酒井昭伸のレビュー一覧

  • 都市と星(新訳版)

    Posted by ブクログ

    想像以上に良かった
    高度な情報社会を展開しながら、少年の冒険活劇に持っていく筆力は圧感だった。

    エンタメとして見方からも高評価は間違いない。

    0
    2024年12月11日
  • デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポール・アトレイデスの一代記は、前作「砂漠の救世主」で完結した、と思っていました。
    この「デューン」シリーズ3作目である本作を読んで最も驚いたのは、ポールが生きていたこと。
    そして、最も心に沁みたのは、敗残者として描かれていること。

    ポールとチェイニーの遺児・双子のレトとガニーマは姿はまだ子供ながら大人を遥かに凌駕する知性と、クイサッツ・ハデラッハたるポールの子として、過去の祖先全ての記憶を胎内にいた頃から有していました。
    それが故に、周囲から畏怖されると同時に恐怖され、自我を支配しようとする過去の祖先たちの”声”とも闘い続け、その闘いに勝った二人が得たものは、正直言って誰がどう見ても恐ろし

    0
    2024年11月02日
  • ジュラシック・パーク(下)

    Posted by ブクログ

    文句なしに面白かった。
    細かいこと抜きで楽しめるエンタメ作品。
    映像だとハラハラして、うわーっとなりそうな場面も
    自分のペースで緩やかに読み進められるから
    やっぱ本が好きだ。

    0
    2024年10月19日
  • デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    デューン三部作完結編。レトは未来視の能力を駆使し、行き着くべき未来へと向かって行動を続ける。
     これって、攻略本でこの先の展開とストーリーがすべてわかった状態でゲームするのと同じだ。要所要所でプレイヤーが努力する必要はあるものの、その先の展開はわかっている状態。レトもチートキャラ化するし、なんか、攻略本持って、キャラの性能書き換えてゲームやっている気分になる。
     最終的には大団円を迎えるのだが、フランク・ハーバートが神権政治、というより神政治を解として示したのはちょっと意外。第二部では英雄を崇拝することの危険性が描かれていたのに。

    0
    2024年10月08日
  • デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 上

    Posted by ブクログ

    デューン第三部。一、二部の主人公ポールは、未来視の果ての罠と、個人の神格化に対する危惧から、表舞台から身を引いたあとの話。
     ポールの母のジェシカと妹のアリアが権力欲に堕しているが、Disられているわけではない。彼女らの豹変ぷりが受け入れられやすいのは、第二部でのポールの苦悩があったのと、人は堕落しやすいとの認識があることと、両キャラとも登場時から権力欲の萌芽が描かれていたからだと思う。
     権力争いの宮廷劇と、運命論、生活の改善と環境の変化と伝統との関連性の問題など、幅広いテーマがきっちりまとまっている。

    0
    2024年10月08日
  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(下)

    Posted by ブクログ

    下巻はラプトルが大暴れで手に汗握る。
    モルヒネでラリっちゃってマルコムが使い物にならない一方、大活躍のサラ・ハーディングがかっこいい。

    0
    2024年10月07日
  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(上)

    Posted by ブクログ

    ジュラシック・パーク続編。
    リチャード・レヴィンというなんかイヤな感じの古生物学者が登場するが、これは映画版には出てこない小説だけのキャラクター。メインキャラに近い立ち回りなのでこれから彼がどうなるか楽しみ。
    蘇らせた恐竜から恐竜絶滅の原因を探るというのも面白い。どんな答えを導くんでしょうか。
    下巻も続けて読みます。

    0
    2024年10月05日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

    Posted by ブクログ

    デューン第二部下巻。ポールを巡る陰謀は加速しつつ、ほぼなんでもわかっている、というか予知しているポールは、笹舟が滝から落ちるのがわかっているけど見守るしかない、という状況に置かれて、デューンの明日はどっちだ。
    第二部での展開は第一部の爽快感とは真逆だが、案外すんなり、というよりも第二部のほうが面白いと感じたのは、第一部を醒めた目で読んだからではないだろうか。これが、もっと若いときにのめり込んで読んでいたら、第二部を心穏かには読めなかっただろう。

    0
    2024年09月28日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 上

    Posted by ブクログ

    デューン第二部。冒頭、筆者の息子が、色々読者の批判があったけど父たる筆者が本当に書きたかったのはこの内容だよ、と言及している。実際、勝利した英雄のその後とか、未来が見えてしまうことの自己矛盾とか、みんな大好き宮廷陰謀劇とか、ヒロイックな第一部に比べると、地味で暗い内容だが、こっちのほうが玄人受けして面白いと思う。

    0
    2024年09月28日
  • デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 上

    Posted by ブクログ

    レビューは下巻にてまとめて。
    それにしても、ポールの母にして双子の祖母であるレディ・ジェシカ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ版の映画では権謀術数を弄する政治的な女性として描かれていて、鴨が原作で抱いたイメージと全く異なる人物像で驚いたんですが、ジェシカってやっぱりそういう人だったのね、と、原作をここまで読み進めてきてようやく理解いたしました。それでは、下巻レビューをお待ちください。

    0
    2024年09月28日
  • 乱鴉の饗宴 (下)

    Posted by ブクログ

    サーセイの堕ちていく様子は辛いものがある。自分では気づけないんだなぁ。キャトリンは生き返ったみたい。このお話では、死ぬってことがはっきりしないなぁ。死んだはずの人が死んでないことが多い…

    0
    2024年08月31日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    DUNEシリーズの続編。
    ポール・アトレイデスが、惑星アラキスの覇権を取り戻してから12年。
    しかし、未だ帝国の座につくポールを受け入れられないベネ・ゲセリットや航宙ギルド、ベネ・トレイラクスの面々は協力してポール・アトレイデスを皇帝の座から引きずり下ろすために陰謀を張り巡らせていた、という物語。

    映画版でジェイソン・モモアが演じていたダンカン・アイダホはその死に様からもいずれ再登場するんだろうな、と思っていた。何なら実は死んでないって展開もあるか? くらいに思っていたが、まさかこういう形でダンカン・アイダホが再登場するとは思わなかった。

    動的なアクションを交えた展開というよりも知力や幻視

    0
    2024年08月02日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わった直後の感想としては、ポールの最後は美しかった。

    どうしたって予知で見た未来に抗えなく、その中でもより痛みの少ない選択をするように苦悩する姿からここまで多大な権力をもつ者でもこういう葛藤をすることに人間味を感じる。徳治主義から法治主義への移行についても一回読むだけだとあまりその意味はよく分からなかったけどキーワードとして引っかかった。
    (あとがきにある専制政治への警鐘という指摘、腑に落ちた。)

    上巻から匂わされていたチェイニーの死、その場面自体があっさり描かれてだったところも良かった。それによってポールの心情や子どもを守るためのポール陣営のそれぞれの動き、ポールの最後のシーンがよ

    0
    2024年07月12日
  • ハイペリオン(下)

    Posted by ブクログ

    表紙は領事とソル、それからマスティーン?

    当作品はローカス誌オールタイム・ベスト2012年、1998年でランクインしている。
    他にヒューゴー賞も受賞、とのことで期待大。
    ただ賞は所詮は他人が選んだもので、必ずしも名作/自分の好みというわけではないい。
    のため4部作と知っていたがまずは本上下巻。
    『ミレニアム』は一度に買って失敗したし。

    そんな警戒をよそに、神父の話で早速心を掴まれた。
    まあ怖いし濃い。
    こんな濃い話を最初に持ってきて大丈夫なのかという心配もよぎったが、杞憂だった。大きなストーリーの中に関連したオムニバス形式のストーリーが展開していく。その一つ一つのストーリーがよくできていて

    0
    2024年06月15日
  • ジュラシック・パーク(上)

    Posted by ブクログ

    スピルバーグの映画は何度も観たが原作は未読だったので今回初めて読んだ。
    太古の恐竜を復活させるロマンよりも、生命倫理や危機管理についてより考えさせられる。
    ティラノサウルスが暴れ出す上巻終盤はハラハラ緊張の展開で面白い。下巻も続けて読みます。

    0
    2024年05月18日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の60ページが全てでした
    ポール自身の内省的な一人称視点の語り口と対照的に見られる周りの人々の盲目な信仰、、
    あらゆる専制政治への注意喚起であろう
    あまりにも世界観の異様さに気を取られすぎた、もう一度純粋な気持ちで読みたい

    0
    2024年04月27日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

    Posted by ブクログ

    盛り上がってまいりましたな中巻。実は読む前に映画のPart2を観に行って、逆予習をして読み始めたわけだけど、進行具合も内容(設定と言うか)もけっこう原作と違っていて、映画は映画でPart1より見せ場が多くて楽しめた。一方原作は相変わらず心の声による独白がほぼほぼで、悪く言うとのそのそと進行するわけだけど(特にお母さんのジェシカ)、それでも飽きさせない世界観があり、且つ事前に映画で映像観てるから、内容多少違えど、ビジュアルとして連想できる補完効果で、しっかり楽しめた。下巻は映画のPart3待ってるわけにはいかないので、事前に読むことになるけど、さて、どうなるのか。

    0
    2024年04月07日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

    Posted by ブクログ

    圧倒的な世界観!これぞSFの金字塔!
    あまりに緻密に練られた設定だったので、単に本を読むのではなく、まるでポールと一緒に旅をしており、史実を追体験しているかのような錯覚に陥りました。

    そして何より個人的に刺さったのが欲望渦巻く権謀術数の世界!
    様々な作品で描こうとされるものの、一歩設定を誤ると浅い印象を与えかねない諸刃の剣という認識があったので、変に冷めてしまわないかドキドキしながら読んでいたのですが・・・これだけ熱狂的な人気を博している理由を垣間見た気がします。

    ただ、この物語は設定が深すぎるが故に、初めて読む人には少々難解に感じられるかも。。。実際、自分は設定を理解するまで、「???」

    0
    2024年03月09日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

    Posted by ブクログ

    独特な文化圏を持つアラキスとフレメンたちを知ることが、実在する部族で暮らす人々の文化を知るような体験に感じ他の小説にない貴重な経験だった。SF要素の他、宗教観についても説明が細かいが、博識な作者の知識に追いつけず意味は理解できなかったが雰囲気は楽しめた。全ての設定説明がしつくされた後半は文章はすっと頭に入ってくる。だが後半は唐突に終わった感がある。

    0
    2024年03月06日
  • 宇宙【そら】へ 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ソ連が1950年代に消滅されている歴史改変の世界でも、人種差別や女性差別は変わっていないという設定。米国主導の宇宙計画が継続して進んだ世界の1950~60年代の黎明期の物語。女性差別がひどい宇宙パイロットの門に切り込んでいく主人公始め女性たちの力強い物語だった。重要な計算業務に女性が果たした役割は変わらないし、そこからの成り上がり物語は楽しいし、科学知識も最低限に抑えられてるし、あっという間に読める。女性差別のひどさが語られるかというと意外にそうでもないから、嫌な思いになることも少ない。
    主人公はパニック障害による投薬治療が続いており、その弱さは少し気になったけど、そのあたりは緩やかなゴールが

    0
    2024年02月26日