酒井昭伸のレビュー一覧

  • 炎と血 I

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    ドラマ #ハウス・オブ・ザ・ドラゴン の100年前、ウェスタロス大陸をターガリエン家が征服した頃からを記す歴史書。
    ゲースロの時代よりドラゴンのデカさも数も全盛期で戦の規模も壮大なので最高。
    2部からドラマで描かれる時代らしいので早く読まねば

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    2022年07月30日
  • 宇宙【そら】へ 上

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    ネタバレ

    そもそもこの本が目に留まったのはタイトル『宇宙(そら)へ』
    竹宮惠子の絵が、ダ・カーポの歌声が、瞬時にして脳内で再生されたわけよ。
    『地球(テラ)へ…』
    よく考えたら、方向逆だけどね。


    巨大隕石が地球に落下。
    地球に到達するまで気づけなかったの?
    ミサイルか何かで隕石のルートを変更させるとか、粉々にするとか、できなかったの?
    って思ったのですが、舞台は1950年代のアメリカなのでした。
    つまりアポロ計画の前なのです。

    IBM(つまりコンピュータ)がないわけではないのですが、巨大すぎるしそもそも使える人がほとんどいない状況で、難しい計算は、人が計算尺を使って計算していた時代です。
    でも、隕

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    2022年07月22日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    島の周囲で起きる謎の事件から始まる原作の方がワクワク度は高いし、映画より恐竜が人を殺しまくるのも楽しい。
    ただカオス理論の説明がしつこいのと、2人の兄妹の妹の方のウザさが半端なくてここは映画では上手に調整したなと思った。
    2は読まなくても良いかなあ。

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    2022年05月29日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    2022/04/11〜2022/07/07
    いつも小説を読むときは文字情報を追いかけるだけだが、映画を観たことで各キャラのビジュアルイメージが鮮明に刻み込まれているだけに非常に画が浮かぶ作品だった。

    最も複雑なボードゲームと称された囲碁ですら人間の最上位の碁打ちをAIが打ち負かす現代においては、人間が機械に勝るという思考そのものが失われている。
    しかし本作の1作目が発表されたのは1965年。
    メンタートや教母など、人間という存在が担うには余りにも大きすぎる情報の処理を担わせているところに時代感を味わうことができる。
    同時に、現代に生きる僕にとって本作は「人間讃歌」の風合いを強く感じた。

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    2022年07月07日
  • ハイペリオン(上)

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    今まで生きてきてSFというジャンルを全く読んだ事がありませんでした。唯一ジャケ買いしたウィリアム・ギブスンのニューロマンサーという本を昔々読んだことがあるくらい。そしてダン・シモンズと言われても拙者デュフフフォカヌポォのコピペくらいでしか知らなかったのですが、このコロナ禍で夜遊びも出来ずクラブでDJしたり踊ったりできなくなったせいで、夜はネトフリやアマプラを観る時間が増え、そして今までほとんど観たことなかったアニメ作品を観るようになりました。免疫が無かった分、夢中になりました。中でも涼宮ハルヒの憂鬱というアニメにハマって恥ずかしながら今さらながらヲタ化、推しの長門有希というキャラクターが作中

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    2022年03月15日
  • 七王国の騎士

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    凄い面白かった。氷と炎の歌を読んでなくても大丈夫です。正統的な中世騎士ものがお好きな方には超お勧めです!

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    2022年03月05日
  • 宇宙【そら】へ 下

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    エルマは、国際航空宇宙機構(IAC)所属の計算者としてこのプロジェクトに参画している。まだ、組織は男性優位で、宇宙パイロットは男性だけしか認めていないが、その中で奮闘して、女性の宇宙パイロットを誕生させることを認めさせる。現実に、NASAでは、女性の数学者を計算者として軌道計算などの当時のコンピュータではできない計算に当たらせてきた。

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    2022年01月18日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    ネタバレ

    さて。
    物語については上巻の方に大体書いたが。

    下巻には附録と称して(日本語訳版)、3つの短い文章が載っており、それぞれが作品の世界の重要なファクターの研究という形をとっている。
    一つは、デューンの生態学について。また一つは、デューンの宗教について。最後はベネ・ゲセリットについて。
    最初の一つには、スピンオフと読んでも良いようなストーリーがある。
    いずれも物語には直接描かれてはいない背景の記述で、どんな経緯があってこの物語に至ったのか、を語っている。
    加えて巻末には用語集があり、フランク・ハーバードがこの世界をいかに緻密に構築しているかが伺い知れる。
    いずれもこの世界をより知りたい読者にとっ

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    2022年01月15日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    ネタバレ

    『Dune』はいつか読まなくては、と思いながら、なんとなく読みづらそうなイメージがあり読んでいなかった。
    今回ドゥニ・ヴィルヌーヴにより再度映画化されたのを機に、また(おそらくそのために)新訳が出たのでようやく手にとった。

    いわゆるソフトSFにカテゴライズされる作品で、ハード好きな私の好みからはややずれるのだが、それはそれ。

    ところでサイエンス・ファンタジーとソフトSFの境界線って難しい。感覚的なものだけど、『第五の季節』はファンタジー、これはSF。自分でも何故かは理屈で説明できない。
    Wikipediaにも「境界線は明確ではなく慣習的なもの」という記載があるのでそういうことなんだろうけれ

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    2022年01月17日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    フランク・ハーバートによるSF大河、第2巻。

    ハルコンネン男爵による奇襲から辛くも逃れた、ポールとその母・ジェシカ。惑星アラキスで産出される香料メラジンの効力で、"未来の可能性"を"視る"ことが出来るようになったポールは、「アトレイデス家を旗印に、狂信的で戦火と流血に塗れた宇宙規模の"聖戦"が繰り広げられる未来」を目にする。「そのような未来は何としても避けなければならない」――――決意するポール。
    砂漠の民・フレメンと合流する道筋を"視た"ポールは、母・ジェシカとともにフレメンの居住区を目指し、過酷な砂漠地帯を進

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    2021年12月04日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    これは勧善懲悪の話と素直に受け止めてよいのか…
    アトレイデス家の人達は新たな征服戦争を始めようとしている…

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    2021年11月14日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    年末年始になると、番組表ぶち抜きの「大河ドラマ」が目に付きますよね(最近減ったかな)。

    もちろんテレビ局の「大人の事情」もあるだろうけど、きっと変わり映えしない一年の締めくくりにはスケールの大きな物語で視聴者の心を「リセット」して、来る年への希望を目覚めさせるのでは……なんてね。

    ならば、この物語は絶好のリセット「ドラマ」です。

    新人類としての力を持った主人公が、虐げられてきた種族が持つ救世主への願望を背景に、砂漠の惑星アラキスを舞台に戦いを繰り広げ、新しい時代へ扉を開こうとする。
    宗教、政治、権力、武力、愛情、などなど幾重にも織り込まれる登場人物たちの思惑が、壮大なスケールを背景に爆発

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    2021年11月05日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    上中下一括感想
    下巻にて

    スクエアのRPGそれも初期の頃の香りがそこかしこに……

    (中)に入ってフレメンの中に分け入って行き、世界観がどんどんディープになっていく。

    さあ、下巻へ。

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    2021年11月01日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    フランク・ハーバートによるSF大河。今年(2021年)に監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ、主演:ティモシー・シャラメによる、最新の映画化作品が公開されて話題となっているので、この機会に手に取ってみることに。(なお、本書は上中下全3巻の大長編作品となっている。)

    砂漠に覆われた惑星アラキス。そこは、体内から排出される水分をも再利用する必要がある程の過酷な環境である一方、莫大な富を生み出す、メラジンと呼ばれる抗老化作用をもたらす香料の唯一の産地であった。
    そんな惑星アラキスを、皇帝の勅命により、宿敵・ハルコンネン男爵家に代わって支配することとなったアトレイデス公爵家。表面上は皇帝の公認の下で、宿敵から

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    2021年10月31日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    デュニ・ヴィルヌーブ監督の新作「DUNE 砂の惑星」を観て、原作を未読だったことをハゲシク後悔。さっそく上中下3巻を取り寄せ、読んでみたら...コレが面白かったのなんの!!!
    なるほど、スターウォーズに繋がる要素もあれば、宮崎駿「風の谷のナウシカ」の世界観やキャラクターに通ずる要素もあり、連綿と受け継がれる地球規模のSFの系譜に頭を垂れたくなる気分。どうして今まで読んでおかなかったんだろう!
    願わくば、映画「DUNE」の後編の製作も必ずや実現されますように!

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    2021年10月29日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    デュニ・ヴィルヌーブ監督の新作「DUNE 砂の惑星」を観て、原作を未読だったことをハゲシク後悔。さっそく上中下3巻を取り寄せ、読んでみたら...コレが面白かったのなんの!!!
    なるほど、スターウォーズに繋がる要素もあれば、宮崎駿「風の谷のナウシカ」の世界観やキャラクターに通ずる要素もあり、連綿と受け継がれる地球規模のSFの系譜に頭を垂れたくなる気分。どうして今まで読んでおかなかったんだろう!
    願わくば、映画「DUNE」の後編の製作も必ずや実現されますように!

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    2021年10月29日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    デュニ・ヴィルヌーブ監督の新作「DUNE 砂の惑星」を観て、原作を未読だったことをハゲシク後悔。さっそく上中下3巻を取り寄せ、読んでみたら...コレが面白かったのなんの!!!
    なるほど、スターウォーズに繋がる要素もあれば、宮崎駿「風の谷のナウシカ」の世界観やキャラクターに通ずる要素もあり、連綿と受け継がれる地球規模のSFの系譜に頭を垂れたくなる気分。どうして今まで読んでおかなかったんだろう!
    願わくば、映画「DUNE」の後編の製作も必ずや実現されますように!

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    2021年11月06日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    映画を見る前に予習で読んだ。ナウシカやスターウォーズに影響を与えた作品として、頷ける傑作だった。アラキス、ベネゲセリット、フレメン、メンタート、香料、サンドワームなど、作中に出てくるもの全てが魅力的だ。それらは当時の世界から抽出された形でもあるし、現在のメタファーにもなり得るところが時代を超えて愛される所以ではないだろうか。

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    2021年10月18日
  • ハイペリオン(下)

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    宇宙の広がりのあちこちに人類が住んでいる28世紀。
    そんななか、連邦に属さない星にある謎の遺跡を巡る七人のグループが、それぞれに語るストーリー。
    なかなか壮大で、いろいろな物語が繰り広げられるが、個人的にはブローン・レイミアの「探偵の物語」が気に入った。
    本書の最後が、なんとなく尻切れ感で終わるのだが、続編「ハイペリオンの没落」があるとのこと。
    そのうち読むとしよう。

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    2021年10月13日
  • ハイペリオン(上)

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    読み始め、もうなんだか意味がわからない世界の話で面くらい、一体どういう世界なのか想像することすら出来ずにひたすら読み進めていくと、ああ、なるほど、とだんだんこの世界が理解できるような気になってくる。
    後半からは、なんとか世界観に頭が追いついてくると、俄然ストーリーに面白みがでてくる。
    続きが楽しみ。

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    2021年10月13日