマのはずだが、その部分はほとんど書かれていない。
    男女差別、人種差別が実際のテーマになっている。
    誤訳もいくつかあるようで、ストーリーにのめり込めなかった。

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    2020年10月29日
  • アンドロメダ病原体-変異- 下

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    マイケル・クライトンの凄いところは、SFであっても発想は実際の科学やテクノロジーの限界からくる危機に着目しているところからスタートするからリアルにぞっとする。
    「アンドロメダ病原体」も、アポロ宇宙計画が始まったタイミングで、宇宙飛行士の検疫をどうするかという課題に立脚している。もし、宇宙や月に未知の病原体がいて宇宙飛行士が地球に持ちこむ可能性はゼロなのか?持ち込んでしまったらどうなる?という一般には知れ渡っていないけれども、最新の科学と事実から導き出された恐怖を構築していくのだ。それは、海賊の物語でも同じで、当時の海賊の生活や国との関係の知られていない事実を積み上げていくから、読むものは驚くし

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    2020年09月21日
  • アンドロメダ病原体-変異- 上

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    うーん、なぜクライトン遺族はこのような続編を許してしまったのか・・・これは驚きのない普通のSFだな。

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    2020年09月21日
  • 竜との舞踏3

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    大河ファンタジー第5部の完結編となる第3巻。完結編と言っても、話が拡がるだけ拡がりきってるので、これ作者生きてるうちに終わるんかと心配になってしまうが、だんだんと話が進むにつれて、その題名である「氷と炎」に収斂されてきてる感があり、未だ発売されていない第6部が待ち遠しいが、さて、いつ出るんだろうか?

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    2020年08月08日
  • 全滅領域 サザーン・リーチ1

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    原作でなく、Netflixにて鑑賞
    こう言う意味不明で謎が気になるものは原作を読むのが1番いいのかも。

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    2020年05月03日
  • 書架の探偵

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    タイトルからして
    「司書 兼 探偵なのかな?」とか
    「急に体が小さくなって、たまたまそばの本棚にあった本の作者の名前をつけて探偵をする小学生かな?」とか
    色々と想像してましたが、あらすじを
    読んで驚く。

    SF作品である。

    主人公は書架に収められた「蔵書」
    ならぬ「蔵者」
    生前(?)は推理作家だった男のリクローン

    ある女性に10日間借りられて
    彼女の殺された兄と
    父親から残された"謎の本"についての事件を追うことになる。

    死んだ作家のリクローン(蔵者)として生きることの微妙な制約など(純正の人間達からは下に見られている)を挟みつつ、そんなに悩んでる感じも出さず、事件の

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    2020年03月18日
  • 全滅領域 サザーン・リーチ1

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    こういったものの作品の緩急は恐ろしく集中力を掻き立てる。退屈と感じさせるような静謐である文章が急に顔色を変え緊張感と恐怖を駆り立てる、その場面を読んだ私の反応はおそらく作者の思い通りのものであったに違いないと思う。救い用がない心を蝕んでいくシミのような恐怖感、また孤独な感じがやっぱりラブクラフトの作品を思わせるものがあった。でも、いったい「それ」らがなんなのか、エリアXがなんなのか、這うものの正体がまったくもって分からず終い。続編があるらしいけど、そこで明かされるとしたら、星4かもしれない

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    2020年02月20日
  • ジュラシック・パーク(下)

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    映画より演出面では劣る分スリルに欠ける面はあるが、ストーリーや細かな要素、カオス理論を使った解説などは際立っていてとても面白い。パークの設備や恐竜研究に関しても記述が多く、納得感を持って読み進められた。
    ただ個人的には訳文があまり好きになれなかったので原語で読めばよかったかなと反省。

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    2019年11月12日
  • ナイトフライヤー

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    ネタバレ

    2019年の文庫本だが、初出は
    ・ナイトフライヤー:1980 宇宙サスペンス
    ・オーバーライド:1973  ゾンビ使い
    ・ウィークエンドは戦場で:1977 戦争ゲーム?
    ・七たび戒めん、人を殺めるなかれと:1975 異星人を守る
    ・スター・リングの彩炎をもってしても:1976 暗黒宇宙にて
    ・この歌を、ライアに:1974 シャキーンの混淆教

    古いのに 古くないのがすごい!

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    2019年10月12日
  • ハイペリオン(下)

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    再読なんだけど、やっぱり世界観というかストーリーが良く理解できない。
    訳者のあとがきとか解説を読んでも、いまいちピンとこない。
    前回はここで挫折して、続巻の『ハイペリオンの没落』は読まなかったんだけど、今回はガンバって読んでみようかな。

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    2019年07月09日
  • 全滅領域 サザーン・リーチ1

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    あのモンスターの設定が飛び抜けて良くて、主人公の人間性もまあまあ良くて、あとはよくわからない。
    主人公もわかってないし読者もわからない。
    でも最後、主人公が殻をやぶる感じがとてもいい。

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    2018年12月31日
  • ハイペリオン(下)

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    やばい…。学者の娘の話にもっていかれた。
    私にも娘がいるから、涙なくしてこの話は読めない;;
    辛い。胸が痛い。
    どうか、この子が助かってほしい。
    あとの探偵の話は、さっぱりおもしろさが分からなかった。BBのことは、かわいそうでならないのに、あっさりとした描写で終わっているし、主人公の探偵とAIに「お前ら、それでいいの!?」とつっこみたくなった。
    領事の話は、もっとおもしろくなかった。
    極めつけは、最後、
    全く何も解決しないで終わった。呆然。
    ハイペリオンの没落を読まねば。

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    2018年12月09日
  • ハイペリオン(上)

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    いくつかのショートストーリーが織り上げるロングストーリー。読めば、読むほど、ハイペリオンの世界に引き込まれて行く。なるほど、ヒューゴー賞という感じだ。

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    2018年11月12日
  • ハイペリオン(上)

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    分厚いけど読みやすい、長門有希がキョンに貸したことでお馴染みのハイペリオン、ぼくの持ってるハイペリオンにはしおりは挟まっていませんでした

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    2018年10月08日
  • ハイペリオン(上)

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    28世紀、時を超越した殺戮者シュライクを封印する時間の墓標が開き始めた。
    政府は理由を解明すべく7人の巡礼者を時間の墓標のあるハイペリオンに派遣した。

    そこで待っていたのは、「なぜこの巡礼に参加することになったか」を順番に語る座談会だった…。 ため息

    SF小説の中でも有名な作品を一通り読んでみようキャンペーンの10作目。

    それぞれがシュライクとの関わりとか、因縁があるけど、上巻で7人中3人しか語り終わらないのはやばいでしょ。

    残りの下巻で4人でしょ?
    思い出話で終わる可能性が高そうで怖い。

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    2018年08月05日
  • 監視機構 サザーン・リーチ2

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    前作「全滅領域」からの続編。
    帰ってきた生物学者。そこに新たに局長に赴任してきた主人公。
    サザーンリーチの人々や主人公自身の説明が長く続いたと思ったら、突然、物語が急展開しあっという間に読み終えてしまった。続編を読むのが楽しみだ。

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    2018年04月16日
  • 三惑星の探求

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    ネタバレ

    唯一無二の独創的な未来史「人類補完機構シリーズ」を描き出して右に出る者のいない、コードウェイナー・スミス。本邦では長いこと絶版状態が続いていましたが、2016年以降ハヤカワ文庫から彼の全短編を訳出する試みが続いており、3冊目のこの本をもって全短編の訳出が完了となります。といっても、鴨は80年代に一度ハヤカワ文庫で出版された「鼠と竜のゲーム」「シェイヨルという名の星」「第81Q戦争」の3冊を全て持っているので、この旧3冊にも収録されなかったキャッシャー・オニール・シリーズ目当てで、「三惑星の探求」のみ購入いたしました。

    で、キャッシャー・オニール・シリーズについて。
    このシリーズは、「人類補完

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    2018年01月21日
  • 世界受容 サザーン・リーチ3

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    シリーズ一冊目、二冊目を読んだので、読まざるを得なかったが、長過ぎる。終盤は多少苦痛。オチは期待しないこと。

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    2018年01月07日