酒井昭伸のレビュー一覧

  • 乱鴉の饗宴 (上)

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    面白かったが、あくまで下巻への繋ぎなのか、大きな展開はなく、新しく登場人物が現れ、より多彩な顔ぶれになっている。
    章名のサンサがアイレンになったのが、この先どうなるかが気になった。
    早く頑張って下巻を読んでこの世界をさらに楽しみたい

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    2025年11月28日
  • タイタン・ノワール

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    スパイ小説の大家、ジョン・ル・カレの息子という紹介はもうニック・ハーカウェイにはいらないと本作『タイタン・ノワール』を読んで確信した。
    2015年に読んだ『エンジェル・メイカー』が大傑作だったので、本作『タイタン・ノワール』も期待していた。それにしても『エンジェル・メイカー』から大分、時間空いたな、翻訳されてないのかな、なんて思っていたらこの人、エイダン・トゥルーヘンって名義変えて『七人の暗殺者』って作品が出てた。そういうの気が付かないからやめてよ笑

    本作『タイタン・ノワール』はハードボイルドSFといったタイプの作品。
    探偵兼警察のコンサルタントをしているキャル・サウンダーは高級アパートメン

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    2025年11月12日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    ネタバレ

    最近SFに嵌っており読破

    ルールというか能力の幅が少し難しかったが、最後まで楽しめた
    ストーリーは王道を行くが、その過程にある宗教や環境、恐怖葛藤の読みごたえも良い
    不朽の名作を読めて良かった、その時代にこの作品が描けるのは凄い

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    2025年10月31日
  • デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 下

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    後半になるとキャラクターが散り散りになって行動することになり、文章からその空間の荒々しさ、静けさなどをイメージするのが楽しかった
    そして何人かのキャラクターは大きな進化を遂げることになり、それにより紡がれていく未来を見届ける形になるのがワクワクするポイント
    上巻は読むのを止めてしまった時期があったけど下巻はノンストップで読んでしまった

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    2025年09月19日
  • デューン 砂丘の子供たち〔新訳版〕 上

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    読み始めてから序盤で結構放置してしまった。
    個人的なデューンあるあるなんだけど導入〜全員の思惑や伏線を1章ずつ展開していってる段階が一番読むのが大変。
    そこから展開が急に動き出して、そこからは転がり落ちるように作品にのめり込んでいく…
    今作の上巻ではその急展開がラスト数十ページに詰め込まれていて、スピード感が爆速すぎてマジでびっくりした。ここのワクワク感が半端ない。

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    2025年09月18日
  • ジュラシック・パーク(下)

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    ネタバレ

    映画とは結末がかなり異なる。
    映画では、弁護士が真っ先に捕食されるが、弁護士は生き残り、映画では生き残っていた、数学者、創業者が亡くなる。
    特に創業者の人柄がかなり悪く(全てを従業員など他人のせいにする)最後は無惨な最期を迎える。

    数学者は、映画では生き残り、その後のシリーズでも活躍する重要人物だから、亡くなったのは衝撃的。
    また、遺伝学者のウーも映画では、その後のシリーズに登場するが、本書ではラプトルに殺されてしまう。

    物語の終盤、ラプトルの卵の数を数えに行ったシーンは必要だったのか疑問。

    そして、著者は女の子の子どもが嫌いなのかと勘ぐってしまうほど、本書の女の子の描かれた方が酷い。

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    2025年08月28日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    ジュラシックシリーズ第一弾の原作。
    おおまかな内容や登場人物は映画と同じだったが、本ということもあって、映画よりも人物たちの人柄や遺伝子工学について、より詳しく描かれていた。
    特に数学者の教授は、映画よりも本書の方がスポットライトが当てられている。
    そして、創業者ハモンドは、映画よりも俗物的で悪役のような設定になっている。映画では、もっと純粋な恐竜好きな大富豪だったはず。

    上巻は、ライバル社に買収されたエンジニアが恐竜に襲われたところで終了する。恐竜に捕食されるシーンは、映画よりもかなりグロい。

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    2025年08月27日
  • 都市と星(新訳版)

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    ストーリーの滑らかさという点では多少難ありですが、読ませます、考えさせます。
    最終盤なんか現在の地球世界を示唆しているようで。冒険心に満ちた世界の後に残るのは保守的な世界。
    SFの究極の魅力は現在の人間世界の捉え方なんだろうと思う次第。

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    2025年07月30日
  • タイタン・ノワール

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    ネタバレ

    ル・カレの息子と知っていてもジャンルがSFじゃ手が出ないと決めつけていたら、
    SFは特殊設定はスッと入り込め気にならない、
    探偵がめちゃハードボイルド、
    犯人探しのミステリーが組み合わされ、
    文体がスタイリッシュで、
    これは傑作。
    他の作品が読めるかどうかは様子見だけれど、

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    2025年07月27日
  • 都市と星(新訳版)

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    十億年後、不毛な砂漠の惑星と化した地球には唯一の都市ダイアスパーだけが残され、時の流れに抗して人間は永遠に人生を繰り返していた…。クラークの遠未来SFの頂点にして、人類の進化と停滞、壮大な未来と運命を謳う古典SFの名作。
    「都市と星」(1956)アーサー·C·クラーク
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2025年07月21日
  • 炎と血 II

    購入済み

    ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の予習に購入。
    歴史書という形をとっていてサクサク読めますが、家名などは相変わらず難解です。

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    2025年06月12日
  • 全滅領域 サザーン・リーチ1

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    ストルガツキー兄弟の『ストーカー』が好きだから、この小説の世界観はドンピシャだった。

    エリアXの不気味な未知の世界と、生物学者の緻密な心理描写が絶妙に絡み合うSFの枠を超えた文学的な深みが、読むほどにゾクゾクする。

    特に主人公の内面の葛藤がリアルで、謎めいた雰囲気と相まって引き込まれた。『ストーカー』の哲学的な余韻とも通じる魅力。続編の『管理機構』も絶対読みたい!

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    2025年06月04日
  • 竜との舞踏(下)

    購入済み

    ここに至って物語はドラマとは全く違うものに。
    もう何年も続編が出る気配がないが、ジョージ・R・R・マーティンさん、早く続きをお願いします!

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    2025年06月02日
  • 竜との舞踏(中)

    購入済み

    物語は最終局面一歩手前。
    氷と炎の歌ではどのようにそれぞれの登場人物の物語が絡み合い、どのような結末を迎えるのか楽しみです。

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    2025年06月02日
  • 竜との舞踏(上)

    購入済み

    「ドラゴンはターガリエンのペットではない」というのが思い出される本巻。
    そして、ジョン・スノウやティリオンの物語も徐々に進みだす。
    今後の展開が楽しみだ。

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    2025年06月02日
  • 乱鴉の饗宴 (下)

    購入済み

    赤の王城側唯一といっても過言ではない有能なタイウィン・ラニスターが斃れ、サーセイ含めラニスター勢が危機的状況に。
    ドラマとは違う展開に先が楽しみです。

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    2025年06月02日
  • 乱鴉の饗宴 (上)

    購入済み

    訳者が変わっているため、固有名詞や文体などに変更は見られるものの、内容としては変わりなく面白いです。

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    2025年06月02日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

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    一気読み。
    すっきりとした良いところで終わっているので、次の『砂丘の子供たち』を読もうか迷うところ…。

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    2025年05月25日
  • 都市と星(新訳版)

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    イギリスの作家アーサー・C・クラークの長篇SF作品『都市と星〔新訳版〕(原題:The City and The Stars)』を読みました。
    アーサー・C・クラークの作品は4年前に読んだ『幼年期の終り』以来ですね。

    -----story-------------
    遙か未来、銀河帝国の崩壊によって地球に帰還することを余儀なくされた人類は、誕生・死さえも完全管理する驚異の都市ダイアスパーを建造、安住の地と定めた。
    住民は都市の外に出ることを極度に恐れていたが、ただひとりアルヴィンだけは、未知の世界への憧れを抱きつづけていた。
    そして、ついに彼が都市の外へ、真実を求める扉を開いたとき、世界は……。

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    2025年05月01日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    壮大なファンタジーの世界にどっぷり浸かることができた。反撃から決着までは思いの外あっさりしていたのでスッと終わった感もあるのだが、これはこれで良いかなと。

    附録にも記載のある通り、本作はヒーローSF物語であると同時に、民族間における宗教の違いもニュアンスとして含んでいる。ヒーロー物語としては、主人公の絶望から覚醒、反撃の狼煙をあげて勝利を掴み取るまでのサクセスストーリーとして十二分に楽しむことができる。生態系SF、というジャンルの確立という意味でも、砂蟲やフレメンの生態、生命の循環サイクルなど世界観の造り込みが丁寧で面白い。
    聖書の引用で自明と言えるキリスト教をはじめ、イスラムや仏教、ヒンド

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    2025年05月01日