酒井昭伸のレビュー一覧

  • ハイペリオン(下)

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    上巻に引き続き惑星ハイぺリオンの<時間の墓標>を目指す七人の巡礼者の身の上話。
    今回語られるのは、学者と探偵、そして領事の物語である。
    どの話も小説一本分に相当する内容の濃さであると思う。
    娘を愛する親のストーリーには涙を禁じ得ないし世界の根幹を揺るがすミステリーには手に汗を握る。
    そして世代を経て社会の歪みに立ち向かってゆく姿には心を打たれる。
    本当にダン・シモンズという作家は、どんなジャンルでもこなす力量を持っているんだなと驚くばかりである。
    これら巡礼者の語る物語によりこのハイぺリオンの世界を理解した読者に待っているのが本格的にドラマが動き出す「ハイぺリオンの没落」である。
    是非こちらも

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    2015年01月24日
  • ハイペリオン(上)

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    稀有壮大な銀河叙事詩が今始まる!

    宇宙の辺境にある惑星ハイぺリオン。
    その地にある不可思議な遺跡<時間の墓標>、そして不死身の怪物<シュライク>。
    その謎を解明すべく様々な経歴を持つ七人の男女がかの惑星へ旅立った。

    このハイぺリオンだけでも十分過ぎるほどボリュームがあるのだが、物語としては「ハイぺリオン」と「ハイぺリオンの没落」のセットで一つの物語を成しており圧倒的なボリュームの物語である。
    しかし、物語のテンポと読者を惹きつけて放さないストーリーの魅力により全然長く感じない。

    ハイぺリオンでは七人の男女がなぜこの探索行に加わることになったのかその経緯が各人の口から語られる。
    この巻では

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    2015年01月24日
  • 竜との舞踏3

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    遅々として進まぬなー!これは壮大なことになりそうだ。
    次作が一刻も早く読めることを祈る。
    彼女は今後どう絡むんだろう?とか、オイオイあいつはどこ行ったの!?とか、エーッそこで終わり!?とか、たくさんありますね。

    ところで後書きの原作者コメントも、訳者のコメントも、なんかかわいくて好き。

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    2014年07月08日
  • 竜との舞踏1

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    ネタバレ

    ここからの盛り上がりを考えて★★★☆☆にしときます(-ω-)

    1部からずっと頭叩き割られて死んだと言われていた人がいきなり出てきた日にゃぁ、うわああってなったね!
    しかしそれ以外の「うわああ」はまだ無いのでさっさと次の巻を読みたいと思います!

    ところでこの表紙のダニーすばらしいうつくしい。でもじつは4部の下の表紙が一番好きです。

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    2014年06月23日
  • 乱鴉の饗宴 (上)

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    ネタバレ

    プリンス・レイガー、罪な男やで。
    サーセイのヒステリーがどんどんつよくなっていっていっそかわいそう。
    アリアのところが面白そう。サンサがんばってほしい。
    グレイジョイのところは今後どんな関係がうまれるのか、様子見です。

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    2014年06月09日
  • 竜との舞踏3

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    ネタバレ

    第3巻にもなり、ようやくいろいろ思い出して
    おもしろくなってきた所で終わってしまった。
    ジョンはどうなるの?
    早く次を出してくれないとまた全部忘れてしまうよ。

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    2014年01月10日
  • 竜との舞踏2

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    ネタバレ

    話に乗れるまで時間がかかるけど
    いったんエンジンかかったら最後まで一気に読めた。
    でもやっぱり登場人物多すぎ。
    家系図も載せてほしい。

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    2013年12月13日
  • 竜との舞踏1

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    ネタバレ

    登場人物が多い上に前作から間があいていて忘れており物語に入り込めるようになったのは、中盤以降でした。
    早く2を読まなければまた、忘れそう。

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    2013年11月10日
  • 乱鴉の饗宴 (上)

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    氷と炎の歌シリーズ1~3部と夢中になって読み進めてきた、
    今のところ小説の中で一番好きな作品です。

    第4部でまるっと訳者が酒井氏に変わり
    登場人物の台詞にかなりの違和感を感じました。
    全体的に以前よりわざとらしく、軽妙な言い回しも無くなっていて自分の中で確立していたイメージとのブレがあり
    そこに気をとられて作品にのめりこめません。

    酒井氏訳、同著者ジョージ・R・R・マーティン「タフの方舟」も
    面白さを見出せなかったので自分には残念ながらこの訳者さんはあわないのだと思います。
    ストーリーの流れは文句無く面白いけれど続きを読むのが少ししんどい。

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    2014年03月05日
  • 量子怪盗

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    期待して読んだ新世代SFだったけど、正直、膨大なガジェットと複雑なプロットに振りまわされ、取っ付きにくくて面白さがわかるまでに至らなかった。残念。(と、突き放したくないような、期待感の残滓をずっと引きずってしまう、珍しいSFでした。)
    と、ここで終わるかと思いきや、驚きは最後に来た。
    メインプロットが終わったあと、最後にひっそりと付け加えられていた「幕間」の章にビックリ。面白い。というか、これこれ!これだよ!これの続きが読みたい!と思った。
    そして思い出した。SFM2012年12月号の同作者の短編「奉仕者と龍」(面白かった!)に、この幕間の話はつながっているのだ。
    というわけで、最後の最後に、

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    2013年09月17日
  • 量子怪盗

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    <ジレンマの監獄>から脱獄させられた盗賊。火星でショコラティエ殺人事件を推理する探偵。ルビとガジェットとアクションが大盛り。
    作者はフィンランド出身イギリス在住だそう。

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    2013年05月10日
  • 久遠 下

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    先日読んだ、同じくグレッグ・ベアの「天空の劫火」「天界の殺戮」に引き続きスケールのでかい話。壊滅的な打撃から復興している最中の地球、時間を超えてやってきた未来人の都市<冠毛>、並行世界?の「ガイア」が、無限につながる超空間通廊<道>を通してつながっていく。そしてその先には異種生命体「ジャルト」との戦いが…というような、「コテコテ」なSF的舞台設定。
    ただ、前述のSF的舞台設定のほとんどが、前作で登場していたもので、今作で掘り下げられていたのは異種生命体「ジャルト」についてのみとなっており、その一方、登場人物(前作より引き続き)の、ドラマ部分に主軸が置かれている。この作品、単体で成立している「続

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    2013年03月23日
  • 量子怪盗

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    まあ、面白かったけど、未解明の謎を残し過ぎ。続編が出るんだろうけど、そうやって次の作品に引っ張るのはどうかなあ。
    最新の科学や技術を駆使した描写や小道具はスゴイと思うが、それだけに古びてしまうのも早そうだ。ニューロマンサーみたいにね。

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    2013年02月24日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    昔ヒットした有名映画の原作。映像化すると一発で分かる恐竜を文章で表現するのは難しいが、映像とはひと味違う面白さもある。前半はパニックが起こるまでの出来事を描いている。登場人物や設定は映画とは違い部分もあるが、そこがまた面白いかも。下巻に期待。

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    2012年11月26日
  • ハイペリオンの没落(上)

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    アウスターの全面攻勢が始まってやっと物語が動き出した。真の敵はコアなのか。鍵を握るのはハイペリオンの巡礼者たち。そして、それぞれの前に待ち望んでいた破壊の神シュライクが現れる。

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    2012年08月26日
  • ハイペリオン(下)

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    だんだん謎がハッキリしてきて、面白くなってきたかな、と思ったところで唐突に終了。後書きで「ハイペリオンの没落」まで読まないと謎が解決されないと知る。名作といわれているが、イマイチ実感できないでいる。

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    2012年08月12日
  • イリアム(下)

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    上巻で世界観にもだいぶ慣れたので、下巻はかなりペースアップして読破。
    ところが、これが全然話が終わらない。
    いろいろな謎が下巻に入って収束していった一方、まだまだ明らかにならない謎や、新たに生じた謎もあって、これはもう『オリュンポス』も読むしかない!

    最初はとんでもないお荷物だったディーマンがどんどん成長していったのでビックリ。

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    2012年05月21日
  • イリアム(上)

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    いやぁ、手こずりました。
    こんなに読むのに時間が掛かった本は、同じくダン・シモンズの『ハイペリオン』シリーズ以来かも知れない。
    設定が何となくわかってきて、登場人物の相関関係もだいぶ理解できて、やっと読むペースが上がりました。
    冒頭のホッケンベリーの独白で挫ける人もいるんじゃないかなぁ。
    そこを乗り越えられると、ワクワクする世界が待っています。

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    2012年05月21日
  • エアフレーム-機体-(上)

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    単行本が出たのは1997年。記憶になかったので全くの新刊だと思って買ったんですが、やっぱり騒がれるほどの作品じゃなかったからチェックしなかっただけだったんだなぁ(笑)。
     作者はあの「ジェラシック・パーク」の作者です。あの小説自体はなかなか面白く読めました。なんと言っても設定とかディテールがいいですよね。映画ももちろん良かったですけどね。
     この作品は名前の通り航空機事故を取り扱った作品です。事故に対する航空機メーカーの対応や事故を扱うマスコミの姿が描かれています。例えば、事故原因を究明する技術的な部分とか航空機メーカーの内側とか、そういう細部は書きこまれていて興味があれば面白く読めるし、

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    2012年02月18日
  • ハイペリオン(上)

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    船員一人ひとりの長い身の上話を聞かされるのが苦痛。これだけで上下巻終わるっていうのにちょっと引いてしまった。4部作だということを知らなかった。エンディミオンは別シリーズだと思っていた。

    話は面白いし訳も良くスラスラ読めるからこれを苦痛と言ってしまうのもおかしいかもしれないが、早く先の展開が読みたいのにずーーーっと船の中で巡礼にいたるまでの話をしてるだけでつまらない。

    これに限らずどんな小説でも回想はつまらないよね……。

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    2011年10月29日