あらすじ
時は二八世紀、人類社会の辺境に位置する惑星ハイペリオン――今まさに、この星にある謎の遺跡〈時間の墓標〉に封じられた、時を超越する怪物シュライクが解きはなたれようとしていた。その謎を解明すべく送りだされた七人の巡礼者が、旅の途上で語る数奇な人生の物語とは……
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Posted by ブクログ
「読むのが早すぎた」という感想に尽きる。自分には、本作を味わえるだけの文学的教養が足りなさすぎた。しかしそれは、以後再読した時により解像度を上げて物語を味わえるという楽しみが残されているということでもあるので、悲観しないようにしようと思う。
ネタバレが絶対にイヤだという人にはおすすめしないが、上巻を読み始める前に、下巻の物語完結後に収録されている「訳者の物語:時の過ぎゆくままに」を読むことを強く勧めたい。その方が挫折する危険性が少ないと思うからだ。設定をある程度理解できていないと物語に入り込む前に匙を投げたくなる、というのはSF小説あるあるだと思っているが、私としては本作もそのカテゴリーに属する作品と言わざるをえない。しかも、本作の場合、大抵のSF小説では作品の骨格を成すSF的設定は物語全体の中核にはなっていないからそれがまたややこしい。逆に、そうしたSF的設定を気にせず、入れ子構造で語られる登場人物たちの個々の物語を純粋に楽しむという姿勢で読んだ方が楽しめるのかもしれない。しかるに、どのような「態度」で読めば本作を楽しめるのか、という部分で「解」を見出せなかったことに、私自身が本作を心から楽しめたという気分になれなかった要因があったと自己分析している。読み進めても物語の全体像がなかなか把握できないからなのかもしれないが、全体としてはSFというよりファンタジーの要素が強いように感じた。映像化に関してはアニメ向きなのかもしれない。
また、1つの作品の中に多種多様な文章スタイルやジャンルがごった煮にされているところも、自分が物語に入り込めなかった要因だったように思う。著者シモンズのこのやり方が面白いと思えるのであれば話は別なのかもしれないが。
上記のように不満点を書き連ねつつも、本作の評価は個人的には低くはない。好みの問題はあると思うが、登場人物たる巡礼たちが語る個々の物語はそれぞれ面白いからだ。不思議と、思い出してつまらなかったと感じた物語は1つも無かった。とりわけ、「学者の物語」「探偵の物語」そしてラストを飾る「領事の物語」はそれぞれ胸に迫るものがあった。しかし、個々人のミクロ的視点から語られる物語からは本作の全体像は依然として明らかにならない。それは続編の『ハイペリオンの没落』における俯瞰的視点によって明らかになるようだ。少し時間を置いてから、続編に挑みたいと思う。
Posted by ブクログ
ー 人間の経験の本質は、華々しい経験、たとえば結婚式がそのいい例だが、カレンダーの日付につけた赤丸のように、記憶にくっきりと残る華やかなできごとにではなく、明確に意識されない瑣末事の連続のほうにあるのであり、一例をあげれば、家族のひとりひとりが各自の関心事に夢中になっている週末の午後の、さりげない接触や交流、すぐにわすれられてしまう他愛ない会話.…というよりも、そういう時間の集積が創りだす共同作用こそが重要であり、永遠のものなのだ。 ー
まじか!こんないいところで終わってしまうのか!
というのも、『ハイペリオン(上)(下)』はほんの序章に過ぎず、全体の四部の一でしかないのだからしょうがないのだが、それにしてもある程度この作品だけで完結してくれると思ったら、一番いいところで終わってしまうなんて…。
とある事情でハイペリオン巡礼に参加した7人の男女。
旅の道中、到着するまでに各自、自己紹介がてらこの巡礼の背景と目的を順番に語り合うのだが、まさに自己紹介が終わったところで物語終了だなんて(笑)
とにかく各自の自己紹介エピソードが面白く、あらゆるSFの要素を盛り込んだ非常に贅沢な作品。
こんな傑作を今まで知らなかったなんて!!
とにかく面白い。早く続きが読みたいなぁ〜。
Posted by ブクログ
やばい、切ない物語ばっかりなんだけど。
だけれども、謎は次の作品に持ち越しね。
(ちなみに残り3シリーズあります。
大ボリューム注意)
どの物語も切ないのよ。
ちゃんと物語の終わりにはアウスターのスパイは
判明することになります。
だけれども、一人の人物の消息に関しては
謎に包まれたまま…だから謎を…
探偵の物語が切ないんだよなぁ。
ちょっと特殊な身分の男性の
死のいきさつを調査する以来なんだけど
どうもそれはとんでもない秘密が絡んでいて
方々の敵から狙われるのね。
その男勝りの探偵は
その依頼人と恋におちるんだけど…
依頼人は悲しいことに殺されてしまいます。
だけれどもある手段によって…
なんだろう、胸が苦しくなるのよ。
時代を戻っていく娘を抱えた学者のそれも
悲しいものがあるのよ。
しかも原因が全く分からないのよ。
現状…
Posted by ブクログ
面白い!やばい、早く次をポチらなくては!
(もしくは本屋に駆け込むか)
・・・というのが本書を読んだあとの多くの読者の行動じゃないかな。
無論、俺もポチった。
Posted by ブクログ
上巻で高まったボルテージを保ったまま、下巻も「面白さ」が波状攻撃を仕掛けてくる。
あの学者の物語はずるいよなあ。もう、娘を持つ父としては泣きっぱなしですよ。ああ思い出したらまた泣けてきた。
が、最後はびっくり!え?これで終わり?
まるで北方水滸伝みたい。あれだけ面白かったのに、ラストで一気に興ざめ。ああ、惜しい。めちゃくちゃ惜しい。
と思ったら、解説によると実はまだ続くとのこと。よかったー。続編ももちろん買いです。
Posted by ブクログ
超大作。SFのあらゆる要素がつまっている。登場人物も多く、設定もSF独特なので慣れていない人には最初理解しづらいかもしれない。しかし読み進めていくうちにどんどんつながっていく。没落→エンディミオン→覚醒と続いていくが、ハイペリオンだけでも楽しめる。けれど読んでしまえばきっと覚醒まで読んでしまうでしょう。
Posted by ブクログ
表紙は領事とソル、それからマスティーン?
当作品はローカス誌オールタイム・ベスト2012年、1998年でランクインしている。
他にヒューゴー賞も受賞、とのことで期待大。
ただ賞は所詮は他人が選んだもので、必ずしも名作/自分の好みというわけではないい。
のため4部作と知っていたがまずは本上下巻。
『ミレニアム』は一度に買って失敗したし。
そんな警戒をよそに、神父の話で早速心を掴まれた。
まあ怖いし濃い。
こんな濃い話を最初に持ってきて大丈夫なのかという心配もよぎったが、杞憂だった。大きなストーリーの中に関連したオムニバス形式のストーリーが展開していく。その一つ一つのストーリーがよくできていて、いちいち感情移入をしてしまう。
上巻はそれでも全体のストーリーは各ストーリーを進めるための仕掛けくらいに考えていたのだが、徐々にそれぞれの話が関連していることに気づく。
よく構成が練られているなあ、という感想。
もう一度読み直して色々確認したい。
だけではなく、自分が無知のため全く気づいていなかったのだが、さまざまな引用や名前一つ一つに意味があることを巻末の解説によって知る。これに気づくと気づかないでは、あるいは知っていると知らないのでは、物語に感じる厚みが全く異なると思う。知らなくても充分楽しめその出来に感嘆することはできるが、知っていれば言葉が出てくるたびに膝を打ったであろうと思うと、自分の無知さが残念でならない。
まずはジョンキーツの詩集を読むことから答え合わせをしてみようか。
Posted by ブクログ
一体どんな終わり方するんだろう。ワクワクしてたら、なんと、お話はまだまだ続くらしい。最後まで読み切れるのか自信ないけど、引き続き『ハイペリオンの没落』、いくしかないっしょ!
Posted by ブクログ
宇宙の広がりのあちこちに人類が住んでいる28世紀。
そんななか、連邦に属さない星にある謎の遺跡を巡る七人のグループが、それぞれに語るストーリー。
なかなか壮大で、いろいろな物語が繰り広げられるが、個人的にはブローン・レイミアの「探偵の物語」が気に入った。
本書の最後が、なんとなく尻切れ感で終わるのだが、続編「ハイペリオンの没落」があるとのこと。
そのうち読むとしよう。
Posted by ブクログ
基本的に上巻と同じ構成。
『ハイペリオン巡礼』に加わることになったメンバーの過去と経緯が明らかにされていく。
SFなのでなんでもありだが、そこには切ない事情が6人6様ににあり、それがハイペリオンでの”シュライク”との邂逅に繋がる…と思いきや、2巻かけてハイペリオンに到着したところで終わり!
壮大なドラマであり奇想天外な物語展開なので全く飽きることはないが、オリジナル?のSF用語や、この世界の設定に戸惑いながらもじっくり虚構世界を堪能できた。
果たしてここからどう展開する?
Posted by ブクログ
小説として非常にカロリーが高い。これでもかというてんこ盛り。
辺境の惑星ハイペリオンへ「巡礼」の一団として集まった構成員たちが順番に自らの物語を語っていく。それぞれのまったく異なる目的で集まった彼らだが語りが一つずつ進んでいく中で、惑星ハイペリオンやその惑星の謎や秘密が少しずつ明らかになり、彼らの物語が複雑に絡まり合っていることが徐々に明らかになっていく…。
司祭、軍人、詩人、学者、探偵、領事と職業がバラバラの各人の物語それぞれに代表的なSFテーマが織り込まれていたり、一人称もあれば三人称もあり、文化人類学的アプローチの物語も、ハードボイルドなラブストーリーも、ハードな戦闘描写も、もうなんでもあり。
上下巻苦労しながら読み進めてきて、いやこれどう伏線回収するんだろと思っていたらまさかの回収はすべて続編だった。この作品はこの作品でそれなりの結末を用意するのかと思ってので若干肩透かしを食らった気分ではあるけど、その分すべてが明らかになった時の気持ちよさを楽しみにして続編にも進んでいきたい。
Posted by ブクログ
上巻より飽きがきやすい
物語の形式にも慣れてくるのもあるが、伏線が回収されないことが薄々わかってくる
次作を読まないとスッキリしない終わり方だった
Posted by ブクログ
ぇえー!これで終わりじゃない!
海外ドラマのシーズン最終話なのに、話が終わらないのと同じじゃん。最後は読者のご想像におまかせ!だったら☆マイナスにしてやるところだ。続きがあるから読むしかない。
Posted by ブクログ
やっと読み終わる…と思ったらまさかの未完。上巻から引き続き巡礼者それぞれの物語が様々なジャンルに亘っていて圧倒される。特にソル・ワイントラブの物語の「時間遡行」とブローン・レイミアの「アンドロイド」はそれだけで完成している。さらに領事の物語では時間軸を行き来しながら最後に全ての謎が明らかになる見事な構成。一番大きな謎は残ったままだが、それを棚上げにしたままでそれぞれの物語に引き込まれた。四部作の読破は気が遠くなるから、とりあえず「ハイペリオン」を読めばいいかと思っていたが、まずは「ハイペリオンの没落」を読むしかなくなった。
Posted by ブクログ
上巻に引き続き読み進めた。
ハイペリオンへの旅に参加するものの話がぎりぎりまで続き、どのようなエンディングなのかと最後まで考えながら読んでいたが、さらに別な本へ続くとは知らなかった。
正直、読み進めていて、このまま終わってしまうのはつまらないと思っていたの少々うれしくなったのも事実である。
それぞれの物語がある程度つながりつつあり、さぁこれから面白くなるぞというところで終わってしまった。少々、難しい表現もありさらっと読んでしまったところもあるが、全体の概要はしっかりとらえることができるので十分楽しめる。
SFにあまり慣れていない私でも、この長い小説は最後まで楽しめそうだ。
Posted by ブクログ
時は28世紀、転移システムとホーキング航法の確立により銀河系内に系図を拡大した人類は連邦政府を設立し、支配する宙域を<ウェブ>と名付け、巨大なAI複合体<テクノコア>との共生関係の下に繁栄を謳歌していた。しかし、<テクノコア>でさえも把握することのできない不確定要素とされる惑星ハイペリオンでは、謎の遺跡<時間の墓標>が開き時空を超えた破壊者シュライクが解き放たれたとの噂が流れ、大混乱に陥っていた。
時は折しも、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオン目指して侵攻を開始する。辺境の一惑星に過ぎないハイペリオンを狙うアウスターの目的は、<時間の墓標>と関係するらしい。アウスターよりも早く<時間の墓標>に到達して混乱を最小限に抑えるべく、連邦政府は7人の男女をハイペリオンへと送り出す。急速に崩壊していくハイペリオン社会を目の当たりにしつつ、様々な困難をくぐり抜けて<時間の墓標>に近づいていく7人の運命は・・・?
この作品、分厚い文庫本2冊組に生頼範義画伯の気合い入りまくったカバーアートがバーン!といった感じで見るからに押し出しが強いんですが(笑)、構成は<時間の墓標>を目指す男女の巡礼7人が語る各々の身の上話が中心となっており、実質的に中編6本+インターリンクの連作集となっています。見た目から受けるイメージよりもサクサク読み進められます。
読んでみて意外だったのは、作者ダン・シモンズのSFに対する理解と思い入れの強さ。ホラー作家だと思い込んで読み始めた点も影響してるんですが、予想以上に「ちゃんとSF」していて、かつ幅が広いことに驚きました。巡礼の身の上話6編は、それぞれにサブジャンルの異なるSFとして成立しており、「司祭の物語」はSFホラー、「戦士の物語」は戦争SF、「学者の物語」はちょっとセンチメンタルな時間SF、「探偵の物語」はサイバーパンク・・・と、SFショーケースの如き様相を呈しています。こなれたSF者なら「あぁ、これはあの作品当たりからインスパイアされてるな」とにやりとしながら読み進められますし、SF初心者なら正に万華鏡を覗くように様々なSFサブジャンルの「いいとこ取り」を体験できるはず。
そしてなによりも、リーダビリティが高い!舞台となる未来社会の強固な構築ぶり、主要キャラの際立って個性的な造形、歴史から社会構成まで計算された各植民惑星の緻密な描写。愚直なSF作家なら、これらの舞台設定を描写するだけでいっぱいいっぱいで生硬な話になりそうですが、そんな「いっぱいいっぱい感」を微塵も感じさせない職人芸的筆運びが素晴らしい。ストーリー展開と平行して時折登場する、はっとするほど美しい情景描写も見ものです。冒頭の<聖樹船>の幻想的な描写を読んだだけで、「あぁ、このSFは面白いぞ!」と確信できましたもんね。絢爛華麗で外連味たっぷり、躍動感溢れる酒井氏の訳文の力も大きいですね。
Posted by ブクログ
学者の話は今日ではよく見る設定だけど、グッと来た。
個人的にサイバーパンクが好きだから、女探偵の話は楽しく読めた。サイバーパンクならではの小ネタも仕込んでて思わずニヤける。
まだ序章で謎はまだまだあるから、忘れないうちにさっさと次に行かないと・・・
Posted by ブクログ
久しぶりに読み直してみて、改めて構想スケールの大きさと、語りの上手さに感嘆。最後の巡礼の夫々の物語が枠構造で(なおかつ、その中でさらに枠構造になっている物語も)語られ、それが辺境惑星ハイペリオンと人類の未来という外枠的物語にぴったりはまるパズルとなっているだけでなく、キーツの詩からとった表題を含めた文学的オマージュとも重層的に絡み合っていて、音楽でいえば、マーラーの交響曲のような重層的、構造的かつ後期ロマン主義的爛熟を醸し出している。でも忘れていたのは、ラストがオープン構造になっているということ。『ハイペリオンの没落』も読まなければ、、
Posted by ブクログ
下巻では、学者・探偵・領事の物語が明かされる。
ハイペリオンという辺境惑星に巡礼に向かう人々が各々の人生を語るという回想形式で背景が綴らていくメタSF。
それぞれの抱える問題はどれも趣向の異なる切なさを持ったもので、あっという間に引きこまれてしまう。
レイチェルを巡る学者の物語が一番好みだった。
続くハイペリオンの没落で各物語の決着がつくと聞いて、とても楽しみ。
Posted by ブクログ
いわゆるメタSF。いろいろな文体とジャンル。作者の芸風の広さを感じる。はたしてどういう結末を迎えるのか(1人ずつ死んでいったら楽しいな)。続編を待つ。
Posted by ブクログ
ほぼ、巡礼団全員の物語が語られ、とうとう目的地に到着した一行。そこに待ち受けるのは、人間には及びもつかない事象、世界。
果たしてその先に待ち構えている結末は・・・というところで終了。続きは「ハイペリオンの没落」へ
Posted by ブクログ
ここ終わりですか??!!話はこれからです。
それぞれのエピソードに全く違った味の切なさ哀しさがあってよかった。女探偵ブローン・レイミアのエピソードが素敵。
Posted by ブクログ
お酒飲みながら読んだせいか、学者の話にはガン泣き。
それにしても訳者(酒井昭伸さん!)が凄い、神がかってる! ハードボイルドはハードボイルドっぽいし。
Posted by ブクログ
再読なんだけど、やっぱり世界観というかストーリーが良く理解できない。
訳者のあとがきとか解説を読んでも、いまいちピンとこない。
前回はここで挫折して、続巻の『ハイペリオンの没落』は読まなかったんだけど、今回はガンバって読んでみようかな。
Posted by ブクログ
やばい…。学者の娘の話にもっていかれた。
私にも娘がいるから、涙なくしてこの話は読めない;;
辛い。胸が痛い。
どうか、この子が助かってほしい。
あとの探偵の話は、さっぱりおもしろさが分からなかった。BBのことは、かわいそうでならないのに、あっさりとした描写で終わっているし、主人公の探偵とAIに「お前ら、それでいいの!?」とつっこみたくなった。
領事の話は、もっとおもしろくなかった。
極めつけは、最後、
全く何も解決しないで終わった。呆然。
ハイペリオンの没落を読まねば。
Posted by ブクログ
上巻に引き続き惑星ハイぺリオンの<時間の墓標>を目指す七人の巡礼者の身の上話。
今回語られるのは、学者と探偵、そして領事の物語である。
どの話も小説一本分に相当する内容の濃さであると思う。
娘を愛する親のストーリーには涙を禁じ得ないし世界の根幹を揺るがすミステリーには手に汗を握る。
そして世代を経て社会の歪みに立ち向かってゆく姿には心を打たれる。
本当にダン・シモンズという作家は、どんなジャンルでもこなす力量を持っているんだなと驚くばかりである。
これら巡礼者の語る物語によりこのハイぺリオンの世界を理解した読者に待っているのが本格的にドラマが動き出す「ハイぺリオンの没落」である。
是非こちらも読んでいただきたい。