酒井昭伸のレビュー一覧

  • 都市と星(新訳版)

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    ネタバレ

    人間を含めたあらゆる物質が管理され、究極的に快適に完成された都市。その外側には何があるのか?と疑問をもつストレンジャー。彼の疑問すらも計算されたもの?という大きな謎がストーリーの根幹です。
    唯一の欠点は、10億年の進化を経て登場人物のビジュアルが現生人類とかけ離れてしまっており、映像としてイメージしづらい点。
    終盤、人類が地球から宇宙へ再出発を目指します。実はこれは古代文明のお話しで、この人類の子孫が我々である…というスジかと期待しましたがどうやら外れたようです。

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    2020年02月01日
  • ジュラシック・パーク(上)

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    映画では描かれていなかった部分が多くあり描写も細かい。映画を見てから原作を読むと面白さが増すと思う。

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    2020年01月16日
  • ハイペリオンの没落(上)

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    ー リイ、タラとプリンデナスといっしょに、演説の草稿を書いてくれー全〈ウェブ〉向けの警告と宣戦布告、両方のだ。四十五分以内にたのむ。

    簡潔に、明快に。チャーチルとストルデンスキーの資料を参考にするといい。現実的だが挑戦的に、楽観的だが決死の覚悟を感じさせる方向でな。ニキ、統合参謀本部の動向をリアルタイムでモニターする必要上、わたし専用の司令マップ・ディスプレイを用意してほしいーインプラント経由でデータを読むタイプだ。CEO以外には読めないようにしておくこと。

    バーブラは上院におけるわたしの手足となってくれ。上院に常駐して、状況を把握し、操れる者は操り、脅しをかけ、甘言を弄し、今後三、四回の

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    2020年01月07日
  • ハイペリオン(下)

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    ー 人間の経験の本質は、華々しい経験、たとえば結婚式がそのいい例だが、カレンダーの日付につけた赤丸のように、記憶にくっきりと残る華やかなできごとにではなく、明確に意識されない瑣末事の連続のほうにあるのであり、一例をあげれば、家族のひとりひとりが各自の関心事に夢中になっている週末の午後の、さりげない接触や交流、すぐにわすれられてしまう他愛ない会話.…というよりも、そういう時間の集積が創りだす共同作用こそが重要であり、永遠のものなのだ。 ー

    まじか!こんないいところで終わってしまうのか!
    というのも、『ハイペリオン(上)(下)』はほんの序章に過ぎず、全体の四部の一でしかないのだからしょうがないの

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    2019年12月25日
  • ハイペリオン(上)

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    ー 教会が滅びるつもりなら、それもまたよし。ただしその死は、キリスト再臨の知識に満ち、栄光に輝くものでなければならぬ。進んで減びるのではないにせよ、暗黒のなかに歩みいるのであれば、毅然とー雄々しく、たしかな信仰心をもって進まねばならぬ。

    死の収容所のなかで、核の炎のなかで、癌病棟で、ユダヤ人大虐殺のさなかで、孤独な静寂につつまれ、何世代も何世代ものあいだ、死に直面しながらも信仰心を失わず、希望こそいだかぬにせよ、これらのすべてにはなんらかの理由があるのだ、これほどの苦しみを味わい、これほどの犠牲をはらうだけの意味があるのだと祈りながら、暗黒を見すえつつそのあぎとへと歩んでいった、何百万もの先

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    2019年12月02日
  • ハイペリオン(上)

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    難しい用語がたくさん出てきますが、無視して読み進めるとどんどん面白くなっていきます
    ハイペリオンの歌はちょっと意味不明ですが、、

    下巻が楽しみです

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    2019年10月27日
  • エンディミオンの覚醒(下)

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    ネタバレ

    今日一日を人生最後の日のような気持ちで過ごせたら、きっと毎日が最良の日になるだろう。アイネイアーのように生きたい、彼女のような勇気を持って死ぬまで全力で過ごしたい、そんなことをこの本を読んで感じた。

    誰しもあのような最期を迎えるわけではないが、未来において必ず死ぬという点では同じだ。いずれ訪れるその日まで、どのように過ごすかは自分で選ぶことができる。そういうアイネイアーからのメッセージを多くの人が共有して世界が変わっていったのだろう。

    幼年期の終わりでは個が消えて全てが共有された形として人類は進化するが、彼らの世界もいずれそうなるのかもしれない…続きがあるとすればだが。

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    2019年07月06日
  • 世界受容 サザーン・リーチ3

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    皆最後は未知なる世界に飛び込んで行ってしまった。未知なる光に飛び込んで行ったコントロール、どうなったか分からない外の世界に戻ろうと歩き出すグレイシアとゴースト・バード。
    グレイシアは家族があり戻る世界があるけれど生物学者の進化したコピーのゴースト・バードはどこに戻るのか・・。

    なんとも理解し難い終わり方をしてしまった
    色々と解説が欲しい・・

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    2021年12月30日
  • ナイトフライヤー

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    ネタバレ

    令名最初に届いた大当たり!連休中も配達に感謝!!
    『氷と炎の歌』の続刊も待ち遠しいけれど、マーティンのファンになったのは「一千世界」のシリーズ!初訳が3編だけなのは寂しいけれど、『ナイトフライヤー』のドラマ化がきっかけで、『ワイルドカード』とかとか未訳作品の邦訳が出るのを期待してます!!

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    2019年05月07日
  • 監視機構 サザーン・リーチ2

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    前作の全滅領域とは打って変わって、エリアXを監視する施設での話。
    話は新局長の「コントロール」視点で進む

    監視機構は壊滅状態
    精神崩壊が始まっているのかエリアXの侵食がすでに始まっていたのか、壊れている職員の静かな狂気が不気味

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    2021年12月30日
  • ハイペリオン(下)

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    ネタバレ

    やばい、切ない物語ばっかりなんだけど。
    だけれども、謎は次の作品に持ち越しね。
    (ちなみに残り3シリーズあります。
    大ボリューム注意)

    どの物語も切ないのよ。
    ちゃんと物語の終わりにはアウスターのスパイは
    判明することになります。
    だけれども、一人の人物の消息に関しては
    謎に包まれたまま…だから謎を…

    探偵の物語が切ないんだよなぁ。
    ちょっと特殊な身分の男性の
    死のいきさつを調査する以来なんだけど
    どうもそれはとんでもない秘密が絡んでいて
    方々の敵から狙われるのね。

    その男勝りの探偵は
    その依頼人と恋におちるんだけど…
    依頼人は悲しいことに殺されてしまいます。
    だけれどもある手段によって

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    2019年03月10日
  • ハイペリオン(上)

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    ネタバレ

     とにかく分厚くて最初は読むのを躊躇していたのですが、いざ読んでみると非常に読みやすく、独創性があって、恋愛やサスペンス要素もあるので、気付いた時には時間も忘れどっぷりとハイペリオンの世界にはまり込んでしまっていました。非常に面白かったです。
     本書ではハイペリオンという辺境の惑星に集った7人の男女の身の上話が語られていくのですが、登場人物のエピソード毎に話が分かれているため、まるで別の本を読んでいる感覚です。特に気に入ったのは学者の物語「忘却の川の水は苦く」と領事の物語「思い出のシリ」。どちらも情感豊かで色鮮やかな画面が浮かんで来るようでした。
     ただ惜しむらくはこのハイペリオン上・下だけで

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    2019年07月23日
  • 禅〈ゼン・ガン〉銃

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    作者の作品は初めて読んだがすごいSFだ
    宇宙最強の銃「禅銃」と退廃する銀河帝国の崩壊という話ではなく
    後退理論などの小道具が素敵
    ファンタジー小説としては楽しみにくいが
    そうあるべく書かれた話でないから仕方がない

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    2019年01月11日
  • ハイペリオンの没落(下)

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    面白かった。これがネビュラ賞を取れてないなんてどうなっているのだろう。しかし、解説読んで、納得。非常に人気のある話しだった。しかも、このつぎのエンディミオンはもっとおもしろいらしい。楽しみ。
    シーユー・レイター・アリゲーター、インナ・ホワイル・クロコダイル このセリフでほろりと来てしまうとは。思いもよらなかった。

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    2018年11月12日
  • 全滅領域 サザーン・リーチ1

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    Netflixでアナイアレイションを観て原作へ。
    物語は調査隊の女性生物学者の手記を読むように進む。

    最後まで出ることのなかった彼女達の名前。生物学者の回想でさえ夫の名前も本人の名前も出ることはなく・・。

    全滅領域を読み終えても結構エリアXはなんだったの感が拭えない。
    なぜ今回の調査は女性ばかりが選ばれたのかも分からず・・次の巻で分かるのかな。

    得体の知れない何かも怖いけれど、心理学者に知らない間に埋め込まれた暗示がなかなかに怖い。

    アナイアレイション・・消滅せよの暗示は強烈

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    2021年12月30日
  • オリュンポス3

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    ギリシャ神話や英国文学などからの具材をギュウギュウに詰め込んでSF仕立てにしているので、読む側の咀嚼力が試されている気がする。
    登場人物はいろいろ出てくるが、最も人間らしさを感じさせるのが、人間の形をしていない機械という点が、とても好き。

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    2018年09月16日
  • 竜との舞踏3

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    内容紹介に「堂々完結」って書いてあるゥ…終わらないで!ドラマが追いぬいた感じなのでしょうか。次は「七王国の騎士」読むか。

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    2018年07月15日
  • 竜との舞踏1

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    表紙はデナーリス。ダーリオのこと、もう忘れてた…解説ではテレビドラマのことも詳しく書いてくれています。

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    2018年07月12日
  • ハンターズ・ラン

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    終わり方がとてもいい
    表紙   7点ステファン   酒井 昭伸訳
    展開   7点2007年著作
    文章   7点
    内容 800点
    合計 821点

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    2018年01月12日
  • 三惑星の探求

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    「嵐の惑星」
    これほどの作品が本邦初訳ということに驚いた。
    訳されていない=面白くない、とは限らないらしい。

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    2017年11月08日