酒井昭伸のレビュー一覧

  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(上)

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    ジュラシック・パーク続編。
    リチャード・レヴィンというなんかイヤな感じの古生物学者が登場するが、これは映画版には出てこない小説だけのキャラクター。メインキャラに近い立ち回りなのでこれから彼がどうなるか楽しみ。
    蘇らせた恐竜から恐竜絶滅の原因を探るというのも面白い。どんな答えを導くんでしょうか。
    下巻も続けて読みます。

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    2024年10月05日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

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    デューン第二部下巻。ポールを巡る陰謀は加速しつつ、ほぼなんでもわかっている、というか予知しているポールは、笹舟が滝から落ちるのがわかっているけど見守るしかない、という状況に置かれて、デューンの明日はどっちだ。
    第二部での展開は第一部の爽快感とは真逆だが、案外すんなり、というよりも第二部のほうが面白いと感じたのは、第一部を醒めた目で読んだからではないだろうか。これが、もっと若いときにのめり込んで読んでいたら、第二部を心穏かには読めなかっただろう。

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    2024年09月28日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 上

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    デューン第二部。冒頭、筆者の息子が、色々読者の批判があったけど父たる筆者が本当に書きたかったのはこの内容だよ、と言及している。実際、勝利した英雄のその後とか、未来が見えてしまうことの自己矛盾とか、みんな大好き宮廷陰謀劇とか、ヒロイックな第一部に比べると、地味で暗い内容だが、こっちのほうが玄人受けして面白いと思う。

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    2024年09月28日
  • デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 上

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    レビューは下巻にてまとめて。
    それにしても、ポールの母にして双子の祖母であるレディ・ジェシカ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ版の映画では権謀術数を弄する政治的な女性として描かれていて、鴨が原作で抱いたイメージと全く異なる人物像で驚いたんですが、ジェシカってやっぱりそういう人だったのね、と、原作をここまで読み進めてきてようやく理解いたしました。それでは、下巻レビューをお待ちください。

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    2024年09月28日
  • 乱鴉の饗宴 (下)

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    サーセイの堕ちていく様子は辛いものがある。自分では気づけないんだなぁ。キャトリンは生き返ったみたい。このお話では、死ぬってことがはっきりしないなぁ。死んだはずの人が死んでないことが多い…

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    2024年08月31日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 上

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    ネタバレ

    DUNEシリーズの続編。
    ポール・アトレイデスが、惑星アラキスの覇権を取り戻してから12年。
    しかし、未だ帝国の座につくポールを受け入れられないベネ・ゲセリットや航宙ギルド、ベネ・トレイラクスの面々は協力してポール・アトレイデスを皇帝の座から引きずり下ろすために陰謀を張り巡らせていた、という物語。

    映画版でジェイソン・モモアが演じていたダンカン・アイダホはその死に様からもいずれ再登場するんだろうな、と思っていた。何なら実は死んでないって展開もあるか? くらいに思っていたが、まさかこういう形でダンカン・アイダホが再登場するとは思わなかった。

    動的なアクションを交えた展開というよりも知力や幻視

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    2024年08月02日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

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    ネタバレ

    読み終わった直後の感想としては、ポールの最後は美しかった。

    どうしたって予知で見た未来に抗えなく、その中でもより痛みの少ない選択をするように苦悩する姿からここまで多大な権力をもつ者でもこういう葛藤をすることに人間味を感じる。徳治主義から法治主義への移行についても一回読むだけだとあまりその意味はよく分からなかったけどキーワードとして引っかかった。
    (あとがきにある専制政治への警鐘という指摘、腑に落ちた。)

    上巻から匂わされていたチェイニーの死、その場面自体があっさり描かれてだったところも良かった。それによってポールの心情や子どもを守るためのポール陣営のそれぞれの動き、ポールの最後のシーンがよ

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    2024年07月12日
  • ハイペリオン(下)

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    表紙は領事とソル、それからマスティーン?

    当作品はローカス誌オールタイム・ベスト2012年、1998年でランクインしている。
    他にヒューゴー賞も受賞、とのことで期待大。
    ただ賞は所詮は他人が選んだもので、必ずしも名作/自分の好みというわけではないい。
    のため4部作と知っていたがまずは本上下巻。
    『ミレニアム』は一度に買って失敗したし。

    そんな警戒をよそに、神父の話で早速心を掴まれた。
    まあ怖いし濃い。
    こんな濃い話を最初に持ってきて大丈夫なのかという心配もよぎったが、杞憂だった。大きなストーリーの中に関連したオムニバス形式のストーリーが展開していく。その一つ一つのストーリーがよくできていて

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    2024年06月15日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    スピルバーグの映画は何度も観たが原作は未読だったので今回初めて読んだ。
    太古の恐竜を復活させるロマンよりも、生命倫理や危機管理についてより考えさせられる。
    ティラノサウルスが暴れ出す上巻終盤はハラハラ緊張の展開で面白い。下巻も続けて読みます。

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    2024年05月18日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

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    ネタバレ

    最後の60ページが全てでした
    ポール自身の内省的な一人称視点の語り口と対照的に見られる周りの人々の盲目な信仰、、
    あらゆる専制政治への注意喚起であろう
    あまりにも世界観の異様さに気を取られすぎた、もう一度純粋な気持ちで読みたい

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    2024年04月27日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    盛り上がってまいりましたな中巻。実は読む前に映画のPart2を観に行って、逆予習をして読み始めたわけだけど、進行具合も内容(設定と言うか)もけっこう原作と違っていて、映画は映画でPart1より見せ場が多くて楽しめた。一方原作は相変わらず心の声による独白がほぼほぼで、悪く言うとのそのそと進行するわけだけど(特にお母さんのジェシカ)、それでも飽きさせない世界観があり、且つ事前に映画で映像観てるから、内容多少違えど、ビジュアルとして連想できる補完効果で、しっかり楽しめた。下巻は映画のPart3待ってるわけにはいかないので、事前に読むことになるけど、さて、どうなるのか。

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    2024年04月07日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    圧倒的な世界観!これぞSFの金字塔!
    あまりに緻密に練られた設定だったので、単に本を読むのではなく、まるでポールと一緒に旅をしており、史実を追体験しているかのような錯覚に陥りました。

    そして何より個人的に刺さったのが欲望渦巻く権謀術数の世界!
    様々な作品で描こうとされるものの、一歩設定を誤ると浅い印象を与えかねない諸刃の剣という認識があったので、変に冷めてしまわないかドキドキしながら読んでいたのですが・・・これだけ熱狂的な人気を博している理由を垣間見た気がします。

    ただ、この物語は設定が深すぎるが故に、初めて読む人には少々難解に感じられるかも。。。実際、自分は設定を理解するまで、「???」

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    2024年03月09日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    独特な文化圏を持つアラキスとフレメンたちを知ることが、実在する部族で暮らす人々の文化を知るような体験に感じ他の小説にない貴重な経験だった。SF要素の他、宗教観についても説明が細かいが、博識な作者の知識に追いつけず意味は理解できなかったが雰囲気は楽しめた。全ての設定説明がしつくされた後半は文章はすっと頭に入ってくる。だが後半は唐突に終わった感がある。

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    2024年03月06日
  • 宇宙【そら】へ 下

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    ネタバレ

    ソ連が1950年代に消滅されている歴史改変の世界でも、人種差別や女性差別は変わっていないという設定。米国主導の宇宙計画が継続して進んだ世界の1950~60年代の黎明期の物語。女性差別がひどい宇宙パイロットの門に切り込んでいく主人公始め女性たちの力強い物語だった。重要な計算業務に女性が果たした役割は変わらないし、そこからの成り上がり物語は楽しいし、科学知識も最低限に抑えられてるし、あっという間に読める。女性差別のひどさが語られるかというと意外にそうでもないから、嫌な思いになることも少ない。
    主人公はパニック障害による投薬治療が続いており、その弱さは少し気になったけど、そのあたりは緩やかなゴールが

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    2024年02月26日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    ハルコンネンの襲撃を受けて、アトレイデス家は壊滅的な打撃を受ける。
    ポールとジェシカは戦いを生き延びて砂漠に逃れる。
    フレメンと出会い、試練を経て、ふたりは砂漠の民に受け入れられる。
    一方、ハルコンネン家には皇帝から調査が入ることになる。

    ストーリーの大部分が砂漠や洞窟といった、フレメンの活動エリアで展開される。上巻のような大規模な動きはなく、ポールの精神的な成長がメインに描かれる。エンターテイメントを期待すると、退屈かもしれない。
    ここでは、「デューン」という小説がSF小説というジャンルでありながら、人間を掘り下げる作業に重点をおいているところを評価したい。

    SFというジャンルはどちらか

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    2024年02月25日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    ネタバレ

    好きな映画なので原作を読んでみた
    映画も小説も違った味わいで面白い!
    映画とは違い上巻の半分ほどでやっとパークに行き、上巻の最後でやっと恐竜に襲われる
    下巻はどうなる!?

    ※必然的に映画のネタバレも込み
    (1993年の映画だけど一応注意書きを…)

    ■映画との違い
    パークの運営に関わる人間達の思惑とか利益云々の話が多く島に行くまでかなり時間がかかっていた
    小説ではカオス理論とかポアソン分布とか理論的な話もあるが、映画はかなりエンタメに寄せてうまく作ってある
    このままの内容を映像化しただけではあんな語り継がれる名作にはなってないだろうなぁ
    やっぱスピルバーグすげぇ

    姉弟が兄妹になっていて幼い

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    2024年01月28日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    映画をより楽しむには必読 ドゥニ・ヴィルヌーヴ版の映画を観てから読むと、すらすら読めた!
    さらに映画に入っていなかった、ハルコネン家と母との関係など、驚きの事実もありかなり楽しめた!

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    2025年12月04日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    ずっと読みたかったけど敷居が高かった。
    新訳なので読んでみたら映画のおかげもあって
    びっくりするほど読みやすくて分かりやすかったです。
    でもあれだけみんなが絶対と思っているユエの炎の良心をどうやって
    ハルコンネンが解いたのかとか、
    どんなふうにポールは産砂を殺して水を得たのか、とか
    ポールの息子はどうやって亡くなったのかとか
    ハワトはいかにして自分の間違いに気づいたのかとか
    ベネゲセはクゥイサッツ生み出してそれで何がしたかったのかとか
    描いてないのがもどかしかったです…とりあえず続編読むわ。

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    2023年11月01日
  • 都市と星(新訳版)

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    不死と引き換えに生殖を捨てた人類、メモリーバンク、ヴァーチャル世界、都市を管理する全能の中央コンピュータ…「SFあるある」の設定が詰まっているが、これが1950年代に出版されたことを思うと改めてクラークの偉大さを実感する。個人的には、肉体を持たない宇宙知性、ヴァナモンドの強烈な存在感が印象的だった。クラークの発想は、スケールがあまりにも大きく、荘厳でピュアに精神的な、言ってしまえば霊的なものを強く感じることが多い。そして、美しい。

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    2023年10月27日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    映画を観て、マイ生涯Bestの一冊「指輪物語」に似ていると思い、2年前の12月に(上)を読み終えた。私の2つの合格基準の1つである「物語の最初から既に物語世界は完璧に出来上がっている」という事は確認した。そして、世界が作者によって作り込まれているからこそ、本来ならば答え切ることが難しい種類の「問いかけ」がなされても、作者はこのファンタジー世界の中でなら、明確にその答えを出すことができるのである。その事がもう一つの合格基準なのであるが、(中)を読んだ限りでは、その「問いかけ」とは「世界の平和」ということになるのだろうか?未だわからない。

    西暦102世紀の宇宙の彼方、既にAIは捨て去られ、その作

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    2023年10月18日