酒井昭伸のレビュー一覧

  • ハイペリオン(上)

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    SFの古典。
    SFは笹本祐一以外はほぼ受け付けなかったのだけど、ようやくすっと読めるようになった感。

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    2017年09月13日
  • ハイペリオンの没落(下)

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    人工知能(AI)、宇宙航行、若返りを始めとして、ありとあらゆるSFネタが織り込まれている物語。
    設定や伏線は相応に回収されていると思うが、こちらの『ハイペリオンの没落』の方は、他の方も書かれている通り、話を追うことの比重が高く、物語そのもののおもしろさは先の『ハイペリオン』には及ばないと思う。
    最後、エピローグにページを割いて描いている点はよかった。ここから300年後の物語として『エンディミオン』があるとのことであるが、そのうち読んでみようか。

    にわか知識として、キーツの著作に『ハイペリオン』『ハイペリオンの没落』『Lamia (レイミア)』『エンディミオン』がある(fromウィキペディア)

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    2017年07月17日
  • ハイペリオン(下)

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    ネタバレ

    ぇえー!これで終わりじゃない!
    海外ドラマのシーズン最終話なのに、話が終わらないのと同じじゃん。最後は読者のご想像におまかせ!だったら☆マイナスにしてやるところだ。続きがあるから読むしかない。

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    2017年05月27日
  • 竜との舞踏(下)

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    巻末の訳者の解説に追いつけないくらい、全編読むのに時間かかってしまった。第1部から読み直すべきか、外伝に行くべきか。

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    2017年03月18日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    SF。ファンタジー。スリラー。
    読んだのは Hayakawa Novels の単行本。
    最序盤の雰囲気と、終盤のパニック状態が非常に面白い。テンション上がる。
    意外と遺伝子工学的要素も強く、バイオSFとしても楽しめそう。
    最近読んだ『そして恐竜は鳥になった』で読んだ知識もいくつか出てきた。恐竜好きかも。

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    2017年02月12日
  • 竜との舞踏(上)

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    相変わらず、「綺麗じゃない」ファンタジイだなあ。
    人の皮は剥ぐ、屍体が腐ってふくれる、泥酔してげろを吐く、もうそういう連続なんだけど、面白い。
    また、壮大な群像劇でもある。
    各章はこれまでと同様、その章ごとの主人公の名前で統一されているが、おおむね今回は、ジョン・スノウ、デナーリス、ティリオンの視点で動いていき、たとえばラニスター勢(ジェイミーやサーセイ)、スターク勢、アリン勢は登場しない。
    竜の舞踏とある通り、この中でも中心となっているのはデナーリスと竜なのだが、なんと竜が成長してきたためデナーリスがコントロール力を失いかけているらしい。
    これどうなっちゃうの?
    勿論、デナーリスがいるミーリ

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    2016年12月19日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    映画が有名なのでそちらで作品を知っている方も多いのではないでしょうか。
    原作である本書では映画で語りきれなかった著者による綿密な物語の設計図のような部分を楽しむことができます。
    細部まで非常によく作り込まれているので、途中SFであることを意識せずに読んでいました。

    映画を先に見た後でも十分楽しむことができると思います。

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    2018年04月28日
  • ハイペリオン(下)

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    ネタバレ

     やっと読み終わる…と思ったらまさかの未完。上巻から引き続き巡礼者それぞれの物語が様々なジャンルに亘っていて圧倒される。特にソル・ワイントラブの物語の「時間遡行」とブローン・レイミアの「アンドロイド」はそれだけで完成している。さらに領事の物語では時間軸を行き来しながら最後に全ての謎が明らかになる見事な構成。一番大きな謎は残ったままだが、それを棚上げにしたままでそれぞれの物語に引き込まれた。四部作の読破は気が遠くなるから、とりあえず「ハイペリオン」を読めばいいかと思っていたが、まずは「ハイペリオンの没落」を読むしかなくなった。

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    2016年09月22日
  • 久遠 下

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    前同
    表紙   5点加藤 直之
    展開   8点1988年著作
    文章   6点
    内容 720点
    合計 739点

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    2016年08月12日
  • 久遠 上

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    壮大な結構難しい物語
    表紙   5点加藤 直之
    展開   8点1988年著作
    文章   6点
    内容 720点
    合計 739点

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    2016年08月12日
  • 永劫 下

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    前同
    表紙   8点加藤 直之
    展開   7点1985年著作
    文章   6点
    内容 630点
    合計 651点

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    2016年03月09日
  • 永劫 上

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    回転する巨大な人工物の話
    表紙   8点加藤 直之
    展開   6点1985年著作
    文章   7点
    内容 630点
    合計 651点

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    2016年03月09日
  • エアフレーム-機体-(上)

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    航空業界に興味があるので、その裏側の物語はすごく面白かったです。専門用語がたくさん出てきますが、逐一ケイシーが説明してくれるのでリッチマンと一緒に勉強できました。
    女性が主人公の本は久しぶりだったのでとても新鮮でした。女性ながらも、一緒に働く男性の仲間に決して引けを取らずに頑張るケイシーがかっこよかったです。惚れました。

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    2017年07月06日
  • ハイペリオン(下)

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    ネタバレ

    上巻に引き続き読み進めた。

    ハイペリオンへの旅に参加するものの話がぎりぎりまで続き、どのようなエンディングなのかと最後まで考えながら読んでいたが、さらに別な本へ続くとは知らなかった。

    正直、読み進めていて、このまま終わってしまうのはつまらないと思っていたの少々うれしくなったのも事実である。

    それぞれの物語がある程度つながりつつあり、さぁこれから面白くなるぞというところで終わってしまった。少々、難しい表現もありさらっと読んでしまったところもあるが、全体の概要はしっかりとらえることができるので十分楽しめる。

    SFにあまり慣れていない私でも、この長い小説は最後まで楽しめそうだ。

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    2016年01月04日
  • ジュラシック・パーク(下)

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    生命の持つたくましさと、生命を管理しようとするおろかさとを感じられる物語でした。

    人間は、恐竜を管理しようとする。
    けれど、人間もまたひとつの生物でしかなく、生身で向き合った時にはあっさりと捕食されてしまう。

    そのあっけなさが心に残りました。

    個人的にはジュラシックパークシリーズはこの作品だけか好きで、他の作品には興味がありません。何度読んでも、ここで終わり、という感じがします。

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    2015年12月07日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    ふと思い立って再読。

    恐竜の「生き物らしさ」にぞくぞくします。

    人間の「管理」を超えて、生きようとする姿。

    何度読んでもおもしろいです。

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    2015年12月04日
  • 久遠 上

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    「永劫」の続編。
    <道>が閉鎖され、地球が荒廃してから40年が経っていた。
    地球は<ストーン>の援助のおかげで全滅を免れており、その代わり<ストーン>の技術・物資にそのすべてを依存するようになってきていた。
    「永劫」で地球に残ることを選んだギャリーや、彼らを導いたオルミイなどが再登場する。


    そしてもうひとつの地球・ガイアに「永劫」のラストシーンで降りたってしまった天才科学者パトリシアのその後も描かれる。
    パトリシアの孫娘、リタがもう一人の主人公として、祖母の「戦争のない地球に帰りたい」という願いをかなえることになるのだ。

    ただし今回はなんだか<道>についての物語がひどく精神世界に偏

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    2015年07月25日
  • 都市と星(新訳版)

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    やっと読み終わった!ザ・冒険譚!

    私はあまり夢らしい夢を見ないからか、いかにも面白い夢、みたいなSFを読むと、夢を見てるみたいで眠くなってしまう。そのせいか「都市と星」を電車の中で開くとすぐに眠くなってしまうので読み進めるのにやたら時間がかかってしまった。面白くなかった訳では決してない。

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    2015年06月04日
  • ハイペリオン(下)

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    時は28世紀、転移システムとホーキング航法の確立により銀河系内に系図を拡大した人類は連邦政府を設立し、支配する宙域を<ウェブ>と名付け、巨大なAI複合体<テクノコア>との共生関係の下に繁栄を謳歌していた。しかし、<テクノコア>でさえも把握することのできない不確定要素とされる惑星ハイペリオンでは、謎の遺跡<時間の墓標>が開き時空を超えた破壊者シュライクが解き放たれたとの噂が流れ、大混乱に陥っていた。
    時は折しも、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオン目指して侵攻を開始する。辺境の一惑星に過ぎないハイペリオンを狙うアウスターの目的は、<時間の墓標>と関係するらしい。アウスターよりも早く<時間の墓標>に

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    2015年02月04日
  • 都市と星(新訳版)

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    十億年以上先の地球に唯一残った都市ダイアスパー。人は何世代も生まれ変わり、前に生きた記憶が保持されるような世界。そこに一度も生まれ変わったことのない(=初めて生を受けた)主人公アルヴィンが生まれ、都市の外の世界に飛び出して行く。
    ダイアスパーの成り立ちも興味深かったし、その完璧な世界に違和感をすんなり覚えられるのはアルヴィンが私たちと同じ立場だからだろうな、と思った。人が都市に文字通り作られて、生かされているというのは、健全な社会とは言えないであろうから。

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    2015年01月17日